ジャズ理論

ジャズで使う音楽理論
タイトルバックはリサージュ図形

付け焼刃なので正式に勉強されたい方は専門書を読まれたほうが・・・。

Fm循環コードからFドリアン・モードの練習(その2)

一部修正とモード奏法の後半に、Fマイナー・ブルーノート・スケールを使ったフレーズを16小節追加。



◎コード奏法でのトニック・マイナーでは

Fmの3和音またはFm add 9thにして

Fメロディックマイナー・スケール
Fナチュラルマイナー・スケール
Fハーモニックマイナー・スケール
Fマイナー・ブルーノート・スケール

Fドリアン・スケール

※シックスやセブンスを含まないバッキングにすれば、上記のどのスケールでも自由に使える。これらのスケールを、その時々の気分に合わせて使い分ける。

今回はFm9だと意識して、Fドリアン・スケールを使用。
※やっぱりドリアンのほうが、メロディックマイナーに比べて使いやすいです。

◎モード奏法では

Fドリアン・モードの7音列だけでなく

G都節音階
Fマイナー・ブルーノート・スケール

その他、Fドリアンと1つでも共通音があれば、かなり「ハズレた」ペンタトニックも、その時々の気分に合わせて使い分ければ単調なサウンドになることを防げます。

コード奏法
||: Fm9 |Dbmaj7 |Gm7-5 |C7 add b9th :||

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-1

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-2

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-3

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-4

モード奏法

Fドリアン・モード
G都節音階(陰旋法)
Fマイナー・ブルーノート・スケール

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-5

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-6

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-7

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-8

マイナー・ブルーノート・スケールのつもりなんですが、何だか雰囲気が違うような気がします。
オリエンタルな感じに聞こえるような気がしないでもない、と検索してみると「アラブの音階」に似たようなスケールがあります。もしかして、音の使い方に問題がある?

音階
「アラブの音階」の中の「マカーム・ナグリーズ」というスケールに似てます。

C,D,Eb,F#,G,A,Bb

※ドリアン・シャープ・フォー・スケールと同じ。

マイナー・ブルーノート・スケールでは増4度だけでなく、完全4度も使っているんだから違うはずなんですが? う~ん、悩みが増えてしまった。

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-9

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No4-10






Bbm循環コードからBbドリアン・モードの練習

フラットが5つになる、ゾッとするようなキーです。
key=Dbメイジャー変二長調の平行調
key=Bbm、Bフラットマイナー変ロ短調の循環コード

||: Bbm9 |GbM9 |Cm7-5 |F7 add b9th :||

※前回のkey=Cmを長2度下げただけです。



まずは、4分音符主体で全体の流れを作ってみます。

Bbmの循環コードからモード奏法練習2016ピアノロール1


めったに使わないキーは、やっぱり頭が混乱します。




--------------------------------------------

サウンド全体のコード進行

||: Bbm9 |GbM9 |Cm7-5 |F7 add b9th :||

メロディー・ラインの基本モチーフは、下記のコード進行をアルペジオ(分散和音)にしています。

||: DbM7 |Bbm7 |Ebm7 |Gbdim7 :||

各コードの

根音(root)→3度→5度→7度→6度→5度

の順に並べています。Ebm7のセブンスのDb音は、Cm7-5コードではb9thのアボイドになるので、9度が裏拍になるように譜割りを決めています。

その結果サウンド全体のコード進行から見ると

3度→5度→7度→9度→根音(root)→7度

※各コードの構成により、長□度になったり短□度になることに注意。

となる訳です。こんな説明の仕方じゃ余計に分かりにくくなるかな?

 
DbM7Bbm7Ebm7Ggdim7



1小節目を下記のように変更すれば次の小節への繋がりが他の箇所と揃うので、より「秩序」が感じられるかも...

