札幌の悩めるバレエ・フィギュアスケート・ダンサーの為の情報箱

札幌で身体の専門家として個人指導を中心に活動しているトレーナーがバレエやフィギュアに関する情報をお伝えします。

ここでは動作分析のプロが特殊な身体活動を求められる「バレエ、フィギュアスケート」を中心に身体のケアやトレーニング方法、最新情報などをどんどんお伝えしていきます。

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私のパーソナルトレーニングご予約希望の方は
月曜〜土曜 新琴似中央整骨院(インターネット予約)
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それぞれ予約方法や料金に若干の違いがありますので
ご確認の上ご予約ください。

テルペーニエ!(耐えなさい!)

先日NHKの特集で「ミラクルボディ」が放送されました。
このシリーズはいつも非常に面白く、見逃すと大きなショックを
体験することができる番組です。 

今回は「シンクロナイズドスイミング」 
毎度ながら抜群に面白かったのですが、
その中で非常に印象的なシーンがありました。

ロシアのシンクロ選手を特集していたのですが、 そのジュニアチームの練習で
ストレッチを行なっている場面での出来事です。選手がコーチに脚を強く抱えられ
泣きながらストレッチをしていました。 

その際にコーチは「テルペーニエ(耐えるのよ)」と繰り返し彼女に伝え、選手も
嫌がっているわけではなく、でも辛くて泣いているままストレッチを続けています。

少し前までの私でしたら「なんて原始的なストレッチ方法を行なっているんだ!」
「伸張反射が起きるから効果も小さいし何より危険じゃないか!」と思ったはず。

しかし今は一つの仮説が頭の中に浮かんでいます。学術的に立証されるのを
待っていたら、これを読んでいる選手やダンサー達は引退してしまうほど時間が
かかってしまうかもしれません。

それを誤解を恐れずに簡単に書くとすれば
柔軟性の向上を最も早く行なうためには、合意のもと被験者(伸ばされる人)の
感情を完全に無視した状態で痛くても構わずに強く伸ばし続ける。

ということです。

これに似た出来事をオルガさんとの会話の中や、彼女に個人的に質問してきた
選手とのやり取りの中で感じてきました。
そしてその際にオルガさんに質問したことがあります。

「ペアでストレッチするときって、ここが限界っていう感覚ってわかるんですか?」
するとオルガさんは「ハイわかります」とお答えになりました。

子供の頃から新体操の世界で伸ばし、伸ばされてきたことで触覚が鋭くなり、 
選手の痛みや感情とは別の限界点を感じ取ることができるようになっているのでは
ないかと思うようになりました。

ある意味、セラピストの手先が素人の感覚ではわからない原因を見つけ出すのと
同じようなことなのではないでしょうか。

これこそ素人が行なうと怪我に繋がる感覚ですし誰もが適用する話でもありません。
しかし、柔軟性を高めたいと思っている人たちにとって、一つの仮説として
このアプローチはありなのだろうと考えるに至ったのです。
なぜなら世界一を作っているロシアのナショナルチームが現在でも行なっていて
結果が出ているアプローチだからです。

大事な話ですので繰り返し書きますが、誰にでも当てはまるものではありません。
ただ、危険だから禁止とやめてしまう前に
目的や目標が高い人の場合は、こんなやり方が現在もスポーツ王国のロシアで
行なわれているということを踏まえて、自分の身体と向き合ってみることも
良いのではないかと思います。
 

私の基準に合わせなさい

現役プリンシパルダンサーからペラペラに加工したトウシューズを渡され、
「この加工とってもいい感じだから是非参考にしてみてね!」と言われても、よほど足が強くなければ使いこなせる気がしませんね。

また、カンパニーダンサーが日常的に行なっているトレーニングメニューを参考に
同じ負荷で初日からトレーニングを行なえば体を壊すことが容易に想像つきます。
 
指導をする際にも同じことが言えます。

こちらが求めたい基準の動きが頭の中にあり、それに到底届かない相手とのセッションだった場合、何が最も良い選択肢なのかを冷静に判断する必要があります。
一番簡単なのは「私の求める動きをやってください」と押し通すことです。
これは教える側もストレスですし、習う側も大変です。上の例え話そのものですから。

私が理想だと思っているのは、習う側の習熟度を見抜いて「頑張ればできる」
という難易度の指示を伝えることです。 
それを瞬時に判断し提供し続けることが指導者としての能力の一つだと思います。
 
そして時に「本当はこのレベルを求めている」という情報を伝え、
「あ、この先にはコレがあるんだな」
というイメージを持ってもらうことができれば、道筋が見えつつ今やるべきことが
明確になっていくので、滞ることなくより良い状態へと進むことができます。

これは私がセミナーを行なう時に対象者を小学校5年生以上にしていることにも
繋がっていきます。まず初めに本当に伝えたい内容というのはセラピストにだけ
理解できるような専門的なことではなく、「頑張れば」小学校5年生以上で
理解できることがほとんどだと考えています。

そしてそれが理解できるようになった後に次のステップになるセミナーを受ければ
学びの習熟度がスムーズに高まっていくと思っています。

難しいセミナーをいきなり受講しても、大人バレエダンサーがペラッペラの
トウシューズを渡されたのと同じような状態ですから、うまく活用できないことが
起きるわけです。

トウシューズも、
トレーニングも、
指導も、
セミナーも、

どれも自分に合ったものが
最も効果的であるということです。

良い座席で舞台を観るということ。

自分への戒めの意味も込めて、書いておこうと思います。

いろいろなご縁の関係で良い舞台を良い座席で見ることが出来たとします。
(私は職業上、良い座席のチケットを頂くこともあります)
謙虚な心を持っている間は、それがどんなに価値のあることであり有り難いことであるかを理解できます。 
しかし、もしもこれが毎月のように続いたり、それが何年も続いても同じ気持ちでいられるのでしょうか。もちろん初めのうちは「絶対に大丈夫」って思うことでしょう。 
少なくとも現在の私は大丈夫のようです。

