JR東海道新幹線の架線が断線して発生した停電で、56本もの新幹線が運休した29日の運行トラブル。

 影響を受けた利用者は15万人近くに上り、約3時間後に運行が再開されてからも、各新幹線の車両は、デッキに人が立つほどの満員状態だった。この事態に、国土交通省関東運輸局は29日夜、原因究明と再発防止を求める警告文書を、JR東海取締役の勝治秀行安全対策部長に手渡した。

 「大阪にとんぼがえりするしかない」。日帰りで新大阪から東京に向かっていた男性会社員(48)は午後2時前、新横浜駅の手前で新幹線が停車したため、都内で午後3時から予定していた会議に間に合わなかった。東京駅に着いたのは午後5時半頃で、到着早々、帰りの乗車券を買うため長蛇の列に加わった。

 約4時間遅れで品川駅に到着した東京都大田区の主婦(30)は0歳の長男を抱えていた。里帰りしていた名古屋から乗った新幹線が三島駅で停車し、車内に缶詰めになった。長男が風邪をひいており、「早く帰って病院に連れて行きたい」と気持ちが焦る中、デッキは携帯電話で連絡を取り合う乗客であふれていたため、自分の座席で人目を気にしながら授乳したという。「疲れ果てました」。主婦は足を引きずるようにして自宅に向かった。

 午後5時13分の運転再開後も、東京駅や品川駅では新幹線の自由席は満席。通路やデッキなどにも人が立っている状態が午後8時頃まで続いた。

 品川駅構内で、同僚2人と約2時間半も乗車を待っていた愛知県常滑市の男性会社員(34)は「今日中に戻れると思うけど、着いてからもまた大変」と疲れ切っていた。

 新幹線の架線が断線したのは、横浜市神奈川区羽沢町の線路上。近くの工場で作業をしていた看板業土屋洋一さん(42)は午後2時頃、新幹線の通過中に「バーン」という音を聞いていた。「外に出たら架線が垂れ下がっていて、のり面の雑草が燃え広がっていった。垂れ下がった架線が風に揺れて別の架線に接触するたびにバチバチッと火花が散った」。土屋さんは興奮した様子で話した。

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