1-DdM7Bbm7Cm7-5F7b9th変更案


歌を感じられるアドリブになるためには、単にコードとフレーズの音が「タテ」に見て協和するだけでは「ダメ」で、アドリブ全体の「ヨコ」の流れが重要です。「ヨコ」の流れが感じられなければ、いくら各コードとフレーズの「タテ」の関係は間違ってはいなくても、それでは単に音が合っているだけで、肝心要の「ウタ」が感じられなければ何の意味もありません。「ヨコ」の流れが感じられるフレーズを作れるかどうかは、「構成力」次第です。

日本語の文章がいくら「文法的」に間違いなく書けても、小説や映画の脚本、歌うための歌詞が書けることにはなりませんよね。アドリブ・フレーズを作ることや、さらには作曲も全く同様です。「音楽理論」だけどんなに勉強しても「歌ごころ」がなければ、いつ迄たってもアドリブなんてできません。「構成力」を身につけるためには、いいジャズをたくさん聞くのはもちろんですが、映画を観たり小説を読んだりして、作者がどんな風に話を盛り上げていくのか、その手法を学び取ることが大事だと思います。

最近は、テレビではBSデジタル放送のDlifeや、スマホでGyaO!の無料動画で主にアメリカのドラマや映画をよく観ます。なんだかんだ言っても、やっぱりストーリー展開がうまいと思いますね。でも、いろんな映画やドラマのルーツはシェークスピアの芝居にあるんだそうですね。現代風の設定にはなっていても、ストーリー展開の仕方は、今だにシェークスピアの舞台劇からヒントを得ていると、何かで読んだ記憶があります。

音楽もジャズだけでなく、クラシック、特に大バッハの作品を聞くのは必ずアドリブの「肥やし」になると思います。最近はどうか知りませんが、昔ジャズ喫茶に入り浸っていた頃に聞いた、ジャズ・ミュージシャンの多くが大バッハの曲を「原曲」通りに演奏したレコードを残してました。ジャズ・ミュージシャンが大バッハに興味を持つのは至極当然なことで、ジャズでよく使う「循環コード」は大バッハの和声進行が元になっていると思われます。パイプオルガンのオルガンポイントが現在のペダルポイントに、通奏低音がウォーキング・ベースの元になっていると考えられるからです。おそらく、アフリカから連れて来られた黒人の人たちが教会に連れて行かれて、強制的にキリスト教に改宗されたんでしょう。教会で歌われる賛美歌やパイプオルガンの演奏には大バッハの曲が多いので、自然に影響されたんだと思います。




Cm循環コードからCドリアン・モードの練習(その3)

コード進行を一部変更して、ナインスを含んだアルペジオ練習です。

||: Cm9 |Abmaj9 |Dm7-5 |G7 add b9th :||

トニック・マイナーのCmコードを、Cドリアン・スケールを使うことを前提にしてCm9に変更。
Dm7-5のハーフディミニッシュはフラット・ナインスのEb音がアボイドになるので、このコードだけはDm7-5の分散にしています。



※Cm9コードについて。

Cハーモニックマイナー・スケール上にできるトニック・コードは、本来はCmM7となりますが、このコードは響きが悪いので通常使いません。トニック・マイナーが長く続く場合に、クリシェで使うくらいです。例えば、枯葉のコード進行のように。

通常はCmと3和音にするか、Cm6やCm69、あるいはCm add 9thとしたりします。このCm6やCm69はCメロディックマイナー・スケール上にできるコードです。
※Cm add 9thだけは例外。
今回使ったCm9というコードはCドリアン・スケール上にできるコードで、通常ならサブドミナント代理として使うコードです。

何故、サブドミナント代理をトニック・コードとして使えるのか?

それは、ブルースのコード進行を考えれば理解できると思います。ブルースでは、トニックもサブドミナントもドミナントも全てセブンス・コードになりますね。

つまりブルーノートの影響でトニック・コードが短7度、セブンスを含むコードになったと考えられます。こういうコードを、トニック・セブンスと言います。使うスケールも当然短7度を含むドリアン・スケールを使うのです。トニック・セブンスにしても、key=Cmには違いありません。コードタイプがどうこうよりも、ベースの動きでトニック、つまり主音はC音だと感じられるからです。

◎Cm9の構成音

C,Eb,G,Bb,D

※セブンスのBb音を含んでいる。

Cm9コードはセブンスを含んでいますが、下記のコードにはセブンスは含まれていない点に注意。

◎Cm6の構成音

C,Eb,G,A

◎Cm69の構成音

C,Eb,G,A,D

◎Cm add 9th(※)の構成音

C,Eb,G,D(オクターブ上のD音)

