6月27日は殿の12歳の誕生日。
寝たきりとはいえ、元気にお誕生日プレートを平らげる予定だったのにな〜。
もちろんお供えしましたよ。毎年恒例のニンジンの切り抜き数字でね。
直前の24日は四十九日でした。
きちんと3カ月にまたぐことなく四十九日を迎えるあたりも殿らしい。
殿の介護日記というか忘備録というか寝たきりになった時にことを残すために記事を書き始めました。
あの日から今までの間、
「私はどうなるんだろうか?」
と思っていました。しかし意外と冷静だけど辛くて悲しくて淋しくて苦しいです。
お嬢様ではない、あのモフモフを猛烈に抱きしめたい衝動にかられます。
毎日あの日のことを思い返しますが、フワフワのままゆっくりと静かに眠りについた殿しか浮かばない。
「殿が最後まで全く苦しむことなく旅立ったこと」
きっとこれがすべてなんだと思えるようになりました。
確かにこの一年間の介護は試行錯誤で殿にとっては
「ちゃう!そうじゃない!」
ということもあったと思います。
いろいろ私のやることを寛大に受け入れてくれた殿には本当に感謝です。
ありがとうね。
そしてお誕生日おめでとう。
この日に生まれたからかぁちゃんは殿に出会えたんだよ。
やっぱりお祝いしちゃいますよね。
私も、今のももすけの前に、ももという女の子がいたのですが、彼女の誕生日&お迎え記念日&命日は、今でも特別で、ももの好物をお供えしますからね。
毎回泣いてしまいますが。
そして、この仏壇にいずれももすけもと思うだけでも泣いてしまうのですが。
やはり同じく、生まれてきてくれてありがとう、うちに来てくれてありがとう、とも言ってますよ。
ももにも、ももすけにも。
殿ちゃんもきっと、おかあちゃんに会えてよかったと僕も思っているよと、お月さまで呟いていますね。
今日は七夕。
年に一度くらい、織姫じゃなくても、お月さまから来てくれないかな?