2010年12月19日

11月の読書(まとめ)

もう12月も3分の2が終わって、
今頃ですが読書メーター11月分のまとめ分を貼り付け。

いろいろ考えることが多く、読みたい本ばかりが溜まっています。
今年の年末はゆっくり振り返り、これからの準備をしていきたいと思います。

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11月のベスト3は、、、

■書名:倍音 音・ことば・身体の文化誌
 著者:中村 明一

■書名:未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論
 著者:岡田 斗司夫,小飼 弾

■書名:遠い太鼓 (講談社文庫)
 著者:村上 春樹


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11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3321ページ

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
スタンフォード大学の起業家精神に関する集中講義を書籍化。「あなた自身に許可を与える」。常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可。興味深い話ばかりで読みやすいが、深く心に残る一冊でした。
読了日:11月01日 著者:ティナ・シーリグ
問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」
論理的思考など問題解決、分析に関する書籍は多いが、問題発見に関するものはあまり多くない。フレームに則って整理しながらの進め方なのでとても読みやすかったです。
読了日:11月01日 著者:齋藤 嘉則
世界にひとつしかない「黄金の人生設計」世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
2003年に文庫化された本だけど、現在でも基本的なルールは変わっていない感じでした。まずは、現実の姿を目をそらさず直視すること。それだけで、やってはいけないことが見えてくる。
読了日:11月06日 著者:橘 玲,海外投資を楽しむ会
武道的思考 (筑摩選書)武道的思考 (筑摩選書)
いつものようにブログコンピ本。武道に関するネタを集めた訳でなく、「武道的に考える」という観点でエントリーが集められている。武道的とは「生き延びること」。つまり、使えるものは何でも使う、無用なことはしない、などなど。そんなふうに考えたことなかった、というのが多かったのでとても面白かった。
読了日:11月07日 著者:内田 樹
「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計 (講談社プラスアルファ文庫)
人生設計編は他の著作にも重なる部分があったが、ファイナンス編はあまり知らないことだった気がする。住宅ローンなどの多額のファイナンスを実施する場合には知っておかないと損すると感じました。
読了日:11月09日 著者:
得する生活―お金持ちになる人の考え方得する生活―お金持ちになる人の考え方
具体的な行動として、どのようなスタンスが得するか?という現実を紹介。この通りにやりたいかどうかは別にして、お金に関するルールを知っておくのには良さそうです。
読了日:11月13日 著者:橘 玲
お金と人生の真実お金と人生の真実
お金という道具に対する考え方がその人の人生に大きく関わってくるということがわかる。自分のスタンスを確認しておくと良いかもと思いました。
読了日:11月14日 著者:本田 健
装丁を語る。装丁を語る。
本屋の店頭で選ぶとき、まず手に取るのは装丁の印象。その本の顔をどのように作っているのか?興味深かったです。
読了日:11月18日 著者:鈴木 成一
遠い太鼓 (講談社文庫)遠い太鼓 (講談社文庫)
村上さんが海外で「ノルウェイの森」や「ダンス・ダンス・ダンス」を書いていた時のエッセイ。海外の暮らしぶりを面白く紹介されています。気楽にほんわか読めました。
読了日:11月20日 著者:村上 春樹
未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論
かなりの極論連続ですが、それでも無根拠の暴走というわけではなく、ちゃんと考えてみると確かにそうかもと思えてしまう。未来を見通す1つの視点として、非常にエキサイティングな一冊でした。
読了日:11月25日 著者:岡田 斗司夫,小飼 弾
倍音 音・ことば・身体の文化誌倍音 音・ことば・身体の文化誌
音について、このように考えたことが無かったので1つの考え方として非常に面白かったです。普段、どちらかというと視覚情報に重きを置いている気がするので、それを見直すきっかけになりました。
読了日:11月30日 著者:中村 明一

読書メーター


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2010年11月08日

10月の読書(まとめ)

読書メーター10月分のまとめ分を貼り付け。

だいぶ涼しくなり、「読書の秋」といきたいところですが、あんまり数はこなしていません。
ただ、これは読んでよかったという本が多く、実りはたっぷりありました。

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10月のベスト3は、、、

■書名:大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)
 著者:オルテガ・イ ガセット

■書名:夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
 著者:村上 春樹

■書名:残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
 著者:橘 玲


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10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3311ページ

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
橘さんの冷徹なまでに世界を見る目は現実的な戦略を考える上で非常に参考になります。惰性というものもあるから、すぐにこのようにはならないとは思うけど、方向性は確実にこの本で書かれている流れなんだろうなと改めて感じました。面白かったです。
読了日:10月04日 著者:橘玲
おせっかい教育論おせっかい教育論
4人リベラルおじさんの対談は教育はビジネスではない。お金という単一のものさしに縮減されているのではなく、むしろ多様な世界に開かれてあるもの。タイムスパンを長く取って考えるという思考はなるほどと思いました。個人的には真ん中あたりに書かれている鷲田さんの文章が強く印象に残りました。
読了日:10月05日 著者:鷲田清一,内田樹,釈徹宗,平松邦夫
苫米地思考ノート術―脳を活性化し人生を劇的に変える最強思考ノート苫米地思考ノート術―脳を活性化し人生を劇的に変える最強思考ノート
抽象思考を鍛える、時間を未来から過去に向かって捉えるなど、おぉーという考え方は非常に参考になります。ただし、ちょっと現実に紐付けるのはやや難しそうです。
読了日:10月08日 著者:苫米地 英人
街場のマンガ論街場のマンガ論
前からマンガはよく読む方だったけど、この本の最後に収録されている養老さんとの対談を聞いてその速度に拍車がかかった気がする。もっとたくさん読みたくなりました。
読了日:10月13日 著者:内田 樹
記憶力を強くする (ブルーバックス)記憶力を強くする (ブルーバックス)
人の記憶はコンピューターの記憶の仕組みとどう違うのか?そのメカニズムをできるだけ(とはいっても専門用語はでてきます)分かりやすく説明してもらえる。様々な実験のようすも紹介されて、興味深かったです。
読了日:10月17日 著者:池谷 裕二
大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)
この本は絶対に読んでおきたい一冊。1930年スペインで刊行された本だが、まさに現代の日本のことだと思われる部分が多数あり。最近読んだ本の中でもっとも脳みそに刺激を受けました。
読了日:10月19日 著者:オルテガ・イ ガセット
臆病者のための株入門 (文春新書)臆病者のための株入門 (文春新書)
まずは基本的なお金のリテラシーをつけること。その目的はだまされないこと。その上に立って初めて、自分としてどうするかの決断ができる。最後の文章にある橘さんの「これが合理的というのはわかるが、自分はそれはやっていませんが。。。」という言葉には笑ってしまいました。
読了日:10月22日 著者:橘 玲
知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫)知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫)
橘さんのコラムを集めた一冊。現実をよくよく考えると世の中には不思議なことがたくさんある。橘さんのスタンスがよくわかって面白かったです。
読了日:10月23日 著者:橘 玲
亜玖夢博士のマインドサイエンス入門亜玖夢博士のマインドサイエンス入門
亜玖夢博士シリーズの続編。今度は心理学関係にフォーカス。前作よりもだいぶぶっ飛んでいる感じで読み物として面白い。
読了日:10月24日 著者:橘 玲
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
時系列に沿ったインタビューを読むと、いかに村上さん自身が自覚的に小説の書き方を訓練し、最終目標であるカラマーゾフの兄弟のような総合小説を目指しているかがよくわかる。ここまで書くことを自覚的に捉えているところが面白かったです。
読了日:10月30日 著者:村上 春樹
超ヤバい経済学超ヤバい経済学
普段触れられない話題を経済学的に斬ってみる。本当は明らかにされたくないであろうことも、どんどん公開されていく感じが非常に刺激的でした。
読了日:10月31日 著者:スティーヴン・D・レヴィット,スティーヴン・J・ダブナー
超簡単 お金の運用術 (朝日新書)超簡単 お金の運用術 (朝日新書)
結論から書くお金の運用術。でもこれを知ってしまうと、商売にならない金融の会社が大量発生してしまう。お金がすべてではないけれど、あると便利なもの。現実的に考えよう。
読了日:10月31日 著者:山崎 元

