
続きです。
「オルガストレッチ」の後に行なわれたのが「オルガアンクル」です。
これは私が「ストレッチの他に何か1つセミナーやってもらえませんか?」と
リクエストした事で紹介してくださる事になったものです。
これが大正解でした。
ロシア国内ではほとんどの新体操クラブで行なわれているメジャーなエクササイズだそうですが
日本では知られておらず、フェアリージャパンくらいしか取り入れていないようです。
これが新体操選手達の強くてしなやかなで手具を繊細にコントロールする秘密だと感じました。
一言でいうと「コーディネーショントレーニング」です。

初め、アンクルウェイトを使うセミナーと聞いた時には足首に巻いて振り上げたり
寝転がって開脚したりするような物を想像していましたが、全然違いました。
そもそもコーディネーショントレーニングとはどんな物かといいますと、
「器用になる為のトレーニング」です。
言い換えると「イメージ通り身体を動かせるようになる為のトレーニング」となります。
詳しく書くと下記の7つの能力の事をコーディネーション能力と呼びます。
定位 自分や相手、ボールなどの位置を把握する能力
反応 見たり触れたりしたものに反応する能力
連結 身体をスムーズに動かす能力
分化 力のコントロールをする能力
リズム リズミカルな動きをする能力
バランス バランス能力
変換 状況に合わせて対応する能力
これらを鍛えるには「遊び」が必要だと常々語っていましたが、
現実問題遊びに行く時間がない人達はどうすれば良いのか。
そんな悩みを解決する為のトレーニングがコーディネーショントレーニングなのです。
しかもそれがバレエ・審美系スポーツの人達に役立つ方法で行なわれました。
一見、簡単そうで出来ない事が沢山続きます。
ごまかして動こうとしたり、微調整が効かない人にはすぐに失敗してしまいます。
動きに成功すると、それに必要な様々な能力が養われて行くのです。
そしてこれだけでも素晴らしい内容なのに、アンクルウェイトがとても大きな意味を付け加えるのです。
軽い重りを使用する事で、時にストレッチ、時に筋力トレーニングの要素が含まれるのです。
軽くバウンドさせる事で他動域へのアプローチが発生しやすくなりますし、
重心移動によっては重りが適度に負荷になったりします。
新体操の競技特性上、4つの手具それぞれの扱いと高い柔軟性、
それを支える筋力、演技への練習など行なわなければならない事が非常に多いので
いっぺんにあらゆる事が養われるトレーニングが発達したんだと思います。
そしてこのメソッドを使ってロシアでは世界チャンピオンが誕生しているわけです。
勘の良い人ならもうお分かりだと思いますが、
このトレーニングは決して新体操だけに有効なものではありません。
バレエやその他の審美系スポーツに役立つのは当然のこと、
全てのジュニア世代のスポーツ選手に対して役立つ内容でした。
トレーナーとして私がこのエクササイズに出会えた事は大きな価値となりました。
日本に来てくれてありがとうございます。
そういう気持ちです。
そしてオルガ氏に出会えた事を心から感謝します。
これは私が「ストレッチの他に何か1つセミナーやってもらえませんか?」と
リクエストした事で紹介してくださる事になったものです。
これが大正解でした。
ロシア国内ではほとんどの新体操クラブで行なわれているメジャーなエクササイズだそうですが
日本では知られておらず、フェアリージャパンくらいしか取り入れていないようです。
これが新体操選手達の強くてしなやかなで手具を繊細にコントロールする秘密だと感じました。
一言でいうと「コーディネーショントレーニング」です。

初め、アンクルウェイトを使うセミナーと聞いた時には足首に巻いて振り上げたり
寝転がって開脚したりするような物を想像していましたが、全然違いました。
そもそもコーディネーショントレーニングとはどんな物かといいますと、
「器用になる為のトレーニング」です。
言い換えると「イメージ通り身体を動かせるようになる為のトレーニング」となります。
詳しく書くと下記の7つの能力の事をコーディネーション能力と呼びます。
定位 自分や相手、ボールなどの位置を把握する能力
反応 見たり触れたりしたものに反応する能力
連結 身体をスムーズに動かす能力
分化 力のコントロールをする能力
リズム リズミカルな動きをする能力
バランス バランス能力
変換 状況に合わせて対応する能力
これらを鍛えるには「遊び」が必要だと常々語っていましたが、
現実問題遊びに行く時間がない人達はどうすれば良いのか。
そんな悩みを解決する為のトレーニングがコーディネーショントレーニングなのです。
しかもそれがバレエ・審美系スポーツの人達に役立つ方法で行なわれました。
一見、簡単そうで出来ない事が沢山続きます。
ごまかして動こうとしたり、微調整が効かない人にはすぐに失敗してしまいます。
動きに成功すると、それに必要な様々な能力が養われて行くのです。
そしてこれだけでも素晴らしい内容なのに、アンクルウェイトがとても大きな意味を付け加えるのです。
軽い重りを使用する事で、時にストレッチ、時に筋力トレーニングの要素が含まれるのです。
軽くバウンドさせる事で他動域へのアプローチが発生しやすくなりますし、
重心移動によっては重りが適度に負荷になったりします。
新体操の競技特性上、4つの手具それぞれの扱いと高い柔軟性、
それを支える筋力、演技への練習など行なわなければならない事が非常に多いので
いっぺんにあらゆる事が養われるトレーニングが発達したんだと思います。
そしてこのメソッドを使ってロシアでは世界チャンピオンが誕生しているわけです。
勘の良い人ならもうお分かりだと思いますが、
このトレーニングは決して新体操だけに有効なものではありません。
バレエやその他の審美系スポーツに役立つのは当然のこと、
全てのジュニア世代のスポーツ選手に対して役立つ内容でした。
トレーナーとして私がこのエクササイズに出会えた事は大きな価値となりました。
日本に来てくれてありがとうございます。
そういう気持ちです。
そしてオルガ氏に出会えた事を心から感謝します。
日本の新体操のレベルを上げてくれる人の一人だと確信しています。