ジャズ理論

ジャズで使う音楽理論
タイトルバックはリサージュ図形

付け焼刃なので正式に勉強されたい方は専門書を読まれたほうが・・・。

Bbメロディックメイジャー・スケール練習

key=Bbに移調。
Bbメロディックメイジャー・スケール

Bb,C,D,Eb,F,G,A,Bb(上行形)
Bb,Ab,Gb,F,Eb,D,C,Bb(下行形)



コード進行
||: BbM7 | Eb6 | Ab7 | GbM7 |
| Cm7-5 | F7,b9th | Cm7 | F7 :||
フェードアウト

メロディー・ラインは前回のkey=Fから完全5度下へ平行移動しただけですが、伴奏パートは音域に合わせて少々変更しています。


蛇足
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曲を作ったりアドリブするために音楽理論は必要か?
質問サイトなど見ると「必要だ!」という意見や、「いや、音楽理論なんか勉強したら逆につまらない曲しか作れなくなるから、感性に従ったほうがいいんだ」とか議論されてますが、実際どうなんでしょうねー。

と、思いながら検索してみると下記のサイトさんを見つけました。


musicwater ロイヤリティフリーの音楽や音楽の情報を発信しています

「音楽制作や作曲に理論は必要?不必要?音楽理論の必要不要議論に終止符を!」


曲作りには理論が分かっているほうが有利になることはあっても、少なくとも不利にはならないと私も思いますがねー。音楽理論も知らないし、楽器を弾くためのレッスンを受けた経験も一度もない、という方の作った曲というのは、失礼ながら「ヘン」な出来のものが多いような気が...





Fメロディックメイジャー・スケール練習

Cメロディックメイジャー・スケール練習をkey=Fに移調。

Fメロディックメイジャー・スケール

F,G,A,Bb,C,D,E,F(上行形)
F,Eb,Db,C,Bb,A,G,F(下行形)

※下行する場合に7番目のE音と6番目のD音がフラット(半音下がる)するスケールですが、厳密に守られる訳ではないようです。



key=F
||: FM7 | Bb6 | Eb7 | DbM7 |
| Gm7-5 | C7,b9th | Gm7 | C9 :||

~フェードアウト

各コードの機能

◎FM7→key=Fのトニック
◎Bb6→key=Fのサブドミナント
◎Eb7→key=Fmのサブドミナント・マイナー代理和音
◎DbM7→key=Fmのサブドミナント・マイナー代理和音
◎Gm7-5→key=Fmのサブドミナント・マイナー代理和音
◎C7,b9th→key=Fmのドミナント
◎Gm7→key=Fのサブドミナント代理和音
◎C9→key=Fのドミナント

※3小節目のEb7はドミナント・コードではなく、key=Fmのサブドミナント・マイナーBbm7 or Bbm6の代理和音なので、機能的にはサブドミナントであることに注意してください。
メロディックメイジャー・スケールを使うということは、結局メイジャー・キーの中に同主音のマイナー・キーからサブドミナントマイナーを借りてくるということになります。

key=Fの曲中に、同主音のkey=Fmからサブドミナント・マイナーを借りてくる訳ですが、サブドミナントマイナーには代理和音がいろいろあるんですね。

●key=Fmのハーモニックマイナー・スケール上にできるコード。

FmM7,Gm7-5,AbM7+5,Bbm7,C7,DbM7,Edim7

Fハーモニックマイナー・スケールは

F,G,Ab,Bb,C,Db,E,F

4番目のBb音上にBbm7 or Bbm6というサブドミナント・マイナーができます。

◎Bbm7の構成音→Bb,Db,F,Ab
◎Bbm6の構成音→Bb,Db,F,G

Bbm7またはBbm6と似た構成音のコード

◎bVIM7→DbM7の構成音→Db,F,Ab,C
◎bVI6→Db6の構成音→Db,F,Ab,Bb
◎IIm7-5→Gm7-5の構成音→G,Bb,Db,F
◎bVII7→Eb7の構成音→Eb,G,Bb,Dd
◎bIIM7→GbM7の構成音→Gb,Bb,Db,F





Cの循環コード練習(ダイアトニックコードのみ)

1-6-2-5の循環コード練習。
ただし今回はCのメイジャー・スケール上にできるダイアトニック・コードだけを使った、古いタイプの循環コード練習です。

key=C
||: CM7 | Am7 | Dm7 | G7 :||

エンディング
| ? ||

ダイアトニック・コードだけの進行だからと言って、「ドレミファソラシド」だけではツマンナイので、ついつい「ヘン」な音を使いたくなります。
エンディングなんですが、何か面白そうなサウンドにならないかと音を重ねていたら、よく分からない進行ができました。いいのか悪いのか??? はてさて...