読書メーター


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2010年10月14日

9月の読書(まとめ)+マンガ

読書メーター9月分のまとめ分を貼り付け。

今月は数は少ないけど、ほんと読んでおいて良かったという本が多かった。
ブラック・スワンなんて完全に盲点でした。こんな観点でリスクを考えたことなんてなかったので、上下巻にわたって読むのは大変だったけど、面白かったです。

それとは別にマンガも大量に読むようになってきました。
ざっとだけど、こんな感じのを読んでいます。

【哲学系】
・鈴木先生 10巻まで(武富健治)
・アンダーカレント 全1巻(豊田 徹也)
・バガボンド 32巻まで(井上雄彦)
・リアル 5巻まで(井上雄彦)

【世界の不思議系】
・風の谷のナウシカ 全7巻(宮崎駿)
・海獣の子供 4巻まで(五十嵐大介)
・魔女 全2巻(五十嵐大介)
・はなしっぱなし 全2巻(五十嵐大介)
・SARU 1巻まで(五十嵐大介)
・WOMBS 1巻まで(白井弓子)
・天顕祭(白井弓子)

【シュール系】
・棒がいっぽん 全1巻(高野文子)
・黄色い本 全1巻(高野文子)
・絶対安全剃刀 全1巻(高野文子)

【謎解き系】
・MASTERキートン 全15巻(浦沢直樹)
・パイナップルARMY 全8巻(浦沢直樹)
・MONSTER 全18巻(浦沢直樹)

【リアル系】
・岳 11巻まで(石塚真一)
・ソラニン 全2巻(浅野いにお)
・上京ものがたり 全1巻(西原 理恵子)

【不条理系】
・ねじ式 全1巻(つげ義春)
・自虐の詩 全2巻(業田良家)

【科学系】
・アステロイド・マイナーズ 1巻まで(あさりよしとお )

【ぶっ飛び系】
・童夢 全1巻(大友克洋)
・ウルトラヘヴン 3巻まで(小池 桂一)

【“ほっと”する系】
・駅から5分 3巻まで(くらもちふさこ)
・鞄図書館 1巻まで(芳崎せいむ)
・うごかし屋 3巻まで(芳崎せいむ)
・珈琲時間 全1巻(豊田 徹也)

【歴史系】
・「坊っちゃん」の時代 全4巻(関川夏央・谷口ジロー)

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8月のベスト3は、、、

■書名:ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ

■書名:移行期的混乱―経済成長神話の終わり
 著者:平川 克美

■書名:文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
 著者:ジャレド・ダイアモンド


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9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3987ページ

街場のアメリカ論 (文春文庫)街場のアメリカ論 (文春文庫)
アメリカという国の特殊性とその背景に隠された心理機制を語る。日本もヘンだといわれますが、アメリカも十分変わった国のようです。
読了日:09月03日 著者:内田 樹
35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術
藤原さんご自身の生きていくうえでの考え方をまとめた一冊。ある種の哲学書ですね、これは。ダイアモンド・アップルというまとめ方も使い勝手が良さそうです。
読了日:09月05日 著者:藤原 和博
空海の風景〈上〉 (中公文庫)空海の風景〈上〉 (中公文庫)
空海思想というよりも、空海が生きた時代の雰囲気を事実情報だけでなく、司馬さん独特の想像をあわせて記述。いかに空海が多才の人であったかがよくわかる。これを読み終わった後に再度空海の思想を読んでみたい。
読了日:09月08日 著者:司馬 遼太郎
空海の風景〈下〉 (中公文庫)空海の風景〈下〉 (中公文庫)
唐から帰国した空海。師匠恵果から受けた密教を卓抜した論理でもって再構成。最澄との手紙のやり取りからも、二人のスタンスの違いが良く分かる。空海の人となりが良く分かりました。
読了日:09月11日 著者:司馬 遼太郎
大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社プラスアルファ新書)大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社プラスアルファ新書)
イスラム世界について深く掘り下げるというよりも、そのほかの宗教との比較において紹介といった感じ。とにかく入り口でさらりと見るにはよいかも。
読了日:09月11日 著者:池上 彰
芸術人類学芸術人類学
芸術人類学とは何か?という問いに対して、まっすぐに回答される論考だと思っていたが、中身は様々なところでの講演をまとめたものでした。それでも、いわゆる西洋の哲学とは異なるスタンスからの視点は非常に興味深かったです。
読了日:09月12日 著者:中沢 新一
一流たちの修業時代 (光文社新書)一流たちの修業時代 (光文社新書)
世に出た人は最初からそうであったわけではない。それを支える準備期間があった。そんな当たり前の事実を再確認させてくれます。一人ひとりの話は短いですが、淡々と書かれている文章が個人的には良かったです。
読了日:09月14日 著者:野地 秩嘉
移行期的混乱―経済成長神話の終わり移行期的混乱―経済成長神話の終わり
意識しなければ、ここ数十年という単位で身に付けた経済成長という前提で問題をとらえ、解決策を見つけようとしてしまう。そんな無意識の前提を疑い、100年、1000年単位で考えた時、現代の日本における少子化というのは大きなターニングポイントである可能性が見えてくる。だからどうすればよいのか?この事実を踏まえてこれから試行錯誤しながらこの移行を乗り切るしかないんだと思いました。今、読んでよかったです。
読了日:09月18日 著者:平川 克美
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
前著「銃・病原菌・鉄」ではいかにして文明が興隆していったかを描いていたが、本作ではいかにして興隆した文明が崩壊していったかを事細かに記述。たまたまこの本の前に読んでいた「移行期的混乱」と多分に重なる部分があり、非常に興味深かったです。
読了日:09月20日 著者:ジャレド・ダイアモンド
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
文明崩壊の要因と考えられるものとその歴史的実例、および現在進行形の実例を踏まえて、一歩一歩慎重に丁寧に記述される一冊。読み解くには根気が要りますが、前著と合わせてしっかり読んでおきたい一冊です。
読了日:09月21日 著者:ジャレド・ダイアモンド
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
論理立てて書かれている論考というよりは、著者が不確実性にまつわる様々な見解をぶった切りしていくエッセイといった感じ。それにしても、ブラック・スワンは予測できないからブラック・スワンなのであって、リスク分散とかでは対処できるものではないという見解には納得。下巻につづく。
読了日:09月23日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
上巻に引き続きタレブ節が炸裂。読みにくいところも多々あるけど、そもそも予測できないブラックスワンに対し、リスクを管理しすぎないというやり方は面白い。ここまで不確実性を考えたことなどはもちろんなく、完全に盲点だったのでとても面白く読めました。
読了日:09月26日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ

読書メーター


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2010年09月15日

8月の読書(まとめ)

