シャツの選び方〜似合う要素を探る【1】の続きです。
前回記事で掲載したシャツ比較画像。
実際に着た時とは異なる見え方になってしまったため、再撮しました。
(何着も着るうちに髪型がかなりおかしなことになったのは秘密です)
同じようなシルエットのシャツは端折りましたが、
雰囲気は大体伝わるのではないかと思います。
なお、ペチコートを省いてシャツの裾が透けておりますことをお詫び申し上げます……。

以下、長くなりますが、自分なりの分析を書き連ねました。
前回記事でコメントをお寄せ下さった方々や、読んで下さった方々に対して、
お礼を兼ねた回答のひとつになれば幸いです。

■前回記事のシャツ比較画像
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■シャツA=前回No.6(無印良品・リネンシャツ・白・M)
まずはこのシャツから。
ウエストに絞りがない、ボックスシルエットのリネンシャツです。
同型柄違いのNo.5と、シルエットとサイズ感が似通っているNo.7を兼ねました。
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いまいちな点を挙げると……
・肩線が外側寄り(肩幅が大きい?)
・袖が長い
・身幅が大きい
・ウエスト部分に身頃がたるみすぎ

ゆったり着るデザインのリネンシャツだと思いますが、
それにしてもサイズが大きすぎる気がします。
肩幅の余り分が袖にプラスされ、袖を一層長くする原因にもなっているような。
また、ローウエスト気味のスカートにシャツの裾を入れると、
身頃の余りがたるみすぎて美しく見えません。

■シャツA 着方のバリエーション
sh01-2
普通に着るだけでは似合わないなら、着方でカバーできるかどうかの試み。
試す前から薄々分かってはいましたが、
元々合っていないものを着方で何とかするのは限界がありますね。
例えば、100点満点で30点のシャツを、着方で40〜50点にするようなもの。
それなら、70点のシャツを、着方で80〜90点にする方がずっといいです(笑)。

今回は省きましたが、シャツを羽織りとして着る着方も似合いません。
私はとにかくルーズに見える着方や、
上半身が四角く見えるシルエットが似合わないタイプなのでしょう。


■シャツB=前回No.1(無印良品・ラウンドカラーシャツ・サックス・M)
シャツAと異なり、肩幅〜バストに掛けてはジャストサイズですが、
身頃はシャツAと同じくボックスシルエットのタイプです。
sh02
シャツAに比べれば悪くはないと思いますが、
こちらも腰回りだけ身頃の余りがたるんで美しく見えません。
シャツを洗濯バサミで挟んでウエスト周りを絞ると(右)、
腰回りのたるみがなくなりすっきりします。

sh02-1
シャツに限った話ではありませんが、
ローウエストのボトムスにボックスシルエットのトップスを入れると、
腰回りには“食パンを逆さにしたような生地のたるみ(左)”が生まれます。
私にはこのたるみがどうしても美しいとは思えません。

腰回りのブラウジングは、
1.右の赤線のようなシルエット
2.身頃全体が丸いシルエット
3.シルクなど落ち感のある素材で全体がたっぷりとしたシルエット
ならば美しいと思います。

洗濯バサミでウエストを絞ると右の赤線のようなシルエットになることから、
シャツを選ぶときは、ボックスシルエットではなく、身体に沿うシルエットの方が良さそうです。


■シャツC=前回No.4(メーカーズシャツ鎌倉・ピンタックシャツ・白・7号)
■ブラウス=前回No.9(無印良品・ラウンドネックブラウス・白・S)
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今度は、シャツBよりも身体に沿う、ダーツが入ったシャツです。
食パン化寸前で留まっている感じ(笑)。
ローウエストのボトムスで食パン化を食い止めるのはこれが限界かな?
スカートのウエストを洗濯バサミで留め、ジャストウエストにすると、
程よいブラウジングになりました。

ファッションの世界ではボトムスは長らくローウエストが主流でした。
しかし、ウエストに対して骨盤の張りが大きい私の体型には、
張った骨盤部分に切替が来る(=強調される)ローウエストよりも、
ジャストウエストの方がバランスが良いということ。
加えて、トップスの裾をボトムスに入れるにしても、
ウエスト位置が下すぎてはメリハリのない寸胴なシルエットになるだけでなく、
ブラウジングした布の余りも美しく見えません。
シャツ選びと同じくらい、ボトムスのウエスト位置も大きな要素と言えそうです。

【結論】
・シャツは肩や袖、バストはもちろんのこと、身体に沿うシルエットのものを選ぶべし
・ボトムスを選ぶときは、トップスを入れて着るのか、出して着るのかを熟慮すべし


■体型とウエスト位置とシルエットの関係をもう少し掘り下げる
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簡単なイラストを起こしてみました。右4点は左4点を透かして見た場合です。
左から順に、
♠=ジャストウエスト:一番すっきりとして見える
♦=ローウエスト×食パンブラウジング:腰回りがもたついて野暮ったい
♣=ローウエスト×タイトなトップス:♦よりはベター
♥=ローウエスト×ロング丈トップス:♦よりはベター

私は下重心の洋梨体型なので、下重心を強調する服や着方はすっきりとして見えません。
ここ数年のファッショントレンドは、ルーズトップス×ローウエストのボトムス。
上のイラストでいうと♦の組み合わせでした。
雑誌などでは、♦のトップスを深く開け、足元はポインテッドトウパンプス。
バッグは小振りなものを肩掛けするか、大きいものは抱え持ちにして、腰の高さへ。
髪は後頭部を膨らませた結び方にして目線を上げる、など、
頭からつま先までバランスアップの小技を駆使しているのだと思います。

しかし、私の場合、まずトップスを深く開けること自体抵抗があります。
胸元が薄すぎて少しでも前屈みになると大惨事になるからです(笑)。
また、首が長めなので、襟開きが深いと、
シャツAのバリエーションのように上半身が間延びしてしまって似合いません。
それでは、間延び感を抑えるために短めのネックレスをつけて〜、と、
ドミノ式に小技を使ってまでルーズなトップスを着たいかというと……。

小技を使わずとも、普通に着るだけでそこそこ似合う服を選んだ方が、
着ることのハードルが下がってストレスになりませんし、シンプルで明快。
そのようなアイテムを中心に構成すれば、シンプルワードローブへの道も近くなると思います。
例外(あまり似合わないけれど、どうしても着たい服)を設けるならごく少数に留めて。

何枚も増やしてしまったシャツ。
大半は袖を通していない現状からも、一旦整理をして、
新たな基準で厳しくチェックしていこうと思います。
ご清聴ありがとうございました!