札幌の悩めるバレエ•フィギュアスケート•ダンサーの為の情報箱

札幌で身体の専門家として個人指導を中心に活動しているトレーナーがバレエやフィギュアに関する情報をお伝えします。

ここでは動作分析のプロが特殊な身体活動を求められる「バレエ、フィギュアスケート」を中心に身体のケアやトレーニング方法、最新情報などをどんどんお伝えしていきます。

【Facebookページ】https://www.facebook.com/ballet.figureskating「いいね!」よろしくお願いします。

私のパーソナルトレーニングご予約希望の方は
月曜〜土曜 新琴似中央整骨院(インターネット予約)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/

火曜・土曜 メディフィット整骨院(電話予約)
http://medifit-scenes.com
それぞれ予約方法や料金に若干の違いがありますので
ご確認の上ご予約ください。

【福岡開催】予約開始は2月18日から!「心と身体を繋ぐ3つのワークショップ2019」

コラボ福岡フライヤー決定版
心と身体を繋ぐ3つのワークショップの予約開始日の発表です。

2月18日(月)AM7:00予約開始です。
 
会場が空港から非常に近いので日本各地どこからでもお待ちしております!
(飛行機降りてから最短30分でスタジオに到着するくらいの近さです)

各地で大きな反響をいただいており、私たち自身も大きな達成感を感じるとても楽しみなワークショップでもあります。
2日間開催で、基本的な内容は大きく変更しません。(少しだけ変えますが、あえてあまり変えずに行ない、2日通し受講される方には「おさらい」的なアプローチになるようにしています)
 
お申し込み方法は上記のチラシに掲載されていますが、エモーショナル・トレーニングのコンタクトフォームからお申し込みという形になります。
参照:エモーショナル・トレーニングHP

ワークショップの内容をチラ見したい場合はこちらをご覧ください。
参照:心と身体を繋ぐ3つのワークショップ

楽しみです!
たくさんの方のご参加をお待ちしております!

心と体を繋ぐ3つのワークショップ2019 開催決定!


ダンサーにとって最高にオススメのワークショップの開催です。

「身体の使い方」をダンサーをサポートしているトレーナーから、
「心の動かし方」を表現指導の専門家から学び、
それを踏まえた内容でものすごく丁寧に組み立てていくコンテンポラリーダンスを通して
その日のうちに全てを同時に試してみることができるワークショップです。

2015年から始まり、日本各地で大変好評をいただいているこのワークショップが今回初開催の地「福岡」にて行なわれるうことが決定しました!


講師それぞれが自分のカテゴリでの専門家であり、その3人が同じコンセプトのもとで実施するという大変貴重な時間です。

過去のワークショップのダイジェスト動画が二つありますので、
これらを参考にしていただければ、どんなものなのかはイメージつくのではないかと思っています。

 
もう少し詳しく知りたい場合はこちらから過去記事をご覧ください。
参照:2018年名古屋レポート

参照:2017年札幌レポート

参照:2015年東京レポート(初開催)


楽しそうなのが伝わってくると思います。
楽しい上に学びが深いワークショップになるための仕掛けが山盛りです。
福岡にお住いの方はもちろん、中国・四国地方の皆さんや、福岡空港にアクセスの良い土地にお住いの皆さんも是非ご参加ください。
(会場は空港から20〜30分くらいの場所です)


「心と身体を繋ぐ3つのワークショップ2019 in 福岡」

 日時 3月30日(土)、3月31日(日) ←二日開催決定!!


3月30日13時〜20時(セット受講時の予定開始、終了時刻)
3月31日10時〜17時(セット受講時の予定開始、終了時刻)


申し込み方法などの詳細は後日ブログにて報告しますのでもう少々お待ちください。

 

森脇・オルガ ジョイントセミナー2019

今年も大阪セミナーが決まりました!
2016年から毎年呼んでいただいている大阪ジョイントセミナーですが、
今年で4回目になります。 

今年の私のテーマは大阪初開催の
「セルフケア&ペアコンディショニング」と「膝・足首編」です!

「セルフケア&ペアコンディショニング」はダンサー特有の不調にフォーカスしたセルフケアのメニューを症状別にまとめたテキストをお渡しします。
8e9c3630


治療が必要な状態になる前に自分で自分の身体をケアできれば

疲労回復やパフォーマンス向上に直結します。

専門家(セラピストなど)の手が一番なのは当然ですが、

必要なタイミングというのは舞台前やコンクール前など

ケアしてもらう時間を作れないほど踊り込んでいる時ではないでしょうか。


または、大人バレダンサーでは週に一度の専門家によるケアでは間に合わないと

感じるほど疲労が取りにくいという方もいらっしゃると思います。

(ちなみに大人バレエダンサーはセルフケアで股関節の可動域が広がり、

スムーズに脚を開くことができるようになる体験ができます)


そこで、日々の体のコンディションを自分自身で整えるためにも

ツール(日用品)を使ったケアのアプローチをご紹介しようと思います。

参照:ダンサーを救うのは一人のプロフェッショナルか大多数の素人か

近年、筋膜リリースという言葉が一人歩きしており、

なんだか身体をコロコロすればいいのかな?という認識の方が

沢山いらっしゃると思いますが、安全に効率よく行なうためには

ちょっとしたコツがあります。


これは一度知っておくだけですぐに自宅で活用できますので

とてもおすすめです。

それを写真と解説付きでテキストにしているものを

セミナーを通してみなさんにお届けいたします。

参照:ダンサーのためのセルフケア&ペアコンディショニング


そしてそれと連動して行なうのが「膝・足首編」です。
こちらは、膝や足首に関する怪我やトレーニングに関しての情報を整理して「何をすればいいのか」を見つけることができる内容になっています。
例えば
・「甲出し」はどの関節を「出す」のか
・タオルギャザー(タオルのたぐり寄せエクササイズ)は有効なのか?
・膝下ターンアウトの原因と対策方法
・ルルベが低い "あまり知られていない” 原因
・足首が痛くなるチェックリスト
・演技中膝が曲がる原因の洗い出し
・足先が伸びない原因の洗い出し