読書メーター8月分のまとめ分を貼り付け。

とにかく今年の夏は暑かったというのが印象に残る8月。
面白い小説をちょこちょこ読めたし、楽しい読書をしていたなという感じ。

引き続き順調に積ん読も増えているので、
9月の夏休み中にいくつかは片付けたいところです。

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8月のベスト3は、、、

■書名:さくら (小学館文庫)
 著者:西 加奈子

■書名:告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
 著者:湊 かなえ

■書名:巨象も踊る
 著者:ルイス・V・ガースナー


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8月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5121ページ

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
ユーラシアの西の果て、ポルトガルのサグレスで再びCの茶を目にするくだいが印象的。ついに1年2ヶ月に及ぶ長旅が終結。
読了日:08月01日 著者:沢木 耕太郎
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
さまざまな登場人物の告白が淡々とつづく形式が新鮮。そのモノローグの中で、段々と全体像があらわになってくる感じがゾクゾクしました。
読了日:08月03日 著者:湊 かなえ
プラットフォーム戦略プラットフォーム戦略
楽天、アップル、アマゾン、グーグル。いかにしてメーカー発想から脱却してプラットフォーム発想に基づいた戦略を構築していくか?事例が載っており、わかりやすくスイスイ読めました。いろいろ考えてみようと思います。
読了日:08月04日 著者:平野 敦士 カール,アンドレイ・ハギウ
さくら (小学館文庫)さくら (小学館文庫)
流れるような日本語表現で周囲の情景から、心の情景までをみずみずしく描写している。ストーリーも流れるようにグイグイ引き込まれ一気に読了しました。本当に読んでよかったと思います。ありがとうございました!
読了日:08月05日 著者:西 加奈子
10のキーワードで味わう『論語』―智恵を読み解く古代文字10のキーワードで味わう『論語』―智恵を読み解く古代文字
前著とのかぶり感が否めないが、論語のキーワードとなる概念を一文字一文字紹介。現在の日本で考えられている概念とは大きく異なるものも多く、「なるほど、そう考えるのか!」と驚きました。
読了日:08月09日 著者:安田 登
楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)
以前、出版された対談本の文庫版。周囲の状況はともかく、自分が地に足をつけて地道に稼ぎ続けるための考え方を紹介。きっとこの本をを読んで、役に立たないと思ってしまったら絶望的なんだろうな。早いうちに掛け算の世界への布石を打っておきたい今日この頃。
読了日:08月10日 著者:日垣 隆,岡本吏郎
グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)
ソーシャルテクノロジーと個人のパワーが生み出すグランズウェル(大きなうねり、社会動向のこと)。その背景と招待を数多くの事例から解き明かす。特に企業のグランズウェルと向き合った数多くの事例を見ると、単なるテクノロジーの問題ではないことがよくわかる。グランズウェル的思考が必要になるというメッセージにはとても説得力がありました。
読了日:08月11日 著者:シャーリーン・リー,ジョシュ・バーノフ
EMOTIONAL PROGRAM BIBLE エモーショナル・プログラム バイブル ~市場分析、ブランド開発のためのマーケティング・メソッド~EMOTIONAL PROGRAM BIBLE エモーショナル・プログラム バイブル ~市場分析、ブランド開発のためのマーケティング・メソッド~
ファッションブランドをベースに生活者のマインドをプロットしたエモーショナル・マトリクス。この本自体は2002年の出版ではあるが、このマトリクスは30年以上前からあるらしく、今なお有効な気がする。やはり視覚的にブランドを捉えるという試みは面白い。
読了日:08月12日 著者:坂井 直樹,WATER STUDIO&EP-engine
巨象も踊る巨象も踊る
巨大な企業の奇跡的な復活。就任間際の会見において、もっとも必要のないものはビジョンだと喝破して、愚直に戦略を実行していった様子は驚き。やることをやりきることの重要性を改めて認識。
読了日:08月15日 著者:ルイス・V・ガースナー
私の個人主義 (講談社学術文庫 271)私の個人主義 (講談社学術文庫 271)
夏目漱石の講演録。文明開化、職業などをどのように捉えて考えていたかという思考の断片が開陳されており、とても興味深かったです。
読了日:08月17日 著者:夏目 漱石
線の冒険  デザインの事件簿線の冒険 デザインの事件簿
さまざまな「線」をめぐる話をあつめた一冊。松田さんのこのシリーズは図版が大量に使われており、パラパラ見ているだけでもとても刺激的。小口に現れる絵も素敵です。
読了日:08月19日 著者:松田 行正
見抜く力―夢を叶えるコーチング (幻冬舎新書)見抜く力―夢を叶えるコーチング (幻冬舎新書)
仕事関連で読みましたが、北島康介をオリンピック2大会連続金メダルに導いたその指導理論、思想はやはりとても参考になります。本質は分野を超えるなぁと思いました。
読了日:08月20日 著者:平井 伯昌
腰痛はアタマで治す (集英社新書)腰痛はアタマで治す (集英社新書)
腰痛はひとつの症状にすぎず、その背景には日常的な姿勢の歪みが隠されている。それらを変えていかなければ長期的にはモグラたたき。具体的なエクササイズのイラストは見やすい。ただし、ちょっと専門用語が多くて、初心者にはハードルが高そうでした。
読了日:08月21日 著者:伊藤 和磨
街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
ブログでもたびたび記述されてきた内田さんのメディア論。個人的には、本棚が教化的に機能しているという理路に強く共感します。さらさらと読めました。
読了日:08月22日 著者:内田 樹
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
ファンクショナルアプローチとは何かをゴリゴリ説明するのではなく、さまざまな事例を通して、どのように考えるかを紹介している一冊。非常に平易な言葉で書かれているので、「あぁ、こんな感じで考えるのね。」という雰囲気がざっくりとつかめます。ちなみに、詳細は前著の方が参考になります。
読了日:08月24日 著者:横田 尚哉
スウェーデン式 アイデア・ブックスウェーデン式 アイデア・ブック
アイデアを生み出すためのちょっとした視点を変えるヒントが絵本の形で紹介。
読了日:08月24日 著者:フレドリック・ヘレーン
SAPIXメソッドSAPIXメソッド
高い合格率を誇る中学受験の塾SAPIX。そのメソッドをもろもろ紹介。ずっと公立だった自分には縁遠い内容でしたが、よく考えられているなぁという印象です。そもそも自分が読む用には書かれていませんが。。。
読了日:08月25日 著者:杉山 由美子
体癖〈1〉 (1972年)体癖〈1〉 (1972年)
体の癖を身体の動きに合わせて12種類に分類。それぞれの特徴を紹介。ちなみに自分はおそらく1種体癖だと思われます。
読了日:08月28日 著者:野口 晴哉
望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語望郷と訣別を―国際化を体現した男の物語
真の国際化とはどういうことか?石井次郎さんの半生を見ていくことで、香港・深センで徹底した現地化の様子がうかがい知れる。
読了日:08月31日 著者:佐藤 正明
「できる部下」を育てる コーチング・ノート「できる部下」を育てる コーチング・ノート
できる人が伸ばす人になるべく、できない部下をできる部下に育てていくプロセスをケースを中心に紹介。もっとまとめて体系的に書いて欲しかった気がする。
読了日:08月31日 著者:吉田 典生

読書メーター


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2010年08月11日

7月の読書(まとめ)

読書メーター7月分のまとめ分を貼り付け。

このままではいけないと、7月下旬になって、少しペースアップ。
それでもまだ、量的な面にフォーカスしがちで、
古典への取り組みが減ってしまっているのが気がかり。

読みたい本は順調に増え、ストックもあるので、
あとはいかに時間配分を変えるかが問題といったところ。

暑いという言い訳をして、朝読書がおざなりになりがちなので、
このへんの仕組みにてこ入れしていこうっと。

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7月のベスト3は、、、

■書名:現代人の祈り―呪いと祝い
 著者:釈 徹宗,内田 樹,名越 康文

■書名:星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則
 著者:中沢 康彦

■書名:若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)
 著者:内田 樹,石川 康宏

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7月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4227ページ

