映画「ルームロンダリング」(2018)を観る。
映像企画を発掘を目的とする「TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM FILM2015」で準グランプリにあたるFilmarks賞を受賞して映画化された作品。
脚本と監督は片桐健滋さん。
事故物件に住んで、借主への告知義務を消滅させる仕事をする主人公を描いた人情ドラマ。
以前、ドラマ版「ルームロンダリング」(2018)を見ていましたが、こちらがエピソード1。
池田エライザさん演じる主人公・八雲御子がどうして「ルームロンダリング」なる仕事をしているのかが明らかとなります。
設定自体は把握済みなので真新しさは無かったけど、ドラマ版と変わらぬスタイルで見易かったです。
物語の構成は2つの事故物件のエピソードプラス、御子のヒミツを明かすもの。
渋川清彦さん演じる売れないロッカーの自殺物件、そして光宗薫さんのストーカー殺人物件。
渋川さんの気のいい兄ちゃんぶりが良く、そして「プレバト!」での活躍目覚ましい光宗さんの女優業を見れて楽しかった。
光宗さんのエピソードは包丁ジョーズも良かったが、犯人の正体が怖すぎでした。
生きている人間の方が怖いといいますが、あのキャスティングが結果として怖いというのがまたね…。
で、結局ルームロンダリング、出来てないのも笑えます。
ポップな幽霊ムービー。
ラストの御子の悲しい過去の背景はよく分かったような、分からなかったような。
久々のつみきみほさん出演で懐かしさはあったけど、感動まではいかなかったかな。
オダギリジョーさんの叔父さん役は結構いい重しになっていたと思います。