札幌の悩めるバレエ•フィギュアスケート•ダンサーの為の情報箱

札幌で身体の専門家として個人指導を中心に活動しているトレーナーがバレエやフィギュアに関する情報をお伝えします。

2021年01月

ここでは動作分析のプロが特殊な身体活動を求められる「バレエ、フィギュアスケート」を中心に身体のケアやトレーニング方法、最新情報などをどんどんお伝えしていきます。

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石川みはるバレエ研究所 創立70周年記念公演 レポート

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北海道においてバレエの文化を広め牽引してきたバレエスタジオの一つである石川みはるバレエ研究所の創立70周年記念公演を観てきました。
公演タイトルには「石川みはる先生の弟子と孫弟子たち」と書かれており、石川先生の挨拶文を読むと「研究所出身者からのプレゼント」だったということが分かりました。

バレエ教室出身者がバレエ教室を立ち上げるとなると袂を分つことになることも少なくないと思います。
今回のようにいくつもの教室と教室出身者たちによって創立70周年を祝う公演をプレゼントするなんて、それを知っただけでも感動的な話だなと思いました。しかし昨年5月に行われる予定だったのが緊急事態宣言などの関係で延期になり、出演予定だったダンサーがやむなくキャスト変更になったりするなどの経緯ののち無事開催することになったようです。

そして同時にこれは私事ですが、私がトレーナーとしてバレエダンサーやフィギュアスケーターの勉強を始めた頃(約10年前)にサポートを行なっていたダンサーが出演しているということもあり、非常に思い入れのある舞台となりました。
(この公演をどうしても観に行きたかったので膝の手術日をこの公演後にしたほどです)
 
それではレポートを開始しようと思います。

まずこの公演は二日公演で、初日はくるみ割り人形全幕のみで二日目がバレエコンサートとくるみ割り人形全幕の二部構成になっていました。私が観劇したのは二日目です。

まずはバレエコンサート(各教室の小作品)から。

レポートが長くなるのでシンプルに印象だけを書いていきます。
1. salute(小林絹恵バレエスタジオ)
衣装と照明と音楽と振りがとても綺麗にマッチしていて、オープニングにふさわしい素敵な作品でした。
技術の高いヤングダンサーたちが多く、さすがだなぁと思いました。

2. Re:Violet(森田理沙 長瀬伸也)
安定感と洗練された動きに美しいなと観ていました。作品が中盤を超えた頃からかなり難易度の高い様々なリフトをさらりと行なっており、芸術と技術の融合を見せていただきました。簡単そうにやるからすごいんだよなぁと感じた作品でした。

3. Junm out to see 〜見る! 飛び出す! 〜(天池絵理子バレエ教室)
ゲストダンサーと組んで踊る機会が初めてだったのにも関わらず最後まで踊りきったセンターの子が素晴らしかったです(このダンサーとは知人です)。 そしてこの教室にいたボーイズの上半身の使い方がとても綺麗で、将来上手なダンサーになるだろうなと思いました。

4. Card Our Feast 〜トランプ・カードたちの宴〜(ノリコクラシック バレエスタジオNEIGE)
演出も衣装も作品も世界観がまとまっていて面白いなーと思っていました。そしてこのブログレポートを書く時に知ったのですが、東京のバレエスタジオからの参加でした!

5. WOTA (阿部衣梨子バレエスタジオ)
まさかバレエと「ヲタ芸」を融合するとは。しかもいい塩梅に。ヲタ芸を日本発祥の近代ダンスと捉えるならば、日本人がバレエと「ヲタ芸のダンスメソッド」を融合させた作品を発表するのはコンテンポラリーとしてアリだと思うんです。かなり挑戦的な融合の割には自然とそして楽しく見ることができました。
振り付けって大切ですね。「混ぜるな危険」を綺麗に混ぜちゃうことに感動しました。この作品には好き嫌いがあるでしょうが、私はこういった挑戦的な作品は大好きです。