などをご紹介します。
これらを理解することで練習効率やエクササイズ効率が上がり上達の速度が加速します。

そしてオルガさんのレッスンは久しぶりの「アンクル」です。
しかも今回はテーマを絞って「空間認識」と「腸腰筋」の2つの能力を高める内容になっています。

踊りの中で手足がどこにあるのかを正確に感じ取るためにはコーディネーション能力が必要になります。
この能力を身につけるために非常に有効なのが「アンクルトレーニング」です。
日本でのアンクルトレーニングの第一人者であるオルガさんから直接習えるのは非常に貴重な機会です。
参照:ジョイントセミナー「オルガアンクル」

参照:アンクルトレーニング


定員になるセミナーですので、お早めにお申し込みください!
3月24日ジョイントセミナー



ーーーーーーーーーーーーーーー
2019福岡開催セミナーはこちら


フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文



乾直樹WS in 札幌 3月2〜3日 

noname
乾直樹さんのワークショップのご案内です!
参照:乾直樹さんHP「イヌパンの作り方」

私が主催というわけではありませんが、なんせ乾さんですから宣伝しないわけにはいきません(笑)
すでに残り少ないようですが「① フロアワーク入門」以外はまだ定員になっていないようです。

乾さんのレッスンの分かりやすさや楽しさはこのブログをご覧の方なら皆さんご存知だと思いますが、念のために乾さんのレッスンのレポートをいくつか貼り付けておきます。
参照:DLS冬期講習会 レポート2 ←初めて乾さんに出会った時のレポートです。

参照:心と身体を繋ぐ3つのワークショップ レポート ←初めて乾さんと一緒にワークショップを行なった時のレポートです。

参照:潜在能力を引き出すセミナー2017 レポート 〜コンテ・初級〜 ←乾さんのコンテレッスンを丁寧にレポートした記事です。

9448d26f




シアターコンテンポラリーはこんな感じです。



お問い合わせはチラシに掲載されている電話番号にかけるか、こちらのHPのコンタクトフォームからお申し込みください。
参照:やちぼーずHP


ーーーーーーーーーーーーーーー

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文

ローザンヌで優勝したマッケンジー・ブラウンさんと昨年優勝したシェール君の共通点

51581970_2401861316551973_6145424461941178368_n
今年ローザンヌ国際バレエコンクールの栄冠を勝ち取ったマッケンジー・ブラウンさんと昨年優勝したシェール・ワグマン君には2つの共通点がありました。

それは、
・北米出身
・モナコ王立グレースバレエ学校(プリンセス・グレース・アカデミー)在籍

ちなみに日本人でマリインスキーに入団し、いきなりセカンドソリストに抜擢された永久メイさんもこの学校に在籍していました。

彼女のインスタには話題の黒鳥が載っています
そしてバレエ学校のインスタにもコンテが盛んで、様々な体の使い方を身につけることができる環境にあるのが見て取れます。

ここまでくると、このバレエ学校への入学希望者の競争率がさらに高まりますね。
さらなる才能が集まることで好循環が続くことでしょう。

講師陣の能力が高いことと、雰囲気の良い校風が予想されます。

また、この学校が力を入れている理念や指導スタイルなどは参考にできるはずです。
指導力はすぐに真似できるものではありませんが、参考にできる部分は取り入れることで少しでもダンサーの可能性が引き出されるのであれば試してみる価値はありそうですね。

そして余談ですが、マッケンジー・ブラウンさんは今年4月に行なわれるYAGP本戦にも出場が決まっていますのでチェックしてみるのも良いですね。



ーーーーーーーーーーーーーーー
【福岡】心と身体を繋ぐ3つのワークショップ2019開催(3月30、31日)
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/52979015.html

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文

【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】

結果速報です。
51581970_2401861316551973_6145424461941178368_n
1位 BROWN Mackenzie 米国   16歳
2位 FIGUEREDO Gabriel ブラジル 18歳
3位 佐々木 須弥奈 日本 18歳
4位 脇塚 優 日本 17歳
5位 WU Shuailun 中国 17歳
6位 DA SILVA João Vitor ブラジル  15歳
7位 JOAQUIM Alexandre ポルトガル 18歳
8位 住山 美桜 日本 18歳

コンテンポラリー賞 BROWN Mackenzie 米国   16歳
ベストスイス賞 佐々木 須弥奈 日本 18歳
会場オーディエンス賞 BROWN Mackenzie 米国   16歳
ウェブオーディエンス賞 CHOI Jihyun 韓国 16歳 
ベストヤングタレント
賞 SHUGART Julia 米国 16歳
51499370_2401861306551974_7538223961658621952_n-1


ジャッジには新国立劇場の次期芸術監督が決まっている吉田都さんもいらっしゃいました。
いつもながらそうそうたるメンバーです。
51699198_2401833009888137_3691352502025846784_n


今年のローザンヌは例年以上に実力が拮抗していた印象がありました。
唯一ブラジル出身のガブリエルくんはスタイルが特出しているので非常に目立ちましたね。

あれだけ長身で手足が長く顔が非常に小さいと、ステージに立つだけで他者との違いが生まれるというのは素晴らしいギフトとしか言いようがありません。
それでいて柔軟性も高く、それをある程度コントロールできている。

動き自体の解像度は特別高くないのですが、スタイルの良さと柔軟性、そして最大可動域でコントロールする力が補ってくれているので何をしても美しいような気がしてしまいます。
まさしく将来有望であり伸びしろを感じさせるダンサーですね。