※add 9thとは、ナインスの音を1音だけ加えるという意味なのでCm9コードとは別物です。
このコードは3種類あるマイナー・スケールだけでなく、ドリアン・スケールからも出来るので、マイナー・キーのトニックに使うには最も便利かも。

理屈はともかく、今回の出来は最悪ですね。
ホント、テキトーに音を並べただけという感じです。少なくともフレーズの順序を変えて、物語性が感じられるようにしないと。

穏やかな動きで始まり、次第に音域が広がり音の動きも激しくなっていくというようにしないと、「起承転結」とか「舞台の三幕構成」のようなストーリーがあるようには聞こえませんねー。

少しはマシになったかな? 何だか、だんだんと投げやりになってきた気がしないでもないですが。少々飽きてきたかも...




-----------------------------------------

一部のフレーズを修正。
モード奏法後半に16小節追加して、マイナー・ブルーノート・スケールのフレーズ追加。

Cマイナー・ペンタトニック・スケール

C,Eb,F,G,Bb

減5度のブルーノートのGb音を追加して、Cマイナー・ブルーノート・スケール。

C,Eb,F,(Gb),G,Bb

ブルーノート・スケールは、スケール通りに上がり下がりしておくのが無難です。下手に跳躍させると、ブルージーな雰囲気をぶち壊してしまいます。ホントの意味で日本人が使いこなすのは、なかなか難しいと思いますね。



コード奏法

||: Cm9 |Abmaj9 |Dm7-5 |G7 add b9th :||

Cm循環コード4小節の繰り返し。
Dm7-5以外ではナインスのテンションを含めたため、モチーフの展開がキチンと出来てないのが難点です。

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-1

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-2

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-3

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-4

モード奏法

◎D都節音階

D,Eb,G,A,C,D(上行)
D,Bb,A,G,Eb,D(下行)

◎Cドリアン・モード

C,D,Eb,F,G,A,Bb

◎Cマイナー・ブルーノート・スケール

C,Eb,F,(Gb),G,Bb

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-5

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-6

シンコペーション・フレーズで小節線を跨いで、リズム・テンションを上げています。伴奏リズムから浮き上がった感じに聞こえませんか?

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-7

インターバル奏法を使って音の高さでテンション感を上げています。伴奏のサウンドから浮き上がったように聞こえると思います。

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-8

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-9

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No7-10


-----------------------------------------

テンション・ノートを使ってアルペジオ(分散和音)にするとは?

Cm9Abmaj9Dm7-5G7b9thピアノロール

上のピアノロール画像は、今回の作品の一部です。

||: Cm9 |Abmaj9 |Dm7-5 |G7 add b9th :||

Cmの循環コード4小節を2回繰り返した8小節分ですが、ナインスを含んだアルペジオにするとどうなるか、基本的な音の構成を楽譜にしてみました。

伴奏パートが演奏しているコード進行

||: Cm |Abmaj7 |Dm7-5 |G7 :||

この伴奏に対して、メロディー・ラインでは下記コード進行をアルペジオ(分散和音)で演奏しています。

||: Ebmaj7 |Cm7 |Dm7-5 |Bdim7 :||

※Bdim7≒Ddim7≒Fdim7≒Abdim7
これらのディミミッシュ・コードはどれも構成音は同じです。G7ではb9thのAb音を意識するのでAbdim7と表現するのが一番分かりやすいと思うんですが。

伴奏とメロディーを合わせたサウンドが、赤文字で書いたコード進行になるのです。ジャズではベース、バッキング、メロディーそれぞれが根音(ルート)や5度の音がなるべく重ならないようにし、各楽器の音を重ね合わせてテンションを含んだサウンドを表現するようにします。テンションを多用するため、音が密集したのでは響きが濁るのでそれを防ぐためです。

Cm9Abmaj9Dm7-5G7b9th楽譜






Fm循環コードからFドリアン・モードの練習

前回のkey=Cmからkey=Fmに移調して、アルペジオ&スケール練習です。

(もうkey=Cmに飽きたのか?)