しかしこれと似たケースで少し怖いと思った、まさかの出来事がありました。
それは自分の本業であるパーソナルトレーニングで起きました。

ある日来られた新規のクライアントさんとのセッションでの出来事です。
いつものように全力でサポートしようと挑んだのですが、私の指導が上手く噛み合わないように感じたのです。 しかも私はあろうことかイラつきそうになっているのです。
誰しもそんな経験はあるでしょうが、今回の異変に以前の私ならもっと丁寧にやっていたのではないかと気づき、自分自身の行動を恐ろしく感じました。
過去の自分よりも指導の質が下がる可能性があるなんてことは今まで考えてもいませんでした。
その場で気づくことができ(自分の中で)軌道修正を行ない指導を続けたのです。
(自己分析して様々な環境が重なっていたことからこんなことになったと理解できました)

この二つの話は私にとって同じことに感じるのです。

自分だけは絶対に大丈夫だと自信を持って行動している中にも「慣れ」は存在していて、 その危うさの中にいつでも油断一つで入り込んでしまうのです。
そして周りからは「あいつ変わったな」と思われつつ、自分では気づかない状況を作り出します。

つまり、良い座席のインビテーションだけの話ではなく、
サポートしてもらっている環境や、大切にしている仕事、その他様々な環境において
「慣れ」が知らずのうちに自分の初心を蝕んでいることに気づくことが大切だと思ったのです。

特にある程度チヤホヤされやすい環境にいたり、優遇されやすい立場になってきた人ほど
注意してくれる人はいなくなり、しかもそのままでも普通に過ごすことができてしまうので
自分がどうありたいかを再確認することも大切なんだと思ったのです。

自分の中に生まれた一瞬の油断。
この気づきを大切にして、さらなる良い指導ができるように日々学んでいきます。  

久富淑子バレエ研究所定期発表会レポート

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1日に二つの舞台、さてご縁があった二つ目の舞台はバレエの発表会です。
今回もまた主観中心にレポートを書きます。

前回は2年前に拝見させていただき、今年も楽しみにしておりました。
今年は
1部 作品群
2部 コッペリア3幕より抜粋
3部 コンテンポラリー

という流れで進みました。
全体の印象として2年前に比べ、若いダンサーが多いと感じました。
これから未来あるダンサー達がさらなる成長の機会として発表会で全力を出していく良い機会になっているのではないでしょうか。
さらにはボーイズが6名もいるのです!
日本のバレエダンサー人口の比率で考えると80人に1人が男性ダンサーであり、この計算でいくと480人のバレエ研究所並みの人数になるわけです。この環境は非常に羨ましいと感じるバレエ教室も少なくないでしょう。
バレエボーイズにはこれからも頑張って欲しいと思っています。

さて、第一部の中で印象的だったものの一つはパドシスです。
1人の男性ダンサーと5人の女性ダンサーによって構成された作品で、
視覚的な楽しさが随所にちりばめられており、観ている人を飽きさせない演出に目を惹かれました。

第二部はコッペリア3幕の中で、小さいダンサーがしっかりと作品を作っているのが驚きました。
幕ものを演じるのはバレエダンサーの楽しみの一つでもありますから、この楽しさを胸に今日からまたレッスンを頑張って欲しいです。

そして第三部のコンテンポラリー作品です。
クラシックバレエでは非常に縁の遠い「床」での動きが含まれた作品でした。
今回初めてコンテの作品に挑戦したダンサーなら、膝や肘に青アザが出来たのではないでしょうか。
 
こういうところで身体の使い方が養われているダンサーとそうでないダンサーに違いが生まれます。
クラシックは上手なのにね。という感じでとても苦労しているダンサーはおそらく体育が苦手だったり
球技が苦手だったりするのではないでしょうか。
身体感覚を鋭くするためにはクラシックバレエだけでは足りないです。なぜならクラシックバレエは「型」にはめ込むことで美しさを生み出す芸術でありコンテンポラリーダンスは「自由」の中から美しさを生み出すダンスだからです。
日頃から鬼ごっこや球技、公園での様々な遊びをしてこなかったダンサーは、身体の使い方を学習する必要があります。体操教室でも良いでしょうし、パーソナルトレーニングでも可能です。
自分の体を自由に扱えるようにすることでダンスは自由になります。
 
そんな努力の末に生み出した作品だったのではないでしょうか。
「もっと自由に動いてください」なんて言われていたのではないかと勝手に思いながら
「自由に動くってなんだ?」なんて思いながら自分の動きを手に入れていくことも勝手に妄想しながら拝見させていただきました。

こういった作品に若いうちに触れることができるのは非常に価値のあることだと思います。
「私はクラシックだけをやりたいのに」なんて思っている人ももしかしたらいるかもしれませんが、
そんな人にとってもコンテンポラリーダンスから得られるものは非常に大きいです。
これはトレーナーという立場から北海道の子供達と関わってきて強く感じることでもあります。

自分の身体を自由に動かせるようになることは本当に大切です。

さて、こんな話の流れですのでトレーナーとして一つのアドバイスを書きます。
今回出演していたダンサーの中で、飛べるし回れるのに、着地やゆっくりとした動きの中で膝が揺れるダンサーがいました。
これは(怪我などが原因でなければ)、おそらく股関節のトレーニングで解決できます。
高く飛べるのは太ももが強いからです。沢山回れるのは軸の感覚が優れているからです。
着地で揺れたり片足のプリエでぐらつくのは身体を支える筋力が不足しているからで、今回の動きから分析するならば股関節周囲を鍛えることで解決できると考えています。
それは外旋筋や臀筋、内転筋など機能的に強化していくことによって手に入れることができます。
おそらく2ヶ月でかなり変わります。(本人が努力すればの話ですが)

見ていて明らかにどこかが弱いというダンサーはトレーニングで解決できます。
これは技術じゃなく筋力の問題だからです。
この時ばかりはトレーナースイッチが入ってしまい、頭の中でトレーニングメニューを組み立ててしまいました(笑)

彼ら、彼女たちがよりよく踊れることを心から願っています。
そして様々にサポートされている皆さんもお疲れ様でした。
未来あるダンサーたちが沢山いる発表会を楽しく拝見させていただきました。


 

ミュージカル「天使にラブソングを 〜シスターアクト〜」レポート

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1日に舞台を二つ観るという人生初の経験をしてきました。
一つはこちら東宝ミュージカル「天使にラブソングを」で、
もう一つは久富淑子バレエ研究所定期発表会です。どちらもご縁があり、とても良い席で観ることができました。
「良い席で観る」という通常では困難な環境に心から感謝しますし、これについてはまた別の記事として書こうと思います。

