◇「スタンド」魅力

 当時のジャンプは黄金期。椛島さんは、ジョジョが日本人読者にはなじみのない英国貴族を主役にしたこと、荒木さんが「主役より描きたかった」という強敵・ディオの強烈すぎる個性を心配した。椛島さんの勧めもあって連載1年で、主人公も舞台もガラリと変えた2部へと突入。1部よりは人気になったものの椛島さんは「2部のボスはディオほどの存在感はなかった」と冷静に分析し、主人公が持つ特殊能力の「波紋」も話題になった半面、抽象的で分かりづらく限界を感じていたという。

 そこで荒木さんが生み出したのが、超能力を可視化した「スタンド」という概念だった。キャラクターに背後霊のように寄り添う分身というべき存在で、火を使う、念写、鏡の世界から相手を攻撃する……など一芸の技があり、スタンド同士が対決するという設定だ。椛島さんは「スタンドがあるからこそ、連載が25年以上続いた」と絶賛するほど大きな転機となった。

 スタンドという新たな魅力を加え、宿敵・ディオも復活し、主人公も日本人にした第3部は、椛島さんが「狙い通り。1部は不安で2部は限界。最後(3部)に開けた」という通り人気作に成長。名実ともにジャン

 ◇「異質」を育てる

 ジャンプといえば、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」など「努力、勝利、友情」を押し出した少年マンガの王道作品がそろっていることで知られるが、その中で“異端”のジョジョがどうして人気となったのか? 椛島さんは「誤解されるのですがジャンプは王道だけでなく、異質な作品を育てる土壌もあるのです」と話す。

 アニメやマンガに詳しい評論家の多根清史さんは「駆け引きやだまし合いは、『知恵と勇気で強敵を倒す』というジャンプ的な王道の延長。さらに、スタンドなどの異能力はパワーインフレに陥りやすかったバトルに新風を吹き込んだ。その上に型にはまらない主人公像がある。ジョジョは『新時代の王道』ゆえにヒットした」と分析する。http://mantan-web.jp/2014/03/29/20140328dog00m200032000c.html


確かにスタンドは画期的だったけど、1・2部があってこそだよね。

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