小説十八史略(一) (講談社文庫―中国歴史シリーズ)小説十八史略(一) (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
神話時代から殷・周・春秋戦国そして秦の中国統一までを一気読み。そもそも通史で知ることはほとんどなかったので、「あぁこのことか」という場面がかなりありました。
読了日:07月02日 著者:陳 舜臣
星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則
ビジネスの教科書ともいうべき理論書を実際の現場で具体的にどのように活用したか?非常に読みやすいが、納得感がありました。コツは使いやすいところだけつまみ食いせずに、教科書のとおりに愚直にやり続けるという点。
読了日:07月07日 著者:中沢 康彦
現代人の祈り―呪いと祝い現代人の祈り―呪いと祝い
3名の対談、鼎談を収録した一冊。ただし、中身は非常に知的興奮を覚えるもので、自分にとって理解できる部分と分からない部分がよいバランスでした。
読了日:07月12日 著者:釈 徹宗,内田 樹,名越 康文
企業戦略論三部作〈1〉戦略発想-必勝思考の手順 (1978年)企業戦略論三部作〈1〉戦略発想-必勝思考の手順 (1978年)
企業戦略論三部作の一冊目。そもそも戦略とはどのように考えるのか?という視点を鋭い切り口で連打。広野先生の切れ味はさすがでした。何回も繰り返し読み込んで深めたい一冊。
読了日:07月13日 著者:広野 穣
若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)
高校生が読んで内容的になるほどとなるかは不明。というか、この本にマルクスの内容的解説を期待するのはちょっとずれている気がした。内容よりも語り口とかマルクスの視線とかがスゴイと言っていると強く感じた。そしてその凄さを十分感じさせてもらったので、数年間本棚にしまいこんだままになっている資本論をもう一度取り出してきてみようという気にさせてもらいました。
読了日:07月16日 著者:内田 樹,石川 康宏
松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦
これまでの読書の世界をグイグイと広げてくれる一冊。写真も大量に掲載されているので、その世界観がよりわかりやすい。松丸本舗には定期的に通って、自分の固まりがちな脳みそに負荷をかけていきたいところです。
読了日:07月17日 著者:松岡 正剛
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
流れるままにあてもなく放浪とはまさにこういうこと。その土地の情景や雰囲気を丁寧に描写されていて面白かったです。気楽に読めました。
読了日:07月21日 著者:沢木 耕太郎
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
たまねぎの皮を一枚一枚はいでいくように、沢木さん自身の固定概念を明らかにして、その土地へ飛び込み具合がよくわかる。放浪の旅の醍醐味ってきっとこういうところなんだろうな。
読了日:07月22日 著者:沢木 耕太郎
iPhone 4 Style Book iOS 4対応版  対応機種 iPhone 4、iPhone 3GS、iPhone 3GiPhone 4 Style Book iOS 4対応版  対応機種 iPhone 4、iPhone 3GS、iPhone 3G
購入したiPhone4の使えそうな機能をつまみ食い。オススメの初期設定が役に立ちました。
読了日:07月22日 著者:丸山弘詩,霧島煌一,音葉哲,大槻有一郎,岡田拓人,鈴木利尚
ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階
偉大な企業はいかにして衰退の道を歩んでいくのか?その過程を5段階に分けて紹介。そして衰退からいかに回復していくのか?HPのフィオリーナとIBMのガースナーの対比はとても興味深かったです。
読了日:07月23日 著者:ジェームズ・C・コリンズ(James C. Collins)
手作り弁当を食べてる場合ですよ  格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)
複数の週刊誌に掲載したエッセイを集めた一冊。あいかわらずズバズバと切りまくる日垣さんの言葉は気持ちよい感じです。世の中はどうあれ、地に足をつけて、自分の能力向上を図っていくしかないという当たり前の結論はきわめて真っ当です。
読了日:07月24日 著者:日垣 隆
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)
人間生活におけるありとあらゆる現象がごった煮になってあらわれる、インドの町。その中で日々生きている人たちと現在の日本の都心を見るとそのギャップがすごい。
読了日:07月25日 著者:沢木 耕太郎
ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)
シリコンバレーの働き方とは何かを具体例を交えて紹介。ギークの天国なだけに極端な人たちの働き方は読んでいて面白い。サバイバルが必須な環境だけに仕事以外ではスローライフというのは妙に納得。自分は無理だけど、きっと合う人には合う環境なんだろうな。
読了日:07月26日 著者:渡辺 千賀
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)
成功している人は少数。ということはどこか常識とははずれたやり方をしているはず。だからこそ、素人の視点を大切にして、自由度を確保する。以前、ほかの本でも戦略的素人という言葉を聞きましたが、まさしくそのようなことをやり続けているんだろうなと思った。
読了日:07月27日 著者:島田 紳助
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
旅を進めていくうちに異文化との交渉やコミュニケーションの沢木さんなりのやり方が固まってきつつあるのがよくわかる。そして、それに慣れてしまっていることへの自覚も。パキスタン、アフガニスタン、イランと荒涼とした大地をひたすらバスに揺られていく様子がよくわかります。
読了日:07月28日 著者:沢木 耕太郎
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
イスタンブールからギリシアへ。Cの茶から、Tの茶の国へと移っていく様子が印象的。アジアとヨーロッパの違いは面白い。
読了日:07月30日 著者:沢木 耕太郎
頭がよくなる魔法の速習法頭がよくなる魔法の速習法
速読が狙うべき学びのロードマップが簡潔に書かれていると感じた。前回の本は正直イマイチでしたが、こちらはコンパクトにまとまっている気がする。ただ、決して魔法ではないけど。
読了日:07月31日 著者:園 善博

読書メーター


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2010年07月19日

6月の読書(まとめ)

読書メーター6月分のまとめ分を貼り付け。

6月も相変わらず低空飛行。しかもブログアップしている今はすでに7月下旬。。。
テコ入れ必須ですが、今はたぶんそういう時期なのであわてず騒がず淡々と。
以前にもこのような傾向は何度も経験しているので、ここは腰を据えてじっくりと進めていきたいところです。


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6月のベスト3は、、、

■書名:本の運命
 著者:井上 ひさし

■書名:企業戦略論三部作〈3〉戦略展開 (1978年)
 著者:広野 穣

■書名:ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)
 著者:塩野 七生

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6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3375ページ

