キモノの仕事に携わる職人たちが集まって作ったサイト「着物お仕立て&お直し.com」でのお仕事の、ほんの一部をご紹介させていただきます

 http://www.kimono-oshitate-onaoshi.com/

着物には人それぞれの思いが宿っています。
そんな大切な着物のお仕立てやお直しを考える時、「信頼できるところに任せたい!」と思うのは当然です。
私たちは、そんなお客様の立場に立ち、100%ご満足いただけるように心掛けております。

山岡古都の天目織を欲しいというお客様に反物をお世話させていただきました。今回のお仕立ては、身巾がせまく、裄の長い(=肩巾の広い)お客様でしたので、当店の「スリム仕立て」をさせていただきました。「スリム仕立て」・・・身巾は細いままで肩巾のみを広くするので、 …
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遠く、岩手県の釜石市からご依頼をいただきました。あるイベントにお使いになられるそうで、反物の仕入れも含めて、約7日納期の急ぎのご依頼でした。お話しをお聞きしたところ、2011年の東日本大震災で多くのお着物を無くされたとのこと・・・。岩手県までの発送は、中2日( …
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夏の定番!・・・肌に涼やかな小千谷縮です。一目で涼を伝える夏らしい「みじん格子」のデザインが魅力的です。タテにふっくらと表れるやわらかなシボ素材・・・つるりとした麻ではなく、目にもふんわりと映る本麻のちぢみ素材は、夏の着物として毎年人気です。独特のシボ感 …
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おだやかな薄グレーに、存在感を放つ白いぼかし染め横段を段違いにあしらったデザインです。「袷の訪問着を単衣に仕立て替えてください」というご依頼をいただきました。重ねられた横段のリズム豊かな動きある構図は、薄グレーを基調した中に控えめながら、存分に主張する絵 …
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横糸のみで図柄を織りだす「ヨコ大島紬」のお仕立てをさせていただきました。落ち着きのある色目に、伝統的図柄の「雪輪」と藤の花を組み合わせて、飛び柄に配置しています。大島紬に合わせられたのは、「スリーシーズン帯」という、最近、流行りの便利帯だそうです。お客様 …
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母が自分の着物を解いてくれて、たくさん送ってくれました・・・それを仕立てて、母のところに行きますので、着て行って、「お母さんのものが着られる歳になりましたよ」と、大切にしているのを見せたいと思いまして・・・という、とても心温まるご依頼でした。ご高齢のお母 …
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今回は 「躾 (しつけ) 」 についてのお話しをさせていただきます。先日、納品とお見積もりを兼ねてお客様宅にご訪問しました時に、躾のお話しになりまして、「長襦袢の躾は取らないでください」 と申しましたところ、お客様に大変驚かれたことがございました。躾には 「取る躾」 と …
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「息子のお嫁さんに譲りたい着物があるのですが・・・」 というご相談をいただきました。お着物を拝見しましたところ、縫込みも十分にありましたので、解き洗いをして、お仕立て替えいたしました。お話しをお聞きしたところ、約50年ほど前の色留袖とか・・・。コンディション …
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ジグザグとした七宝模様が織り成された存在感のあるデザインで、全通に織り上げられた贅沢な仕上がりの帯です・・・今回は切るタイプの文化帯に仕立て替えです。全体に生成りで七宝を織りなし、その七宝を4つ合わせた間道に添って、さらに七宝模様が青緑と薄紫であしらわれ …
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黒地に目を引くくらい大きな片喰(カタバミ)柄の付下小紋です。直接、持ち込まれたご依頼品で、ご事情をお聞きしたところ、雨に降られて、びしょ濡れになられたとか。かなりの水分を吸ったせいか?・・・染めの一部が滲んでいたり、裾などは泥はねがシミになったり、お着物 …
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赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りするのが 「お宮参り」 です。折角の日本の伝統行事です・・・出来れば着物 (初着) でお参りしたいものです。しかし、「一回しか袖を通さない」といった印象の強いお宮参りの着物で、最近はレンタル店や写真館でレンタルするママが多 …
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ほんのりピンクの地色に愛らしい橘が舞う、明るい彩りが魅力的な本振袖です・・・橘と松竹梅の柄の組合せは、ちょっと珍しいです。裾模様にあしらわれたのは松竹梅の意匠です。鮮やかな色使いが印象的で、個性ある構図と華やかさが、古典柄でありながらも新鮮な表情に演出さ …
