京町屋の家

2009年01月13日

パーゴラが来客を迎える

1da69ee7.JPG玄関へのアプローチを考えるとき、道路からいきなり玄関というもの、あまりカッコよく無い。

お客様を迎える為のアプローチを楽しみたい。

昔の日本家屋は、玄関までの庇は、ぐっと低く構えている。

低いことに落着きを感じ、趣きが得られる。

京町屋の家は、駐車スペースの脇を通り、玄関に向かう。

建ペイ率の関係で、大きな庇は難しい。

そこで考えたのが、パーゴラ。

パーゴラとは、格子状等で組んだ屋根。藤棚を連想されるとわかりやすいかも。

屋根といっても、雨は防げません。だから建ペイ率にも含まれない。

そのパーゴラを出来るだけ低く設置し、その下を潜りながら玄関に向かう、アプローチなのです。

このパーゴラがあるのと無いのとでは、アプローチまでの楽しさが大きく変わりました。



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2008年12月28日

配線ダクトにアッパーライト

bf42a83d.jpg吹き抜けのあるリビングの照明計画はいつも悩みます。

お洒落なペンダント照明や、モダンなシャンデリアを高天井から吊る方法もあるが、シンプルに照明の存在を消す様な照明計画を行いたいときもある。

高天井にダウンライトがいいのだが、電球交換が出来ないので難しい。

そこで登場するのが、壁に取り付け、天井に向け照らす、アッパーライト。

天井に一度反射させて、リビングを照らすため、光が柔らかくなり、演出効果は抜群。

しかし、読書等を行うには、目に悪そうな照度となり、直接的な照明もほしくなる。

そこでよく採用するのが、配線ダクト。写真で照明器具が取り付けてあるレールのようなものが、配線ダクトといいます。

このレール上であれば、どこにでも何灯でも、器具が取り付けられ、上を向ける照明と、直接照らせる下向きの照明を、ミックスして取り付けられる。

リビングの演出を変えたい時や、リビングで行うことににより、照明計画を自由に変えられる、うれしいアイテムのひとつです。



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2008年02月17日

グレーチングのバルコニー

46f4becb.JPGスノコ状のバルコニーや、グレーチングのバルコニーは、建ペイ率に含まれるのか?どうなのか?と良く聞かれます。

一昔前は、建ペイ率には含まれません!と言い切れましたが、最近は各行政や民間の審査機関により、見解が変わってきています。

跳ね出しではなく、柱等があれば、すべて建ペイ率に含みなさいと言うところもあれば、2mまでは含まないとか、まったく含まないと言うところもあり、計画する場合は必ず、確認をしています。

建築基準法や安全条例は、読む人によって、全然違った見解がなされ、同じ建築審査課でも担当者によっても違っていたり・・・・

しかし、建築基準法を武器に、狭い敷地でも、より大きな容積が取れるように日々戦うことが、我々の使命なのです。


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2008年02月05日

小さくても南側の吹抜

5d4b5a11.JPGリビングの採光を考える時、出来るだけ南側の開口を確保したい。

私どもは、上階に計画する寝室や子供室の部屋の広さを削ってでも、南側に吹き抜けを作り、採光を確保する提案をさせて頂いています。

小さくても、幅が狭くても、南側に吹き抜けがあるのと、無いのとでは、光の入り方が違ってきます。

リビングを中心に家作りを考えておられる方は、他の部屋を犠牲にしてでも、南側の吹き抜けを御検討して頂きたい。

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2008年02月04日

構造体を見せる

c13e4ae2.JPGあえて、室内に鉄骨の構造体を見せるデザイン。

構造美の美しさを、室内のインテリアの一部に加える。

壁と同色にし、構造体自体は主張はさせず、さり気なく、見せる。

柔らかで温かみのある空間の中に、力強さを兼ねそろえる。

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2008年02月02日

テレビを収納する

3ab49edc.JPG最近は、液晶やプラズマといった薄型テレビが一般的になりました。

テレビがリビングの中心であり、インテリアの一部となっています。

私どもの提案として、テレビはあえて隠す。見る時に出して、見ない時は、隠してしまうことのできるAVボードをよく提案させて頂いています。

写真ではわかりにくいのですが、テレビの両側が引戸になっており、引き戸をテレビ側にすると、テレビが隠れ、飾り棚が出てくる様、計画したAVボードです。もう片方の引き戸には、DVD等の収納になっています。

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2008年01月28日

絶景なる借景

2c9cc664.JPG「京町屋の家」の3階の窓から見える景色は、絶景!