さて、話は戻りミュージカル観劇のレポートです。
いつも通り主観中心のレポートなので、あしからず。

ウーピーゴルドバーグ主演の映画「天使にラブソングを(原題シスターアクト)」は金曜ロードショーか何かで観た記憶があります。とても楽しかった映画ですし、おそらく再放送で何度か見ている気がします。
そのミュージカル版という情報だけで何の下調べもせずに会場へ向かいました。
この日はとても晴れていて、舞台をはしごするには絶好の天候でした。北海道の涼しさ最高です。
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さて、早速パンフレットに目を通して基本的なあらすじや役者情報を入れて開演を待ちます。
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すると、客席の前から何やら音がするではないですか。
何と!オーケストラピット!!生演奏だったのです。座席が近いのでちょいと覗きに行ってみると、舞台の音楽の関係上、ビックバンド的な編成になっていて過去に観たことのある生演奏の舞台(バレエ)との違いも楽しむことができました。

開演が近づくと、会場にはデロリス(森公美子)の声が。
「皆さ〜ん、携帯電話は電源を切ってね〜。マナーモードじゃダメよ〜」って(笑)
これはとても効果があると感じました。

登場人物がお願いすることで、 それを見に来ている人達は従うわけです。
観る側は楽しい気持ちになるし、サービス精神旺盛と感じるし、 やる側はお願いを聞いてくれるので、お互いにとって良い方法だと思いました。

そして物語が始まります。
作品の内容はネタバレになるので極力書きませんが、いろいろ感じることがありました。
まずは森公美子さんの当たり役っぷりはさすがとしか言いようがありません。
誰もがウーピーゴルドバーグを日本人がやるなら森公美子さんだろうと思うでしょう。
(樹木希林さんが若かったら候補に挙がっていたでしょうけど)

ですからすんなり違和感なく物語に入ることができました。
ミュージカルやバレエなどの作品は、それを観ることで勝手に都合よく自分の人生に照らし合わせて何かを感じ取ったりするのも醍醐味の一つではないでしょうか。
素晴らしい作品には自分が作品の中に入り込んだり、作品が自分の中に入り込んだりすることが自由にできて、そのシンクロした世界の中で何かを感じ、その得られた何かを持ち帰って家路につくのだと思います。

私も例にもれず、それぞれの役に自分を重ね合わせて心を打たれながら作品を楽しみました。
それと同時にこんな大きな作品を共に作ってみたいなという想いにもかられました。
何ができるかな。 役者?大道具?音楽?どれも今から始めると舞台に立てる確率は低く、それならトレーナーという立場で関わらせてもらう方が良さそうだとか、そんなことを思いながら素晴らしい舞台に包まれていました。
 
さて、少しは作品に触れなければただの感想文ですので作品で感じたことを一つ。
皆さん、「鳳蘭(おおとりらん)」さんってご存知ですか?
この上の文章を書くだけでも大変失礼にあたるほど超有名な元タカラジェンヌの星組トップスターの方ですね。
 
ただ、正直申しまして私は名前だけは子供の頃からよく知っている方ですが、ステージの映像は見たことがなく、清水ミチコさんのモノマネでしか知らないような方でした。 

それがものすごく、本当に素晴らしく作品を彩られているのです。
派手なオーラは消し去り、声は年相応の少し枯れてきた声、しかし凛としている風格。
まさしく修道女として神に身を捧げてきた人物の雰囲気を纏っているのです。
それはミュージカルという世界に身を捧げてきた人だからこそ放つことができる何かではないでしょうか。

おそらくかつての若かりし鳳蘭さんをご存知の方ならより一層、強く心を打たれたのではないでしょうか。
美しい歳の取り方というのはこういうことを指すのだろうと思いました。

また、音楽(生演奏)についても触れなければなりません。
今回の指揮を振られた塩田明弘さんはこの業界でとても有名な方らしいのです。
(Facebookのコメントで教えてもらいました)
オーケストラピットの人達が舞台の一部であることをリアルに感じられるような演出がちりばめられていました。指揮なのになぜか舞台と同じ振りで踊っていたりするんです(笑)
これは演者としても楽しくなるでしょうし、見ている側も音楽が一緒に生の舞台を作っているのを強く感じることができます。

そして舞台が終わりスタンディングオベーションで客席と一体となった中で登場人物が代わる代わる登場する時に最後の驚きがありました。ものすごいオーラを持ったシスターが登場したのです。
「あれ?こんな人いたっけ?」って思ったら鳳蘭さんでした(笑)
それはもう華やかなオーラを纏っての登場に一瞬誰かわかりませんでした。これぞ本領発揮だなと。
その後、全員が登場した時に森公美子さんから北海道出身の女優さんの岩崎亜希子さんを紹介するシーンなどもあり、 
(彼女のシスターがまたとても良いんですがネタバレになるので我慢します)
北海道公演は沢山のお客さんと共に大成功に終わったのではないでしょうか。

四季劇場が北海道にできたことで、ミュージカルを観に行くことに対してのハードルは
下がっているのではないでしょうか。日常的にミュージカルが観られる環境を提供してくれていることは
北海道の演劇関係者にとっても価値のあることなのかもしれませんね。

また来年、東宝ミュージカルを北海道で観てみたいなと思います。

北海道初「バレエダンサーのためのメディカルチェック」及び二つのセミナー情報

女医ントセミナー

北海道のバレエダンサーに少しでも良い環境を提供すべく、
今回は医師をゲストにセミナーを開催することが決まりました!
しかも3名限定ですがメディカルチェックも行なっていただけることになりました。
今回のゲスト講師である足立先生は現在、日本全国でバレエダンサーのメディカルチェックを
行ないながら、バレエダンサーに関わる様々なセミナーを行なっている方です。

午前中に行なうメディカルチェックでは超音波画像診断機などを使って
筋肉や骨の状態を見ながら不調の原因と対策を紹介し、エクササイズは私が医師のオーダーに合わせたものを提供させていただきます。

午後のセミナー「Aプログラム」では全国で好評のダンサーに関する栄養学を交えた内容と
成長期のダンサーに起きる怪我などを実際の症例を基にして対策をご紹介いただきます。
また「Bプログラム」では医師と私森脇がそれぞれの立場から皆さんの質問に答える質問会を行ないます。

