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邦画を中心に心理・精神の観点、社会的背景などから心情を読み解く主観的分析レビューです

March 2012

movie: セイジ 陸の魚

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過去を昇華仕切れていない不器用で寡黙なある男の物語
肝心な理由を探ることなく観客任せで幕引きした作品 

登場人物が多い故か問題定義が多く着目すべき点が混乱したが
後半からの展開が意外で心拍数が離席した後も上がっていた

「周りのひとが幸せでないと自分も幸せを感じられない」
「世の中の不幸を自分の事の様に捉えている」
感受性が過敏である様子を描きながらも
ある側面では現実主義的に生物共存のヒエラルキーを説く

そんな主人公の言葉にはならない表情にも注目して欲しい

葛藤に答えを見出す為には過去と決別し自己認証しなければならない
最終的に彼はようやく自らをも救ったのだと思う


現在、公開中。詳しくは公式サイトまで。

movie: うさぎドロップ

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劇中オリジナルストーリーと原作の一部が織り交ざった内容だった

実在であれば最も醜く複雑であろう如何なる場面に置いても
登場人物の感情は比較的簡略化されていた

父親を亡くした6歳児がその事実と向きあうシーンの理解力
寂しさを我慢し自己をコントロールする精神力
子供の成長を通じて親の精神性の未熟さの補完する

それをさて置くとしとてもよい映画だったと思う

子供に置ける絶対的存在は保護者であること
絶対的存在であるのは保護者にとっても言えることであり
絶対的存在によっての安定を持って感情表現を豊かにし
相互の精神状態の治癒性を高め、将来的希望を抱くとされる

本心であるが絶対的存在を理解し難いため難しい捉え方になってしまっている

少々取り崩して書こう
家族愛が見え、希望溢れ、誰かを大切にしたくなるそんなお話でした
家族を持っているひと、大切な人とその存在を確かめながらご覧ください

movie: アフロ田中

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コミックスの映画化はハードルが高い
特にギャグ漫画は更にハードルが上がる
何故かSEを多様していない点で其々の演技力が浮き彫りになっていた
主演、松田翔太のポテンシャルは高かった

基本的に男性間の友情を描く物語であるが
友情をコントロールするのが主人公の恋愛模様である

そこで着目するのが妄想する脳内の男性心理である
事実としてそういった類の妄想が鑑みられるのかは不明だが
メールを書くまでの所要時間
外見的魅力が自己より高位だと感じる相手への解釈
などなど敢えて全項目記載しないが
純粋であるが故の感情表現が多々盛り込まれている

そういった例を事実と比較し楽しむという方法も会話の種子になるかもしれない
また個人的にはポジティブ性に富んだ内容と言うこともあり
多少気が滅入っているときにおすすめしたい映画である

現在絶賛公開中です、詳細情報は公式サイトまで


movie: 神様のカルテ

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「ハルはわたしが死んだらどうする?
患者さんのひとりがもう亡くなったはずのご主人の話楽しそうに話すんだ。
ハルも私が死んだらあんな風に話してくれるか?」 

「お断りです。私よりも先に亡くなったら一止さんの悪口言いまくります。
それが嫌なら1分1秒でも私より長生きして下さい。ね、一止さん。」 

印象的な台詞だった。
ひとつの会話で夫婦の関係性を見た

救急病院の医師と写真家の妻、古い旅館に暮らす仲間と、担当患者との物語

人は支えあって生きていることを伝える作品は
数々の名言を散りばめながら人生は有限であること再認識させる

救急医療の過酷な現状を再現し、
ひとりの患者に関わりすぎるなという忠告が幾度もされる劇中で
自らの描く医師像を明確にすべく苦悩する

消えていく命を昇華させる精神力には絶妙な距離感と包容力のある寛大な愛情の支え、
折れない信念が必要であり患者との信頼感を培う密接なコミュニケーションが必要だと


関係し合って生きていることが心に染みて温かくなるような作品です
大切なことを忘れそうになったら見返したい


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