よしむね殿の成長記

「片腕だっていいじゃない、それが僕の個性だもん。」6歳になって突然の難病で片腕を失いました。それでも毎日やんちゃし放題、元気いっぱいやりたい放題。11歳手前で寝たきりになっても毎日牧草をしっかり食べ、12歳目前で第1章を終え、今は第2章のお月さまへ留学中。 ラニちゃん改めもっぷちゃんがやりたい放題わがまま放題!そんなもっぷちゃんもお月さまへ留学。 思い出話と覚書ブログになってしまいました。ひっそり続け中。

吉宗介護日記「僕はここにいる」-2

【殿の食事】
基本は変えていません。
ただ、どうしてもシニア用のご飯にするとやせてしまうことがあるので成年用を与えています。そのままの状態でもぐもぐとしっかり食べてくれます。ペレットは朝と夜に一握り。もう分量関係なしです。おなかの調子がすこぶる快調(腸!)なのでよく食べてよく出してと非常に通りが良いです。

牧草についても変化はなく相変わらず1番刈をしっかり食べています。ただこちらもアルファルファ・オーツヘイを少し多めに与えています。

野菜や果物についても制限なくあげています。とりあえず何かしらを口にしてくれたらそれでヨシ!という考えでした。賛否両論あることは重々承知の上です。野菜やらジュースの搾りかすも食べれる野菜や果物の時は食べさせました。最後まで本当によく食べました。

介護食に関しては最後の2日間だけお湯でふやかしたペレットくらいで、スプーンで口元へ運ぶと自分で食べていました。強制給餌をすることは殿は一度もありません。断脚の麻酔の後ですら一番にご飯を食べてびっくりしました。本当に食に対して貪欲でよく食べました。

子供の時から乾燥した野菜・果物さらには生の野菜・果物いろいろな食べていいものを与えていました。万が一病気になった時少しでも食べれるものの幅を広げておこうというのが私の考えでした。幸いにも食欲がなくなるほどの大病はありませんでしたが、おなかが痛いときには助かりました。薬もジュースに混ぜてあげることができました。

その反面お嬢様は牧草を食べずに育ったところがあるので(飼育放棄の保護っこ)いまだにほとんど食べてくれません。果物も野菜も本当に食べません。ペレットのみ。ようやくニンジンとかサラダ菜・キャベツ・リンゴ・イチゴ・パインなどなど少しずつ増えてはいますが殿には及びません。ロン毛なので牧草はしっかり食べてもらいたいんですけどね〜。

食に関してはここまで真逆とは思いませんでした。

吉宗介護日記「僕はここにいる」-1

【初めに】

2018年の秋から冬の始まり。
殿はケージの中でも部屋んぽでもこけるようになってきました。走ると足がもつれて転びますが、しっかりと歩けるので気を付けて目の届く状態でのみ部屋んぽをさせていました。そ
れと同時に殿の白いお腹にできものができ、少しずつ大きくなってきました。最初は小豆のサイズだったのですが、徐々に大きくなり検査の結果「腫瘍状ではあるもののはっきり言って切ってみないと良性か悪性かわからない。年齢を考えると麻酔のリスクが・・・。しばらくは様子を見ましょう」と、特に何をするでもなく経過観察が始まりました。この時の診断がずっと心の中に引っ掛かり、これが後々のセカンドオピニオンに続くのです。
トイレも失敗が増えていきました。もともと上手ではなく確率は60%程度でした。徐々に横になっての生活の時間が長くなってきました。

2019年の春。
やはりずっとおなかのしこりが気になったままの日々で、さらに大きくなりうっすらと血がにじむようにまでなりました。サイズ的にはソラマメ1.5個分弱でした。連休中にセカンドオピニオンを求めて別の病院へお世話になりました。結局その病院で切除しましたが、この内容については「吉宗闘病記-3」に残しました。
レンゲ畑での写真撮影を最後に完全に寝たきりになりました。片腕を失ってから普段と何ら変わりない生活を送り、私はもとより断脚時の主治医までもびっくりさせてくれました。しかし小さい体には負担だったのかもしれません。そういう所みせないうさぎさんだからこそ寝たきりになってしまったのかもしれません。気が付かなくてごめんよ。
でも殿のことなので、寝たきりといっても足は動かしていろいろなものを蹴飛ばしていました。そして何よりとても毛の艶がよく食欲も旺盛でした。

2020年。
相変わらずかわいらしい殿。しかし徐々にやせていき骨盤周りは骨が浮き出ていました。床ずれができてしまったけれど低反発マットを敷いたりしました。誕生日も無事に過ごせるといいな〜が漠然とした目標となっていました。
毎月27日が来るのが楽しみで

「あと◎日で誕生日!」

とカウントしていたのです。いっぱい足でいたずらしていたけれど最後の一カ月はそれもしなくなり静かに暮らしていました。かぁちゃんが急に音がしなくなると寂しがるから慣れさせるためにおとなしくしてくれたのかな?なんていうのは私の勝手な考えですけどね。そうして穏やかに殿は私のそばで年を重ねていきました。やせていく以外には目立った老いは感じられませんでした。

ようやく

もう誰も見ていないかもしれません。

ずいぶんと時間が経ってしまいました。

やっと公開する勇気が出てきました。


殿の介護日記、最後の記録を文字だけですが、順次アップします。
何かしらの役に立てばと思います。

殿の命日が最終回になるように公開します。

あくまでも殿とかぁちゃんとの介護の記録です。もし必要な方がいてその方のほんの小さな支えになればと思います。


お嬢様は相変わらずかぁちゃんが苦手ですが、おやつをもらったり我を貫いたりと以前に比べると丸くなったものです。

お嬢様についてはまたご報告しましょうね。


第二章謳歌中の吉宗とかぁちゃんより
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