募集開始は8月1日午前7時を予定しております。
日程を調整のうえ、なるべく多くの方にお集まりいただけるよう願っております。
道内はもちろんのこと、道外の方もこの機会に参加のご検討をしてみてはいかがでしょうか。
 

東京ジョイントセミナー2016 レポート

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エモーショナルトレーニングの水井さんと行なうジョイントセミナー2016東京レポートです。
と言っても、なぜか上の写真はセミナーと直接関係ないトレーニングの写真ですが、
とても皆さん興味があったようですので、写真撮影会になりました(笑)

さて、今回の私の内容はこちら
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 ダンサーの為のセルフケアプログラムです。

今回はダンサーのみならずダンサーをサポートしているセラピストの方もご参加いただき
シンプルなアプローチに対するちょっとした注意点などもアドバイスいただきました。
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アドバイスいただいたのはバレエダンサーを私よりもずっと前からサポートし続けている
ペンギン整骨院の伊藤先生です。
私が伊藤先生に初めて出会ったのは3年前のA.O.D.T.セミナーです。
千葉県で開業されているので、ダンサーでお困りの方は是非足を運んでみてください。

水井さんからのレポートはこちら 

さて、そんなこんなでセルフケアによるビフォーアフターを体験してもらいつつ、
身体がすっきりした状態でBプログラムのエモーショナルトレーニングです。

今回は「動き編」ということで、バレエの動きを一切使わないで「表現すること」
をミュージュカルに出ていたことで学んだ切り口で紹介していました。
私自身は何度もエモーショナルトレーニングを見てきていますが、
やり方は色々変わってきていても、感じて欲しい部分は何も変わっていないという
印象を持ちました。
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「表現する」ために抜け出さなければならないのは、自分の殻を取ることで、
そこにいち早く気づく人ほど、表現力が高まっていくのがよくわかります。
そのためのアプローチは極端な話、どんなことでも良いのかもしれません。

そして表現力を高めたいという共通認識の中で集まった人たちだからこそ
お互いを見ながら自分の表現を探していくことがやりやすいのだと思いました。
「恥ずかしがっている場合ではない」と自分を見つめ直すことができるわけです。

もちろん得意な人は「あんな方法もあるのか!」とさらに深めることができます。
同じ想いを持って、同じ方向に向かって努力すると能力は引き出されやすいですね。

今回もなかなか面白い相乗効果が出たのではないでしょうか。
動ける身体の準備と動かせる心の準備を身につけるワークショップになったと思います。

潜在能力を引き出す二つのワークショップ2016 in 東京 セミナー内容について 

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名古屋では申し込み開始から数日で定員になった
「ダンサーのためのセルフケア&ペアコンディショニング」をひっさげて
東京でのジョイントセミナーを行ないます。
(申し込み開始は明日7時にこちらから)

セルフケア&ペアコンディショニングでは

・セルフケアの理論的な解説
・やってはいけないケース(治療が必要なケース)
・ストレッチ前に行なうと効果的な理由
・どんな人に役立つのか
・ダンサーによくある身体の不調
・それに対応したセルフケアの方法
・なぜ不調が現れたのかチェックリスト

についてをわかりやすくご紹介します。
(このセミナーの主旨は「シンプル・簡単・誰でもできる」です)
 
今回対象者の年齢を少し上げた理由は、
小・中学生でも十分に結果が出るアプローチではあるものの、
筋肉が子供よりも大人に近づいた状態、もしくは大人の筋肉のほうが
はっきり違いが出ることが日々のセッションの中で分かってきているからです。

それだけ大人は疲れているということでもあるでしょうし、
筋肉が硬くなりやすいということでもありますね。
 
ですから最も受けてもらいたい人達を考えた結果、
今回は対象年齢を少しだけ上げました。 

・発表会やコンクールで疲れがたまってきているダンサー
・留学(サマースクール)に向けてセルフケアを学びたいダンサー
・今まではセルフケアなんて気にしないでも踊れたのに、疲れが溜まりやすくなってきたダンサー
・社会人になってもダンスを続けているダンサー
・大人バレエダンサー
・日々疲れが取れないバレエ教師
・大人クラスを持っているダンス指導者
・ダンサーをサポートしている(したいと思っている)セラピスト
・ダンサーをサポートしている(したいと思っている)トレーナー
・娘(息子)のケアやサポートをしたいと思っている保護者

特に、このような方達に受けてもらいたいです。

そしてせっかく受けるのだから「エモーショナル・トレーニング」も一緒に受けてみませんか?
表現力のトレーニングを「バレエダンサー・劇団四季」の二つのプロフィールを持つ人から直接学ぶ機会です。
昨年書いた記事ですがこちらを参考にどうぞ。
エモーショナル・トレーニングを受けた方が良い7つのメリット

プロの役者から大人バレエダンサーまでがそれぞれの目標に向かって
表現を磨くワークショップというのは非常に刺激的な空間になります。
「変わりたい」「表現力を高めたい」という気持ちがある人ならお勧めです。
ただ、「なんとなく」という気持ちで受講した人にとっては「感情」のトレーニングがきついので
 あまりお勧めしません。

東京でのセミナーは今の所、今年はこれが最後、次は早くても1年後です。
(依頼があれば伺うことになるかもしれませんが)

 みなさんのご参加をお待ちしております。
ジョイントセミナー2016東京

天満天神バレエ&ダンスフェスティバル第2回札幌公演

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昨年に続き、第2回となった天満天神バレエを拝見することができました。
今年は会場を間違えることなく開始時間前に座ることができました(笑)

この公演は若いダンサーの育成、支援を目的として開催されており、
「ダンスの融合」「ダンスの発展」「ダンスの発信」をテーマに拠点の大阪では過去8回行なわれています。

舞台は2部構成になっており昼の部の各スタジオの発表、夜の部のエキシビジョン&ガラと素晴らしい舞台が続くので、いつも通り特に印象的だったことを主観たっぷりにレポートしていきます。

昼の部はバヤデールを演目とするスタジオが3つありました。
一つの作品を3つのスタジオが同じ舞台で行なうというのは
観る側としては非常に価値のある機会になりました。