あなたの会社にお金を残す 岡本式「戦略帳簿」のススメ (ソフトバンク文庫NF)あなたの会社にお金を残す 岡本式「戦略帳簿」のススメ (ソフトバンク文庫NF)
裏帳簿のススメの文庫化。会社で毎年作成している決算書はそもそも納税額を確定させるためのもの。企業の戦略を考えた時には別途、異なる観点が必要だという至ってまっとうな話。でも、一般的な帳簿の書き方は教えてくれても、違うやり方を指摘している人は少ない気がする。
読了日:06月01日 著者:岡本 吏郎
ローマ人の物語〈33〉迷走する帝国〈中〉 (新潮文庫 (し-12-83))ローマ人の物語〈33〉迷走する帝国〈中〉 (新潮文庫 (し-12-83))
蛮族の度重なる侵略によってついに崩壊したゲルマニア防壁。そしてローマ皇帝の捕囚。転べ落ちるように帝国の凋落が続いていくとき、団結よりも分裂となるという言葉は現代の日本を鑑みた時に痛かった。
読了日:06月01日 著者:塩野 七生
伝説のキャバ嬢コンサルタント舞ちゃんの 世界一たのしい社長の教科書伝説のキャバ嬢コンサルタント舞ちゃんの 世界一たのしい社長の教科書
物語に沿ってさくっと読めて面白い。それでいて戦略の要諦がちりばめられている。とにかくハードルを下げることが意識されていて、ちょっともの足りなさもあるが、入口としては良いのかも。
読了日:06月02日 著者:岡本 吏郎,安達 元一(原案)
ローマ人の物語〈34〉迷走する帝国〈下〉 (新潮文庫 し 12-84)ローマ人の物語〈34〉迷走する帝国〈下〉 (新潮文庫 し 12-84)
74年間で22人の皇帝というまさに迷走する帝国。下巻を読んでいて、アウレリアヌス・プロブスにもっと時間が与えられていれば少しは変わっていたのではと思えてならない。しかし、そうもさせてもらえなかった国家の構造自体が帝国の凋落を表わしているんだろうとも思えた。翻って日本をを見てみると・・・と考えてしまうのは自分だけでしょうか?
読了日:06月04日 著者:塩野 七生
ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!
ダダ漏れ的に情報が排出される社会。その流れはもはやとどまることはない。そうなれば、その社会の中でどのように適応して、楽しく愉快に暮らしていくかを考えていく。きわめて建設的なご意見。自分も早めに挑戦して、経験値を積んでいこうっと。
読了日:06月06日 著者:日垣 隆
パーマネント野ばら (新潮文庫)パーマネント野ばら (新潮文庫)
西原さんの漫画はこめられた気持ちの強さが混じりっけなしの本音100%。直球ど真ん中に投げ込んでくるセリフの数々に思わずはっとさせられます。
読了日:06月08日 著者:西原 理恵子
ビジネスマンのための「勉強力」養成講座 (ディスカヴァー携書)ビジネスマンのための「勉強力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
いつもながらサラリと読めてしまう一冊。結局はコツコツと地道に勉強を積み重ねることが重要。
読了日:06月10日 著者:小宮 一慶
ローマ人の物語〈35〉最後の努力〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈35〉最後の努力〈上〉 (新潮文庫)
次々と帝国内に侵入する蛮族。それに対応すべく絶対君主制に基づく二頭制そして四頭制への移行。それは単純に権限委譲だけの問題ではなく、軍事、税制にも大きな影響をもたらした。ここにきてローマらしさが失われていく姿がはかないです。
読了日:06月14日 著者:塩野 七生
本の運命本の運命
十三万冊の蔵書を持ち、無類の本好きであった井上さんが語る、自分と本の関わり。本が好きな人はぜひ一度読むと良いと思います。もっと本が好きになれますので。
読了日:06月16日 著者:井上 ひさし
ローマ人の物語〈36〉最後の努力〈中〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈36〉最後の努力〈中〉 (新潮文庫)
四頭政を確立し、蛮族の侵入を防ぎ、外部からの帝国崩壊を一時的にくい止められた。しかし、それも束の間、分割したがゆえに帝国をまとめる機能はなくなり、個別最適と権力闘争を促す。内乱続きのローマ帝国、そしてコンスタンティヌスのミラノ勅令により、ローマ宗教というゆるやかな輪がはずされ、ローマという共同体意識が消えていくことになる。
読了日:06月17日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)
早くも四頭政が崩れ、絶対君主に君臨したコンスタンティヌス帝。帝国首都をローマからコンスタンティノープルに移し、新たな首都として確立する。キリスト教という一神教を公認し、自らが神のごとく存在として帝国を統治しようとする。しかしそれはもはやローマらしさが薄れている印象あり。
読了日:06月19日 著者:塩野 七生
平城遷都1300年記念出版 NARASIA 東アジア共同体? いまナラ本平城遷都1300年記念出版 NARASIA 東アジア共同体? いまナラ本
平城遷都1300年記念出版。前作の図版を大量に用いたダブルページレイアウトから一変、今回は総勢40人によるエッセイ、対談集。さすがに読み応えがあります。
読了日:06月22日 著者:松岡 正剛
企業戦略論三部作〈2〉戦略形成 (1978年)企業戦略論三部作〈2〉戦略形成 (1978年)
企業戦略をかつてないほど精緻な考えで整理する。ここまで考えて戦略を練れば負ける気しないだろうなと感じる一冊。一読しただけでは全体像すらつかめていないので、繰り返し読み込みたいと思いました。
読了日:06月23日 著者:広野 穣
企業戦略論三部作〈3〉戦略展開 (1978年)企業戦略論三部作〈3〉戦略展開 (1978年)
実際に戦略を考える上でちょうど良い抽象度の一冊。めちゃくちゃ使えそうです。ただし、さらっと一回読んだだけでは何がなんだかわからないので、繰り返しの読み込みは必須のようです。
読了日:06月29日 著者:広野 穣

読書メーター


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2010年06月22日

5月の読書(まとめ)

かなり遅ればせながら、読書メーター5月分のまとめ分を貼り付け。

5月はかなりのペースダウン。ただし、かなり読み応えのある本を読んだ気がする。
その他、今後の生き方を決めるようなイベント目白押し。
2010年の半期振り返りも無事に実施、話し合ったアイデア実現に向けて、
着々と準備をしていこうと心から思った次第です。

5月の読書メーター














5月のベスト3は、、、

■書名:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
 著者:ジャレド ダイアモンド

■書名:問題群―哲学の贈りもの (岩波新書)
 著者:中村 雄二郎

■書名:現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)
 著者:竹田 青嗣

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5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2900ページ

