札幌の悩めるバレエ・フィギュアスケート・ダンサーの為の情報箱

札幌で身体の専門家として個人指導を中心に活動しているトレーナーがバレエやフィギュアに関する情報をお伝えします。

ここでは動作分析のプロが特殊な身体活動を求められる「バレエ、フィギュアスケート」を中心に身体のケアやトレーニング方法、最新情報などをどんどんお伝えしていきます。

【Facebookページ】https://www.facebook.com/ballet.figureskating「いいね!」よろしくお願いします。

私のパーソナルトレーニングご予約希望の方は
月曜〜土曜 新琴似中央整骨院(インターネット予約)
http://shinkotoni-central-training.com/ballet/

火曜・土曜 メディフィット整骨院(電話予約)
http://medifit-scenes.com
それぞれ予約方法や料金に若干の違いがありますので
ご確認の上ご予約ください。

DancingFUN × 森脇俊文 【ターンの極意と鍛錬】

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私が古くからお世話になっているダンシングファンさんからお仕事の依頼が来ました。
Facebookやインターネットでバレエの情報を集めている人であれば
一度は目にした事があるサイトでは無いでしょうか。私がそうだったように。
 
今回とても面白そうな企画をいただき、喜んでやらせていただく事となりました。
それは「リアル&オンライン講座」というものです。

現地に行かないと講習会を受けられないという物理的な距離が邪魔をして
なかなかセミナーを受けられないという方も多いと思います。
しかし、今回はオンラインでも受講が出来るような仕組みになっています。

これで「子供を預けられない」とか「移動距離が長過ぎる」などの心配をせずに
興味のある方なら距離や環境の格差無く受講出来るという仕組みになっている訳です。
素晴らしいですね。

どうしても北海道にいると情報を手に入れる為に海を渡る事が多く(国内ですけどね)、
距離による不利な環境に対してもどかしさを感じています。

そして今回のテーマは「ターン」です。

なかなか濃ゆいテーマですね。
私が今まで知り得た情報を惜しみなく公開致します。
ブログには載せていない話しを沢山お伝えしますので楽しみにしていてください!

今回は対談形式ということで、DancingFUN主宰の石島みどり氏と
徹底的にターンについての意見を交わします。
教師とトレーナーの対談は日頃は見えて来ない部分が見えてくる相乗効果を生み出します。


「いつか森脇のセミナー受けてみたかった」なんていう方にはとても良い機会だと思います。
詳しくはこちらにセミナー内容が書かれていますのでどうぞご覧ください。

沢山のご参加をお待ちしております! 

 


名古屋ジョイントセミナー申し込み開始!

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いよいよ申し込み開始致しました!
全国各地で大人気の「オルガ・森脇ジョイントセミナー」の名古屋開催です。

現在オルガさんは日本各地のダンス教室、そして新体操のチームなどで
セミナーの依頼が沢山来ている売れっ子指導者になっており、
ロシア式「アンクルトレーニング」が日本に着々と広まっていますね。

そして今回私がご紹介するのは2つのセミナーです。
1つは「ターンアウトを引き出す体幹」という身体の使い方を連動させるセミナーで
もう1つは「セルフケア&コンディショニング」という身体の整え方を紹介するセミナーになります。

ターンアウトをするにはターンアウトするための可動域を拡げる事と、
ターンアウトする為の筋力が必要なのはもちろんですが、今回はさらに一歩踏み込んで
ターンアウトをしやすくする為の体幹トレーニングまで紹介します。

これによって正しく立った状態で、必要な筋肉だけ使って
ターンアウトするまでのプロセスを最適化します。

また、セルフケア&コンディショニングはあん摩マッサージ指圧師という国家資格を持つ
沓脱正計先生の全面協力によって作る事が出来たセルフケアプログラムをご紹介致します。
詳しくはこちらに書いていますが、とにかく手軽で簡単に行なえる事に特化し、
それを分かりやすいテキストによってサポートする形になっていますので
その日からすぐに実践でき、生徒へもご自身にも活用出来る内容になっています。
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申し込み開始は本日からですので、恐らくまだ定員にはなっていないでしょうが
興味のある方はなるべくお早めにお申し込みください。
何故かご縁があってオルガさんとこの一年に4回も一緒にセミナーをやっていますが、
2人のスケジュールが重ならなくなる日も近いのではないかと思っています。
(オルガさんの引っ張りだこっぷりが半端ないですので)

「森脇・オルガ」2人で行なう事の相乗効果は参加者の方がこのように書いてくださっています
(私のセミナーの内容が今回とは違いますが、今回も相乗効果が出るように作っています)

本州の皆さん、北海道に来るよりは近いでしょ?

しかもセット受講が出来るメリットは「セット価格」にもあります。
なんと3つセットで受講すると今回は12,000円です。
格安で旬なエクササイズを相乗効果つきで受講出来るタイミングですので
ぜひ、お越しください。

みなさんの起こしをお待ちしております!
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グランジュッテの踏切り足は開くのか?正面なのか?

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グランジュテ(やグランパドゥシャ:以下略)をするときに、踏切り足の向きは進行方向が良いのか、
ターンアウトが良いのかお悩みの方はいらっしゃいませんか?
「開くに決まっている」と思っている方、それは本当に正しいですか?

現在世界中のバレエ団の映像が手軽に確認出来る時代になりました。
さて、各国のプリンシパルダンサーのグランジュテの踏切り足の向きを見てみましょう。
(頑張って一時停止してぼやけた画像に目を凝らしてください!)

