2008年05月20日

何もかもあだな夢まぼろし

「夏の夜の夢」再演。
良くなったとこと残念になったとこの両方でとんとん。

長時間ってこともあるけど、
話の密度情報量的に観てて非常に体力消耗する舞台なのは変わらず、
だけど終演後、
なんだか元気になれるのがLunaで、
じんわり温かな気持ちになれるのがDianaでした。

が、しかし。
元々のイベ日以外平日割狙ったのに、
後付けでトークショーやら公録やらが増えて、
結局全部の日に終演後イベント発生。
もう気持ちだけじゃ体がっ…!
体が追いつかず……!!
とか言ってるうちに「ルドルフ」予定日にまで、
トークイベント決定。
私の選ぶ日は売れ難いのか…!

そんなことより。
細かなキャストチェンジひしめく中、
一番の抜擢人事・仲原ディミートリアス。
しかもこれがアスリートの如く跳躍するペガサス系ハーミアと、
19世紀に発見された深海魚のように愛らしいヘレナの間にイン、
ついでに対抗すべきライサンダーがゲッダーンと来たらもう。

ゴジラvsメガギラス+Gグラスパーによる大決戦会場の東京湾に、
ピカチュウがバナナボートで単身乗り込むの図しか想像できず、
この頭上大玉転がしかモッシュダイブかってな非常事態に備え、
どんなモビルスーツ着てくんのか戦々恐々としてたらまさかの丸腰!
見た目的小細工や小道具なしの真っ向ストレート勝負に、
360度回って意表を突かれました。

でもあの若くて勢いある白い歯キラリな爽やかさが、
かえって胡散臭くなる驚異の魑魅魍魎ワールド。
さらには表情と脳みそ直結なリアクション芸。
どう頑張っても見た目最年少な若造っぽさが、
ハーミアにもヘレナにも完全パワー負けの事実すら逆手に取り、
これはこれでありだわなーとか油断してたら、
時間差で発覚・音痴キャラ。

…何ですかこれは!?
叫ぶジャイアンの会復活ですよギュー!
めくるめく悪夢にうなされる一行。
またこの無駄な発声の良さと突き抜ける声量が、
踏み外した音程の破壊力を強力にサポート。
人はこうやって大人になってくんだね…!

だけどもそんな彼よりも。
発表段階で地味に静かにに広がった衝撃が、
初演で舟見が金字塔打ち立てた美しいヒポリタを、
Wハーミアが裏役で演じるよ大作戦。

ライフ版夏夜におけるハーミアとヒポリタが、
表裏一体だってのは承知でも尚。
省エネか?エコか?とこれまた戦々恐々だった上、
基本フナミ版踏襲したっぽい松慎も微妙な小粒感、
だけど!
うっかりノーマークだったシーシアス(新)に飲み込まれました。
濃いよ…存在濃すぎだよ船戸公爵…。
代々でなく力でのし上がった風な成り上がり雄くささで、
牧島バージョンとは生い立ちすら異なるかのような。
迷える若者でなく包容力ある支配者の風格、でも、
華奢なヒポリタに伸ばした手が微妙に犯罪チックで震えます。

なんかこの眉間に皺カップル、
仕事にかまけて嫁をもらいそこねた40代やり手社長のとこに、
親の借金のカタとして嫁いできた20歳前のお嬢ちゃんな空気を醸し出してるよ。
別に旦那本体が嫌ってよかむしろ境遇に拗ねてる幼妻の機嫌を、
あの手この手でゆっくり解きほぐそうとする大人の余裕にぐるぐると、
チョコマーブルのごとくミックスされたドキドキ感!
ラブコメ万歳。

一方、モジャ毛封印で壁に転身した牧島スナウトはやっぱ駄目っ子で、
「半ズボンはかないから…」と職人仲間に非難されてました。
ひ、人には出来ることと出来ないことというものが…!!

Studio Life 『夏の夜の夢』
4/21(mon) Lunaチーム 新宿シアターサンモール

r_m_m at 19:10│Comments(0)TrackBack(0) Studio Life 

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