白川静読本白川静読本
70歳から字書を作り始めた、知の巨人「白川静」先生。その白川先生についての寄稿している著者を見るだけで、どれだけ大きな仕事をなされていたのかがわかる一冊。読んでいて面白い字書なんて滅多にないですよね。
読了日:05月01日 著者:五木 寛之,松岡 正剛,宮城谷 昌光,立花 隆,内田 樹,町田 康,押井 守
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
現在地球上の人類に存在する文化的な差異はなぜ生じているのか?人類史に横たわる1万3000年にわたる謎を事細かに解析していく。歴史を見通す上で必見の一冊。
読了日:05月05日 著者:ジャレド ダイアモンド
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
食料生産のための植物の栽培化、野生動物の家畜化、そしてそこから生まれた余剰が生み出す軍事力とさまざまな政治システム。それらを背景にして新世界が飲み込まれていく。アフリカや中国がなぜ現在の姿なのか?という章も興味深かった。大著なだけに途中くじけそうになったが、ぜひともこれは読んでおきたい。
読了日:05月11日 著者:ジャレド ダイアモンド
知の旅への誘い (岩波新書 黄版 153)知の旅への誘い (岩波新書 黄版 153)
哲学の中村雄二郎さん、文化人類学の山口昌男さん。2人の知の巨人による一冊。それは知→非知へと向かう終わりなき旅。自分も出かけてみたくなりました。
読了日:05月12日 著者:中村 雄二郎,山口 昌男
問題群―哲学の贈りもの (岩波新書)問題群―哲学の贈りもの (岩波新書)
問いを創りだすこと。そして未知を知りたいと思い考える行為へ誘うこと。それこそが哲学の贈り物。
読了日:05月13日 著者:中村 雄二郎
術語集〈2〉 (岩波新書)術語集〈2〉 (岩波新書)
なじみが薄いかもしれないけれど、世界に補助線を引いてくれる術語たち。それらを分かりやすく解説し、新たな概念を獲得する上でも前作とセットで目を通しておきたい。
読了日:05月14日 著者:中村 雄二郎
村上ラヂオ (新潮文庫)村上ラヂオ (新潮文庫)
村上春樹さんがananに連載していたエッセイ集。小説とは違って肩の力が抜け、ゆるゆると編まれた言葉が気をラクにしてくれそうです。比喩の巧みさには驚きました。
読了日:05月15日 著者:村上 春樹,大橋 歩
「新しい郊外」の家 (RELAX REAL ESTATE LIBRARY)「新しい郊外」の家 (RELAX REAL ESTATE LIBRARY)
リノベーション物件を紹介するサイト「東京R不動産」の設立者が自分の家を作っていった話を紹介。家族と家の関係性を考えさせれます。
読了日:05月16日 著者:馬場正尊
現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)
なんとなくそれぞれの思想について聞いたことがあるが、それらについての詳細は何とも手が付けられない。ましてや原書に当たっても雰囲気で「難解である」ということしか分からなかった。そんな自分にとっては、頑張って読み込むことで「あぁ、そういうことだったのか!」と理解が及ぶところまでレベルを下げて紹介してくれた一冊。非常に助かったというのが正直な感想。
読了日:05月19日 著者:竹田 青嗣
哲学の現在―生きること考えること (岩波新書)哲学の現在―生きること考えること (岩波新書)
引用や術語をあまり使わず、考えることについて考えてみる。中村さんがあらためてテツガクしている様子が見えてきます。
読了日:05月20日 著者:中村 雄二郎
ローマ人の物語〈31〉終わりの始まり〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈31〉終わりの始まり〈下〉 (新潮文庫)
下り坂になると必ず発生する内乱。その内乱をいくつも克服してきたローマ帝国ではあったが、今回ばかりは滅亡への下り坂を抜けることはできなかった。長き凋落の序章はちょっとしんみりしました。
読了日:05月24日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈32〉迷走する帝国〈上〉 (新潮文庫 し 12-82)ローマ人の物語〈32〉迷走する帝国〈上〉 (新潮文庫 し 12-82)
属州も含めたすべての人にローマ市民権を。カラカラ帝の決定がローマ帝国に与えた影響は計り知れない。徐々にローマ人らしさを失い、衰退に向かうローマ帝国。これまで興隆、繁栄を見てきただけにちょっと切ないです。
読了日:05月27日 著者:塩野 七生
自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道
現在持ちえている能力。そして、その能力を伸ばす能力=自ら育つ力。1日でどうにもならないものであっても、4年あれば力になる。
読了日:05月28日 著者:渡辺 康幸

読書メーター


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2010年05月05日

4月の読書(まとめ)

読書メーター4月分のまとめ分を貼り付け。

昨年より挑んでいる「ローマ人の物語」もあとわずかになり、
コツコツ読み進めるのに耐性がついてきたのか、
長編小説もまた読みたくなってきた。

そういえば、なんか最近はめっきりビジネス書の数が少なくなった気がする。

5月となり、そろそろ2010年の半期振り返りをしないとなぁ。

4月の読書メーター














4月のベスト3は、、、

■書名:私の財産告白
 著者:本多 静六

■書名:ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
 著者:堤 未果

■書名:日経TEST公式ワークブック ~演習で鍛えるビジネス思考力 ~
 著者:奈良 雅弘

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4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3911ページ

ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)
帝国内を動き回り続け、必要な手を打ちつくしたハドリアヌス帝。その後を引き継いだのは打って変わって平穏なアントニヌス・ピウス帝。特筆すべきことを何もしていないことこそが、特筆するという人格者として国家の父として振舞ったピウス(慈悲深い人)からの答えだったと思う。
読了日:04月06日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)
ローマ帝国の繁栄を支えたインフラに焦点を当てた一冊。街道、上下水道と紀元前からその重要性を理解しメンテナンスも忘れずに整備してきた様子には恐れ入りましたという感じです。写真や図版を使っての説明も多く見やすいです。
読了日:04月08日 著者:塩野 七生
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
twitterとはそもそもどういうメディアであり、何をもたらそうとしているのか?その具体的な事例を引きながら説明。さくっと読めました。
読了日:04月10日 著者:津田 大介
知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)
単行本も読んだが、iPhone・キンドル・ツイッターについての加筆があったので、再読。知的生産は基本的にストレッチさせていくことでその能力は向上する。ではどのような環境を整えて、自らに課して継続させていくか。超具体的な本棚や手帳まで網羅的に知的生産に関わるトピックを紹介。本人が愚直なまでに継続してきた方なだけに説得力あります。
読了日:04月11日 著者:日垣 隆
ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)
ローマ帝国を支えたインフラの数々。上巻に続き、下巻では水道そしてソフトなインフラとして医療と教育。何世紀にも渡って繁栄を続けるにはやはりそれを支える仕組みが存在していたことがよく分かる。
読了日:04月13日 著者:塩野 七生
日経TEST公式ワークブック ~演習で鍛えるビジネス思考力 ~日経TEST公式ワークブック ~演習で鍛えるビジネス思考力 ~
知力の構造化という部分はかなり頭の中が整理された。ビジネス思考力をここまで整理して、構造的に書かれている本はあまりなかった気がする。
読了日:04月19日 著者:奈良 雅弘
1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
1Q84ワールドに迷い込んだ青豆と天吾をつなぐものとしての牛河の登場。book1,2で発散しつつあった空気さなぎ、マザとドウタ。それらがパタパタと折り合わさるようにして紡ぎだされる物語。600ページの長編ですが心地よかったです。
読了日:04月20日 著者:村上春樹
新商品開発の着眼発想新商品開発の着眼発想
新商品開発の戦略発想に毛沢東やチェ・ゲバラのゲリラ戦法を使って考えるところは面白かった。
読了日:04月21日 著者:広野 穣
ローマ人の物語〈29〉終わりの始まり(上) (新潮文庫)ローマ人の物語〈29〉終わりの始まり(上) (新潮文庫)
哲人皇帝と呼ばれ、五賢帝の中でも人気のあったマルクス・アウレリウス。しかし、それでもここからローマ帝国の衰亡は始まった。時代が変わると共に哲人皇帝に様々な困難が襲う。どのようにして帝国の終わりは始まっていったのか。
読了日:04月21日 著者:塩野 七生
新しい資本主義 (PHP新書)新しい資本主義 (PHP新書)
現状は危機で大変だ。こんな世の中にした犯人はどいつだ?と言うのは簡単だが、それだけでは未来は創られない。すでに具体的に行動してみせているあたりが勇気をくれます。さくっと読めました。
読了日:04月23日 著者:原 丈人
言葉によるアイディア開発―5冊の辞書で独創的脳HOW言葉によるアイディア開発―5冊の辞書で独創的脳HOW
アイディア開発に対して、言葉から発想する手法とは?めちゃくちゃ具体的に記述してあるので、すぐにでも試してみることができます。実際にやってみたことがありますが、根気がいるものの非常に効果が得られる手法だと思います。副次的作用として言語能力が鍛えられるのがうれしいところです。
読了日:04月23日 著者:広野 穣
人生計画の立て方人生計画の立て方
凡人にできる最強の人生計画。それはコツコツ地道に継続して積み上げていくこと。それを実際にやりつづけた例として、ここまでいけるということを見せてくれる。見習いたい。
読了日:04月24日 著者:本多 静六
私の財産告白私の財産告白
凡人に対するお金に関する本はもうコレ一冊で必要十分。投資でガッツリいきましょうではなく、当たり前のことを当たり前に継続し、地道にコツコツ積み上げていきたいところです。
読了日:04月25日 著者:本多 静六
ローマ人の物語〈30〉終わりの始まり〈中〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈30〉終わりの始まり〈中〉 (新潮文庫)
五賢帝の最後の皇帝マルクス・アウレリウス。しかし、ここからローマ帝国の衰退が始まる。時代の変化はあるものの、帝国システムの維持には何が重要なのか?流れで読んでいくと示唆に富んだ一冊。
読了日:04月26日 著者:塩野 七生
あおい (小学館文庫)あおい (小学館文庫)
その場の雰囲気がありありと伝わってくる比喩表現とそれをさせる独特の言語感覚。味わい深い小説でした。
読了日:04月27日 著者:西 加奈子
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
表立っては見えないが、システム的に搾取構造が確立されている。でもそれはきっと日本でも同じことがあるのだろう。その現実を見据えた上で、個人としてどのような対応を取っていくかは考える必要があると強く感じた。
読了日:04月28日 著者:堤 未果
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
前著から引き続き、アメリカというシステムの裏側を紹介。特に今回は教育と医療について切り込む。学資ローンの恐ろしいシステムには度肝を抜かれた。自己破産しても負債が消えないってどういうことだろう?
読了日:04月29日 著者:堤 未果