※追記:参考になる動画を見つけたので、こちらも合わせてご覧ください。



いかがですか?
高く飛ぶダンサーほど「ほんの少し外に向いている」もしくは「正面に向いている」のどちらかだったのではないでしょうか。
着地もよく見てください。こちらも同様ですね。

さて、ある女性バレエダンサーが踏み切る瞬間の映像を切り取ってみました。
(これで誰だか分かる人いたら相当なマニアですね) 
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このダンサーも胸の向きとつま先の向きがほとんど同じ方向に向いていますね。

さて一番初めの写真の書籍は「やさしいダンスの物理学」の一コマです。
このテキストには「教師や演出家は美しさと高さのどちらかを妥協する事が必要になる」と書かれています。
(美しさとはターンアウトの事で、高さというのは進行方向を向いたつま先の事です)

そしてここに「正しい動作」という観点を入れると話しはさらに変化します。

トレーナーとしての立場から見ると、グランジュテの踏切りや着地ではターンアウトを
なるべく抑えた方が良いと考えます。
その理由は2つ。高さの問題と怪我の問題です。

まず、つま先の向きが前に向いている状態の時ですが、
これはバイオメカニクス的にも解剖学的にも理にかなっているというか「普通」の状態です。
進行方向に対してつま先、膝、腰の向きが向いているのが最も身体に負担がかからず、
そして高く遠くに飛ぶ事が可能です。(グランジュテのようなジャンプの場合)



一方で、いわゆる「開いている」状態でのジャンプですが、
バレエの原則にのっとっているので外見上バレエの世界では「美しい」とされますが、
ジャンプにおいては不都合なことが色々出てきます。

まず、踏切りと着地でロールインしやすい。これが一番気になります。
つま先の向きが外なのに勢い良く前に向かって踏み切るので、
力一杯土踏まず側に体重がかかります。
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すると足がロールインしてしまいますし、 いわゆるニーイントゥアウトの状態になります。
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 そしてこの状態で少しバランスを崩して着地してしまうと
前十字靭帯を断裂してしまう可能性が高まります

仮にこのつま先の向きに膝の向きを合わせて飛ぶとどうなるかというと
全然高く飛べません。やってみると分かりますが、現実的じゃないのがすぐに分かります。

「ジャンプの練習をしていたら、足の甲が痛くなってきた」
なんていう話しを聞くと、バレエの動きを知らないトレーナーは
まさかつま先の向きを外に向けて踏み切っているとは知らずに、なぜそんな所が
痛くなるんだろうと悩んでしまうかもしれません。

一枚目の足の写真をご覧いただいて分かるように、足首の近くはブロックのような骨がいくつも
くっついて構成されており、それがねじれながら踏み切って着地していれば
甲側に痛みが出てもおかしくないのがイメージ出来ると思います。

続いての不都合な事はSSCが使いにくく、ジャンプの高さが出ないです。
ジャンプを高く飛ぶ為には上向きの重心の移動速度が重要なのですが、
( ダンスのかがくより)
それに必要なのは、適切な身体の使い方なのです。
筋力と起こし回転のエネルギーとSSCと腕の振りなどが絶妙にマッチすると
浮いているかのようなジャンプをする事が可能になります。
起こし回転はこんな記事も書きましたね(動画付き)

しかし、ターンアウトして踏み切るとSSCと筋力は使いにくくなりますし、
起こし回転も足のアーチが潰れる人ならエネルギーを失います。
つまり本人がもっている能力を引き出しきれずに低いジャンプになってしまうということです。


そしてこれらの状況を理解した上で(ジャンプが低くなる、怪我のリスクが上がる)、
それでもターンアウトして飛んだ方が良い場合もあるのがバレエなのではないでしょうか。
そしてそれはいつもではなく場面や目的によって使い分けられるのが理想なのではないかと思います。

高さが必要ではない時はターンアウトして飛び、気をつけて着地し、
高さを見せ所とする場合は軽いターンアウトにとどめ、
着地も一歩目は軽く開いて二歩目からしっかり開く。
(各国の高く飛んでいるダンサー達はこうやっているように見えます)
そうやって白黒ハッキリさせない事で絶妙なバランスを取る事が芸術と高さと
フィジカルの安全のバランスを取る事に繋がるのではないかなと思っています。

大切なのは絶対に行なっているかどうかではなく、
○○のように見える」ことだと思っています。

 


 

今さら聞けない三角骨のお話。

「三角骨」
バレエダンサーを続けていると一度は耳にする骨の名前の1つだと思います。 
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(画像はイメージです)

なんか足首にある骨らしい。
ポワントが痛くて立てなくなったりするらしい。 

その程度の情報は多くの人が持っているでしょう。

ここからはいわゆる「三角骨」と皆さんが呼んでいる状態を
3つに分けてお話しします。
(別な場所にも三角骨という名前の骨はあるのですが、ここでは割愛)

【三角骨をもともと持っている人】 
この表現も少々強引なのですが、子供の頃に本来ならくっついて1つになるはずの骨が
まれに何らかの原因でくっつかないまま存在してしまうことがあります。
くっつかなかった骨の事を「三角骨」と呼ぶのです。

【三角骨を作り出した人】
1つの骨になったとしてもそのサイズに個人差があって、 大きめの突起になっている場合、
甲出しトレーニングやポワントを行なった時に自らその骨を折ってしまうことがあります。
折れた破片のことを「三角骨」と呼ぶのです。