優勝者のマッケンジーブラウンさんはクラシックは正確でありブレがなく、コンテは魅力的な動きを見せてくれました。コンテンポラリー賞とオーディエンス賞も含めて3冠です。素晴らしいですね。

佐々木須弥奈さんと住山美桜さんのコンテが素晴らしかったです。
日頃から様々な動きを踊り慣れているのだろうなと感じさせる動きを見せてくれました。
バレエダンサーはクラシックしか踊らないとコンテを踊った時に踊り慣れていない感じがすぐに伝わってきてしまいます。なるべく様々な動きに触れ合っておくことが重要だと思います。
参照:心と体を繋ぐ3つのワークショップ

全体を通してコンテが暗い作品というか無機質なコンテが多く、夜中の生放送で観ている人間には厳しい状況が続きました(笑)
準決勝では男性がチュチュをつけた作品などもあったのですが、それを踊ったダンサーが決勝に残ることはありませんでしたので、全体的な無機質感を感じたのだと思います。

これが最近のバレエ業界のコンテのトレンドなのかもしれませんし、評価されやすい振り付けというのがあるのかもしれません。

審査が終わるまでのインターミッションではリヨンオペラ座の男性二人のコンタクト系のダンスが非常に面白かったです。繰り返しの振り付けからダイナミックな動きへの流れがミニマムな音楽とマッチしており、見ていて心地よかったです。
51724410_2401787509892687_1101985511758626816_n
51513516_2401787503226021_7698953504869580800_n

そんなこんなで今年も大変楽しく観ることができました。

いつまで見られるかわかりませんが、ファイナルの動画はこちら。


インターミッションと結果発表



ーーーーーーーーーーーーーーー

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文
 
 

ローザンヌ国際バレエコンクール 2019 日本人決勝進出者 【動画あり】

noname
いよいよ決勝進出者決定しましたね。

セミファイナルのセレクションを通過して決勝の舞台に進出したのは、

207 淵山隼平
313 佐々木須弥奈
316 住山美桜
408 脇塚優 (敬称略)

の4名です。ゼッケン番号と照らし合わせて動画をチェックしてみるのも良いですね。

ジュニアのセミファイナルはこちら

207淵山君 クラシック1h過ぎ コンテ2h54m過ぎ




シニアのセミファイナルはこちらです。

313 佐々木さん クラシック34m過ぎ コンテ1h59m過ぎ
313 住山さん クラシック39m過ぎ コンテ2h07m過ぎ
408 脇塚くん クラシック52m過ぎ コンテ2h30m過ぎ

 

スイスインフォにはインタビューがアップされていますので、そちらも合わせてご確認ください!
いよいよ今夜10時から決戦ですね。楽しみです。
参照:スイスインフォ

ローザンヌ国際バレエコンクール2019 現地で見ている方からのレポート

noname
とても貴重な情報が現地から入ってきました。
私が大変良くしてもらっている方が毎年現地でローザンヌ国際バレエコンクールを見ているのですが、その方からのレポートとしてこんなお話を聞きました。

「コーチングの時間に指摘してもらっていることを全く無視している人」がいたそうです。

これは何を意味しているのか。


指摘を無視している=ディレクターの言うことを聞かない

そう思われるということです。
つまり、どんなに上手でも「使いにくいダンサー」だと思われるので未来への扉が閉じてしまうのです。

 
仮に今まで自分がやり慣れた動きじゃなくて、指摘された通りやると上手くいかない可能性があったとしても、 指摘された以上やる以外の選択肢はないと考えた方が良いです。
もしどうしてもやりにくい場合は、指摘された時点で「それだと私は上手く踊れないんですが何か方法はありますか?」と質問する必要があります。 

指摘はチャンスでもあり地雷でもあるわけです。

「こうやれば良いんですね?」
「そうです」

というやりとりが成立すれば、 指摘した通り踊ることで高評価は確約されるのです。
だって、やれって言った通りのことをやったんですから、評価する以外の選択肢がありませんから。

一方で、やれって言ったことをやらなかった場合、言ってもやらないので「使いにくいダンサー」だというレッテルが貼られるので「雇いたくない(選びたくない)」と思われる可能性が高まります。


ここが審査員の見ている「伸びしろ」 の一つになります。


変化していくようなダンサーは未来への可能性が高いと思われますし、変化しないダンサーは今はうまいけどここまでだと思われます。
今の完成度ではなく、5年後、10年後の可能性を考えてジャッジしているのですから、指摘に対して変化を見せられないのは致命的なんです。

 優先順位はこんな感じではないでしょうか

1 指摘に合わせて上手に踊る
2 指摘を意識して踊りが変わる
3 指摘を意識したけど上手く踊れなくなる
4 指摘を無視して上手に踊る

 4を選ぶくらいなら3の方がマシなんです。

これは選ぶ側の心理と選ばれる側の心理の違いでもありますね。
「未来の可能性を見たい審査員」と「この場で良い所を見せたいダンサー」は大切なポイントがズレます。 


この話は表現の美しさという側面ではなく「選ぶ」「選ばれる」という側面にフォーカスしていますが、美意識に関しても指示をする人に合わせることがダンサーとしての役割だと思いますので同じようなアクションが求められるはずです。
(自分が演出家でない場合)

そしてこのエピソードは決してコンクールやオーディションだけに限った話ではありません。

発表会などに出る場合も、先生の指示に対して変化がないのは良い役がもらえにくいでしょうし、立ち位置がセンターになったりソロをもらえたりする確率も減るはずです。


話を戻しまして、ローザンヌ国際バレエコンクールに出ているダンサーの中で、圧倒的に上手な子じゃない限りは大体横並びになっていて、選ばれる境界線上にいる人たちにとっては、こういったエピソードひとつでその後の人生が大きく変わる可能性があるわけです。