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2010年04月14日

3月の読書(まとめ)

かなり遅くなったが、
読書メーター3月分のまとめ分を貼り付け。

3月は本当に大変な月だった。
正直、読書どころではなかったので、今月からまたコツコツ続けていきたい。

ちょっと落ち着いて色々考える時間が欲しい今日この頃。


3月の読書メーター














3月のベスト3は、、、

■書名:「松代大本営」の真実 (講談社現代新書)
 著者:日垣 隆

■書名:ことばの経済学
 著者:フロリアン クルマス

■書名:振仮名の歴史 (集英社新書)
 著者:今野 真二

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3月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4224ページ

振仮名の歴史 (集英社新書)振仮名の歴史 (集英社新書)
振仮名は送り仮名とは違う。よく考えてみれば確かにそうだが、そんなこと考えたこと無かったという視点の数々。日本語表現の豊かさの一例なのかもしれない。
読了日:03月01日 著者:今野 真二
ことばの経済学ことばの経済学
言語というとどちらかといえば文化的な視点から説明されることが多かった。この本では言語と経済学という視点から論じる。今後も言語能力強化に地道に励んでいこうと思いました。
読了日:03月02日 著者:フロリアン クルマス
ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)ローマ人の物語〈20〉悪名高き皇帝たち(4) (新潮文庫)
ネロと聞くと「暴君」というイメージしかないが、それは果たして本当なのか?1人の若者が皇帝として振舞おうとした、その過程と限界が見えてくる。
読了日:03月03日 著者:塩野 七生
社会認識の歩み (岩波新書 青版 798)社会認識の歩み (岩波新書 青版 798)
非常に面白かった。正直社会科学に関してはほとんど知識ゼロだったが、このような見方で紹介されると取り組んでみたくなる。講義がベースになっているので、語り口調で読みやすかったです。
読了日:03月04日 著者:内田 義彦
ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈21〉危機と克服〈上〉 (新潮文庫)
ネロ亡き後のローマは内戦状態に突入する。1年間という短い間に3人もの皇帝が入れ替わる。それでも庶民は比較的へ依然としていたというところに、これまで作り上げてきた帝国の基盤の強さを感じる。ここからどのように立て直すのだろうか?
読了日:03月05日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈22〉危機と克服(中) (新潮文庫)ローマ人の物語〈22〉危機と克服(中) (新潮文庫)
3代に渡った混乱期を克服するべく現れた「健全な常識人」ヴェスパシアヌス帝。ただ、それを側方支援していたムキアヌスも立派であったと思う。また、ここに来てカエサルが与えたユリウス一門の多さに驚きです。
読了日:03月07日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉 (新潮文庫)
危機に陥ったローマ帝国を立て直したティトゥスとドミティアヌス。ポンペイの天災も記述。それにしてもドミティアヌスがなぜ記録抹殺刑になったのかはちょっとよく分からなかったが、五賢帝時代に向けた布石は間違いなくこの時代に打たれたのだろう。
読了日:03月11日 著者:塩野 七生
ローマ人の物語〈24〉賢帝の世紀〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈24〉賢帝の世紀〈上〉 (新潮文庫)
初の属州出身の皇帝トライアヌス。この時期において帝国の勢力が最大になる。アポロドロスとのコンビでつくった公共建築の数々はまさに圧巻。
読了日:03月13日 著者:塩野 七生
資本論の世界 (岩波新書 青版)資本論の世界 (岩波新書 青版)
マルクス資本論を使ってみることで、資本主義の現実そのものがどう見えてくるかを考察する。やはりマルクス資本論は射程距離の長い論考なんだなと感じた。いつか取り組んでみねば。。。
読了日:03月16日 著者:内田 義彦
日本の思想 (岩波新書)日本の思想 (岩波新書)
文章の分量は多くないが、とにかく中身が非常に濃い。途中でだいぶ置いていかれた感が否めません。もうちょっと近代やマルクス主義についての知識をつけてからもう一度読んでみたい。
読了日:03月17日 著者:丸山 真男,丸山 眞男
知の遠近法 (岩波現代文庫)知の遠近法 (岩波現代文庫)
山口さんのフィールドワークの様子や周囲の人たちのとの交わりが書かれていて、どのように考えてきたのかの軌跡が見える。文化人類学の知識はあまりないので、正直言って知らない術語だらけ。他の本も読んでみようっと。
読了日:03月18日 著者:山口 昌男
文化と両義性 (岩波現代文庫)文化と両義性 (岩波現代文庫)
様々な文化を記号論のレベルで見てみるとそこには中心・周縁という補助線的関係が見えてくる。本人もまたトリックスターであったであろう、山口さんのとても興味深い論考でした。面白かった。
読了日:03月19日 著者:山口 昌男
ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉 (新潮文庫)
まずは首都ローマの基板を固め、そして帝国の隅々まで赴き自分の目で見て必要な処置を施す。それを延々と10年以上つづけた皇帝ハドリアヌス。守成とはどういうことなのかを考えさせられた。
読了日:03月20日 著者:塩野 七生
会津武士道―「ならぬことはならぬ」の教え (青春新書INTELLIGENCE)会津武士道―「ならぬことはならぬ」の教え (青春新書INTELLIGENCE)
ちょっと文章がまとまりなく、あっちこっちいく感じでした。会津の教え「ならぬことはならぬ」。その軸をはっきり持ち、体現していた人、山川健次郎氏。こんな人がいたなんて知りませんでした。
読了日:03月21日 著者:星 亮一
はじめて語られる企画の「虎の巻」はじめて語られる企画の「虎の巻」
CCC創業者、増田さんの企画に対する考え方をシンプルに紹介した一冊。20年前のオフィスや会議の様子を見ても、モノではなく、サービスや情報といったコトを軸に据えて事業を展開していこうとしていた様子が見てとれた。
読了日:03月22日 著者:増田 宗昭
「松代大本営」の真実 (講談社現代新書)「松代大本営」の真実 (講談社現代新書)
断片的に残された膨大な資料をひとつひとつジグソーパズルを当てはめるように組み立てられた論考。松代大本営の背景にこんなことがあったなんて全く知りませんでした。
読了日:03月29日 著者:日垣 隆
サリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろサリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろ
扉は開く直前まで開かない。だから開くまで叩き続ける必要がある。そんなことを人生の中で繰り返してきた人の自伝。諦めずにやり続けることの大切さと意図せず襲う困難に対する心の置き方は勉強になります。
読了日:03月31日 著者:さかはら あつし