【三角骨の「もと」が痛い人】
上で書いた通り、三角骨というのは距骨という骨の破片のことを指しますが、破片にならないで
くっついている状態でもルルベやポワントで立った時にここが原因で痛い場合があるのです。 
そしてこの「もと」を自分の足に持っている、バレエダンサーであり女医さんが分かりやすく
三角骨の話しを書いてくださっています
このまま痛みが出た場合、正式には三角骨傷害とは呼ばないのですが、痛める原因も痛み方も処置もほとんど変わりありませんので、ひっくるめて「三角骨傷害ですね」と言われる事もあるかもしれません。
(かつてそう言われた人がクライアントさんにいらっしゃったので)

だって「足関節後方インピンジメント症候群ですね」 って言われても覚えにくいですからね。

さて、そんな三角骨ですが、
使い方が良くなると痛みが出ないケースが結構あります。
一方で手術で取ったはずなのに痛みが残る場合もあります。
ですから、なるべくなら手術しないで足首の使い方を良くするのが優先です。

三角骨が存在していても痛くない人っていますから。

ダンサーを救うのは1人のプロフェッショナルか大多数の素人か

先日発表した「セルフケアプログラム」を作りたいと思った経緯を書こうと思います。
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あなたには信頼出来るセラピストやトレーナーが身近にいるでしょうか。
また、その人はいつでもあなたをサポートしてくれるだけの時間を作れる人でしょうか。
そしてそのサポートへの対価を払い続ける経済力はあるでしょうか。

良いセラピストの治療や良いトレーナーのトレーニングを提供される為に
立ちはだかる3つの困難を書いてみました。

「身近にいるかどうか」
「いつでもどこでもやってくれるかどうか」
「経済的に続けられるかどうか」

例えばよくある話しとして
「リハーサルが遅くまで連日続いている」
「留学(遠征)先でセラピストやトレーナーが帯同していない」

という環境で身体に不調を感じた場合
「素人はむやみに手を出さない方が良い」と考えて何も対処をしなければ
そのままどんどん悪化します。もしくは練習を休むけど
何をしていいのか分からない。というもどかしさに苦しみます。

そこで「手軽に自分でできるケア(手当て)を身につける事ができれば
治療が必要な状態になる前に改善出来るのではないか」と強く思うようになりました。

腕の良いセラピストが知識と経験を総動員して身に付けた手技を
全てのダンサーが受診出来るわけではありません。
(出会えない可能性すら高いのが現実です)

だとしたら、異変に早めに気づき簡単なアプローチでケアができる方法を伝えられれば
怪我を未然に防ぎ、良好な状態へ戻すことができます。
その結果、多くのダンサーを救えるわけです。
ポイントになったのはなるべく「シンプル」で「手軽」な方法にする事です。
専門的になればなるほど効果的ですが、誰でも簡単にできなくなります。
最優先にしたのは「シンプル」で「手軽」です。

これが記事タイトルにもなっている「大多数の素人」作戦です。
(ダンサー自身がセルフケアを行なう事を「素人」と見立てて書いたわけです)
治療が必要な状態になる前に自分でケアし、改善しなかったら速やかに専門機関へ
という流れをスムーズに出来れば、予防と治療の隔たりがなくなります。

どこまでがケアの領域でどこからが治療の領域かは明確な線引きが難しいですが、
自分の手に負えないものは治療してもらい、解決出来るものはケアをすれば良いですね。
今回のテキストにはその見極めの目安になるチェックリストも載せました。

ご縁が繋がり、私の想いを形にしてくださるセラピストとの出会いがあったこと、
そして勉強会の中で様々な事例を提供してくださった田中宏明氏、岩崎美也子氏、長谷川充宣氏
の協力を経て念願の「セルフケア」を中心としたプログラム作成をする事ができました。

簡単に目次的な内容のご紹介をさせていただきます。

・セルフケアの理論的な解説
・やってはいけないケース(治療が必要なケース)
・ストレッチ前に行なうと効果的な理由
・どんな人に役立つのか
・ダンサーによくある身体の不調
・それに対応したセルフケアの方法
・なぜ不調が現れたのかチェックリスト

こんな感じです。
セミナー開催希望の方はFacebookでご連絡ください。
もしくは新琴似中央整骨院へ直接お電話いただいても構いません。
(時間のある時に折り返しお返事致します)
 

ダンサーの為のセルフケア&ペアコンディショニング

いよいよ皆さんに公開できる段階に来ました!
私が信頼しているプロフェッショナルな人達と共同で
ダンサー向けのセルフケアプログラムを作成しました。

このプログラムのコンセプトは
「シンプルな考え方」で「手軽」に「誰でも」行なえることです。

専門的な事はセラピストに任せるとして、その見極めのポイントや
自分で行なう方法と、保護者もしくは指導者やダンサー同士で
ペアで行なうエクササイズを紹介致します。

特に身体に負荷がかかりやすい人にはオススメで、
沢山踊り込んでいるダンサーやあちこちに痛みが出やすい大人バレエダンサー、
そして様々な生徒さんをサポートしているダンス指導者などは
このプログラムを活用する事で大きなメリットを得られます。
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このプログラムはあん摩マッサージ指圧師(国家資格)である
手技療法家の沓脱(くつぬぎ)正計先生の全面協力によって制作されました。
沓脱先生は全国の整形外科のリハビリ担当者や接骨院等で治療家対象に手技療法の研修を行なう一方で、
セルフケアを手軽なツールを使って行なうアプローチを紹介されている方です。
また、バレエダンサーのみならず舞台に立たれるミュージカルダンサーへのサポートも
数多くされており、実は先日のDLS北海道セミナーでも参加者の方々のサポートをしてくださっていました。