オーディションを受けるような人たちへ、参考までに。 


 

ローザンヌ国際バレエコンクール2019 もう1つの視聴ポイント

noname
貴重な動画が生放送で配信され続けていますね。
さて本日セミファイナルの結果が出て明日のファイナル進出者が決まります。

ここでひとつバレエ好きな皆さんや将来プロを目指しているヤングダンサーに朗報です。
もう、すでにそのように意識している人も多いかもしれませんが、気がついていない人も沢山いるのでここでご紹介します。

無料で動画が生放送で流れ、しかも保存された動画を後から見ることができるという最高なプレゼントをネットがつながる誰もが享受できるのは本当にありがたいですね。
その気になれば自宅でローザンヌで行なわれているレッスンの一部を受けることができますし、 繰り返し練習することすらできます。


さて、今回ご紹介するもう一つの視聴方法というのはそこではありません。

 
そのポイントは「英会話」です。


この動画を見て「英語だからよく分かんない」とするのか「バレエに関係する部分は所々分かる」とするのかによって見え方が変わってくると思いませんか?
※ときおりフランス語ですが(笑)

バレエに関係する言葉はバレエを習っているスイッチを入れて聞くと聞き取りやすいはずです。
状況が映像に映っているわけだから、何を指示されたのかを考えて聞くとさらに聞こえてくると思います。

これによって、

・身近なバレエに関する英語だから理解しやすい
・英語でのバレエレッスンの感覚をつかみやすい
・ダンサーの動きの変化(上達)を通してバレエの動きのコツをつかめるようになる

聞き流すだけの英語教材プラスバレエ上達という素晴らしい環境になります(笑)

英語に触れる機会と、最高の講師のバレエレッスンに触れる機会が手に入ると思うと、
日頃から「英語喋れるようになりたいなー」なんて思っている人にとっては最高だと思います。

是非そんな気持ちを含めてご覧になってみてはいかがですか?

まずはDYA1から。


 

ローザンヌ国際バレエコンクール2019 スタート! 【動画あり】【ストリーミング配信情報あり】

noname
若きダンサーの登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクール2019がいよいよ始まりました。
ホームページのトップ画像には昨年の優勝者シェール・ワグマン君が映し出されています。
参照:

Prix de Lausanne(HP)



彼は本当に圧倒的でしたね。
参照:シェール・ワーグマン君はなぜ13歳からバレエを始めてローザンヌ国際バレエコンクールで優勝できたのか?

昨年11月にYAGP2019日本予選の会場にいたので、大きなコンクールの会場の空気感を実感しながら見ることができそうです。
参照:YAGP2019先生たちの注意するポイントは3つ

早速動画が配信されていますね!





そして今年は日本人が12名参加しているようです。
日本人に頑張って欲しいなと思いつつ、ダンサー全員が今ある力を出し切って欲しいですし、
貴重な1週間を有意義に過ごしてほしいなと思います。



 本日夜18時からストリーミング配信されるようですから、
お時間ある方はぜひ生放送で現場の空気を感じてみてください。
参照:ストリーミング配信先はこちら

ーーーーーーーーーーーーーーー

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文 

【拡散希望】ルルベの研究にご協力ください

50667311_2375684312503007_1404416218022019072_n
バレエのバイオメカニクスを研修されている井村祥子先生が「大人バレエダンサー」のルルベを研究においての被験者をさがされているそうです。

日本にはたくさんのバレエダンサーが、その中のプロはほんの一握りです。
つまりプロじゃない人の足の研究をすることが日本のバレエダンサーの足の研究をすることにおいて非常に重要な要素になります。

みなさんのご協力によって日本のバレエ界のサポートができると思うと素敵だと思いませんか?
報酬や交通費はでませんが、通常なら実費で診療なしにルルベを撮影すると3万円程度かかるMRI撮影とその画像をもらうことができます。
無料でルルベをMRIで撮影して記念に画像をもらえると考えるとお互いにメリットがあると感じてもらえるかもしれませんね。

大人バレエダンサー対象と書きましたが、2つだけ条件があります。
・ひどい外反母趾ではない人
・現在両足に怪我をしていない人

メールを送信して、個別に相談してから参加決定が決まるそうです。

バレエ教師の方やバレエダンサーで周りに大人バレエダンサーがいらっしゃる方は是非ご紹介ください。
詳しくはこちらから
参照:ダンス実験協力者登録バンク



ーーーーーーーーーーーーーーー

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文

 

「背骨を折って、、、」の記事を読んで感じたこと part.2

noname
まずはこの記事を最後までお読みください。
参照:背骨を折って気付いた。バレエに傷つけられてきた、私の人生
原題:Is There Such A Thing As Ballet That Doesn’t Hurt Women?(女性を傷つけない"バレエ"というものはあるのでしょうか?)

結果としてこの著者の意見を批判するような形になってしまうのが心苦しい気持ちもあるのですが、
人格と意見を切り分けることが大切で、意見が違うが人格を否定しているわけではないというのが望ましい形だと思っています。
参照:落合陽一氏のツイート


私は影響力のある対象に対して意見が違う場合、自分の意見を自粛することは避けるべきだと考えています。

part.1ではバレエ業界の行く末について最悪の結末を想定して書いてみました。
参照:「背骨を折って、、、」part.1

つまり、「女性軽視」の視点が過熱してバレエ自体の公演が出来なくなる未来です。

そして今回は筆者の書いている記事に対して私が感じた他の部分に対しての意見になります。
これから私が書くことをご覧になったダンス教師やダンサーの方がどう感じるのかは私には分かりませんが、私と似た価値観を持っている人もいれば、筆者の彼女と似た価値観を持っている人もいると思います。


