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邦画を中心に心理・精神の観点、社会的背景などから心情を読み解く主観的分析レビューです

October 2011

movie: my Architect

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して [DVD]
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ドキュメンタリーは物語でなく真実である
しかしルイス・カーンの人生は物語の様であった

偉大な建築家の一人という知識しか持ち合わせないまま 
彼の息子が彼を知る旅の映像を観た

 幼少の頃から貧困を自らの芸で支える家庭で育ち
少年期に負った火傷での顔の傷をコンプレックスにしていた
彼が建築スタイルを確立するまで妻が生活を支えていた
そして妻の他に2人の愛人とそれぞれに子供がいるという

秘密主義者であり、3つの家族に自らの居場所を知らせることなく
仕事に打ち込み、心臓発作で亡くなった時には身元不明扱いだったという

彼のコンクリート剥き出しの建築はコンクリートの質感や
傷を覆わないことはコンプレックスからの現れだという一節があった

そして彼の建築スタンスは遺跡の様に時の経過を経ても劣化しないものであるという
言わば年月の生み出す芸術品のような建築であると

また居場所を知らせなかったのは3つの家族を選べないほど愛していたからだったと
そして亡き今も彼の約束を信じる愛人の姿があり、独身を貫いている

家族に対して疎かになることは偉業を成し遂げる人に往々にありえることだと


建築から日照による経過と共に変わる光、
頑丈なるイメージを揺るがすような緩やかな曲線、
温かみを持つ冷たい建築物

 いつかきっと彼の建築を味わってみたいと思う
彼の人生に触れることで更に魅了されていると感じる

movie: Coloful

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複雑に絡んだ人間関係の深みに嵌り苦悩して
自分の存在意義を見失ってしまった

しかし断固となる存在意義を理解する必要もなく
ただ大切なものは何かを教えてくれる

自己とは違う他者性を容認すること 
唯一無二の多彩であること

他者に希望を観て他者の希望となる
関係無くして人は生きられないのだ

懐かしいく優しい愛情と友情に包まれた物語
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