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「蜘蛛の巣を払う女」(2018)を観る。

ドラゴン・タトゥーの女」(2011)の続編ですが、監督のデヴィッド・フィンチャーが製作総指揮となり、出演者も変更。
さらに、原作である「ミレニアム」シリーズの「2」、「3」をすっ飛ばし、いきなり「4」を映画化するという・・・。
全く別物として生まれ変わりました。

監督は「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス。

舞台は北欧のストックホルム。
天才ハッカーのリスベット(クレア・フォイ)に仕事が舞い込んだ。
依頼者が開発したアメリカの軍事機密である核攻撃プログラムを盗み出すというもの。
果たしてリスベットは成功させるが、しかし、謎の集団に奪われてしまう。
その集団のリーダーこそ、リスベットの生き別れになった双子の妹のカミラ(シルヴィア・フークス)だった・・・と言う話。

今回は男を憎むリスベットの過去が明らかとなり、姉妹の壮絶なバトルが繰り広げられます。
前作のミステリアスな感じから趣向が変わり、アクション強めの娯楽作となっていました。

天才ハッカーならではのスゴ技が次々に登場し、テンポよく展開。
また、クライマックスでのハッカー仲間の力を借りての銃撃戦がすごい。
ご都合主義もなんのその、ハラハラドキドキの作品に仕上がっていました。

これは好き嫌いが分かれるかと思いますが、名作映画を観に行くわけでないのならこれはありかな。
恐らく続編も想定されているでしょうから、このぐらい「軽い」ほうがいいのかもしれません。