と、どこかから聞こえて来そうですが、「はい、もう飽きたんです。ホント、飽きっぽくてスンマセン。」

閑話休題
それはともかく、key=Cmからkey=Fmに単純に平行移動しただけでは音域の都合で不自然になるので、ベースラインを修正したり、バッキングを修正しています。ピアノなどキーボードのバッキングは、中央「ド」を中心に和音を組み立てるのが最も響き(サウンド)が綺麗なので、どんなキーであっても中央「ド」を上下から挟み込むように和音を転回してバッキングするのがいいと思います。

ただストリングスだけは少し高めの音域にしたほうが、綺麗なサウンドになるような気がします。

コード奏法はFmの循環コード繰り返し。

||: Fm |Dbmaj7 |Gm7-5 |C7 :||

モード奏法を敢えてコード表記するならば

||: Fm7 add 11th | Gm7 add 11th :||

の繰り返し。



前半の循環コードのフレーズ、まとまりがなくて、なんだか無理筋な感じになってしまいました。
コード奏法は、コード進行に縛られているためか、アドリブ・フレーズにも一貫性が必要な気がします。テキトーに音を並べただけでは、全然「歌」を感じられないですね。もう少し「モチーフの展開」をキチンと考えないと、単なる音の羅列にしか聞こえません。うーん、これは全面的に作り直さないとダメかも。

コード奏法に比べると、モード奏法ではそれほど細く考えなくとも大丈夫な気がします。伴奏のサウンド自体が単調なので、アドリブ・フレーズはむしろ、一定の「秩序」が感じられないほうが、伴奏とのバランスが取れるんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう。

モード奏法に入ってからのフレーズ、とにかく好き勝手に自由に音を並べて色々試してみるのがいいんじゃないかと思います。アボイドがどうとか気にする必要がないので、少なくともドリアンモードの7音列の範囲内であれば、表拍か裏拍かも考える必要もないし。7音列から外れた音を使った時には後処理をキチンとしとかないといけませんが。

今はどうすれば幻想的な雰囲気が出せるか思案中。

----------------------------------------

コード奏法部分を作りなおしました。




Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-お題

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-1

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-2

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-3

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-4

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-5

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-6

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-7

Fmの循環コードからモード奏法練習2016No2-8

◎Fm
Fメロディックマイナー・スケール

F,G,Ab,Bb,C,D,E,F(上行)
F,Eb,Db,C,Bb,Ab,G,F(下行)

上行する時にはD音・E音が半音上がる、メロディックマイナー・スケール、旋律(的)短音階になり、下行する時にはEb音・Db音と元に戻り、ナチュララルマイナー・スケール、自然(的)短音階になるんですね~。
あー、面倒くさいスケールです、ホント。でも、ジャズではヒジョーに重要なスケールなので、使いこなせるようにならないと...デス。

Fm7にして、Fドリアン・スケールを使うこともあります。今回のアレンジでは、Fm7の分散にした箇所があります。

また、ハーモニックマイナー・スケールを使うこともできます。昔、クラシック界で流行ったことがあるそうです。

そもそもマイナー・キーのコード進行は、ハーモニックマイナー・スケール上にできるコードで作るんですから(だからハーモニックマイナーと呼ぶ)、メロディー・ラインも同じハーモニックマイナー・スケールを使うのが自然ですが、いかんせん、ハーモニックマイナー・スケールは7番目の音を半音上げて「導音」にしたため、6番目の音との間が「増2度」音程になってしまってるんですね。滑らかなメロディーを作れない欠陥スケールのため、6番目の音も半音上げて、メロディックマイナー・スケール、旋律(的)短音階、まさに読んで字のごとくのスケールが作られた訳です。しかし、コードの構成音とメロディーに含まれている音と、合わない音が出て来ますよねー。でも、マイナー・キーではメイジャー・キーほど、音のぶつかりは気にならないようです。

◎Dbmaj7
Dbリディアン・スケール

Db,Eb,F,G,Ab,Bb,C

ノー・アボイドのスケール。平行調のAbメイジャー・スケールの4番目のDb音から並べ替えたスケール、とにかくAb,Bb,Db,Ebの4音がフラットすると頭に入れて置けばいいんです。

◎Gm7-5
Gロクリアン・スケール

G,Ab,Bb,C,Db,Eb,F

b9thのAb音がアボイド、Eb音はケア・ノートで要注意音ですが、アボイドほど神経質になる必要はないようです。平行調のAbメイジャー・スケールの7番目のG音から並べ替えたスケール。