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「母の道行コートを、娘の3歳七五三用被布に仕立て直ししていただけないかと思っております。」というご相談をいただきました。答えは「もちろん、できます!」です・・・道行コートを解き洗いしまして、仕立て替えいたしました。ところで、3歳の子が七五三の時に晴れ着の上 …
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今回は、大島紬の中でも最もオーソドックスな「亀甲」で、単衣と着物衿道中着のご依頼をいただきました・・・模様は文字通り、亀の甲羅のような形ですね。柄がありませんので、着物衿道中着の飾り紐を少し工夫してみました。道中着の飾り紐といえば、組み紐を付けたり、共布 …
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暑さを感じる季節ならではの透ける素材です。シースルー羽織をお召しになられたお写真をいただきました(感謝!)指で触れるとややざらりとした軽いシャリ感が心地よい生地で、色重ねをお楽しみいただける紋紗です。7月~8月の「盛夏」はもちろんのこと、5月や9月頃の「薄羽 …
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「羽織を道行コートに仕立て替えて、その際にコート丈、裄、袖丈などを大きくしてください」 というご依頼をいただきました。羽織を道行コートに仕立て替えますと、かなり、趣きが変わりますね~道行コートのするには、下記のようにパーツを変えて仕立て替えます。羽織の衿が …
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絣の中でもひときわ懐かしさを感じる「井」の模様・・・この文様が織られた絣を、井桁(いげた)絣や井絣といいます。チャコールの地色に白色の絣が織り出された「井桁格子柄」のお着物です。地色がナチュラルな色なので、タテヨコの手績みの糸の味わいが際立って、素敵な風 …
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正に、「絢爛豪華」の一言に尽きる、とてもゴージャスな本振袖です。華やかな衣装をまとい、盛装する喜びを味わう、成人の祝い・・・家族の喜びとして分かち合いたい日にふさわしい振袖です。典雅な模様として古くから用いられている、縁起が良いとされる吉祥文様(きっしょ …
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四月の『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』 の観劇までに、「袷仕立ての大島を単衣に仕立て替えてください」というご依頼をいただきました。ご一緒に行かれた仲良しのご友人とのツーショットをいただきました(感謝!)その際に、他の寸法も少し変えて欲しいということで、当店 …
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初夏に花をつける植物として、橘(たちばな)があります。ミカン科の常緑低木で、日本で唯一の野生のミカンです。葉に加えて、実もデザイン化される珍しい文様で、家紋や文様として用いられ、さまざまな美術工芸品に登場します。今回のご依頼は、愛らしい橘が舞う、明るい彩 …
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「紬」の中で東西の横綱と言われるのが、「結城紬」と「大島紬」です。シュッシュという心地良い衣擦れの音と軽快な裾裁き・・・着物でありながらスーツ感覚で着られ、雨に強く、皺にもなりにくい生地・・・そして、緻密な絣合わせと織の技術で作られる着心地の良いお洒落な …
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京袋帯と名古屋帯のお仕立てのご依頼をいただきました。九寸名古屋帯には二通りの仕立て方がございます。手先部分だけを半分に折って仕立てた「松葉仕立て」、それと全く折らない「開き仕立て」です。開き仕立ての長所は、胴に巻く部分の幅を自分の好みで調整できるところで …
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伯母様から譲られたコートを自分サイズにお仕立て替えです。今回のお直しは大きなサイズ変更がありませんでしたので、解き洗いをすることもなく、「プレタの特別お直し」で全体直しをいたしました。小さく表現されがちな露芝のモチーフを、大きく、そして特徴的な「並び」の …
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今回は楚々とした上品な美しさが香る、豪華な刺繍の黒絵羽織です。 お母様が数十年前にお召しになられた黒絵羽織を、お嬢様のサイズにお仕立て替えさせていただきました。当店で解き洗いをさせていただきましたが、とても、昔の羽織とは思えないくらいのコンディションの良さ …