それではご覧ください。



まず、背骨を折った原因について。
彼女は「厳格な教え」が原因でバレエの世界を去ったと書いています。
まるでレッスン中のミスが原因ではなく、厳格な教えが原因で怪我をしたかのような印象を彼女が持っているように感じます。

バレエのせいにしてはいけません。最近ではスポーツ医科学の情報も取り入れられるようになり、どんどん怪我のリスクを減らせる手立てが増えてきています。

直接の原因は「音楽が遅れているように聞こえた」ことであり「厳格な教え」が原因ではないはずなのに、いつの間にか原因がすり替えられています。

その後、バレエの世界を諦めざるを得なかったのは痛みが取れなかったからであり、もっと掘り下げると残念ながらプロダンサーとしての資質が足りなかった、届かなかったからです。あなたほどの努力をせずにも苦もなくバレエの世界にい続けられる人が沢山存在します。
そしてあなただけではなく、毎年ものすごい人数のバレリーナが同じ思いの中でバレエの世界から去って行っています。


続いて、ホープ・フィッシャー氏の「一線を越えていた」と語った出来事について。


これは現代ではセクシャルハラスメントと捉えられても仕方がないケースだと思います。
セクハラは「本人がセクハラと感じたらセクハラ」ですから。
しかしこれが過去に遡って「あの時は何も感じていなかったけど、そういえばあれはセクハラだった」と感じることで「#metoo」と言うことが広がるのであれば、男性バレエ教師は全員解雇される可能性すらある気がします。

ダンスの世界で良い指導者というのは直接触って直してくれる人だと思っています。
参照:YAGP2019 解剖学を理解しているバレエ教師

触ることをやめてしまうときっと生徒の成長速度は遅くなるでしょう。
また、その当時には信頼関係を築けていたけど、のちに不信感を持ち「あれは一線を越えていた」と言われた時点でアウトになるならば、今後も同じようなケースでの告発は止まらないでしょう。
男性バレエ教師は非常に仕事しにくくなるのは避けて通ることができないです。

とはいえども「互いの生殖器が触れそうになるまで近づける」という表現は悪意が感じられます。
そんなこと言ったらパドドゥ出来なくなります。


続いて「調整」について。


「ダンサーの心地よさや能力が考慮されることはない」という一文がありますが、生徒自身の目的次第ではそれもまた止むを得ないのがバレエの世界だと思っています。その後に続く文章にご自身でも書いていますが「その座を狙うダンサーが常にいる」状態ですから、自分の能力の範囲が求められているレベルに届いていない場合は諦めて譲るか、負荷をかけて挑戦するかの二択を選ばなければなりません。


次に、
「体に強い違和感があるにもかかわらず、踊り続けるよう促される」という部分に関しては、
進言したのに聞いてもらえなかった場合は教師に責任があり、言い出しにくいという理由で黙っていたならば、それを選んだ自分にも責任の一端があると考えます。教師は言われないと分かりません。
体の違和感を抵抗なく言い出せるような信頼関係を結ぶことはダンサー、教師共に重要なミッションだと思います。
また、そもそもクラシックバレエにおいて「体に強い違和感」がある時点で使い方が間違っている可能性が非常に高いです。(コンテでのよほど特殊な振り付けならばありえるかもしれません)


バレエへの大いなる矛盾について。
難なく踊っているように見せることのどこが大いなる矛盾なのでしょうか。
私は表現だとは思いこそすれ矛盾だと思ったことはありません。
そして自分を支えるために全身の筋肉がけいれんするということは、恐らく筋力不足だと思います。そして持久力、柔軟性、筋力を毎日鍛える必要があるとのことですが、筋力は休日を作った方が良いですし、持久力と柔軟性を毎日鍛えるのは他の審美系スポーツ全てに言えることです。
バレエだけが特別ではありません。ちなみに新体操の方がより高い柔軟性が必要で、より高い跳躍力が必要なので、フィジカルの面だけで語るならほとんど全てにおいて新体操の方が負荷が高いです。
(唯一つま先では立ちませんので、足部はバレエの方が強い可能性があります)


著者の体の欠点と語る部分について
条件が揃っていないプロバレエダンサーは山ほどいます。みんな努力でカバーしています。
ただ、著者の周りには適切なバレエへのトレーニング指導をしてくれる人がいなかったと思われます。
疲労骨折の原因はストレッチではないはずですし、足に年下の女の子を乗せるのは百歩譲ってもあまりお勧めできる方法ではありません。それで怪我しないダンサーもいるでしょうから絶対に全員が禁止というわけではないというのが私の考えですが、そんな私ですらその手段は止めると思います。

これらの結果、著者はバレエの理論に欠陥があると考えるに至ったのでしょう。

よく訓練すれば、条件が揃った人たちにおいては怪我なく踊れるのがバレエです。
条件が届いていない人や訓練が足りない人が踊った場合、理論に欠陥があると感じることでしょう。

そもそもつま先で踊ること自体が欠陥だというならば、そういった考えもあるだろうと同意します。
また、身体条件に依存し誰もが踊ることができないことを欠陥というのであっても、そういった考えがあるだろうと同意します。


その後のダンスの研究者の著書の引用で、
「足の自由は奪われる。爪先立ちが可能になる一方で、よろめくような動きになる」という一文があります。
「足の自由」というのが何を表しているのか分かりませんが爪先立ちが可能になる時点で足の自由度が高まっていると考えることもできますし、よろめくような動きになるのはトレーニングが足りないからだと思います。

表現の自由度を求めてマリー・タリオーニがポワントを履いた時には「足の自由を奪われる」とは思わなかったのではないでしょうか。

むしろ(よく鍛えた足ならば)回りやすくなるし、妖精のような浮遊感を表現しやすくなるわけで、鍛えた人じゃないと使いこなせない道具ではあるものの、自由度を上げ、よろめかないで踊ることが可能だと思います。


