卵巣がんステージⅣでも、人生楽しく前向きに。喜怒哀楽を大事にね。

夫と猫2匹と暮らす40代のどこにでもいる普通の主婦です。 2018年2月、卵巣癌(高異型度漿液性腺癌)ステージⅣbと告知されました。※※※※夫と二人三脚の闘病風景や体調の記録、日常(たまに猫)のことなどを綴っています。

腹水・摘便の話

私を極限まで苦しめた腹水の話①

既に何度か記したが、1月に試験的開腹手術をし、27日に病理検査の結果、この時は卵巣がんステージⅢcと告知された。

そして、治療をするにあたってがん細胞が体内のどこに、どの程度浸食しているのかを見定めなければならなかった。

しかしながら、私は喘息を持っていて造影剤投与が出来ず、普通のCT撮影では精度が見込めなかったため、治療に入る前にPET-CT検査を実施することになった。


私の通うS病院ではPET-CT検査の出来る設備がないので大きな大学病院を紹介してもらったのだが、最短で予約を取っても8日後。そして結果が出るのに更に6日を要した。

つまりがん宣告から2週間なんの治療も施せず、がんの進行に怯えながら痛みに耐え検査結果を待つという不安な状況が続いた。


ちなみにPET-CTの結果、腹部にはほぼがん細胞が散らばっていて、リンパ節や右鎖骨、肺にも少し広がっていた。この時初めてステージⅣまで進行していることが判明した。

そして
段々と溜まり始めていた腹水が、その検査に費やした2週間の間に一気に増量された。


当時のメモを見ると腹水が増えて行き、日に日にQOL(生活の質)が下がっていく様子が書かれていた。

それに伴う心情も。



胸下から下腹部にかけて恐ろしいほどパンパンに膨れて常に呼吸が苦しい。

その上、座った状態から横になる・寝がえりを打つ・起き上がるという平凡な動作が困難を極め、夫の介助がなければ為す術がない。

睡眠は満足にとれず、2時間おきに目が覚める。トイレに行くにも眠っている夫を起こして介助してもらっていた。

食事量は激減し、メイバランスというたった125mlの高カロリー栄養補充飲料を1日かけてゆっくり飲みきる。そうしなければ腹水による胃の圧迫で、何時間も酷い胃痛に悩まされることになるからである。


中でも一番ショックなのは入浴だった。
痛みと苦しさで、毎日入ることが出来なくなった。

パンパンに膨れた腹に対して、ガリガリに痩せた手足や妙に鎖骨の浮き出たまるで餓鬼のような身体を鏡で見て、なんてみっともない姿なんだろうと酷く嫌悪した。

身綺麗にして仕事に行ったり、お洒落して出掛けていた頃を思い出し、惨めな気持ちになった。


そして、いよいよ風呂のあの低い椅子に座るのが辛くなった。座れたとしても腹が邪魔で足が洗えず、この頃から毎回夫が介助するようになった。

パンツもズボンも1人で履けない。靴下も。
何かにつかまって立っているのがやっと。


なんだ、私は1人で風呂にも入れなくなったのか。


その現実を受け入れることが出来ず

夜、布団の中で嗚咽した。

(続きます)

