2010年03月04日

知行合一とは

 知行合一(ちこうごういつ)とは、知識と行動は本来同一であり、知っていて行わないのは、知らないのと一緒であるということです。

真の知は必ず実行を伴うものであり、実践の重要性を示す言葉です。

 ちなみに、知行合一は陽明学の基本的な思想です。

陽明学とは、中国明時代の儒学者 王陽明(1472-1529年)が創始した思想体系です。

日本にも古くから陽明学に影響を受けた方々がたくさんいます。

西郷隆盛(明治維新の元勲)、東郷平八郎(日露戦争時の海軍提督)、岩崎弥太郎(三菱財閥の創設者)など、改革や改善を目指す方に多いようですね。

 コスト削減を進める際も、知行合一がぴったりとはまり、錦の御旗になります。

「そんなことは知っている。当たり前。」と変化に対する抵抗はよくあります。

で、「実行したのですか?」と聞くと、やっていないのです。「実践せずに何を言うか!」と思います。

 製造業では、5Sが基本中の基本ですが、工場を見せてもらっても、できていない、表面上の取り組みに終始していることが多いですね。

当たり前のことを当たり前のように実践している会社が、本当に強い会社です。

製造業ブログランキング8位です。

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