若いダンサーが自分の身体を非現実的な型にはめようとして起きるケガが、バレエ界の頂点が変われば減るかもしれないという点においては同意します。
参照:1番ポジションは180度開くべきか否か


クラシックバレエの世界が残酷なのは、踊る才能に恵まれていても、骨格上どうしても足首が伸びない人や股関節のキャップが深くて大腿骨のねじれがターンイン側に強い場合は、本人の努力とは別の部分でプロバレリーナになれない可能性が跳ね上がります。
参照:ターンアウトはこれで決まる


バレーボールは背が低くでもリベロにはなれます。
バスケットボールでもガードというポジションにはなれます。
野球選手だって背が低くても活躍している人がいます。

多くのスポーツの世界では努力次第で骨格的な不利を乗り越えることができるのですが、
クラシックバレエのプロダンサーにだけ限定するならば、努力や才能で骨格的な不利を乗り越えられないケースが存在するのです。ギリギリでプロになれても怪我のリスクが非常に高いです。


話を戻しまして、


彼女の記事は現在のバレエ界の流れが分かる良質な部分がありますが、
彼女自身の境遇によって、良質な部分があまり頭の中に入ってこない印象を感じました。


著者はアクシデントにより背骨を折り、大好きなバレエから離れなければならなくなったので
ダンサー時代に感じていた疑問や不満が現在になって表出してきたのかもしれません。

共感する人が非常に多いであろう記事なので多くの人の目に止まり、現在でも色々なメッセージを直接たくさん受け取っていると思います。

この記事によって各地で議論が生まれたはずです。それは非常に価値のあることです。
ただし、記事にするには少々感情的すぎたと私は感じました。

情報を発信する立場の人間は、言葉が一人歩きして本意じゃないまま広がってしまったり、
今では考え方が変わったのに古い記事を掘り出して指摘されたりするので覚悟が必要です。

私も情報を発信しているので人に迷惑をかけたり不快な思いをさせてしまうこともあります。

ただ、それによって議論が生まれたり考え直してみる人が出てくるならば、最大限の配慮とともに情報を発信していく方が望ましいと考えています。

著者も私も共通しているのは少しでもバレエの世界がより良い環境になることを願っていることです。
ただ、それに対しての意見が違ったのが今回の記事を書くきっかけになりました。
彼女のような想いをしないでバレエを楽しめる適切な指導ができる指導者とサポートしてくれるセラピスト、トレーナーが増えることを願っています。

「背骨を折って、、、」の記事への違和感と今後のバレエ界について

noname
昨年末にこの記事がとても多くのシェアされていたので、私の目にも止まりました。
参照:背骨を折って気づいた。バレエに傷つけられてきた、私の人生

共感できる部分もあるのですが何かが引っかかる記事だなと感じていて、感情的に記事にするべきではないと思い、少し時間を置いてから私なりの感想を書くことにしました。

まだ、しっかりと整理できているわけではありませんが、今私が感じている違和感と
これからバレエの世界に起こりうる出来事を想像して書いてみようと思います。

まず、私が気になった部分を少し冷たい書き方ですがまとめてみると、

ミスによって発生した怪我をバレエのせいにしたいけどそれでは都合が悪いので、バレエの中にある良くない側面を書き出すことで自分の不幸をバレエの悪しき習慣が原因だと論点をすり替えようとしているように感じる。

という感じです。


正論も書いているだけに共感された方も多いと思います。しかし私には、筆者が自分の才能と条件と現実を正面から受け入れられていないまま「私が悪いんじゃなくてバレエが悪いんだ」と言いたいけどバレエが嫌いにはなれないから「自分にとっての理想的なバレエの世界になるべきだ」と主張しているようにも感じるのです。

文字に書いてみるとかなりキツイですね。
多分、私はこの記事を読んだ印象があまり良くなかったからこそ、このように捉えたのだと思います。
そもそも「バレエに傷つけられてきた」というタイトルがバレエ全てを否定しているような印象があり、不快に感じてしまったのだと思います。

これは本人がそう書いたのか、翻訳の際にそのニュアンスが拡大されたのかはわかりませんが、この記事は現在バレエ界に存在する問題と重ねてバレエに対する怒りと憧れが少し歪んだ形で伝わってくる印象を持っています。

追記:読者の方から元原稿のタイトルをご紹介いただきました。
英文は「Is There Such A Thing As Ballet That Doesn’t Hurt Women?ー女性を傷つけない"バレエ"というものはあるのでしょうか?」という感じで、記事の内容を受け取りやすいタイトルだと感じます。


しかし、非常に興味深い問題提起をいくつもしているので私の主観でこの記事に書かれているテーマを掘り下げていこうと思います。

まず、この記事から私が読み取った問題提起は以下にまとめます。

・現代バレエにおける身体への要求度の高さ
・人種やジェンダー問題
・女性の芸術監督の少なさ
・バレエの身体に負荷のかかるレッスン方法
・セクシャルハラスメント


これらがいっぺんに書かれているので、賛同できる部分と意見が違う部分が存在する記事になっています。ここで私は上二つの問題(要求度とジェンダー)と、それにまつわる今後のバレエ界の行く末の予想を書いていきます。

本人の怪我の話はさておき、様々なニュースを取り上げている部分は、非常に共感しながら読むことができました。そして私が記事を書こうと思ったきっかけは下記の部分を読んだあたりから強くなっていきました。

(抜粋)
“ 現代バレエは、身体への要求度が高く、必然的に年齢差別が行われている。痛みをこらえて踊るという文化を正当化し、美化している。表現の手段として女性の体に依存しており、安全性や快適さを犠牲にしながら、硬直的な美の概念を強要している。”


これはそのまま「フィギュアスケート」に置き換えても「新体操」に置き換えても、ともすれば「競技のチアリーディング」にすら置き換えることすらできるような文章だとも感じます。

この考え方の対策としての行き着く先には「危ないからやめましょう」となり、何もできなくなるのと同じ危険性をはらんだ価値観を感じます。
参照:コントーションは体に悪いのか?