余談ですが先生が整形外科医と共著で書かれた手技療法の本「ASTR」は2007年初版から現在でも
増刷され続けています。(写真の方は沓脱先生ではありませんのであしからず)
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また、前身である「ダンサーの為のセルフケア勉強会」 では、私の信頼する
Refine Body代表の田中宏明氏、Bodydesignsalon-style-代表の岩崎美也子氏らと共に
ダンサーによくある事例やダンサーのニーズに合わせたアプローチの情報共有を行ない、
それをまとめた物が今回のテキスト(冊子)になります。
まさにダンサーの為に作られたテキストです。
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なぜかカッパえびせん(笑)
そしてビニール傘には意味があるのです。。


そしてこれを紹介するセミナーが決まりました!
記念すべき第一回の会場は名古屋です。
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この1年で4回目となるオルガ氏とのジョイントセミナーで初のお披露目となります。
これだけ頻繁に一緒に行なうというのは私達の組み合わせが需要が高く、
受講時の相乗効果を生みやすいからなのだと思います。
オルガ氏に関してはこのブログをご覧の皆さんなら説明の必要がありませんが、
今現在の日本のバレエ、新体操を初めとする審美系スポーツ指導者から
非常に注目されている「アンクルトレーニング」の指導者でもあります。
ちなみにアンクルトレーニングは大阪での指導者養成講座が決まったようです。


そして今回の名古屋ジョイントセミナーの募集開始は5月20日からです。
セルフケアに興味のある方、ジョイントセミナーに興味のある方、
アンクルトレーニングやロシア新体操のストレッチに興味のある方
6月26日に名古屋でお待ちしております。

募集開始のタイミングでお早めにお申し込みください。

世界5位くらいの頑張り

先日井村雅代さんのインタビューを読んでいて、とても印象的な言葉がありました。

「あなたたち頑張っているよ。でもその頑張りでは足りないの」
そしてこう続きます。

「この子たちの頑張りは5位や6位入賞者の頑張りをしている」
 
つまり井村コーチは世界一になる為の頑張り、少なくともオリンピックでメダルを取る為の頑張りを求めているのに対して、選手達は「世界5位くらいの頑張り」をしていたわけです。

だからこそ「足りない」のです。

世界で5位の頑張りを「足りない」と言い切る覚悟はまさしく
「メダル請負人」だなと感じたわけですが、これはプロを目指しているバレエダンサーにも
言える事だと思ったわけです。

カンパニーに入団する為の頑張りと、ソリストになる為の頑張り、
そしてプリンシパルになる為の頑張りはそれぞれ違うわけです。

つまり「どこを目指すか」によって頑張りが変わり、
目指す為に必要な努力の量を知っている人にとっては
ダンサーがどんなに頑張っていても「足りない」と伝える事ができるわけです。

とても頑張っている人に向かって「足りない」というのは勇気が必要です。
その人の心が折れてしまわないか心配になるからです。
しかし、その人の目標に届かない頑張りをしている場合、
「足りない」と言わないのはかえって残酷だということを自覚しなければなりません。

一方で、足りない事を教えてくれる環境はありがたいと思います。
足りていない事を知らないまま挑むよりも可能性が広がりますから。
その分補えるように努力が加速出来るはずです。

何か大きな目標や夢を持っている人は、自分の努力を振り返ってみて
「確かに努力はしてきているけれど、目標に対して足りているだろうか?」と考えてみてください。
「この部分はもう少しいけるな」と感じる場所があればそれを追加しましょう。

いつも通りの努力の1つ先に可能性の扉が待っているかもしれません。 
そして自分を追い込みすぎるタイプの人は、自分を壊さないようにコントロールを覚えましょう。
「休養」が必要な人には、休む事が努力の1つになりますから。 

イラストで見る条件と運と努力

バレエほど「条件」が残酷なほど選ばれるかどうかに関係する芸術は無いかもしれません。
しかし全ての言い訳を「条件」にするのはとてももったいない気がします。

そこで、こんなケースだってあるだろうとイラストを書いてみました。
題して「全ての条件が下回っているあるプロダンサーのイメージ図」です。

それではご覧ください。
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さて、Bさんは生粋の日本人です。Aさんはヨーロッパ生まれの白人だとしましょう。
 BさんはAさんと比べて、ターンアウトも身長も、足の長さもルックス(これは好みですが)も足りず、
ましてや頭は大きいのです。
ただ、プロになる為の最低条件としてはクリアしているとします。

この時点で圧倒的な差がありますね。
そして海外に出た日本人ダンサーの多くはこう言うのです。
「みんな顔ちっちゃくて手足長くて、楽々ターンアウトしている」と。

そこで「条件が違う」と諦めてしまう人もいる一方で負けず嫌いの人もいます。
 
そこで出てくるのが「努力」です。
正確なポジション、美しい脚さばき、音を捉える力、正確な技術、人を惹き付ける表現力、
これらは努力で伸ばしていく事が可能です。

BさんはAさんよりも運すら足りませんでした。

全てを下回っている中で圧倒的に努力を重ね、自分の能力を最大限に引き出した結果
選ばれたわけです。ギリギリの差で。
 
「ある話し」ですよね。決して「無い話し」ではないです。

ヨーロピアンより脚が短くても、頭が大きくても日本人ダンサーが海外バレエ団で
プリンシパルになった例を皆さんもよく知っていると思います。
(全ての条件が下回っていたわけではないでしょうが)