私自身がバヤデールの作品理解を深く学んでいないので、
場面によって雰囲気を変えているのか演出家の解釈によって変えているのか
そういった部分がわかっていれば一層興味深く見ることができたなと
作品を学ぶ必要を感じつつもそれぞれの演出を楽しみました。

そして昼の部からもう一つ。
小泉のり子バレエスタジオさんの作品が印象的でした。
人数が多かったのですが、揃っているんです。
私はどうしても集団での作品では揃っているかどうかに価値観が非常に高いようです。
ですから綺麗に動きが揃っていないと、個人個人の動きが美しくてもあまり心に響かないようです。

動きが揃っている上に、脚を高く上げて少しキープするなど、
ある一定以上の柔軟性と正しい体の使い方の両方ができていないと難しい動きで
合わせてくるのは、先生が音に厳しく、体の使い方に厳しいからなんだろうなと
勝手に想像したりしていました。
楽しく拝見しました。コールドの能力はプロになる上でも絶対に必要な要素の一つですしね。

さて、夜の部です。

才能ある若手ダンサーたちのエキシビジョンとガラです。
ここに出てくるダンサーたちはコンクール入賞組ですので、基本的にとても上手です。
その中でも何が加わればさらに良くなるだろうと思いながら演目を見ていました。

特に若いダンサーたちは腹筋の使い方というより、単純な筋力が低い印象がありました。
プランクあたりは行なっているでしょうが、言い換えるとプランクしかしていないようにも感じる瞬間が幾つかあり、お腹を鍛えるともっと踊りが安定するんじゃないかなって思いながら拝見しました。
(つまり、じっとしている時は安定しているけど動きの前後で揺れることがある感じです)

そしてガラです。
みなさん素晴らしいですね。そして特に踊り込んで自分のものにしているのが伝わって来る作品に関しては特に目を奪われます。特に、同じバレエ団の方や一つの作品に時間をかけて作ったものはペアの心が通じているのが見ていてよくわかります。同じ色になっているというか一つの生命体のような印象というか。そんな感じです。

そんな素晴らしいガラ公演なかで、私が個人的に勝手に応援している栗山廉氏のレポートを書きます。
直接はお会いしたことがないですが、私が観客として、プロダンサーになる前から北海道での活躍を見ていた数少ないダンサーですのでその成長を楽しみに見ることができています。

バレエジェンツとして大活躍中の栗山氏ですが、筋力も技術も明らかに高くなっており、
ザンレールをきっちり回りきってからのピルエットなど、難しい動きに対しても(以前からできたのかもしれませんが)余裕を持って回れている印象を持ちました。
そもそも佇まいが大人の男性になっていて、彼の成長の過程をこれからも観れる事を嬉しく思います。

さて、そこで一つ気になったのが、リフトです。
部外者の私が言うまでもなく、いろいろサポートされているでしょうから問題ないのですが、
勝手に分析して対策を書いてみようと思います。

今回私が観劇した座席が物凄く良い場所でしたので、いろいろよく見えました。
ちょどリフトを横向きでした時に綺麗なリフトだったのですが、少しだけ気になる点があったのです。

彼は背が高いですから、背の高い女性と組むことも多いと思います。
すると背の低いダンサーよりも相対的に体重は重く、本人の身長が高いために上に運ぶ移動距離も相対的に大きくなります。
すると腰への負担が大きくなりやすいわけです。

そこで勝手に対策です(笑)

まず、リフトをするときに男性の腰が反るのは安全ではありません。
(演出として反ることを指示されているならどうにもなりませんが)

そして腰が反る原因は大きく二つです。
一つは腹筋や肩の筋力が低いこと。これらは筋トレで解決できます。
そしてもう一つは案外見落とされがちですが、肩の可動域が低いことです。
簡単なテストをしてみましょう。

壁にお尻、背中、後頭部をくっつけて立ちます。そのまま”バンザイ”したときに
肘を伸ばしたまま手の甲が壁に着くでしょうか。また、そのときに腰の反りを消すことができるでしょうか。
これがあまりにもできない場合はリフトの際にトリックモーションによって腰が勝手に反ります。

さて、これらを踏まえてトレーニングメニューの仮説を立てます。
実際はやりながら調節しなければならないので確定できませんけどね。

・オルガストレッチよりタオルを使った肩のストレッチ2種目
(いわゆるタオルを使って肩を柔らかくするやつでOK)
・ショルダープレス(もしくはアーノルドプレス)
・デットリフト(オルタネットグリップ)
・クリーン
・ アブローラー(まずは膝から)
・ケトルベル各種トレーニング

こんな感じですかね。
あとは施設によって無い道具があるので、
自重トレーニングでアレンジしていけると良いと思います。

なんて、書きましたが、リフトをする機会がある男性ダンサーなら
おそらくこの辺りはやっているはずです。もしやっていなかったら参考にどうぞ。

追記:東京のバレエ専門のトレーナーである猪野さんが補足記事を書いてくださいました。

さて、そして最後の演目です。
下村由理恵氏、佐々木大氏の「ロミオとジュリエットよりバルコニーのパドドゥ」です。

またもや圧倒されました。
なんなのでしょうね。この「存在感」は。
他にも素晴らしいダンサーがたくさん出演していたのにも関わらず、圧倒的な存在感なのです。
今回も昨年に続き「何が違うんだろう」と思って見ていたのですが、
何が違うのかがわからないのですが、違うのです。

ジュリエットを「演じている」のは間違いないです。
しかしどうやってジュリエットを演じているのかが分かりません。
存在自体で目を奪われるのです。ただ立っているだけのような気がするのに。
そしてただ振り向いているだけのような場面ですら、そこにいるのはジュリエットなのです。
少しも大げさなことはなく、髪の毛の先まで演じているように見えるのです。

動きの無駄を省くだけではあの雰囲気は出ないと思うのです。
そこに何かを表現しているからこそ目を奪われるのですが、その不思議を読み解くことは
本番の舞台を数回見たところでは決してできないのでしょうね。
そしてその表現を最大限引き出せているのは完璧に揃って動いている佐々木大氏の
サポートによる部分が大きいんだろうなと思いました。