この問題はいくつかの側面を持っているのですが、ちょっと想像してみてください。

バレエにおいて体の要求度を下げて、いかなる年齢の人もいて痛みなく踊り、女性の体に依存しない内容で安全で快適な美を表現した時に、観客が同じだけ来てくれるでしょうか。
抜粋された部分を " 改善 " すると現在のバレエと同じような魅力や集客力が生まれるとは到底思えません。

つま先で立ってはいけないし、チュチュを着ることもダメかもしれません。足は常に90度以下で、ルルベですら一定時間続けることは安全ではなく痛みを生むので望ましくないです。

これを屁理屈だと思いますか?
しかし世界は確実にこの方向へ進んでいるんです。

世界は言葉に対する配慮を強く求め、公園の遊具から危険だと認識されたものが次々と無くなり、学校体育では組体操が無くなったのと同じ理論で、世界はより健全で安全な方向に進み続けているんです。

この大きな流れはきっと誰にも止めることができないと思っています。
世界はゆっくりと、差別だと感じられるもの、過激だと認識されたものを排除する方向に進んでいます。

一つの側面としては、ジェンダーに対しての差別やハラスメントが減り、マイノリティが理解され、安全性が高くなるというメリットがある一方で「誰かが傷つく可能性があるものは全て変更」という形式によって、徐々に今までできていた表現やアプローチができなくなっていきます。それはメインカルチャーほどその傾向は強くなっていくでしょう。
(一方でレッドブルが主催するような過激なイベントが生まれますが、話が広がりすぎるのでここでは割愛)

NYCBがくるみの中国の振付を変えたという話は記憶に新しいですね。
参照:「くるみ割り人形」の舞台からステレオタイプが無くなる日


そうすると、バレエという芸術自体のあり方が非常に難しい立場になる可能性すらあるわけです。

昨年、モータースポーツの最高峰「F1(フォーミュラー1)」からグリッドガールがいなくなりました。
女性軽視、女性蔑視の観点からの判断です。

同様に「バレエは女性軽視の側面が否めない」という風潮が高まっていけば、世界中の国立バレエカンパニーの予算が削られていくことも絶対にありえないとまでは言い切れない状態にあります。

日本では20年前には体罰は比較的寛容な時代でした。
当時ならただの「厳しい先生」が、現在ではニュースで連日取り上げられる暴力教師という扱いです。
時代がゆっくりと変化し、当時の普通が現在の野蛮になっている事例です。

誰にも止められない大きな流れがバレエの存在を破壊しないことを願いつつ、
20年後には色々なものが今とは大きく変わっている可能性もあるだろうなと思っています。

元記事の問題提起の他の部分に触れることができずに長くなりました。
乗りかかった船なので、私の記事への批判もあるでしょうがもっとデリケートな話題の
フィッシャー氏のくだりから先の話に関して、次回書こうと思います。










 

楽しんで上手くなる方が良いに決まっている

noname

厳しいけど楽しい。


そんな経験をしたことはありませんか?


孔子が残した論語の中には「知好楽」という言葉があります。

「これを知るもの、これを好むものにしかず。これを好むもの、これを楽しむものにしかず。」

意味としては、知っている人でも好きな人には敵わない。好きな人でも楽しむ人には敵わない。という感じです。つまり、楽しんでいる人が一番というお話。


世の中には苦しい思いをして目標にたどり着いた人も沢山います。
そして沢山いるからこそ「苦しい思いをしてナンボ」という共通認識を持つ人たちが集まることもあり、その価値観を持った指導者が指導すると、教え子も「苦しい思いをしてナンボ」の価値観で育ちます。


「苦しくても楽しい」ならまだ理解できますが「楽しんでいる間は強くなれない」とか言いだしたらその指導者は相当辛い思いをして現在に至るのだなと思ってしまいます。
だからと言って、それを教え子にまで強要するのは良くないです。
それは結局は楽しんでいる人に勝てないからです。

そもそも勝ち負けじゃない。というなら一層楽しい方が良いと思います。

楽しんでいる人に向かって「そんなに甘いものじゃない」と言うのは、おそらく自分が楽しみながら続ける環境になかったからなのでしょう。

甘いことと楽しいことは同義語じゃありません。

「プロの世界は楽しいだけじゃやっていけない」というのは同意します。
ただ、楽しんではいけないわけではありませんし、日々楽しいというプロも沢山います。

それでもどうしても「共感できない」と感じてしまう人はどうすれば良いでしょうか。

共感しなくても良いと思います。

ただし、自分の価値観を押し付けずに楽しんでいる人を否定しないように心がけることが良いと私は感じます。

恐怖でコントロールする指導から楽しさを提供して夢中にさせる指導へと変えられるならどんなに素晴らしいことでしょう。
決して怒るなと言っているわけでもなく、楽しみながら一流に育っていくような指導が我々に身につくことが望ましいと考えています。
世の中には「遊びの延長でプロになりました」という人がそれなりに存在します。
その中には内村航平氏のように圧倒的な強さで世界チャンピオンに君臨し続けた人もいます。

知好楽。

楽しいをどれだけ引き出せるかが私たち指導者に求められている最大の能力なんだと思います。

そんな甘いもんじゃない?

