2017年02月

ザンは何も言わず足早に歩きdermes 激光脫毛出した。
葉月はその背中を小走りに追いかける。
ザンはどんどん森の中に進んで行き、葉月は次第に息を切らせながら着いて行くのがやっとだった。
(なんて声をかけたらいいか分からない)
しかし、諦めて帰ることもできない。
しばらくして、大きな木の陰を曲がったところでザンが立ち止まっていた。
どうしたの?」
息を 切らせながら追いつくと、ザンは静かに振り返る。
どうしてついてくる」
だって、迎えに来たんだもん。一人で帰れないよ」
俺はもう戻らない」
ザンは言うと、またさっさと歩き出す。
葉月は困ったように笑うとその後を追った。
それから30分程歩いて、星村苑を一周した形でまた研究所前に戻って来た。
しつこいぞ」
そっちこそ」
ザンが視線だけ背後に投げかけてきて、葉月も負けじと言い返す。
ね、ひとまず別荘で休もうよ。帰らなくてもいいけど、連絡しないと。きっと、皆まだ探してる」
葉月が言うと、ザンはまた歩き出す。しかdermes 脫毛しその方向は管理事務所の入り口だった。
ようやく聞き入れてもらえて葉月は嬉しそうに小走りにその背中を追ったのだった。

ここへ来るのは3回目だね」
葉月は言いながら別荘の中に入り、電話を探した。
以前歩に連れてこられた時は不通だったが、二度目は通じていた。管理人が修理でもしたのだろうか。
葉月はさっそく受話器を取り出して、敦の携帯番号を押した。
ザンは薪ストーブに火をつける準備をしている。
葉月?』
ワンコールで出た敦は、迷う事なく言い当て、どれほど心配をdermes 脫毛かけているのか実感した。
うん、ごめんね、連絡遅くなって」
この番号、別荘か』
ザン、見つけたよ」
研究所にいたのか』
そう。すぐ見つけたんだけど、帰らないって駄駄こねるから30分くらい追いかけ回してやっと休戦になったところ。」
まったく、何やってんだアイツは』
敦が心底呆れた声でため息を付いた。
葉月も苦笑しながら話題のザンを見る。
とりあえず、少し話をしてなんとか連れて帰るから。ちゃんと戻るから、皆は明日に備えて寝てて?」
葉月が言うと、敦は一瞬言葉に詰まったようだった。
彼が何を思っているのか想像して、葉月も言葉を探す。
なるべく早く、急いで戻るから」
いや、ちょうど良かったよ。そこにいろ』

そうね。日本に帰って…イギリスで式し蘇家興 て…。出会って3ヶ月くらい?」
だな」
高峰は目を丸くして3ヶ月ですか…」と呟いた。
確かにスピード婚だ。
お前はどうなった?」
今は息子と、息子の母親と近くのマンションで暮らしています」
(息子の母親?ああ、隠し子がいて、奥さんに逃げられたんだっけ??結婚はしてないんだ…)
葉月は以前敦に聞かされた情報を頭の中で整蘇家興 理する。
で、あの美少女はどうしたんだよ」
う…。彼女はフランスで元彼と幸せに暮らしています。」
うっわ、マジか…。そりゃお前も大変だったな」
ええ、まぁ、仕方ないですね。人生何が起こるか分かりませんから」
そのとおりだ。でさ、お前今、精神科なの?」
何故です?」
あの棟にいたから」
精神科に診察予約を?」
ああ。あと30分くらいかな」
ああ、あなたでしたか」
え?」
午後の診察は私ですからね」
え?そうなの?そりゃ丁度良かった。葉月、安心しろよ。龍矢はハーバードを史上最年少で卒業した天才だ。」
へぇ…。すごいね…。あ、じゃあ栄太さんと同僚ってことになるんだ」
ああ。そうだな。葉月の義理の兄がここ最近ここで働き始めたんだ」
そうですか。何科ですか?」
救命って言ってました。元々戦場医だったそうですよ」
ああ、その噂は聞きました。救命にエキスパートが入ったって」
そうなんですか…。」
葉月さんはどこが悪いのですか?」
おいおい、それは診察室で聞いてくれよ。そろそろ行こう。お前も適應時差 準備あんだろ?」
そうですね。では、また後程…」
高峰は伝票を手にして立ち上がる。
お、悪いな!」
結婚祝いですよ」
笑いながらレジに向かう。
その後2人は精神科で受付を済ませ、呼ばれるのを待っていたのだった。

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