リフトの上でもジュリエットのままで居られるのは絶対的な信頼を置いているからでしょうし、
それに応えるように安定したリフトができているからでしょう。
パドドゥをする中で、理想的なパートナーに巡り会えた人は幸せだという話を聞きますが、
まさしく理想的なパートナーに巡り会えたのだろうなと思いながら見ていました。


まだまだ書きたいことは山ほどあるのですが、
思い切り短く書いたつもりでまたもや長いレポートになってしまいました。

素晴らしい舞台に出演された皆さん、楽しく拝見することができました。
そしてこの舞台をサポートされている皆さんに感謝いたします。

ありがとうございます。ますますのご活躍を願っています。

 

平山素子さんのワークショップ (フィギュアスケーター優先)

名古屋でフィギュアスケーターやバレエダンサーを数多くサポートしている葵接骨院が行っている、
フィギュアスケーター対象の「バックアップセミナー」で講師として平山素子さんが担当することになったようです。

この方がパネリストとして登壇されたシンポジウムで非常に感銘を受けて以来、
チャンスがあれば舞台を見に行きたいとずっと思っている方です。

そのシンポジウムで語った内容はこちらをご覧ください。 

バレエに関わる方であれば全日本バレエのコンテ担当の講師としてご存知の方もいるでしょう。
それよりも先日来日公演を果たしたスヴェトラーナ・ザハロワ氏に振り付けを提供したということでご存知の方もいるかもしれませんね。
フィギュアスケーターなら村上佳菜子さんの演技指導をサポートされていることでご存知の方もいると思います。
シンクロなら日本代表の選手への演技指導に関わられています。
詳しいプロフィールはこちら。 

さて、プラチナチケットであり争奪戦になること必至ですが、
是非とも申し込むことを諦めないでください。
チャレンジした人にだけ参加できる可能性が生まれます。
(今の所、まだ定員になっていないようです!)

今回はスケーターが対象ですが、なんと少しだけ「一般枠」も作るようです。
ぜひ平山素子さんのワークショップを受けてみたい方はお申し込みしてみてはいかがでしょうか。

お申し込みはこちらから

 

フィギュアスケーターのためのストレッチ

ロシア新体操のトレーニングメソッドを知っているオルガさんとこの1年間で
4回もジョイントセミナーを行なう機会をいただき、ストレッチのやり方や種目などを
沢山学ぶことができました。

そこで感じるのは、新体操以外の競技ではストレッチのメニューって
どれくらい浸透しているんだろうと。
例えば、ももの裏を伸ばそうと思ったら前後開脚、内腿を伸ばそうと思ったら横開脚
背中の反りを増やしたかったらブリッジで、あとは各自で。
まさかそこまで少ないチームやお教室はないと思いますが、これに準ずるくらい
ストレッチの種類が少ないと、うまく伸ばせない子が出てくるのは当然です。

そもそもが柔らかい子の場合、これくらいやっておけばいつの間にかあちこちが
柔らかくなるのですが、いつまでたっても前後開脚でお尻が横に向いたままだったり、
ビールマンスピンしたいのに「あとちょっと」から進歩が止まってしまったりしている人が「この先どうやればいいんだろう」という状態のまま解決しにくいストレッチ種目だけを一生懸命に行なっているということもあるはずです。

スケーターはジャンプに目が向きがちですが、身体が硬いままで良いわけではありません。
飛べるなら硬くても構わないと考えているなら、それも一つの戦略でしょうから今回の話は気にしなくても良いでしょう。
しかし、イリュージョンで膝が曲がったり、ビールマンで手が届かなかったり、 シットスピンで太ももがパンパンになったりしているなら、それはあまり良いとは思えません。

ちょっとしたコツや幾つかのオススメのストレッチ種目によって
今までできなかったことができるようになるというきっかけが作れます。

困った時に解決につながる為のストレッチ種目を北海道なら私が担当しますし、名古屋でしたらオルガさんがいます。

また、「オルガアンクル&ストレッチ」 を受講したトレーナーさんは
ある程度日本各地にいます。ぜひ探し当てて、今までやっていなかったストレッチで体のコンディションを変えてみてはいかがでしょうか。



 

名古屋ジョイントセミナー2016レポート ターンアウトを引き出す体幹、オルガアンクル&ストレッチ

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レポートの続きです。

「ターンアウトのセミナーを受講しても、それが踊りに繋がらない」
そういった悩みを抱える方へのセミナーとして 「体幹とターンアウト」をテーマに頭と身体の両方から
踊りにつながるヒントを紹介しました。

セミナーで習ったことが、一見バレエと全く違うように感じる種目の場合、
その関連性を感覚的に感じ取る能力を養えば「あぁ、そういうことね」と、
トレーニングとダンスが繋がって活用できるようになると思っています。

そしてその繋ぐ能力はアナロジー(類推)の力や因数分解の力を養い、
共通点を見出していくことでマクロ的に考えたりミクロ的に考えたりできる人ほど
トレーニングとダンスが繋がりやすくなると思うのです。

感性の高い人はこれを特に意識せず感覚的にやっているわけですが、
トレーニングしていけば誰でも養うことが可能だと思って、
トレーニングとダンスを繋ぐきっかけになるイメージの方法をいくつかのワークを使ってご紹介しました。

時を同じくしてセラピストのmayukoさんの記事にはそれと関連する記事が載っていました。
そこには「直観力」という言葉で、その意味として「冷静な状況分析や無意識的な論理的思考から、判断がなされる」と書かれています。

とても説明しやすいので「直観力」という言葉を借りて今回のセミナーを説明するならば、
直観力を鍛えることでトレーニングとダンスを繋いでいくということになります。

頭の中で(感覚的に)バレエの動き全体とトレーニングの動きを無意識に統合できると
何のためにこの動きを行なっているのかというのが理解しやすくなります。
そしてそんな素晴らしい感覚を養うためのトレーニング方法が存在するわけです。

私が仕事でご一緒する方たちは皆さんこの直観力が高い方が多く、
アレンジの能力や疑問の持ち方が心地よいというか、的を射ているのです。

その能力は「イメージする力」とも言い換えられます。
そしてそのイメージする力を養うためのワーク(理論)をやりつつ、実際に身体を使って動きながら
イメージとトレーニングを繋ぐ(実技)という流れを繰り返して4セット行ないました。