いえいえ、甘さと楽しさは別物なんです。
厳しく楽しいのが一流を生むんだと思います。

それを実証してくれる最高の指導者が日本から出てくることを期待しています。
そして私自身、そこを目指して進んでいきます。


バレエで第二中足骨疲労骨折する原因は使い過ぎではない?

noname

バレエを習っている人や教えている人の中ではよく耳にする言葉ではないでしょうか。

一般的には疲労骨折の原因とされるのは「オーバーユース(使い過ぎ)」です。
コンクール前や発表会前になると「ルルベで足が痛いんです」なんて言い出して、我慢できなくなって病院へ行くと「第二中足骨疲労骨折です」と診断されるというケースが多いですね。

これだけみると「やっぱり使い過ぎなんじゃない?」って思いがちですが、
もっと使い過ぎている人が疲労骨折にならなかったり、昨年の方が練習量が多かったはずなのに今年だけ疲労骨折したりすることもあります。

そもそも、今までもずっと使ってきた使い方のはずですし、3歳からバレエをやっていて18歳とかで疲労骨折する場合、骨の強さだけで考えると「運動量だけ」では疲労骨折にはなりにくいはずなんです。
仮にもっと低学年でも、バレエダンサーは疲労骨折している人が他のスポーツに比べて運動量が低いわりには発生する割合が高いのです。

これはもっと他に原因があるからこそ疲労骨折になるということが分かってきています。

その大きな原因は「栄養不足(食事制限)」です。マラソンランナーやフィギュアスケーターも疲労骨折になりやすいことで知られています。
参照:女性アスリートの三徴候

運動量が増えてもそれに伴った適切な食事量があれば、疲労骨折しない可能性がグッと高くなるのです。

つまり「使い過ぎ」が唯一の原因だと思っていた疲労骨折が「栄養不足」が重なって起きていたんだとすれば適切な食事を摂ることで、練習量を減らすことなく大好きなダンスを思う存分踊ることができるという発想になりませんか?

すでに疲労骨折してしまってからでは痛い場所を休ませるしかありませんが、疲労骨折していないとして、
これから練習量が増えてくるのであれば適切な量の栄養摂取をすることでリスクを下げることができます。
また、体重のコントロールや体型のコントロールは食べる量の制限よりも運動量を増やすことで行なった方が強くなるので一石二鳥です。

そんな時に心強いプロフェッショナルな人たちをご紹介します。
私が直接お会いしてお話ししたことのある信頼できる3人です。

まずは名古屋でフィギュアスケーターを中心にあらゆるスポーツ選手をサポートしている葵接骨院の藤田院長。
参照:疲労骨折の原因はフィギュアスケート?

治療家でありトレーナーであり、そして栄養学に関しての造詣が深い方です。
最近はバレエやミュージカルの舞台サポートなども数多く行なっており、ダンサーに対しての理解があるのでそういった面でも安心です。


続いては女医リーナこと足立清香さんです。
参照:気づかない間に、骨折予備軍のバレリーナ

ドクターでありトレーナーであり、そしてバレエダンサーだった経歴のある方です。
以前、札幌にお呼びした時には栄養学セミナーを開催してくださり、その時の説明が非常に分かりやすく勉強になりました。クロワゼにも記事を書いていたことがあります。


そして最後に染原ふみさんです。
参照:ダンサーズ、ドント、ダイエット

ダンサーズライフ、サポート、ドットコム(DLS)の佐藤愛さんが日本に紹介してくださったことで日本人ダンサーとつながりができたオーストラリア在住のダンサー専門の栄養士の方です。
ご自身も含め、彼女の書くブログの雰囲気や言葉選びがとても柔らかく、穏やかな気持ちになります。


この3名は日本のみならず海外の文献も含めて情報を集めている方達(英文のまま!)なので、常に情報が最新版にアップデートされていきます。
疲労骨折する前に栄養相談という形で彼女たちを頼ってみるのも良いかもしれませんね。

もちろん疲労骨折だけではなく、体重のコントロールに関しての相談もぜひしてみてください。

良いご縁になりますように。




ーーーーーーーーーーーーーーー

フェイスブックページにいいね!を押すとあなたのフェイスブックのタイムラインに更新情報が届きます。
https://www.facebook.com/ballet.figureskating


毎月生放送でお送りしているバレエのお悩みバスターズはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/busters

トレーニング指導場所

新琴似中央整骨院(月〜土)
https://2.onemorehand.jp/m_support_er/
インターネット上で予約が可能です
011-764-7557

メディフィットコンディショニングラボ(火・土の午後)
http://shinkotoni-central-training.com
電話のみの予約 011-281-4707

パーソナルトレーニングの料金について
http://blog.livedoor.jp/quality_of_life-ballet/archives/47234979.html 

ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者のためのサポートをするトレーナー
森脇俊文




 
記事検索
プロフィール

quality_of_life

動作分析のプロです。
何が原因で困難に直面していて、どうすればそれを解決できるかを見つけ出すのが私の使命です。
人を見るだけで身体の使い方が見えます。
動いてもらえれば身体の中で筋肉がどのように動いているのかが見えます。

最新コメント
ギャラリー
  • 【福岡開催】予約開始は2月18日から!「心と身体を繋ぐ3つのワークショップ2019」
  • 心と体を繋ぐ3つのワークショップ2019 開催決定!
  • 心と体を繋ぐ3つのワークショップ2019 開催決定!
  • 森脇・オルガ ジョイントセミナー2019
  • 森脇・オルガ ジョイントセミナー2019
  • 乾直樹WS in 札幌 3月2〜3日 
  • 乾直樹WS in 札幌 3月2〜3日 
  • 乾直樹WS in 札幌 3月2〜3日 
  • ローザンヌで優勝したマッケンジー・ブラウンさんと昨年優勝したシェール君の共通点
  • 【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】
  • 【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】
  • 【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】
  • 【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】
  • 【結果速報】ローザンヌ国際バレエコンクール2019 【動画あり】
  • ローザンヌ国際バレエコンクール 2019 日本人決勝進出者 【動画あり】
/Users/moriwalife/Desktop/logo_onegroove.jpg
QRコード
QRコード