6. The sky  〜未来へ!〜(小泉のり子バレエスタジオ)
 衣装の色ごとに踊りの雰囲気が違うことや、小学生らしき小さなダンサーたちがクラシックじゃない動きを綺麗に踊っていて印象的でした。 あれだけ踊れるなら今後コンテには困らなさそうだなーなんて思いながら観ていました。


そして第二部のくるみ全幕です。

今回上演された【長瀬伸也版】では大雑把に解説すると主人公はマリー、夢の中の国は人形王国、そして1幕で時間が一瞬止まる演出のあるものでした(雑すぎますが、私自身詳しくないので)。

さて、マリー役の八島こあつさんですが、このブログをご覧の皆さんならご存知の私のバレエの先生です(笑)


彼女の存在が舞台を華やかにし、演技によって作品に引き込まれます。
1幕の天真爛漫な少女から2幕で王子との出会いからの人間的な成長まで、演じ分けながら常にマリーで居続けていました。居方ができているというのはこういうことなんでしょうね。


彼女の出演する全幕作品を日本でこんなに早く観れるとは思っていなかったのでこの公演があったことに感謝の気持ちでいっぱいです。


パートナーの山口浩輝さんとのリフトの息があっているのはもちろんのこと、軽そうに持ち上がるのは彼女の身体が強いからで、華奢なようでかなりフィジカルの強さがあるからこそ全くブレずにリフトされるわけです。ちなみに山口浩輝さんも僕のバレエの先生です(笑)



そしてその周りを固めるキャスト陣によって作品の質が一際高まります。
このメンバーの中でリハーサルができた各お教室のダンサーたちはとても良い経験になったのではないでしょうか。プロフェッショナルを間近で見ると自覚なく技術が引っ張り上げられたりしますからね。

また、ネズミの女王の存在感も印象に残りました。演技ができるダンサーは舞台で映えますね。
他にも語り始めたらキリがないですので割愛しますが北海道を拠点としている石川先生の弟子、孫弟子の皆さんのこの舞台に対する思い入れが伝わってきました。

コールドでは同じ踊りなのに目がいくダンサーが何人かいました。
決して悪目立ちではなく華やかさや存在感のようなものが目に止まるわけです。その意識を持ち続けていくことが大切なんだと思います。

そして金平糖の精(マリー)の登場です(且股治奈さん)。
彼女は今から10年ほど前にミニコンサートで2幕の白鳥のパドドゥを踊ったのを覚えています。
(確かまだ札幌にいた頃の栗山廉君と組んでいるんです)

そこから10年後に再び舞台で(しかも自分の出身教室の舞台で)彼女の踊りを観れたことも印象的でした。10年以上前から知っているダンサーたちがこうして現在もなおダンサーとして舞台に立っているのを観ると嬉しくなりますね。

最後のカーテンコールでは石川先生が登場されました。
颯爽と足取り軽く登場され、お元気な姿を私たちに見せてくれました。

コロナ禍の中、延期もあり舞台を行なうことは大変だったと思います。
こんな状況でも感染対策を行ないながら舞台を無事成功してくださったことに感謝申し上げます。
素晴らしい舞台でした。そして石川先生、(面識はありませんが)素晴らしい舞台をありがとうございます。これからもお元気でいらしてください。 


これで心置きなく膝の手術に向かうことができます(笑)


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前十字靭帯断裂DAY3

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前十字靭帯が切れているのが判明して翌日に向かったのはNTT東日本札幌病院です。
受傷翌日に膝の血を抜いていたので腫れがひどくない状態でした。
IMG_4895

担当してくださったのは井上雅之先生です。
井上先生とは2度ほどスキーの障害予防系のイベントでご一緒させていただいたことがあります。

自分の靭帯が切れたときにすぐにこの時のセミナーが頭に思い出されました(笑)
あぁ、あの時言ってたやつだ。。って。


ここで病院でかなりしっかりした装具を貸していただき、かなり膝の不安が小さくなりました。
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装着するだけでも怖かったのですが、これのおかげで足を持ち上げる時の不安感が完全に消えました。
次回、病院へ行ったときに装具の購入と血液検査、術前リハビリなどをひととおり行なうことになります。



