2018年06月15日

謙虚なコンサルティング

書籍「謙虚なコンサルティング」を読んだので気付きをまとめておきます。

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2017/5/17 エドガー・H・シャイン (著), 金井壽宏 (監修), 野津智子 (翻訳)

 問題が明白で、支援者にはっきり伝えられ、解決に必要なスキルを支援者が持っている場合、クライアントとコンサルタントはほどほどの距離感で良い(レベル1の関係)。

相互依存の関係が存在しない場合には、多くの関係がレベル1のままで極めてうまくいく。

しかし、今日の問題はきわめて複雑で、何が問題なのかを昔のように明らかにできなくなっている。そのため、クライアントとコンサルタントで力を合わせる必要がある。

それには、もっと個人的で、信頼しあえる、認められる関係を築く必要がある(レベル2の関係)。

 レベル2の関係におけるコンサルティングはプロセスコンサルテーションで。クライアント自身が、自ら探っていけるよう支援する事である。自分が手助けすることによって、相手に改善策を気づかせる。

コンサルタントの姿勢は3つのCで。
 commitment:力になりたいという積極的な気持ち。全力で相手の役に立とうとし続けること。
 caring:クライアントに対する思いやり。
 curiosity:好奇心。

特定の問題を解決するために、新たなプロセスと新たな構造を作り出す必要がある。それが、うまく解決できたら、その方法が当たり前になり、いつどこで考え出されたかをグループの人々は忘れてしまう。しかし、そのプロセスこそがとても大事である(これを形式知にすること)。

組織は、その組織の文化と調和することしか実行できない。組織の文化を踏まえた改善策が必要である。

プロセス指向の問いかけとは。
1.問題に対する自分なりの分析を説明しようとするクライアントの話について、その焦点を変える。
2.支援のプロセスでクライアントがコンサルタントにして欲しいと思っていることを変える。
3.そして今この場でのクライアントのやりとりに集中する。

 活動スタートと同時に全員に自己紹介してもらうとよい。組織の一員になった理由を率直に話してもらうことで、どれくらい熱心に取り組むかを推し量ることができる。

コンサルティング会合とは個人的な感情や動機や価値観が共有される集まりである。気持ちのつながりを呼び覚ます。

ここまで。

 コンサルティングに必要な姿勢がまとめられていますが、問題解決の本ともいえます。プロジェクト会合に関係者を集める理由について、明快な解があったが良かったです。

コンサルタントだけでなく、プロジェクトメンバーや管理監督者にもお勧めです。



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