2014年08月06日

PW80+PT20 14L ZWBR

1.PW80 PT20 14L ZWBR方式ダブルバスレフエンクロージャーの構造
0_gaikan
雑誌Stereo 2014年8月号の付録のFostexの8cmウーハPW80と2cmツイータPT20のZWBR方式の14リットルのエンクロージャーを検討しました。
 左の写真は実験用Boxにユニットを取り付けた外観です。
 外形寸法は362mmX210mmX292mm(HWD)で、使用板材はMDFの15mm厚です。
 斜めの仕切板により、第1室(7.01L)と第2室(7.7L)に仕切られ、第1室のバスレフダクトを第1ダクト、第2室のバスレフダクトを第2ダクトと言います。
 斜めの仕切板を使用したのは、エンクロージャー内面の平行面を少なくして発生する定在波を減少させるためです。
 ZWBR方式の特徴は、ダブルバスレフにより低音域の増強を図りながら、第2ダクトの開口部を絞ってダンピングをかけています。
 PW80は最低共振周波数:130Hz、再生周波数帯域:f0~23KHz、m0:2.3g、Q0:1.08、実行振動板半径:3.0cmというウーハユニットでどこまで低音域再生が出来るかダクトの最適化を行ってみました。
 最適化の結果として第1ダクトは、内径30φ、長さ60㎜の塩化ビニールパイプを使用し、第2ダクトは30mmx90mmx120mm(HWD)で開口部は20mmx75mm(HW)です。
 
2.ダクトの最適化
1_waritsuke
 ダクトの最適化は、第1ダクト、第2ダクト、開口部面積の3つのパラメータについて、水準表のように3水準でL9の直交表による直交実験を行い最適化を行いました。

2_result
 直交実験の結果は、左の表になりました。
 左の表で、SN比は36Hz~200Hzの帯域の音圧特性の平坦度を表していて、SN比の値が大きければ大きいほどフラットな特性になります。
 感度は、36Hz~200Hzの帯域と200Hz~1KHzの帯域の音圧の比率を表しています。この感度の値が大きいほど36Hz~200Hzの帯域の音圧が大きいことを示して居ます。 

3_sanpuzu 
 L9の直交実験の組み合わせのうちどの組み合わせが、SN比と感度がともに大きくなるかを見るために、左の散布図にSN比(縦軸)と感度(横軸)をプロットしてみました。
 その結果、実験2の条件(赤丸印)が良い条件になりました。 






3.ネットワーク
4_network
 左図は使用したネットワークの回路図です。
 Fc=3.5KHz、減衰量は12dB/Octです。
 ツイータはウーハに対して、-3dBの入力です。
 

 





4
.再生周波数特性
 ダクトを実験2の条件に設定して、ウーハとツイータの中間の位置でバッフルから50㎝の周波数特性をOmniMicで計測した結果は以下のグラフのような特性です。
5_freq

 第2ダクト開口部とユニット近接の音圧特性は以下のようになっております。

 このグラフから、第1ダクトの共振周波数は109Hz、第2ダクトの共振周波数は40Hzになっております。
6_direct_duct
 


qcreate at 11:04コメント(0)スピーカー | ダブルバスレフ 

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