 

日本バレエ協会北海道支部冬季バレエ講習会2021 指導者・保護者向け講習会編

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前回の続きです。

最終日の土曜日には「指導者・保護者向け講習会」を開催いたしました。
20年前の子供の生活環境や体力と現在の子供達との違いをお伝えし、心身ともにかつての方法では指導者の想いが伝わりにくくなってきていることをお話しさせていただきました。

この部分に関しては私自身が一人の生徒を子供時代から育て上げた経験がありませんので、バレエ教師の皆さんにお伝えするポイントは限られています。

すでに実績と経験の豊富なバレエ教師の皆様ばかりが参加されていましたので、教師の皆さんが現在の指導の中ですでに行なわれていることを「体系化」してご紹介したり、今までの経験の中でうまくいっていた「仕組み」がどのような構造で行なわれていたのかを整理するような形で組み立てました。

これらを時代背景と絡めて令和バージョンにバージョンアップすることで、今までの経験値が生かされたままさらなる指導力向上につながるお手伝いができたと思います。
具体的には「行動分析学」や「ペップトーク 」を今の指導の中に自分らしく取り入れる方法へのご紹介です。あとはそれと真逆に感じられるが結果を出し続ける井村雅代氏の話もお伝えしました。


また、トレーニングやストレッチなどバレエ教師として確認したい事柄についての質問も時間の許す限りお答えさせていただきました。この際に気をつけたのは「世の中のセオリー」と「私の考え」と「根拠のある話」を明確に切り分けてお伝えしました。

バレエ教師の皆さんの質問が尽きないところでタイムアップとなりました。
参加者の皆さんの指導に対する熱意を感じ、教えをしている限り学び続ける情熱を感じました。
私はダンサーや選手を育て上げることはなく、隣に寄り添ってサポートをする立場にいます。だからこそ自分の教室を開いて生徒を支え続ける立場にいる方たちには頭が下がりますし、ご苦労をお察しします。

少しでも今回の講習会の内容が役に立てば良いなと願っています。



参考記事







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日本バレエ協会北海道支部冬季バレエ講習会2021 レポート レッスン編

noname

3日間にわたる冬季バレエ講習会に講師として参加してきました。
私の膝の靭帯が切れている状態のままでの講習会でしたが、スタッフの皆様の手厚いサポートがあり無事3日間を過ごすことができました。

〜北海道支部のフェイスブックページより〜

三日間のコンテンポラリーワークショップが終わりました。 毎年、二日間のコンテンポラリーワークショップですが、今回は三日間にしました。やはり、初日からの変化が分かり易く、ヒントからキャッチ、実感するには三日間で正解。 平行して組み込んだトレー...

公社日本バレエ協会北海道支部さんの投稿 2021年1月9日土曜日

今回の講習会ではいくつもの貴重な経験をさせていただきました。
まずはコロナ禍の中「withコロナ」としてのワークショップです。
「当たり前のことを当たり前に行なう」ことで感染予防することが可能で、手指消毒やマスクの着用、そして近づいて大声でおしゃべりをしない等、仮にウイルスがあったとしてもクラスターが発生しない配慮を心がけることで実施することができました。
今後しばらくはこのスタイルがスタンダードになっていくことだと思います。

そして講師として大変面白かったのがコンテンポラリーダンスを担当された島地保武さんのワークショップです。3日目になってダンサーたちの動きがみるみる良くなっていく構成で「こんな方法があるのか」と驚きを隠せませんでした。

島地さんとは初対面で、私の第一印象は「身体が大きいのに "大きく見える動き" をする人だなぁ」というものでした。本来体が小さい人が努力して手に入れる「大きく見える動き」を持っていることでより一層大きな身体が大きく見えるんです。