多くの、様々なジャンルの一流と呼ばれる人達も
「私は才能ではなく努力を積み重ねてここにいる」
と語るのは、自分よりも才能や条件の良かった人達を
見てきたからではないでしょうか。

人一倍努力しないと届かないと考えるか、
人一倍努力すれば届くと考えるか。

捉え方の違いと、想いの強さで目標にたどり着く。
そしてその為に必要なのは才能や条件のように変化しない物よりも
努力のようにやるだけ積み重ねられる物が重要なのではないかと思います。 

プランクで腕が疲れる理由

最近、そんな検索で私のブログにたどり着いた方が何名かいらっしゃいました。
恐らく、最近体幹トレーニングを始めたのだけど「腹筋疲れるでしょ?」って言われても
「腕しか疲れない。。」と感じている方達なのではないでしょうか。

フォームや不自然な力みなどいくつか原因が考えられるのですが、
まず大前提として「腕が弱い」ということを自覚すると良いです。

プランクで腕が先に疲れる人の多くは「腕が弱い」です。
サイドプランクなんて片腕なので全然できませんというなら
ほぼ間違いなく「腕が弱い」です。
(別の原因が無いとも言い切れませんので、おかしいと感じた場合は専門機関へご相談ください)

バレエダンサーに多いのですが、プランクで疲れる程の腕の弱さでは
アームスをコントロールして踊り続ける力はありません。

そして腕が太くなったらどうしようなんて余計な心配をせずに、
自分の身体を支えられない弱さを心配した方が良いのです。

そして対処法ですが、一番簡単なのはプランクを続ける事です。
これで体幹と腕のトレーニングの一石二鳥になります。
そもそもプランクが自分にとって必要だと感じて、その時に
腕が疲れると気がついたわけでしょうから、まずはそのままプランクを続けましょう。

ただ、バレエで首をすぼめたり背中を丸めたりしないように、
プランクでも正しい姿勢を意識して余計な所に力が入っていないか
自分で考えながら行なってみてください。
(腕は疲れますが、肩とか首に力を入れないようにはできるはずです)
下のリンクを参考にしてやってみて、
それでも上手くいかないなら近くのトレーナーさんに相談してください。
プランクを正しく指導出来ないトレーナーさんなんていませんから。(多分)

プランクで腰が痛くなる


 

桝谷博子バレエスタジオ第14回発表会

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ご縁がありまして、桝谷博子バレエスタジオ発表会を鑑賞してきました。
会場である教育文化会館の庭は桜満開で春の到来を告げているかのようです。
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いつものように主観によるレポートを書く事にします。

発表会は2部構成になっており、第1部はクラシック作品で
バリーエションやパドドゥなどを中心に作られていました。
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パンフレットを読む限りパドドゥの男性は全員道外で活動されている方々のようで、
恐らく「数回」の練習で本番に挑むはずです。
ただでさえペアで踊る機会の少ないバレエダンサー達が数回の練習で
息を合わせるというのは、大変な労力だったと思われます。

それが何組もある!

観ている側は楽しいですが、やっている側はとても大変だったのではないでしょうか。
ただ、その分達成感や充実感も大きかったと思います。

そして第2部です。 
こちらは「ピーターパン」でした。初演は13年前でその時に一番小さかった生徒さんが
パドドゥを踊るようになったとパンフレットに書かれています。
続ける事で生徒が大人になっていき、 その子供が生徒になるという事が繰り返されていき
お教室に歴史が生まれていくのを感じます。

2部目が始まりピーターパンがあちこちに登場します。
バレエの演目ではあまり使われない客席からの登場や2階の壁にある
音響質?照明室?からの 登場など、夢のある演出がふんだんに盛り込まれていました。
ゴールデンウィークということもあってか客席には子供連れも多く、 
会場全体を使った演出を楽しむ事が出来たのではないでしょうか。

また、フライングも行なわれており、宙に浮くピーターパンやティンカーベルも
クラシック作品には無い楽しみ方の1つでした。

ダンサーは舞台では「演じる」ことで初めてお客さんを喜ばせ、楽しませる事が出来ます。
そういった意味では、今回のように技術勝負ではない作品はダンサーにとって
「伝える力」を養う為にとても良いのではないかなと思いました。

「クラシック作品の発表会がいい!」 って思っているお教室のダンサーも
きっといると思いますが、バレエはここまで幅の広い芸術作品なんだなと私は思います。
ダンサーとして様々な作品の舞台に出る事は自分の可能性の幅を広げてくれます。

なにより、作品が終ってから会場を出る子供達の顔はとても楽しそうでした。
それって表現者にとって最高の出来事の1つだと思います。

1部と2部でハッキリとコンセプトを分けてどちらも楽しめる発表会でした。
夢のある作品を観せていただきましてありがとうございました。


ボールルームダンサーへのトレーニング

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北海道ボールルームダンス連盟のプロフェッショナル選手会が主催する
ダンスキャンプにトレーニング講師として呼んでいただきました。

ボールルームと聞くとピンと来ない人もいらっしゃると思いますが、
「社交ダンス」というと分かると思います。
日本のバレエをしている人が40万人いるとされていますが、
社交ダンスに関しては競技人口が160万人とも言われています。

