国有財産売却の一環として中国財務局呉出張所が買い手を公募していた広島県呉市音戸町沖の無人島「三ツ子島」の一般競争入札が9日、あった。個人10人と8法人が入札し、ただちに開札した。参加者によると、1億1万円で入札した法人が落札した。契約期限は3月11日。

 三ツ子島は、音戸町の西約1キロの瀬戸内海に浮かび、戦前は呉海軍病院の消毒所があった島で、北側と南側の二つの島からなる。現在、南側の島は民間企業が所有し工業塩の集積基地として利用している。売却するのは北側の島で、周囲約580メートル、面積約7600平方メートル。

 中央部は明治以降に埋め立てられたとみられ、一部に砂浜もある平地。樹木で覆われた海抜約20メートルの岩山で土壌調査などはしていない。周辺はカレイやメバルの好漁場だが着岸施設はなく、瀬戸内海国立公園のため、構造物を建設するなど現状変更の規制が厳しい。

 同出張所は昨年12月15日に入札公示、先月14日までの入札参加受け付けには個人、法人合わせて27件の申し込みがあった。【牧正】

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