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菱形の中に花びらを描いた「花菱(はなびし)」の地模様に、大きく流麗な「斜め格子柄」を描いた振袖です。鮮やかな梅紫色と金箔色のコントラストが、より一層の豪華さを醸し出します。斜め格子柄の中には、典雅な模様として古くから用いられ、縁起が良いとされる吉祥文様( …
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以前にお仕立てをして、そのままお召しにならずにいたお着物を、現在のサイズにお仕立て替えしたいというご依頼でした。夾竹桃(キョウチクトウ)を着物のキャンパス一杯に描いた、爽やかな風を感じさせる清々しいデザインです。枝を描かずに、花のつぼみと葉っぱだけを抽象 …
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上品な空色とアイボリー色のグラデーション・・・そして桐の流麗なデザインが、洋風のモダンさを香らせる美しいタッチで、とても魅力的です。柄は「誰が袖(タガソデ)」と言います。「誰袖」とも書きますが、「誰かの小袖」・・・つまり、着物のことです。桐の文様の中でも …
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お仕立て替えの羽織です・・・黒色とエンジ色の二枚のご依頼をいただきました。羽織丈と裄のサイズアップに伴い、二枚とも解き洗いをして、肩裏を新しいモノに取り替えました。黒色は、豆しぼり柄に、麻の葉模様(六角形を組み合わせた文様が麻の葉っぱに似ていたことから、 …
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総絞りの白色に「踊り牡丹」と「四季の花」を大きな雪輪柄の染め分けで、うねりをダイナミックに表現した斬新な絵柄のお着物ですです・・・実はこのお着物は絞りの振袖をお直しして、訪問着にいたしました。袖丈直しは二通りのお直し方法がありまして、袖付けの柄が繋がって …
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一昨年の暮れに納めさせていただきました振袖でしたが、今年が成人式だったようです。成人式でお召しになられたお写真をお送りいただきました・・・お客様に感謝です。(お顔出しについては、ご本人・ご家族様のご了承を頂いております)お仕立ての打合せでご自宅にお伺いさ …
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澄み渡った空色に、色鮮やかな唐花が印象的な訪問着です。ひときわ華やかさを讃える唐花は、多くの色彩と金細工で彩られながら、決して派手さが目立つ訳ではなく、明るく非常に上品な鮮やかさです。そして、七宝の中央に大きな花を入れた「花七宝(はなしっぽう)の絵柄が華 …
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「振袖の袖を切って、訪問着にしてください。」 というご依頼をいただきました。振袖の袖丈をお直しするのは二通りの方法がございます。まず、袖をそのままカット・・・それと、袖をすべて解いて、一から袖を作り直す方法です。直し方の違い・・・それは、身頃と袖を繋いでい …
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粋な江戸ゆかたの老舗「竺仙」の紬浴衣です・・・洗練された大人の浴衣を演出しています。可憐な花びらをぼかし染めで影のように染めあげています。へりとり染めの技法により、繊細な花びらがより際立ち、風にゆられている様が感じられる、味わいのある浴衣です。わざわざ、 …
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ランの花をモチーフにした柄を、絞りの凹凸で表現した道行コートです。目にも鮮やかな朱色と萌黄色のコントラストが映えます。お義母様のお着物をお嫁さんサイズに・・・ということで、当店の「プレタの特別お直し」を承りました。昔から、「着物は少々サイズが違っても何と …
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縁あって、新弟子さんのお着物のサイズ直しを承りました。ご訪問先は、ブルガリア出身で甘いマスク、現役時代は大関・琴欧洲として人気を集めた鳴戸勝紀親方が創設した「鳴戸部屋」でした。ダンディでやさしい感じの親方の身長は202cmです・・・身長178cmの私が小さく見えます( …
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「結婚」が、「人と人とが縁を繋ぐ」最大の契機であることは、言うまでもありません。今回のお着物は上品な薄桜色に、「人と人が結び合う」結婚という儀式にふさわしい「結び文様」のジャンルに入る、「束ね熨斗文」の振袖です。祝い事や、祝い金などを包む包装紙、祝儀袋に必ず …
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着物に使われる柄は様々ですが、今回の柄は、その芸術性、デザイン性の高さから、古くより着物や帯の文様に使われてきました「源氏香」です。源氏香は、香道の楽しみ方のひとつで、組香(くみこう)という、何種類かの香りを組み合わせたものの香りを当てる遊びのひとつです …
