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どうにもならないことというのは存在する
何に替えても替えられないものは経過した時間なんだなと

経過によって形成される愛情
経過によって告白される罪
経過によって培われる絆

物語の中で問題提起されることが多すぎて
時折広角に映される景色のシーンが来る度振り返る

主人公の持つ過去の経験と記憶
物語が進むにつれて解されていく感情がとても伝わった
「そして父になる」という文字通りのラストシーン

とても印象深い台詞をひとつだけ
「この人工的な雑木林は蝉が自然に孵化するまでに15年かかった」
「長いですね」
「長いですか?」
林を比喩として人工的に自然なものが完成されるまでの時間を扱う台詞

家族との在り方だけでなく経過する時間の重さを非常に感じた作品でした
劇場公開中です、ぜひ映画館で