(左にいるのが島地先生・右が森脇)
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私は3日間以上のコンテンポラリークラスを通して見た機会があまりなく、
連日のコンテクラスでは通常どのように指導しているのがセオリーかわかりませんが、彼のクラスは間違いなく普通じゃないのが確信をもって理解できます。

初日は大まかな振り写しを中心に行ない、二日目以降はその振りの質を高めていくような流れなんですが、アドバイスするタイミングや提供するワークの質が素晴らしいのでダンサーたちの動きがどんどん(いつの間にか)大きくなっていくのです。

あまりにも自然に進むので、もしかしたら参加者は自分の動きがしなやかになったり大きくなったりしていることに気が付かないんじゃないかと思うほどです。

私自身、初日だけ見た感想としては「振りを組み立てていくクラス」という印象で、まさか「ダンサーがみるみる踊れるようになっていき、大きく踊るようになるクラス」だとは思いもしませんでした。
島地さんのレッスンを3日間続けたダンサーは、初日と別人のように踊れるようになります。ただし、その感覚が消えてしまったら元どおりになってしまうので、しばらくは繰り返して習った動きを続けることをお勧めします。

特に「高3〜一般クラス」ではかなり丁寧に「タネと仕掛け」をご紹介されていました。
3日目には島地さんが日頃意識しているであろう「人を惹きつける動きのコツ」を具体的に伝えていたのです。私が椅子に座りながら見よう見まねして動くだけでも鏡に写った自分の身体が大きく見えたりコンテに役立ちそうな動きになるんです。その後、参加者の動きがさらに変化したのは言うまでもありません。

小中学生クラスも、中高生クラスも同様に全然違うレッスンなのに3日目に踊りが変わっていくのです。
「何かを見つけて持ち帰る」という意味で、今回のワークショップを受講した人たちは身体の使い方を手に入れて持ち帰ったと言えます。数日はその感覚が残っているはずですから、今継続して習ったことを続けるのがその先の未来に必ず役に立ちます。

余談ですが、島地さんは私のクラス「踊りにつながる感覚づくり」の中で紹介した動きに関連したワークをご自身のワークの中に取り入れてくださいました。そして私もまた、島地さんのクラスの中の振りと連動したワークを取り入れて紹介しました。
スクリーンショット 2021-01-12 22.50.07
初対面で打ち合わせなしだったのですが、お互いのレッスンを反映させた講習会になり参加者にとっては同じ内容が二つのクラスの中でシームレスにつながっていると感じてもらえたのではないでしょうか。良い相乗効果が出たと思います。非常に刺激的な3日間でした。


そして印象的だったのはこれだけではありません。
「教師・保護者向け講習会」も開催したのですが、これもまた良い時間となりました。 
次回の投稿でその感想をお伝えしようと思います。


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前十字靭帯損傷受傷2日目

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さて、怪我した瞬間からなるべく右膝に負荷がかからないように気をつけながら職場に向かいました。
この日はパーソナルトレーニング最終日であり、予約で全ての時間(約8時間)が埋まっているというハードな日でしたので診療開始前にドクターと放射線技師にお願いして検査してもらいました。

まずは腫れた膝への整形外科的テストと膝の水を抜く注射です。
水が溜まっているだけだった場合は少し薄黄色い液体なんですが、今回は血でした。
つまり膝の中が確実にどうにかなっているということです。

続いてMRIでの撮影です。
IMG_4928

磁力が強いので、磁場の中には金属を入れてはいけません。
放射線技師に磁場の外側から撮影してもらいました。

その結果、前十字靭帯断裂が診断されたのはご存知の通りです。
スポーツを全くしない人の場合は「保存療法」という選択肢もあるかもしれませんが、私の場合は職業柄手術をするのが最善の選択になります。
(ちなみに保存療法を選ぶと膝のぐらつきは消えず半月板に大きな負担がかかり、長い年月と共に膝の変形の確率が非常に高まります)