その中でプロライセンスを持っているダンサー対象に
トレーニングを行なってほしいという依頼があり
身体の基本的な要素を強くするトレーニングをご紹介してきました。

今回のダンスキャンプはいくつものワークショップを一日に行ない、
その中から受けたいと思ったものを選んで参加するという形だったようで、
私の前のレッスンが偶然にも今私が札幌でとても会ってみたく
受けてみたいと思っていた向井章人先生のレッスンと聞き
頼み込んで朝一のレッスンから見学という形で伺いました。

そのおかげで向井先生のレッスンを見る事と同時に
参加者のダンサー達の動作も確認する事が出来ました。

社交ダンスに関してはダンサーの動きの特徴や身体の使い方の癖などを
把握していなかったので、基本情報として非常に役に立ちました。
もちろん全員が同じ癖を持っているわけではありませんが、
かなり色々な動作的な情報を手に入れる事が出来ましたので
そのまま私のワークショップに取り入れさせていただきました。

さて、今回は「強めの強度でやってほしい」という依頼でしたので
初めに丁寧に身体の使い方に関してお伝えした後は
あまり休みを入れずに、1時間しっかりと動いていただきました。
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講師がよそ見していますね↑

社交ダンスはバレエのようなターンアウトは必要ないですが、
相手がいる競技ですので、自分の軸を持ちつつ相手に合わせる必要があるはずです。
さらには比較的大きく踏み込んだりするステップもありますので
ニーインする可能性は限りなく消したいと思い、股間背に関しての
エクササイズを多めに行ないました。

まずは怪我予防。そこからパフォーマンスアップです。

トレーニングではダンスの技術が直接上がる事は少ないですが、
技術が安定する事が明確に生まれます。
また、自分の身体との会話は癖を発見したり新しい使い方を身につけるきっかけにもなりますので
ダンサーにはとても重要な要素になると思いますが、
あまり積極的にストイックにダンサーが筋力トレーニングを行なうというイメージは
無い人が多いと思います。

「筋トレで作った筋肉は使えない」
「硬い筋肉が出来てしまう」

などどもっともらしい理由を言う方が結構いますが、
あくまでもトレーニングの方法や強度設定、目的やフォームが原因であり、
トレーニング自体が悪いわけではありません。

今回の参加者の皆さんの中には、結構強度の高い物を提供しても
しっかり行なえている方もいらっしゃいましたし、一方で
センスと感覚だけで踊ってきたと思われる方もいました。

自分の身体を適切に支える能力は高めた方が役立ちます。
今回のワークショップで何か1つでもヒントを見つけていただいて
日々の生活の中に取り入れていただければ良いなと思っています。

そして怪我が減り、より良く踊れるようになりますように願っています。 

2016DLS北海道セミナー day2 レポート

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いつもと何か違う事に挑戦しましょう。
もし、あなたが違った結果を求めるのなら、、、
(2016DLSセミナーのTシャツロゴです)
               
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day2.そして全体を通してのレポートです。
佐藤愛さんのレッスンでは前日とのダンサーの動きの差に
プロを目指すダンサーの学習能力の高さをまざまざと感じさせられました。
一日でここまで上げてくるのかと思いましたが、
恐らくそれは世界中でプロを目指しているダンサー達の「基本能力」なのでしょうね。
つまりここまではプロを目指す以上は当たり前にできる必要がある能力であり
重要なのは「その先」をどれだけ早く沢山、正確に身につける事が出来るかなのだなと
感じる事が出来ました。

佐藤愛さんが求めているレベルは
「オーディションで選ばれる」
「世界中どんなバレエ団へ行っても対応できる」
「どんなディレクターの求める事もすぐにできる」
 というものですから、当然「厳しい」と感じるわけですが
ここで優しくする事は逆に残酷なのかもしれないとも感じました。

優しくされたまま海外へ行き、現地で痛い目にあって帰ってくるほうが
余程辛いですし、そのときには既に色々間に合わない状態になる可能性があるからです。

身体との会話を深くすると理解できる事と、
動きを深く理解する事で出来る事、
そして音楽を良く聴く事で出来る事、
それらを統合した状態で「踊る事」を高いレベルで求め続けると
ダンサーの集中力が高まりながら、色々な気づきにたどり着くはずです。

明確な理由がある「厳しい」には明確な目標があるダンサーは
ついていく事が出来るわけですね。

さて、day1でも書きましたが、2つのスタジオで同時進行するので
私が感じられたのはここまで。あとは質問会です。

ということで私のレッスンレポートへ移ります。
初日にエクササイズに使える適切なサイズのハンドタオルが無いダンサーがいたので
私が大切にしているタオルを3枚用意しました。
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ライジングサンでGETしたスペシャTVタオル、大変お世話になっているバレエスタジオの先生に
プレゼントしていただいたお教室タオル、そして昨年度まで6年間監修させていただいていた
喜茂別町社会福祉協議会の皆さんから送別会でいただいたうさパラ君タオルです。

さて、個人的なレポート過ぎるので話しを戻しまして、
エクササイズクラスでは初日に伝えた基本的なエクササイズから
「レッスンと統合する」為のコツを伝えるように意識しました。
レッスンで指摘された動きやコツとエクササイズがどのように関連するのか
ヒントを様々なアプローチで伝えました。

ただトレーニングするだけだと踊りに繋がらない場合がありますので
自分の身体との会話を様々な角度で感じてもらいました。
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また、グループ2では尾てい骨の話しや、フラットバックの話し
膝下ターンアウトの弊害と対処法、私が大切にしているインストラクションの心構えなど
指導者が知っておくと役立つ情報も交えてお伝えしました。