類推トレーニング身体を使う因数分解トレーニング基本エクササイズ代償運動について体幹とターンアウトのトレーニング→「直観力」がある人の思考的、身体的特徴についてバレエに近い動きでのエクササイズ

こんな感じです。
考え方を学びながら実際に動きの中で感じながら試してみて、別のアプローチの考え方を学び、それと関連する動きから気づきを引き出していくという流れによって、今まで意識していなかった身体の感覚を呼び起こしやすい環境を作ってみました。

これによって何が得意で何が苦手なのか、そしてどうすれば改善していくことができるのかが明確になっっていきます。あとはそれを日々意識して繰り返していくことで思考パターンの質が向上し、トレーニングとダンスが繋がりやすい人に変わっていくわけです。

もともとこの感覚を持っている人にはおさらい的なセミナーになるでしょうし、
この感覚を持っていない人には「そうやって考えれば良いのか!」と得られるものがあったのではないでしょうか。

身体との会話をするための考え方を紹介するという試みが皆さんのダンサーズライフに
良い影響を及ぼすことを願っています。


そしてその後にオルガさんのアンクル&ストレッチのセミナーです。

こちらは新体操がベースになっているので、強度の高いものに目が向きがちですが、
楽々できそうで実際にはうまくできないような物の中に身体の使い方を引き出すヒントが
たくさん詰まっています。

参加者の皆さんにはよくわかると思いますが、前半に出てきたカンブレっぽいやつとかは
体幹の支持や筋肉を伸ばしながら使う能力、そしてバランスまでを同時に鍛えることができます。
ウォーミングアップに最適な種目の一つでもあるので、レッスン前にあのあたりの数種目を取り入れると
身体のスイッチが入って動きやすくなると考えます。

また「アンクルが落ちないようにする」という意味を理解できると手首、足首の繊細な角度のコントロールのトレーニングになり、それが表現力に繋がっていくことがイメージできると思います。

ストレッチに関してはなかなかエグいやつがあって大変だったと思います(笑)

3つセットで受けた人は「ストレッチしやすい環境になり」「トレーニングとダンスを繋ぐ感覚を養い」「感覚を引き出すエクササイズとストレッチを行なう」という流れで受講できたと思います。

現在日本全国どこでも呼ばれれば日程が合い次第セミナーしますので、 内容も含めてご相談ください。
多くのダンサーにとって可能性を引き出せるきっかけになれば良いなと思っています。 



 

名古屋ジョイントセミナー2016 レポート セルフケア&コンディショニング編

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念願のセルフケア&コンディショニングセミナーの初開催をしてきました。
参加された方にはおさらい的なレポートであり、参加できなかった方へには
セミナーの内容ごご紹介という感じで書いていきます。

今回の会場は名古屋にあるオープンスタジオの「Studio MOVE」さんです。
毎年お世話になっている葵接骨院さんではないので少し緊張していましたが、
非常にウェルカムな雰囲気があるスタジオとオーナーの福田先生のお陰で
リラックスして行なうことができました。
スタジオもリニューアルしたばかりのようで、とても綺麗でしたし
面白いセミナーやワークショップを沢山開催しているのでお近くの方は是非
参加してみてください!
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まずはセルフケア&コンディショニングの内容ですが、
こちらは日用品を活用したセルフケアとASTRをセルフで行なうアプローチ
そしてペアで行なうコンディショニングの3本柱で行ないました。

しかし、開始早々に大きなトラブルが発生していました。
セルフケアを行なう日用品のご案内メッセージに「ビニール傘」があるのですが、
まさかの記入ミスにより「ビニール袋」という記述になっており、
参加者の皆さんはカバンにビニール袋を入れてお越しになっていることが発覚。

「ビニール傘もしくは縄跳び」と書いたつもりが「ビニール袋もしくは縄跳び」となっており、
「この二つの共通点は一体なんなのだろう」と余計な不安を与えてしまう事態になっていたのです。


さてそんなトラブルもなんとか乗り越えましてセミナー開始です。
はじめに伝えさせていただいたのはこれは「治療ではない」ということです。
そして治療とセルフケアの境界線に対しての見極め方を紹介してスタートしました。

このセミナーではツールを体に当ててケアする方法をいろいろご紹介するのですが、
私がご縁を感じている、研究と実践を深く重ねられているセラピストの方々のことを思うと気軽に「筋膜リリース」という言葉を使うのが抵抗あるので「いわゆる」筋膜リリース的なアプローチも含まれているという感じでご紹介させていただきました。

「テニスボールなどを体に当てるセルフケアは逆効果なのでやるべきではない」
と考えられているセラピストさんもいるので、この辺りは身体との相性も含めて
恐る恐る試していただきたいと思っています。
参考資料はこちら「テニスボールマッサージは悪いのか?

この辺りの話はとてもデリケートなので書けば書くほどややこしくなるのでこの辺にして話を戻します。

ビニール袋ではなく縄跳びを持ってきた方の協力を得て無事セミナーが進みます。
なんと縄跳びには持ち手が二つ付いているのでお隣に貸すことができるのです(笑)
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怪我をしていない状態では治療対象ではありませんので、
自分自身でケアできるならそれが一番です。

このセミナーで大切にしているのはビフォーアフターで変化があるかどうかです。
良くなったのであれば今後も行なうと良いですし、あまり変化を感じられなかった種目は
ひとまずやらなければ良いのです。
全部やれば上手くなるとかそう言ったものではなく、困っている部分が解決に向かうなら取り入れましょうというものですから。

さて、セミナーの中で出た質問のおさらいを書くことにします。

「さっきは動かしましょうと言っていて、今回は力を抜きましょうと言っていましたが
それはどのように考えると良いのでしょうか?」


この質問をいただいた時に確かに矛盾にも聞こえる説明だったと気づきました。


筋肉を硬くしてしまったまま(力を入れたまま)圧を加えると筋肉を痛めやすい上に
張っている場所に届きにくくなりますから筋肉の力を抜いて行なうのが望ましい一方で、
圧をかけた状態で筋肉を動かすと組織間の滑りが出やすい環境になるのです。
これが「はがす」とか「滑らす」とか「リリースする」などと呼ばれる状態です。