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私を極限まで苦しめた腹水の話②

2月下旬、ようやく初回の抗がん剤治療が始まった。

しかし肉体的には悲惨な状態で、立っても座っても横になってもどんな体勢でも苦痛が襲う。

身の置き所の無さに絶望した。


満足に歩けなくなり2月半ばには移動手段がタクシーと車椅子になってしまう。

まともな姿勢がとれなくなっていたせいで浅眠が続く。暗闇の中で覚醒すると今度は恐怖で打ちのめされそうになる。


昼間の食事や飲水も胃痛を恐れて少量ずつ恐る恐る口に入れていた。

ほんの少しでも量を読み誤ると激しい胃痛に何時間も襲われる。飲食もまともにできず、ただただ座っているのが日課となった。


この腹水のお陰で初回の抗がん剤の副作用は耐えがたい苦痛を強いられたが、夫の献身的な介護や周囲の温かい励ましによりなんとか気持ちが折れずに乗り切ることが出来た。


1
人だったら死んでいたかもしれないと、今でも思う。



そして腹水と共謀して私を苦しめたのが足の浮腫みだった。

座位だと足が痛いので横になりたいのだが、腹水に妨げられ眠れない。
結局座るしかなく途方に暮れていた私に、夫がダンボールで足置きを作ってくれた。

これにはかなり助けられた。

ソファで腹水に圧迫されない姿勢で座るには下半身の角度は重要だった。足置きの高さが苦しい状態を軽減してくれた。浮腫みが取れた現在も使っている。


余談だが入院先の病室では足置きが用意出来なかったので、点滴棒のガラガラのところに足を置き代用をしていた。

ほんの少しの高さとはいえ楽になった。


腹水や浮腫みについては、抗がん剤が功を奏した部分が大きいようなのだが、姉のマッサージや友人からもらったサプリメントや湿布も本当に心身ともに支えとなった。



現在は腹水も浮腫みも無くなって笑って暮らせているが、万が一、再び腹水が溜まるような状況に陥ってしまったら今度は耐えられる自信が無いように思う。


それくらい私にとってトラウマとなる出来事だった。


当時のメモを残しておく。
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最後に、現在腹水で苦しんでおられる方へ。

体重の増減から鑑て、おおよそ8~9Lの腹水貯留があったと思われる私ですが、がん細胞が広域に渡っており、またその広がり方により腹水
穿刺が出来ませんでした。

とはいえ現在は完全に抜け、人並みの生活を送ることが出来ています。



こんな人間もいますので、もし同じような状況で辛い思いをされていても、希望を捨てずにいて欲しいと心から願い記録に残します。

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九死に一生を得た摘便の話①

こんにちは。
いつも拙いブログへのご訪問、ありがとうございます

昨日のワールドカップ ブラジルvsコスタリカ戦・・・
サッカーほとんど観たことない私ですが、なんだか胸が熱くなっちゃって。
コスタリカのGKナバスさんの好守連発に終始感動してました。にわかなのでその他の好プレーはよくわからんかったですが


※※※
さて今日は、私が2月に経験した便秘・摘便体験を記したいと思います。文字通り下ネタが含まれますので、そ~いうの苦手!な方はバッサリ画面を閉じましょう。


2月某日、夕方17時。
医療用麻薬の鎮痛剤のお陰でだいぶ腹部のがん性疼痛はコントロール出来ていた。ただ、薬の副作用によって便秘が猛威をふるっており、3日間出ない日が続いた。

腸閉塞を心配していたところ、異変は生じた。
ものすごい便意をもよおし、トイレに駆け込むも一向に出ない。この時は開腹手術後1ヶ月あまりだったため、腹部に力を入れてイキむことがなかなか出来なかった。

便意は相変わらずで、なんなら肛門から塊が若干顔を出している感覚さえある。なのにいくら便座で唸っても祈ってもそれ以上何も動かない。

どうすることも出来ずに時間だけが過ぎて行く。気が付いたらトイレに籠って3時間が経過していた。さすがに夫が外から「とりあえず一旦もう出たら」と促してくる。
確かにこの真冬の寒い最中、固い便座のせいでお尻が既に限界だった。

しかし、トイレから出てソファに座るも肛門から塊が顔を出しているようで不快感がものすごい。座ってなどいられない。仕方なく腹水で苦しいものの夫の介助で横になった。

しかし、1時間ほど経過してもやはり便意は治まらず再びトイレに籠る。

便座に座り、じっと出るのを待つ。便意はあるのに腸が全く動く気配がない。たまに少しお尻を浮かせたり、腹水で張りつめた腹をゆっくりねじったりマッサージしてみても一向に出る気配がない。

まるで肛門に固い蓋がされているようだった。

夫はトイレで苦しむ私の姿を察し、初めのうちは寒くないようにとハロゲンヒーターをトイレの前に持って来てくれたり、ネックウォーマーや温かいフリース、カイロなどを渡してくれた。