受傷2日目はこの状態でパーソナルトレーニングを実施することになるのですが、装具を膝につけたことでかなり楽になりました。
また、新規のクライアントさんがいなかったので皆さんが非常に協力的でマットの用意や重りの準備などをご自身で行なってくださり、私は基本的に椅子に座っている時間を長く取ることができました。
予約でいっぱいだったのにもかかわらず膝への負担は全くないと言っても過言ではない状態で1日を過ごせたのは感謝としか言いようがありません。

話は戻りまして、当院のドクターに「森脇さん、どこで手術しますか?」と聞かれ、10年以上お付き合いのある方にお願いすることにしました。
補足:今回の手術は入院が必要で(当院は入院施設がない)さらには手術においてそれぞれの関節のスペシャリストがおり、私のお付き合いのある方が膝の手術のスペシャリストということで連携をとっていただくことになりました。

翌日は手術先のドクターへの診察に向かいます。
本当は当クリニックの大掃除の日だったのですが、スタッフの協力のもと行くことができました。
ありがたいです。


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受傷初日に行ったこと

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「怪我をした瞬間からリハビリは始まっている」
そこで怪我をした日に私が何をしたのか。

前回の投稿でも書きましたが、なるべく右膝を使わないようにして痛くない姿勢や、痛くない動かし方を徹底して探しました。

日曜日ですので職場はお休みで、まだ検査をしていない状態ですから膝の中で何が起きているのかがまだはっきりしていない状態だったのですが、普通じゃないのは分かっていましたからとりあえず安静です。

応急処置としては最も有名な「RICE処置」というものがあります。
8年前に書いた記事ですが、こんな感じです。

R(安静)I(冷却)C(圧迫)E(挙上)
怪我の種類によっても変わりますが、痛めてしまった時には知っておくと役立ちますので覚えておきましょう。
 
私はR・I・Eの3つを速やかに行ないました。
ベッドに寝て膝の下に毛布を丸めて敷き、膝にアイスノンや氷水を当てました。
(アイスノンや氷のみの場合は当て続けると凍傷になるので当てたり離したりを繰り返します) 


挙上というのはなにもめちゃめちゃ高くする必要はなく、心臓の高さより少し高くするだけで挙上の効果が得られます。


なるべく起き上がることをせず、食事とトイレ以外の時間はこの姿勢で1日を過ごしました。
翌日は職場に整形外科医がおりMRIがあるので早めに出勤して診てもらうことになりました。
この時ほど信頼できるドクターや医療スタッフが身近にいることをありがたいと思ったことはありません。



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前十字靭帯断裂しました。

先日、スキーをしていた時に膝の靭帯(前十字靭帯)を切ってしまいました。
さらに加えて
・内側側副靭帯損傷
・内側半月板損傷
・外側半月板損傷
という豪華4点セットの怪我をしてしまったので、現在は普通に歩けない状態にあります。IMG_4906
上の画像の白い影が前十字靭帯です。
本来は白い影がピンと張った斜めの直線になっています。

私自身はこのように情報発信をライフワークの一つとしており、せっかくなので回復までの物語を皆さんに届けていこうと思っています。


そこで今日、このブログをご覧になった皆さんに一つだけ覚えて欲しい言葉があります。
それは、


リハビリは怪我した瞬間から始まっている



これだけは忘れないでください。
急性期はなるべく安静に、そして炎症や腫れが悪化しないようにすることです。
私はこれがまずとてもうまくいきました。


なるべく痛くないようにゆっくり動き、多少大袈裟だと思われるくらい痛い脚を使わないように行動する。
周りに心配かけないように痛くないふりとか我慢とかすることで怪我は悪化します。
(リハビリが後退する)

ここから様々な体験や経験をしていくことになりましたので、怪我した当人はどんな状態になるのかをブログを読みながら見守ってくだされば嬉しいです。

これが誰かの役に立つことを願っています。
今日はここまで。


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