◎C7
Cハーモニックマイナー・スケール・パーフェクト・フィフス・ベロー

C,Db,E,F,G,Ab,Bb

F音がアボイド。#9thのEb音を加える場合あり。

※Fハーモニックマイナー・スケールの5番目のC音から並べ替えたスケール。Eb音を半音上げて「導音」にしたため、E音になっている。Db音とE音の間が「増2度」と開くので、#9thのEb音を加えて、ハーモニックマイナーの欠点を補う事ができます。

◎ドミナントには他に

ミクソリディアン・フラット・シックス・スケール
オルタード・スケール
コンディミ・スケール
ホールトーン・スケール

などなど、使えるスケールは数多くありますが、マイナー・キーではb9thのテンションを含むスケールを使うのが自然な流れになります。マイナー・キーのツーファイブのツーに含まれる、フラット・ファイブの音に合わせるほうが自然だからです。

Gm7-5→C7 add b9th

Gm7-5の構成音(G,Bb,Db,F)
C7 add b9thの構成音(C,E,G,Bb,Db)

という具合に、Db音を揃えるのが自然です。

◎モード奏法に入ってからは
Fドリアン・モード

F,G,Ab,Bb,C,D,Eb

Ebメイジャー・スケールの2番目から並べ替えた、Fドリアン・スケールと同じ「音列」ですが、ドリアン・スケールのようなアボイドはありません。

また、モードではスケール(音階)とは呼ばず、ドリアン・モード、元々は「ドリア旋法」と呼ばれていた「旋法」です。旋法というくらいですから単なる音階ではなく、旋律の作り方、方法が各旋法で厳密に決められていたようです。しかし規則を守っていたのでは新たな旋律は作れないので、次第に「旋法」の意味合いは薄れていったようです。

現在のモード奏法では、7音列を自由に使えばいいんですが、締めくくりの時だけは「終止音」=主音・トニックに相当、「支配音」=属音・ドミナントに相当する音を意識して終わらせる必要があります。また「特性音」を使わないと各モードの特徴が出ません。

◎前回同様、都節音階を試しています。

G都節音階

G,Ab,C,D,F G(上行)
G,Eb,D,C,Ab,G(下行)

※C,D,Eb,G,Abと並べると、「四七抜き短音階」いわゆる「ド演歌」風になるので要注意。

----------------------------------------

高音部がキンキンして耳障りなので、一部ベロシティーを調整。
モード奏法でのフレーズ、少し冗長な箇所を修正。








Cm循環コードからCドリアン・モードの練習(その2)

我ながら今回のアレンジが気に入ったので、まだ続けるつもり...です(ホントに続くのか?)。



今回の「お題」、少しは曲らしくなった?

コード進行
||: Cm |Abmaj7 |Dm7-5 |G7 :||

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3お題

コード奏法でのアルペジオ練習ですが、アルペジオだけだと退屈するとスケールも加えています。

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-1

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-2

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-3

コード奏法からモード奏法へ繋ぐための、「バンプ」を2小節挟んでいます。気の向くままにフレーズを作ったら、最高音がすでに既出のF音になったので、さらに高いG音を加えてこの音が曲全体の「ヤマ」、一番盛り上がる(と、本人が思っている)箇所です。が、しかし、聞いているとすでに「ヤマ」はあったような気がしないでもないですが...なかなか計算通りにはいかないようで。

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-4

ここからモード奏法、Dミヤコブシ音階風にしています。

D,Eb,G,A,C,D(上行)
D,Bb,A,G,Eb,D(下行)

伴奏パートを敢えてコード表記すると

|Cm7 add 11th |Dm7 add 11th |

の繰り返し

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-5

ミヤコブシ音階風から、本来のCドリアン・モードに「さり気なく」入って行きます。

C,D,Eb,F,G,A,Bb

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-6

ドリアンの7音列だけだと退屈するので、すぐに「ヘン」な音を使いたくなってきます。

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-7

エンディングは単純にCm69を加えただけです。なんだか「尻切れトンボ」になった感じで、もっと続きが聞きたい気がします。と言っても、私自身が「続き」を作らないと聞けないんですが...

