プロ野球巨人元内野手・中畑清氏(56)が今夏の参院選に新党「たちあがれ日本」の比例代表候補として出馬することが9日までに分かった。11日にも正式発表される。都内で取材に応じた中畑氏は「立ち上がる決断を迫られている。決まれば全力投球する」と胸中を明かした。同党は、同じ比例代表で元自民党衆院議員の杉村太蔵氏(30)を擁立する方針を固めた。

 正式発表前だけに中畑氏は言葉を選びながら「前向きに考えています。長く待たせることは出来ないけど、自分の中では葛藤(かっとう)しているところもあります」と悩める胸中を語った。

 慎重になりつつも、話してるうちに熱い思いがあふれ出た。「頭がサエない分、体で勝負しますよ。体で勝負すれば役に立てるところもあるかな。オレ、フットワークはいいから。これキャッチコピー? いや、所信表明演説か」。さすがは「絶好調男」。現役時代の明るいキャラのままで政界への思いを口にした。

 たちあがれ日本の平沼赳夫代表(70)、与謝野馨共同代表(71)から要請を受けたのはゴールデンウイークに入ってから。「党にも人にも魅力を感じました。お会いして話せば話すほど、すごい人たちだと」。平均69・6歳の新党からのラブコールを「党のみなさんの年齢が高いから、オレが必要とされているのかな、と思って。頼られると燃えてくるって、人間あるじゃない?」と受け止めた。

 オファーを受けた直後は「野球人として生きてきたので」と慎重な態度を示した中畑氏だが、恩師である長嶋茂雄・巨人軍終始名誉監督(74)に相談したことで、思いが次第に変化していった。

 入団時の監督で、アテネ五輪では日本代表監督を引き継いだ関係でもある長嶋氏には2度相談。2回目に会った際「野球だけで人生終わるのも何だし、いろいろ経験するのもいいのでは。これが(第2の)人生のタイミングかもしれないぞ」と激励され、涙を流して出馬を決意した。さらに出身の駒大野球部・太田誠前監督(73)とも相談。決意を固めていった。

 実は、巨人コーチ時代の1993年ごろから政界から出馬の打診があったという。「(当時は)年齢的にまだまだでしたけど、今なら年齢や経験も積んでるから、冷静に対応できると思うんです」。80年代の巨人を人気・実力の両面で引っ張った「絶好調男」の新たなる挑戦。党側は「(中畑氏から)11日に返事をもらう」としており、早ければ同日にも「中畑候補」が正式発表される。

 ◆堀内氏エール 〇…同じ比例代表候補として自民党から出馬する巨人前監督の堀内恒夫氏(62)は、中畑氏について「目指すものが同じなら頑張りましょう」とコメント。巨人を支えた先輩・後輩の間柄だが、今後はライバル関係となる。また、同じ巨人出身者では秋田選挙区の石井浩郎氏(45)が自民党の公認を受けている。

 ◆与謝野氏、元巨人組の共闘否定 たちあがれ日本の与謝野共同代表が8日、中畑氏への出馬要請を認めた。東京・自由が丘駅前での街頭演説後に取材に応じ、「国民の共感を呼ぶ人柄を政治の場で生かしてほしい」と大きな期待感を示した。堀内氏、石井氏ら“元巨人組”を擁立した自民党との、街頭演説などの連携については「ないですね」と否定。

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