読書メーター


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2010年03月01日

2月の読書(まとめ)

読書メーター2月分のまとめ分を貼り付け。

2月からちょっと新しい仕事に取り組み始めて、言語能力が問われている。
これまで読書を通じたトレーニングを続けてよかったと思うと共に、
なんとも上手い言葉が出てこないイライラとも格闘中。

この経験を通じて、豊かな言語表現を考える機会としたいです。


2月の読書メーター














さて、2月のベスト3は、、、

■書名:情報の技術―インターネットを超えて
 著者:日垣 隆

■書名:読書と社会科学 (岩波新書 黄版 288)
 著者:内田 義彦

■書名:貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
 著者:橘 玲

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2月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4809ページ

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)
結論だけ読むとなんでそう落ち着くのか分からないが、順々に読み進めると「確かにそうだなぁ。」と妙に納得してしまう。そのアクロバチックな論の進め方がワクワクします。ブログで読んだことがあっても、面白かったです。
読了日:02月03日 著者:内田 樹
しまった! 「失敗の心理」を科学するしまった! 「失敗の心理」を科学する
ついついやってしまう心理を沢山の卑近な事例で説明。確かにそうだよなーと考えてしまいます。
読了日:02月04日 著者:ジョゼフ・T・ハリナン
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
この国でこれから楽しく生きていくために、まずは基盤となる制度とかルールを知っておくこと。パーソナルファイナンスの入門として、前提としてまずは基本は押さえておきたい。
読了日:02月07日 著者:橘 玲
日本力日本力
日本の底流に流れる地下水のようなものを巡り、2人の賢者が対話する。静かな場所でゆっくりじっくり読みたい一冊でした。
読了日:02月08日 著者:松岡正剛,エバレット・ブラウン
哲学ワンダーランド哲学ワンダーランド
西洋哲学の知見が具体的にはどのような問いに答えたものなのか?体系化して書いてあるわけではないのですが、哲学なんて学んで何になるのという問いに対する一つの見せ方のような気がします。
読了日:02月11日 著者:貫 成人
少年リンチ殺人―ムカついたから、やっただけ―《増補改訂版》 (新潮文庫)少年リンチ殺人―ムカついたから、やっただけ―《増補改訂版》 (新潮文庫)
これまで情報すら明らかにされず、なかったことにされていた事件を、パズルのピースを一つ一つ組み合わせるように丁寧に取材を重ねた衝撃のルポ。しかし、中身は正直目を背けたくなる内容の連続だった。それでも、最後まで逃げずに読まなくてはいけないような気がした。この内容は、解説にもあるように日垣さんだから書けた、日垣さんにしか書けなかったものであると痛感しました。
読了日:02月12日 著者:日垣 隆
町長選挙 (文春文庫)町長選挙 (文春文庫)
伊良部節は相変わらずですが、やや良い人のキャラになっている気がする。何も細かいこと考えずに楽しみで読める一冊。
読了日:02月15日 著者:奥田 英朗
読書と社会科学 (岩波新書 黄版 288)読書と社会科学 (岩波新書 黄版 288)
どういうスタンスで読書に取り組むか?一読不明快は古典の運命ではなく、目的そのもの。同じものの読みが代わり、読み手である自分の成長とともに違ってくる。本を読むことでで自前の概念装置を作り、その装置を使って現実を読む。射程の長い読書論でした。
読了日:02月17日 著者:内田 義彦
ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)
世間の評判はイマイチだとしても、構築された帝政のシステムを地道にメンテナンスし続けたティベリウス。創造は華やかだが、メンテナンスはそうもいかない。評価されにくい仕事だが、誰かが請け負わなければいけない仕事も確かにあるよなぁと思った。
読了日:02月18日 著者:塩野 七生
フェルデンクライスの脳と体のエクササイズ―健康とリラックス、フィットネスのためのらくらくエクササイズフェルデンクライスの脳と体のエクササイズ―健康とリラックス、フィットネスのためのらくらくエクササイズ
自分の体がどのようになっているのかを体感し、考えながら体を動かすフェルデンクライスのエクササイズ。実際にゆっくりと味わうように体を動かしながらやってみると面白い。
読了日:02月19日 著者:マーク・リース,デヴィッド・ゼメック・バースン,キャシー・バースン,かさみ 康子
ローマ人の物語〈18〉悪名高き皇帝たち(2) (新潮文庫)ローマ人の物語〈18〉悪名高き皇帝たち(2) (新潮文庫)
ひたすら地道に帝国統治を進めたティベリウス。そして、その後を継ぐ若き皇帝カリグラ。ティベリウスが蓄えた富をカリグラは一気に浪費する。やっぱり権力の引継ぎって難しいもんですね。
読了日:02月20日 著者:塩野 七生
情報の技術―インターネットを超えて情報の技術―インターネットを超えて
質の高い日垣さんのルポ集。特に阪神大震災のルポは実際の情景が見えてくるようでした。ルポ集ではあるものの、それぞれ書き方を変えており興味深い。読み通すうちに「情報とは何か?」をそれまでと違った角度から考えはじめられた。
読了日:02月23日 著者:日垣 隆
プライスレス 必ず得する行動経済学の法則プライスレス 必ず得する行動経済学の法則
無意識に心理的な作用をするアンカリング。絶対的な尺度よりも、対比という捉え方をする人の心理。何でも合理的に動くわけではないことが数多くの事例をもって紹介。それはそれで人間らしくて悪くはない気がするが、知識としては知っておいたほうがよいかなと思った。
読了日:02月24日 著者:ウィリアム・パウンドストーン
ローマ人の物語〈19〉悪名高き皇帝たち(3) (新潮文庫)ローマ人の物語〈19〉悪名高き皇帝たち(3) (新潮文庫)
50歳で意図せずいきなり皇帝となったクラウディウス。それまで歴史を研究してきただけに、カリグラの失政は繰り返さず地道な帝国運営に終始する。一方で、予期せぬ皇位ということもあり威厳の使い方には無執着。名よりも実を重視した皇帝。そのバランスを鑑みたとき、やっぱりカエサルとアウグストゥスは神君だったと思い知らされる。
読了日:02月25日 著者:塩野 七生
哲学マップ (ちくま新書)哲学マップ (ちくま新書)
これまでの哲学の流れを一望俯瞰的に紹介。哲学思考様式として図解しながら、流れを説明してくれるのでざっと変遷を掴むのに重宝しそうです。どの辺をまったく知らないかが明確になりました。
読了日:02月25日 著者:貫成人
現代霊性論現代霊性論
社会生活、社会制度の隅々まで入り込んでいる宗教儀礼。しかし、それらは現代として考えると宗教よりもひとつ上の次元の霊性論であるというのはナルホド確かにという印象。どっぷりはまるのはどうかと思うけど、それ抜きにして社会生活が営めないだけに読み通して面白かったです。表紙を書いているのが井上雄彦さん。バガボンドとコラボっているのにはビックリ。
読了日:02月26日 著者:内田 樹,釈 徹宗
陰陽師―安倍晴明の末裔たち (集英社新書)陰陽師―安倍晴明の末裔たち (集英社新書)
神道でも仏教などの宗教でもない陰陽道の実際のところを怪人アラマタさんがフィールドワークで調べた一冊。現代にのころその足跡を見ると、単なるオカルトとは違った姿が現れてくる。
読了日:02月27日 著者:荒俣 宏

読書メーター


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