Cメイジャーツーファイブ(アボイドで繋ぐ)練習(その2)

後テーマを追加して、テーマに戻るために一部のフレーズを変更。



key=C
||: CM7 | Em7 | F#m7-5 | B7 |
| Em7 | A7 | Dm7 | G7 :||
エンディング
| C→G7 | C69 | C69 ||

◎CM7
key=C(ハ長調)のトニック、主和音。

◎Em7
トニックの代理和音で機能的にはトニック。

と、2小節目まではダイアトニック・コードのみなのでまったく問題ありませんが、3小節目からkey=Cには存在しない、ノン・ダイアトニック・コードが入ってきます。

ノン・ダイアトニック・コードはどう扱えばいいんでしょうか。

◎F#m7-5
key=Emから借りてきたサブドミナントマイナーAm7の代理和音。
機能はサブドミナント、下属和音。

◎B7
key=Emから借りてきたドミナント、属和音だから機能はマイナー・コードにドミナント・モーションするドミナント。

※F#m7-5→B7で次のEm7を一時的なトニック・マイナーだと解釈して、ドミナント・モーションするB7をツーファイブに分割したもの。

◎Em7
key=Dから借りてきたサブドミナントの代理和音。
機能はサブドミナント。

◎A7
key=Dmから借りてきたドミナント、属和音だから機能はマイナー・コードにドミナント・モーションするドミナント。

※Em7→A7で次のDm7を一時的なトニックだと解釈して、ドミナント・モーションするA7をツーファイブに分割したもの。

◎Dm7
key=CのサブドミナントであるFM7 or F6の代理和音。機能はサブドミナント。

◎G7
key=Cのトニック、主和音へドミナント・モーションするドミナント。

※Dm7→G7でトニック、主和音にドミナント・モーションするG7をツーファイブに分割したもの。

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◎メイジャー・キーのツーファイブは通常

□m7→□7の形になります。

◎マイナー・キーのツーファイブは通常

□m7-5→□7のように、ツーの部分がハーフ・ディミニッシュになるのが本来の形です。

しかし上に書いたようにEm7に進行するツーファイブは

F#m7-5→B7

とハーフ・ディミニッシュのツーにして、マイナー・キーのツーファイブの形にしています。

しかしDm7に進行するツーファイブは

Em7→A7

とハーフ・ディミニッシュにしていません。
メイジャー・キーのツーファイブの形になっています。

F#m7-5→B7→Em7
Em7→A7→Dm7

何故でしょう?

F#m7としたのでは構成音がF#,A,C#,Eとなり、key=Cとの共通音が少なくなるからです。
あくまで一時的に借りてきたコードであって、全体の調性key=Cを維持するために共通音の多いコードを使うほうが違和感が少ないからです。

Em7をEm7-5とハーフ・ディミニッシュにしたのでは、構成音がE,G,Bb,Dとなってkey=Cにはない音が増えてしまうために違和感があってはいけないので、共通音の多いEm7としているのです。しかし、使うスケールは2小節目のEm7と違ってドリアンスケールを使うので、ナインスであるF#音が入ってきてkey=Cから少し離れる雰囲気が出ます。

他のキーから借りてきたセカンダリー・ドミナントである、B7にはD#音やF#音が含まれるし、A7にはC#音が含まれているので、やっぱりkey=Cから少し離れた雰囲気が出ます。

key=Cの「ドレミファソラシド」ばかりではサウンドが単調になるので、他のキーからちょっぴり別の音を拝借して、少し「寄り道」をしてから「自宅」に帰るイメージだと考えればいいと思います。いつもかつも同じ道では飽きてしまいますからね。





Cメロディックメイジャー・スケール練習(その2)

前々回の続き
メロディックメイジャー・スケールの練習用に作ってみたものですが、では各コードでどんなスケールを使うのが妥当なのか、検討してみます。

||: CM7 | F6 | Bb7 | AbM7 |
| Dm7-5 | G7,b9th | Dm7 | G7 :||
| CM7→G7 | C69 | C69 ||

前々回アップした作品ではコードに合いそうな音を並べただけで、まだスケールについて詳しく検討しないままです。まあ、コード・トーンを主体にアルペジオ(分散和音)にするだけなら、スケールの知識なんて必要ありませんからね。



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メロディックメイジャー・スケール
旋律的長音階

C,D,E,F,G, Ab , Bb ,C

※6番目のA音、7番目のB音が半音下げられた音階。

ハーモニックマイナー・スケール、和声的短音階がクラシック界で一時期流行した影響で、メイジャー・スケールの6番目の音も半音下げた、ハーモニックメイジャー・スケール、和声的長音階がまず作られたようです。

