見える化してみたら…満月のラスト・ラン

2010年03月10日

「心のふるさと」はどんなところ?

わけあって散骨について調べていたところ、
スウェーデンのユネスコ世界遺産である
Skogskyrkogården」を知りました。
ここはストックホルム郊外にある共同墓地で、
1914−15年の建築コンペティションによってデザインされ、
当時、同国内にはなかった火葬場を前提としたもの。
(完成時には既にあったので、国内初ではなかったらしいけど)
敷地内の大地や池に散骨もできるように作られたそうです。

墓地は、礼拝堂と「森の火葬場」を備えていますが、
それぞれの墓石は広い敷地の森の中。
高くそびえる木々の元に、ごく自然な様子で点在しています。
北欧の人々の精神的な故郷である「森」。
そこに帰っていくことをイメージさせる墓地は、
葬る側の人々の心にも平安をもたらすのだそうです。

お墓はいらない、散骨して欲しいという人が増えている昨今。
経済的なことや墓守などの現実的な理由だけではなく、
土に還りたいという自然な希望なんでしょうね。

だとしたら、どんなところで眠りたいかな?
北欧の人々は森に帰っていくんだとしたら、
日本の人々はやっぱり「里山」なのかしら。
「日本昔ばなし」みたいなところかなあ。

私が育ったのは、とてものんびりとした町。
まろやかな「かぶと山」とおだやかな「仁川」。
12年間、木々のトンネルのような坂道を登って、
控えめな(笑)川沿いの道を歩いて通学しました。
素敵な広い公園なんてなかったけど、
そこら中で遊べたし、ちょっとした探検もできました。
ああ、いいところで育ったなあ、私。

私の「心のふるさと」も、やっぱりそんな感じ。
森ではないし、山でもないし、里山ってわけでもない。
とにかく木が生えているところが好き。
川でも池でもいいから、水があって、
植物や虫や鳥、トカゲなんかもいっぱいいて、
みんながもじゃもじゃ生きている。
でも、別にアウトドア派ではないし、キャンプも苦手。
お散歩派ではあるかな(笑)。

そうだなー。お墓に木を植えてもらえるといいな。
またはどこかの木の根っこの横に埋めてもらうとか。
一年中姿の美しい紅葉とかがいいなあ。
なーんて。妄想ですが。

海も素敵だし、便利な街も嫌いじゃないけど、
イメージに上ってくるのはいつも木立の中。
そして、水音と小鳥の声。
そんなところに眠りたい…というよりは、
まずはそんなところに住みたいですが(笑)。

なんかとっちらかった記事になりましたが、
心のふるさと、皆さんのイメージはどんなところですか?

queico at 11:38│Comments(1)TrackBack(0)dialio 

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この記事へのコメント

1. Posted by 李舜臣   2010年03月17日 16:48
仁川市も今や人口270万人、9年前に空港が出来てからの発展はめざましいものがありますね。

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