Cmの循環コードからモード奏法練習2016No3-8

各コードで意識したスケール

◎Cm
Cメロディックマイナー・スケール
下行するときは、Cナチュラルマイナー・スケール

C,D,Eb,F,G,A,B,C(上行)
C,Bb,Ab,G,F,Eb,D,C(下行)

Cハーモニックマイナー・スケールや
Cドリアン・スケールも使えます。

◎Abmaj7
Abリディアン・スケール

Ab,Bb,C,D,Eb,G,G

◎Dm7-5
Dロクリアン・スケール

D,(Eb),F,G,Ab,Bb,C

Eb音がアボイド。Bb音はケア・ノート

◎G7
Gハーモニックマイナー・スケール・パーフェクト・フィフス・ベロー

G,Ab,B,(C),D,Eb,F

C音がアボイド。#9thのBb音を加えることもあり。

他に
Gミクソリディアン・フラット・シックス・スケールや
Gオルタード・スケール等など

ドミナント・コードでは使えるスケールは幾つもあるし、マイナー・キーでは理論的な整理はほとんど不可能で、使用する音の選択は実際に音を出して聞いた感覚で決めてます。今回はCメロディックマイナー・スケールを強く意識して音を選んでいます。そのため、G7コード上でも下行する時にはCナチュラルマイナー・スケール通りにした箇所があります。

マイナー・キーのドミナントでは、その前のコードのフラット・ファイブに合わせてb9thのテンションを使うのが自然な流れなので、G7コード上でのアルペジオはAbdim7(Ab,B,D,F)の分散にするのが好きですね。大バッハの影響だと思います。メイジャー・キーでも、セカンダリー・ドミナントで同様のアルペジオにする事があります。

--------------------------------------------

ソロの音色を、アコースティック・ピアノからエレピに変更してみたバージョンです。
生ピアノに比べエレピは音が伸びるので、一部の「音価」を半分から3分の2くらいに小さく、つまり発音長さを短くしています。そうしないと「間延び」して聞こえるので。



--------------------------------------------

アドリブ構成力を磨くにはどうすればいいか、参考になりそうなサイトさんを探してみました。

「ズージャでGo♪ 第1部・第4話アドリブしてみよう!」さんのサイトで詳しく説明されています。

~アドリブ方法論 その0.1~

Youtubeにもありました。

超入門JAZZ講座(7) アドリブのやり方

私のアドリブ・フレーズの作り方は、上記動画の2番目のスケールを使う方法ですね。
耳コピは苦手だし、リックを暗記するのも苦手なので、コードに当てはまるスケールの勉強をしてからスケール表を作ります。スケール表を見ながら使えるテンションや要注意のアボイドをチェック、音を並べては試聴し修正していく方法。

コードとスケールの関係を理解するまでの時間はかかるし、なかなかジャズらしくなるまでの時間はかかりますが、一応自分のスタイルができるんじゃないかと思います。コードに合わせたアルペジオ主体のフレーズよりも、スピード感のあるフレーズができる気がしますね。打ち込みの際に、まずはベースラインから作っていき、コードバッキングを全音符で打ち込んだマイナス・ワンを作って置いて、それを何度も聞いてイメージを膨らませていきます。頭の中に自然に湧いてきたイメージに従って打ち込んだ時が、一番ベストなフレーズに仕上がるようです。イメージが浮かんで来ないのに、コードに合わせて取り敢えず小節を埋めていったようなフレーズだと単なる音の羅列にしか聞こえなくて、全然「歌」が感じられないシロモノになるような気がします。

しかし、あと16小節を埋めるフレーズがどうしても思いつかないというような場合には、上記動画で説明されている4番目のメロディーからの方法、これはテーマのメロディーをフェイクして取り敢えず残りの小節を埋めてしまう苦肉の策です。でもアドリブ後半から後テーマの演奏に入る直前では、テーマのメロディー・フェイクはむしろ効果的な気がします。聞いている人に「ああ、アドリブを終わらせてテーマに戻るんだな」と感じてもらえるので、と思うんですが...

音楽の話に限ったことではないですが、アドリブについて書かれているサイトさんがありました。

「考えるツボ」さんの~
頭の回転が速く、アドリブが利く人って天性の才能なの?

学校で習うような、必ず答えがある問題をすらすら回答できる人、いわゆるテストの成績がいい人がアドリブが得意って訳じゃないということですね。






記事検索
時計
ブログパーツ1
タグクラウド
アクセスカウンター

    livedoor プロフィール
    QRコード
    QRコード
    • ライブドアブログ