つまり後者は「力を入れる」のではなく「筋肉の動きを作る」というのが狙いになります。
その結果、いわゆる「リリース」されたことで筋肉の滑りが生まれて動きやすくなるわけです。
動かす場合は、なるべく当てている場所の力を抜いて動かすように心がけると良いです。

ただ、これを読んだことで「なるほど」と感じる人と「よくわからない」と感じる人がいますので、
理論がよくわからなくても、テキストに載っているやり方で試してみて、良ければ採用、変化を感じなければ不採用という判断基準で良いと思います。

これでケアのアプローチの一つの側面を体験しましたので、
あとは他のやり方との共通点などを探したり、興味が湧いてきて別のアプローチのセミナーを受講したりしていくことで、セルフケアのリテラシーが高まっていけば良いなと思っています。

次は東京です。セット受講は本日の時点で残り2名になったようです。
興味がある方はお早めにお申し込みください





 

怪我した時に何をすればいいのか。

「病院行くと休みなさいって言われるので行きたくないです」

このセリフに共感出来るダンサーって結構多いと思います。
近くにスポーツやダンスに理解のあるドクターやセラピストがいない場合、
身体の痛みがあっても病院や整骨院などに行かない理由の一つになっていますね。

全ての運動を禁止するのではなく、痛みが増さないようなものに関しては
積極的に行なっていくことがダンサーに限らず必要な方法になります。


さて、最近とても共感できる記事があったので、そこからインスピレーションを得てこの記事を書いているのですが、同じ感じで書くなら私がわざわざ書くこともないので、
私はイメージイラストを使って説明しようと思います。


例えばあなたが捻挫して足首を痛めてしまったとします。
病院へ行くと「バレエは休みなさい」と言われました。
さて、痛めた場所の腫れや熱が収まってきて、でも歩くだけでも少し痛みが出ている状態にまでは回復したとします。

その時点でのあなたのバレエに必要な能力の一部を書いてみました。
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さて、踊ることを禁止されると「私は怪我人だ」と気持ちが沈んでしまいますが、
よく考えてみると怪我した部分以外は今までのダンサーのままなんです。
その部分に目を向けることで後回しになっていて弱かった部分を鍛える機会を与えられたわけです。

上の画像をご覧ください。
今まで得意なものや分かりやすいものを中心に
練習時間を使っていた場合、苦手なものが弱いまま
バランスの悪い身体のコンディションになっています。
この画像を見て、何をするか考えると色々見えてきますね。
痛いまま無理して踊ることよりも重要なことがあるはずです。


せっかく踊ることを禁止されているんだから、
本当はやった方がいいのは分かっているけど、
なかなかやっていなかったことを
じっくり時間をかけて行ないましょう。

怪我しているタイミングだからこそパーソナルトレーニングを受ける
というのも一つのアプローチです。

腕や体幹が弱いってずっと感じていたなら
今がそれを鍛えるチャンスになります。
怪我していない時には優先順位が低かったものを
このタイミングで上位へ持ってきてここぞとばかりにしっかり行なうのです。

すると、もとより良くなって復活できます。

怪我は自分の身体を見つめ直すきっかけになるのです。
その時に落ち込んだ状態から抜け出して身体との会話を始めるダンサーと
いつまでも怪我人として身体を使わないダンサーでは復活した時の
調子が大きく違ってきます。


「あの時の怪我のお陰で身体を強くすることができました」

 
そう言えるように、痛くない場所で後回しにしていた部分を強くしていきましょう。
そういったサポートは私におまかせください!
動ける身体を作っていきましょう。


そして、そもそも怪我しないようにするためには
怪我する前からのセルフケアが大切です。
東京のワークショップはまだ空きがありますので、
セルフケアを学びたい方はどうぞご参加ください
 

昔のインターネットと現在のバレエダンサーをサポートする環境の共通点

今から10年以上前のインターネットの世界では、
各検索サイト(Yahoo!、goo、Google、livedoor、msnなど)が
お互いにライバル企業でもある検索サイトをトップページ下で
紹介し合っている時代がありました。

つまり、Yahoo!のトップページの下に
他の検索エンジンへのリンクがたくさん貼られていたのです。 

これはその当時、インターネットがまだ成熟した業界になっていない証拠だったとも言えます。
今ではYahoo!とグーグルが相互リンクするなんて考えられないですよね。

それがいつの間にか相互リンクしなくなっていました。
その辺りがインターネットが急成長していくポイントとも重なっていくわけです。
ブログが世に知れ渡る前夜という感じでしょうか。

さて、現在のバレエをサポートする人たちの業界がこれによく似ている状態にあります。
トレーナー同士、セラピスト同士がお互いをリスペクトしあっており、
相互にイベントやセミナーを紹介しているような状態にあります。
(少なくとも私の周りでは上記の環境で成立しています)

この環境があと何年続くかわかりませんが、今は非常に可能性に満ち溢れている状況でもあります。
これからトレーナーとして活動する人にとっても、今手助けが必要と感じている人にとっても
情報を得やすかったり、人脈を形成しやすい時代でもあるわけです。

似た環境ですと、舞台のチラシなどは相互に配らせてもらっていますね。
できることならこのまま進んでいくことを望みますが、
組織が大きくなっていくと互いを紹介し合うという環境ではなくなっていきます。
例えるならポルシェがトヨタに敬意を持って称えるなんてことはそう簡単なことではなくなるわけです。
最近あったんですけどね)


だからこそ、このタイミングでどんな形であれ各々がダンサーにとって理想的な環境を作れれば
今後未来においても「バレエはいいよねー。サポートの環境がしっかりしているから」なんて
他のカテゴリの人たちから言われるような状況になると思っています。


否定をし合うのではなく理解し認め合う。
人の数だけ考えのズレやコンセプトの違いは必ずありますが、
大きなゴールに対しては同じ方向に向かっているわけで、
できることなら攻撃ではなく建設的な対話で関われれば良いなと思っています。
それが今この時代だからこそできると信じているわけです。


今この時代を共に生きている皆さん達とバレエをサポートする仕事ができることを
心から感謝しています。数年経って、あの頃は面白い時代だったなと感じる時代が今であることを
強く感じています。 


そんなことを思い浮かべながら今週末は名古屋です。
そして7月10日の東京セミナーはまだ空きがありますので、
迷っている方は時代の風を感じにお越しください。
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