いけちゃんとぼく」に続き、西原理恵子さんの「パーマネント野ばら」のロケ地へと向かいます。
場所は高知県宿毛市小筑紫町栄喜(さかき)。
ここにある栄喜漁港で、現在、映画が撮影中なのです!

監督は私のこの年のベスト作「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(2007)の吉田大八さん。
そして菅野美穂さんが西原ワールドに主演で挑戦という注目作。

旅を始める前は行く予定はなかったのですが、場所が確定できたので行ってみようと決意。

しかし中村から宿毛(すくも)までは土佐くろしお鉄道で行けるのですが、宿毛からは交通手段がない!?

路線バスで近くまで行って、歩こうとも思ったのですが、問い合わせたバス会社の方いわく、「だいぶ歩きますよ」とのこと。

足摺岬から宿毛までのバスでも同じようなことを考えましたが、やはり同じ。
山の中で降りて、不安の中歩くのも怖いということで、結局、中村で朝からレンタカーで移動しているのです。

予定外の出費となりましたが、シーサイドラインをドライブするのはなかなか楽しかったし、なによりなかなかこっちに来られないのだから、思う存分楽しまなきゃなりません。

ということで足摺岬から車で1時間。

やって来ました!栄喜漁港です!!
 栄喜漁港















山に囲まれた静かな漁港。
高知市の浦戸漁港とはまた違った風景がそこにありました。!
早速、漁港の周りを散策しようと車を止め、歩きだすとなにやら観光客と地元の人が会話をしています。
やはりニュースなどで知って、見に来たという人々のようです。
一緒に仲間入りさせてもらいました。

地元のおんちゃんの話だと、どうやらこの漁港の建物のうち目につくものは皆、映画のために変えられているとのこと。

「あの郵便局も、あのスーパーも、あの居酒屋もみーんな偽物なんだ」
 これ、み〜んな偽物!
 











この郵便局は漁協の集会所だそうです。
 郵便局も!















知らなかったら絶対入るし、これ。

そしてこのショッピングセンターは漁港の事務所。
 このショッピングセンターも












さらにその隣には「給食センター」という本物のスーパーがあるのですが、こちらも「河原食料品店」と名前を変えられています。
スーパーのおじいちゃんによると、この文字は発泡スチロールで作っているんだって。

河原食料品店 















さらにその奥には居酒屋があったのですが、こちらもただの民家の外観を変えているんだそう。
 この居酒屋も












随分賑やかそうな居酒屋。
今も普通に人が住んでいるというから驚きです。
ショッピングセンターに「だるま食堂」っていう看板があったけど、ここの看板なのかな?

このバラック小屋でさえ、映画のために工夫されています。
 この小屋も















味のあるホーロー看板は映画のために取り付けられたものだし、このたばこの自販機も偽物。
 たばこの自販機も















きちんと汚しを入れているおかげか、全く違和感がありません(笑)。
 まるでオープンセット












そして…。
最後にお見せするこちらが「パーマネント野ばら」です!!
 パーマネント野ばら











これを見た時が一番テンションあがりました!
映画のタイトルとズバリ同じだし。
店の周りにはぬかりなく「野ばら」を示すものたちがありました。
 野ばら看板1
















野ばら看板2 















先ほどのおんちゃんによるとここは酒屋さんだそうです。
そしてピンクの古ぼけた看板も出来た当初はきれいに仕上がっていたそうですが、やはり汚しをいれて古ぼけた感じを演出しているんだとか。

へぇ〜。

なんだかロケ地めぐりというよりは美術さんのお仕事を堪能する「美術さんバンザイ」的な旅になってしまいましたが、これも撮影中だからこその醍醐味なのでしょう。
だって映画の撮影が終われば、これらはすべて撤収されてしまうのだから。
勿体ないけど、実際人が住んでいたり、本来の目的があって使っているところだから仕方がないですよね。
でもせめてこの「野ばら」の看板だけでも残しておけば、映画公開後、結構な観光スポットになるんじゃないかな?

酒屋さん、考えてみたらどうでしょう(笑)。
 町全体がオープンセット












でも、まぁ、それはなくてもこの漁港自体が風情があって、いい所なのでそれだけで十分訪れる価値のある場所かもしれません。

静かで、良かったなぁ。