あの国宝でもあり、重要文化財でのある、三十三間堂が一望!

三十三間堂の名物でもある、新成人の「通し矢」も家の中から見物できちゃう。

前代未聞の借景なのです。

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2008年01月12日

この家の為だけのキッチン

2f16d865.JPGフルオーダーで作った、真っ白のキッチン。

この家の為の、この家にしか出来ないキッチン。

引き出し等の収納は、どこに何を入れるか?をしっかり打合せし、吟味して、ミリ単位の寸法で製作。

キッチンで一番困る、ゴミ箱置き場。

しっかりキッチンに内蔵し、臭気の換気にも気を付けて、設計しています。

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2007年12月30日

ストリップ階段

b18f037a.JPG蹴込板のない階段をストリップ階段といいます。

主に3階建て等の住宅の2階から3階に上る階段に計画します。

蹴込板が無いため、光が通りやすい。

日照を確保しやすい3階から1階に光を落とすことが、最大の目的です。

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2007年12月29日

赤い車の為の家

407a69e5.JPG赤いクラッシックカー。

お施主様の宝物。

赤い車がこの家の主役。

だから家は脇役。

しかし脇役が引き立たないと、主役も引き立たない。

建物は白と黒のモノトーンで構成。

赤が引き立ち、そして、モノトーンも引き立つ。


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2007年12月09日

堀コタツ

1a6cb6b4.JPG最近の住宅では、ほとんど見なくなった「堀コタツ」。

施主さんのリビングでの過ごし方を、話し合っている最中、思わず「堀コタツ」は?と冗談半分で提案したところ、施主さんは「おもしろい!!!」って絶賛!
「掘コタツ」計画がスタートしました。

完成し、いざ堀コタツに足を入れると、これがまたなんともいえない、心地よさ!
椅子やソファーとは違い、床に座ると目線が低くなり、窓から空が良く見える。

やっぱり日本人。コタツは気持ちいいものです。


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2006年01月06日

スパンドレル

d8fd061d.JPGガルバリウム鋼板のスパンドレルの外壁です。
一昔前までは、ガルバリウムのスパンドレルというと、工場とかの建物の外壁によく使われてました。
最近では、住宅にもよく使われています。
建材メーカーが住宅用として、商品として発売してからは、一般的となりました。

私自身も昔からよく使っている材料です。
耐久性が良く、軽く(建物の総重量を軽量化出来る為、地震耐力がよくなる)施工も簡単。しかも低価格。モダンでシンプルなデザインにするには、最適な材料です。



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2005年09月29日

京都の仕事です。

f008e9b0.JPG私が手掛けてました、京都市内の物件が先日完成致しました。

京都特有の間口が3m、奥行15mの「鰻の寝床」と言われる敷地。さらに隣の建物とくっ付いているのも、京都特有なんです。

こちらは、ホワイトキューブと違い、黒を主体としたデザイン。
黒の建物って結構、抵抗を感じる人も多いと思うけど、なかなかいいものですよ。

ホワイトキューブって「真っ白しかない」って思ってる?
いえいえ、それは違いますよ!

ホワイトキューブのホワイトは「無地」ってこと。いろんな色に染めることが出来る「無地」。どんな色でも似合う様に考えたデザインなんです。

ブラックキューブでも、レッドキューブでも、グリーンキューブでも・・・・・
ラッキーカラーの家に住む!  ・・・なんてのもいいかもね。

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