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「お太鼓とタレ先の寸法はいつもの寸法に・・・」ということで、年明け早々にご着用の帯を三本、仕立て替えのご依頼をいただきました。切るタイプの文化帯の場合は、あらかじめ、着用される方の身長や胴回り、お好みの大きさや形などをお聞きしてお仕立てします。当店では文 …
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いつもお世話になっております、能楽師さんから「紬のお着物を袴下に仕立て替えて欲しいのですが・・・」というご依頼をいただきました。袴下(はかました)とは、文字どうり、袴の下に着るように、丈が短くなっている着物です。腰上げの縫込みもありますので、縫込みをほど …
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御所車や四季の花を大きな染め分けで表現した正統派の振袖です。昔、成人式でお召しになられた振袖を、ご親戚のお嬢様のサイズに仕立て替えてくださいというご依頼でした。御所車とは、平安貴族たちの乗り物だった牛車のことで、華やかさの象徴の乗り物です。・・・今でも、 …
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縞(しま)とは、平行する複数の直線によって構成される文様をいいます。太い二本の線の中に一本細い線が入るものを「親子縞」といいます。今回は、その縞模様のお着物を長羽織に仕立て替えました。着物の衿と衽を縫い合せて、羽織の衿に・・・着物の身頃から前落しで、マチ …
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吉祥文様のひとつである鶴は、振袖の柄にもよく使われるモチーフのひとつです。お宮参り用の着物から・・・七五三、成人式、結婚式などおめでたい席での着物の柄には欠かせない定番として愛される文様です。鶴には、おめでたい言い伝えがあります・・・まずは、「鶴は千年亀 …
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以前に、お母様のお着物のお直しをさせていただきました時のお仕事が気に入っていただき、それがご縁で、今回はお嬢様の晴れ着を縫わせていただくことになりました。唐草文様の「宝相華」と、日本の七宝(しっぽう)繋ぎの柄ですが、濃紺と萌黄色のダイナミックな染めぼかし …
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成人式を彩る華やかな振袖は、古典模様を中心とした重厚感のあるデザインが好まれます。4年前の暮れに、振袖のお仕立て依頼をいただきましたお客様から、今回は、三女さまの振袖のご依頼をいただきました・・・長女さま、次女さまの振袖に引き続き、本当に有り難いです。前回 …
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年明けの初釜でお召しになられる訪問着の仕立て替えを承りました。ピングベージュの綸子地に、大きな「雪輪」と「四季の花」の文様を組み合せた上品で豪華な訪問着でございます。雪輪文様はその名の通り、雪の結晶の輪郭を曲線でつなぎ、文様化したものです。そもそも雪は豊 …
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最近ではあまり見かけなくなった「亀甲衿」のコートでございます。一般的な道行衿(角衿)をアレンジした衿で、仕立て方が簡単な割に、シャープでおしゃれに見える衿型です。濃鼠色の市松柄に唐草文様をあしらったところがアクセントになって、今風な感じがいたします。また …
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今年の夏、モーツァルトで有名なオーストリアのウィーンに在住のお客様に、結婚式でお召しになられる振袖セットを納めさせていただきました。そして、その挙式の様子を撮影した大切なお写真を、お送りいただきました (感謝です)写真撮影前に、ご親戚の方が着付けたお着物の …
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お母様が数十年前にお召しになられた振袖を、お嬢様のサイズにお仕立て替えさせていただきました。当店で解き洗いをさせていただきましたが、とても、昔の振袖とは思えないくらいのコンディションの良さでしたので、胴裏も取り替えることなく、そのまま使わせていただきまし …
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墨流し染の着尺を使った着物衿(バチ衿)の道中着です。今回の道中着は、「衽付き道中着」ですので、普通の道中着よりもゆったりとお召しになれます。墨流し染の歴史は今からおよそ1200年前の平安時代に、墨と松やにを用い、和紙に墨流しをし、貴族が和歌をしたためていたこ …
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来年、創業150周年を迎える染めの老舗「小糸染芸」の羽織です。古典柄のおめでたい「蓑亀(みのがめ)」を繊細なタッチで描いた、まるで美術工芸のような仕上がりには目を見張るものがあります。小糸染芸さんでは昔ながらの「手合わせ」という調色方法を用いています・・・だ …
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