山中伸弥京都大教授らが開発した万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」の基本特許などについて、京大の知的財産管理会社「iPSアカデミアジャパン」(京都市)は7日、米ベンチャー企業「セルラー・ダイナミックス・インターナショナル」(CDI、ウィスコンシン州マディソン市)と非独占的なライセンスを供与する契約を結んだと発表した。
 海外企業との契約は初めて。山中教授は「iPS細胞技術を一日も早く医療に役立てることが私の願い。今後も特許が国内外を問わず企業にライセンスされ、実用化が加速されることを期待している」との談話を発表した。
 万能細胞は、増殖能力が高く、身体の多様な細胞に変わる細胞。iPS細胞は皮膚細胞に3、4種類の遺伝子を導入して作る。CDI社は昨年12月、ヒトiPS細胞を分化させた心筋細胞を発売し、製薬企業が薬の効果や毒性を調べるのに利用している。今後、iPS細胞に由来する肝臓、神経、血管の細胞も発売するという。 

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