そして最後に質問会です。

ここで愛さんの質問に対しての説明力の高さを改めて強く感じました。

これはブログを読んでいる方ならご存知の通り
分かりやすく、可能な限り考えられる答えを用意し、
解決策まで提供することをしていました。

それだけ深く色々なケースに対して考え、対応し経験し、
伝えてきた事がよく分かります。
それにしても説明するの上手だなと思います。

よく、同じ話しを何度もしたり、質問に対して回答がズレていたり、
抽象的な回答で解決しなかったり、自分の主観だけで答えたり、
質問者の問題だと言って切り捨てたり、専門用語を並べて理解不能だったり
どうすればいいのかまで言わなかったりする指導者がいるのに対して、
彼女の回答は質問者が問題を解決する為に可能な限り必要な情報を
提供しているように感じます。

何気ない会話でも説明力が高い人と会話すると心地良いんですよね。
堂々巡りしたり、最初の議題が未解決のまま他の話しになったりしないので。


参加者半数が本州から来られた今回のセミナーですが、
札幌は桜が咲き、あられが降るという北海道ならではの
環境を体験できたのも良い思い出になったのではないでしょうか。
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これは昨日の桜です。

ちなみに北海道では梅と桜は同時に咲きます。
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場合によっては桜とライラックも同時に咲いたりします(笑)

そんな「いつもと違う環境」で、参加者のみなさんは
いつもと違う事を手に入れる事が出来たでしょうか。

自分と向き合って発見した改善点や上手くなる為のヒントを
今日からのエクササイズでどれだけ磨き続けられるかが最も重要です。

セミナーを受けて「楽しかった」「分からなかった」で終ってしまうのは
目標に向かう事とは繋がらないはずです。
自分で感じ、自分で考え、自分で試したり挑戦していく事で
このセミナーを受講した意味が深くなっていく事と信じています。

皆さんが自分を最大化できる事を心から願っています。
そして私自身も自分を最大化できるように日々努力します。
一緒に進んでいきましょう。 

2016DLS北海道セミナーday1 レポート

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さて、念願の、念願のDLS北海道セミナーです!
私は今回佐藤愛さんのセミナーのエクササイズとストレッチのクラスを担当しています。

さて、day1のレポート開始です。
2015年の正月以来、久しぶりの愛さんのレッスンを見ました。
(私のクラスが同時開催ですのでその前のグループ1の半分くらい)

「順番が絶対です」から始まりました。
今回のテーマは「プチ留学」ですので、プロを目指しているダンサーが
いつもの自分のお教室ではない会場でいつもと違う先生と環境の中で
いつもと違うレッスンの組み立ての中で、
自分の最大限のバレエを見せてアピールできるようにする為の、
多くのダンサー達の中から選ばれる為の レッスンですので
「順番が絶対」というのは当然ですね。

何度も間違っている人には役が回って来ないですし、
振りが合っているだけではクラスの中では目立つ事はできません。
つまりこの世界で生き残る事が出来ないわけです。

他にもいくつか印象的だった事を書いていきます。

まず、自分に点数をつける事。
「今の動きは自分にとって何点でした?」
これは私が参考にしている武井壮氏の
「何でもいいから毎日自己ベストを更新する」に共通すると思いました。

自分の基準を作り、常に自分がどうだったのかを客観的に評価しようとすることで、
自分の現在位置、目標、それに対しての現在の状況が自覚できるようになります。
 
これが出来るようになると成長のスピートがグッと上がります。

 点数を明確につける習慣が出来ると、
点数をつける為に自分の状況を自分で評価する習慣が身に付くので
自分の身体との会話をする機会が増えます。


その他には
足を高く挙げるチャレンジをするということです。
解剖学的なアプローチでのレッスンを意識するあまり、解剖学的に上手く出来ない動きを
「挙げられないなら低くて良いです」と制限かけ続けるといつまでも強くならないというお話です。
解剖学的なアプローチでのバレエは非常に重要で有効ですが、
チャレンジをしていく事をテーマにして練習をしているときに
「出来ない物はやらない」
というスタンスは成長を遅らせてしまう可能性があるわけです。

過去記事「練習の順番 本当に基本は大切なのか」でも書きましたが、
挑戦しないのは成長を遅らせます。
品行方正に真面目にやりすぎるのも良くないのです。

まだ色々ありますが、day1はこの辺で。

続いて私のレッスンのレポート。
まずはショートフットトレーニングを紹介し、足の裏を上手く使える人になってもらいます。
その後トレーニングではパトリックのエクササイズやオルガさんのアンクルなどを混ぜながら
股関節強化のメニューを提供しました。

その後ストレッチのクラスではもう少し先に情報解禁予定の
「ダンサーの為のセルフケア&ペアコンディショニング」の中から一部抜粋した
セルフケアエクササイズを紹介した後にいくつかのストレッチをお伝えしました。
※「ダンサーの為のセルフケア&ペアコンディショニング」に関しては後ほど別記事で詳しく書きます。

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明日はday2ですね。
ダンサー達が何かを見つけて、自分の夢に向かうエネルギーになる事を心から願っています。
そして教師クラスを受けられている方達の生徒さん達が、
今よりもさらに良いレッスンを受けられるようになる事を願っています。



 