ハーモニックメイジャー・スケール
和声的長音階

C,D,E,F,G, Ab ,B,C

しかし、この音階ではAb音とB音との間が増2度と開いてしまうので旋律を作るには不向きです。そのため、7番目の音まで半音下げた音階が、旋律的長音階という訳です。

C,D,E,F,G, Ab , Bb ,C

この音階は、メロディックマイナー・スケールの5番目から並べ替えた、ミクソリディアン・b6・スケールと結局は同じ並びになるんですね。

Cメロディックマイナー・スケール

C,D,Eb,F,G,A,B,C

5番目のG音から並べ替えると
Gミクソリディアン・b6・スケールになる。

G,A,B,C,D,Eb,F,G

これをCミクソリディアン・b6・スケールにするために、度数表示すると

1-2-3-4-5-b6-b7-8

6番目と7番目がフラットしていることが分かります。
度数表示に合わせてC音から並べてみると

C,D,E,F,G,Ab,Bb,C

Cミクソリディアン・b6・スケール
つまりCメロディックメイジャー・スケール(旋律的長音階)が出来上がります。

※コードにしてもスケールにしても、度数表示に慣れないと移調したり転調したりすることが自在にできませんよ。テンションを使いこなすためにも是非とも度数表示に慣れてください。

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では、メロディックメイジャー・スケール上にはどんなコードが出来るのか調べてみます。

C,D,E,F,G,Ab,Bb,C

スケールの各音から始めて一つ置きに(3度で)積み重ねていけば、コードができます。

C,E,G,Bb→C7ができる
D,F,Ab,C→Dm7-5ができる
E,G,Bb,D→Em7-5ができる
F,Ab,C,E→FmM7ができる
G,Bb,D,F→Gm7ができる
Ab,C,E,G→AbM7+5ができる
Bb,D,F,Ab→Bb7ができる

※結局、Fメロディックマイナー・スケール上にできるコードと同じこと。並び順が変わっただけ。

今回の練習曲のコード進行

||: CM7 | F6 | Bb7 | AbM7 |
| Dm7-5 | G7,b9th | Dm7 | G7 :||

曲全体でメロディックメイジャー・スケールを使う訳ではなく、曲の一部で使ってみるだけです。そもそも、トニックがC7になるのではマズイですからね、ブルースじゃないんだから。

ということで1,2小節目のCM7,F6と、7,8小節目のDm7,G7には通常通りkey=Cのコードに使うスケールを使います。

◎CM7
Cアイオニアン・スケール
◎F6
Fリディアン・スケール
◎Dm7
Dドリアン・スケール
◎G7
Gミクソリディアン・スケール

問題は、3~6小節目のコードで使うスケールをどうするかです。
メロディックメイジャー・スケールというのは結局のところ、ミクソリディアン・b6・スケールのことで、メロディックマイナー・スケールから派生した音階ですから、メロディックマイナー・スケールから派生する音階を使う事になります。

※Cミクソリディアン・b6・スケールは、Fメロディックマイナー・スケールの5番目のC音から並べ替えたスケールだから、Fメロディックマイナー・スケールから派生する音階で考えればよいことになるんですが、Cミクソリディアン・b6・スケール上にできるコードを見れば、AbM7+5とかGm7となっていて具合が悪いので、この2つのコードには別のスケールを考えます。

音階

F,G,Ab,Bb,C,D,E,F

◎Bb7
Bbリディアン・フラット・セブンス・スケール
(別名スーパー・リディアン・スケール)

Bb,C,D,E,F,G,Ab,Bb

ノーアボイド

◎AbM7
Abリディアン・スケール
Ab,Bb,C,D,Eb,F,G,Ab

ノーアボイド
※AbM7のコード・トーンは尊重しつつ、なおかつCミクソリディアン・b6・スケールと出来るだけ共通音の多い事が条件。
ということで、Ebメイジャー・スケールの4番目のAb音から並べ替えた音階が一番妥当じゃないかと。

◎Dm7-5
●Dロクリアン・スケール

D,(Eb),F,G,Ab,Bb,C,D

b13thのBb音がケア・ノート、11thのG音がテンション。

※Eb音はb9thに相当するのでアボイド・ノートになります。通常b9thのテンションはドミナント・コードのみでしか使えません。

□m7-5コード、ハーフ・ディミニッシュでどうしても9th、ナインスを使いたい場合は下記のスケールを使います。

●Dロクリアン・ナチュラル・セカンド・スケール
またはDオルタード・ドリアン・スケール
(別名スーパー・エオリアン・スケール)

D,E,F,G,Ab,Bb,C,D

b13thのBb音がケア・ノート、9thのE音、11thのG音がテンション。

◎G7,b9th
Gコンディミ・スケール

G,Ab,Bb,B,C#,D,E,F,G

ノーアボイド。
上記の音をすべて並べると不自然に聞こえるので、適宜選択して使用する。

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一部変更してみたものです。







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