が、そろそろ1時間半が経過しそうな時、「もういい加減にしろ」とトイレからすぐさま出るように言われた。夫もトイレを使いたくてずっと我慢していたらしい。

ひとまず諦めてまたもトイレから出たものの不快感は治まらない。熱を計ってみると40.2度という数字に慄いた。なんとか気を紛らわせようとTVをつけてみるが30分と持たず、夫の制止を振り切って三度トイレに籠った。


ついに、半ギレ状態の夫は0時前にも関わらず「出掛けて来る」と家を出て行ってしまった。

(続く)

当時のメモ
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九死に一生を得た摘便の話②

こんにちは。
いつも拙いブログへのご訪問、ありがとうございます

今日はこちらは梅雨の中休み的な良いお天気でして、ここぞとばかりに洗濯物を干しまくりました。

退院後のことを考えると、今のうちに掃除洗濯その他しっかりしておかねば。あと冷蔵庫やお菓子の整理も(笑)

冷蔵庫といえば私がいない間、特に心配なのが夫の食生活です。
私がいる時はバランスの良い食事をとマメに炊事してくれて本当に助かるんですが、一人になった途端インスタント食品とか食べてそう・・・

頼むから一人でもちゃんと野菜とか食べてくれい・・・


※※※
さて今日は、昨日の記事『九死に一生を得た摘便の話①』の続きです。今回もかなりの下ネタが含まれますので、苦手な方はバッサリ画面を閉じましょう!


三度目のトイレチャレンジの最中、夫が外から帰って来た。どうやら遅い時間でもやっている薬局や、薬を置いているコンビニを回ってくれていたらしい。しかしながらお目当ての『浣腸』は手に入らなかった。

そこで介護経験がある夫は摘便を考え、途中でベビーローション巡りに方針変更をしたらしい。しかし、この時間ではどこも開いておらず手に入れることは出来なかった。既に時計は深夜1時を悠に回っていた。

そうこうしているうちに三度目のトイレ籠城も1時間が経過。もう心身共に限界だった。便意があり、もうそこまで下りてきて、すぐそこまで出ているのに。肛門が酷く痛む。あまりにも辛くて死にそうなほど不快感が募っていた時、夫が「摘便をする」と言い、準備を始めた。

私の布団の上に45Lのゴミ袋を何枚も敷き、布団脇に新聞紙とスーパーのビニール袋を置いた。器にオリーブオイルを入れ自身は手袋をはめた。

ゆっくりと私を横にさせて摘便が始まった。

固まっているそれが出口を圧迫して痛い。
異物に対する違和感も半端なかった。
それでも夫の「大丈夫?痛いよな」「もうちょっとだから」という私の身を案ずる言葉を支えにとにかく必死に耐える。

10
分後・・・。

ほとんどが出切った。それもすごい量だった。

その時の心境は今でも忘れない。

『九死に一生を得た』心地だった。

死にそうだった身体は一気に楽になる。私は首だけ振り返って夫を見上げ、「命の恩人だ」と言った。夫は私を見ずに手袋を外しながら、一言「良かった」と返した。

家族とはいえ、他人の排泄物を取り扱うにはよほどのメンタルがいると思う。本当によくやってくれたとただただ感謝の念を抱いた。


ガサッ

ふと、物音がしたので夫と共にそちらを向くと・・・

私・夫『ぎゃ-----------っ!!!

いつの間にやらすみちゃんが、こんもり出切った私のそれに鼻を近づけている。

くんくんくん、何だろう・・・
とても不思議な臭いだな・・・

すみれちゃん、それはおもちゃじゃないんだぜ・・・

急いで夫がすみを抱えて遠くへ避難させる。
危なかったが大惨事は免れた。

DSC_0007-2


熱を計ると40度あった熱が37.5度まで下がっていた。

そして翌日の午後も同じ状況に陥ったが、すぐさま夫に摘便をしてもらったので事無きを得た。

それにしても救急車を呼ばずに済んで本当に良かった。

抗がん剤治療入院、前日の出来事。


この日のことは、一生忘れない。

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