セラピストやトレーナーはレッスンを見ている

IMGP1537 のコピー


明日はいよいよDLS北海道初上陸ですので、出来もしない加工を頑張って
佐藤愛風味の表紙にしてみました。

さて、バレエの世界ではお教室をコロコロ変える事は(恐らく)御法度とされていますね。
初めて習った先生のお教室で、親の転勤や海外留学などが無い限りずっと習い続けます。

そしてこれはバレエ教師にも言える事だと思います。
あちこちのバレエ教室へ出稽古をしているバレエ教師や、
外部から色々な指導者を呼んでワークショップをしない限り、
教え方は大きく変わらずに伝える情報も大きく変わりません。

一方で我々トレーナーやセラピストはちょっと話しが変わってくるのです。

身体に不調を抱えて毎日あちこちのお教室からダンサーがやってきます。
そしてサポートしていくうちに「先生にはこう言われているんですけど」
という感じで情報が集まってきます。

それを何年も続けているとどこのお教室は何を大切にしているのか、
どんな事を求めているのかの「教室の色」がだんだん見えてくるようになります。
 
守秘義務がありますので詳しくは書きませんし当然ダンサーにも伝えませんが、
ダンサー対象にトレーナーを行なっていれば、私であれば札幌近郊のバレエスタジオが
どんなレッスンを行なっているのかがダンサーの身体を通して理解できるようになります。
当然バレエスタジオだけに限らず、野球教室やバスケットチーム等それぞれの
コーチ、監督の色が子供達の身体に表れてくるわけです。 

初めのうちはあえて「どこのお教室?」と聞く事を避けていましたが
ここ数年は意識して聞くようにしています。
それによって新しい情報を沢山取り入れている教室と、
少しだけ取り入れている教室と、昔ながらの指導を重んじる教室によって
身体の使い方や身体に対する理解度に差があるのが分かるようになりました。

どのお教室からもプロダンサーや海外留学組が出ていますので、
単純な優劣が付く事はありませんし、最終的にはダンサー次第というか自己管理次第ですから
お教室のせいにするのはお門違いですし、人のせいにするようなダンサーは伸びませんが、
それでも怪我のリスクや可能性の引き出し具合には当然差が出ます。

我々はなるべく先生の指導を尊重しつつ、痛めた動きや困っている動作を修正する事に注力します。
言っている事が反対だと感じた時点で一番困るのはクライアントさんですから、
基本的には同じ事を違う言い方で伝えているというアプローチを大切にします。

バレエ教師の皆さんは一度お近くに住んでいるトレーナーさんやセラピストさんに
身体に関しての使い方や解剖学的な質問をしにいくのも良いかもしれません。
なぜならその人達は毎日何年もあちこちのバレエスタジオのダンサーの身体を通して、
様々なレッスン情報を元にして治療やトレーニングを行なっていますので、
同じ怪我をする生徒さんが増えた時に何が原因か教えてくれたりするはずです。

私の所属している新琴似中央整骨院は治療とトレーニングのどちらもサポートできますし、
整形外科医との連携も取りながらセッションを進める事も可能です。
ダンサーには良い環境が整っていますので、是非とも一度足を運んでみてください。

パーソナルトレーニングに関してはこちら
 

言われた通りやると上手くいかない

指導者が語る言葉をそのまま動きにするとおかしな事になるケースがよくあります。
抽象的、もしくは感覚的なことを指導者が伝えているのに、
それを具体的に行なおうとすると「そうじゃない」ってなるんです。

これには大きく2つのパターンがあって、

1 過去に自分がやっていた感覚を伝えている
2 いま見えている状況をフィーリングで伝えている

という感じになります。
実はこれ、どちらもあなたの感覚とは一致しない可能性があります。

まず1つ目の「過去に自分(先生)がやっていた感覚を伝えている」ですが、
これは先生の身体的特徴とあなたの身体的特徴が全て一致していて、
しかも学んできたプロセスが一致していない限り、同じ感覚で行なっても
違う結果になるのです。

例えばジャンプが元々大好きで得意だった人の「感覚」を苦手な人が真似すると
逆効果になったりするわけです。大切なのは実は1つ前の動きだったりして、
それを得意な人は無意識にやっていて、それをやっているという前提で伝えていたりするからです。

そして2つ目。
これはもっと深刻です。

「なっている」と「やっている」は全然違うのです。
今起きている動きに対して、見た目を基準に動きを指導すると、
「どうすればいいのか」を伝えようと思っても
「どう見えるようになればいいのか」を伝えてしまうわけです。

例えば、
「もっとふわっと着地しなさい。そのためには全身の力を抜けばふわっとなるから」


もしこんな指導を聞いた事があるなら、これがまさしく
「なっている事」と「やっている事」が違う証拠になります。
お分かりの人も多いと思いますが、ふわっと着地する為には
適切な筋肉をしっかり意識しないと不可能です。
それを真面目に、正直に実践すると遠回りになる可能性が高く
「ちがう!そうじゃないでしょ」と注意されてしまう事も少なくないでしょう。


目に見えない物や言葉では表しにくい物を踊りで表現するので、
全てを言葉にしたり数値化したりするのは不可能です。(現在の所)

それを言葉に頼って言葉を信じて動くと上手くいかなくなる事があるわけです。
真面目な人や大人から始めた人に多い特徴です。

とても難しいのですが自分の感覚を拡げて磨いていく事で解決するのです。
誰かの言葉にだけ頼るといつまで経っても解決しないなんてこともあります。

たまには自分の感覚を探るような方法で練習してみるのも良いですよ。
言葉には限界があるのですから。 
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