【殿の旅立ち】
※※号泣注意※※
とうとうこの日が来てしまいました。この日が来ることをお迎えしてからずっと考えない日はありませんでした。子供のころからそれはそれは日々心配でした。
そして・・・・・日が変わった午前2時ごろ、お嬢が騒いだのです。いつもなら薄明るくなってからなのにその時はなぜか深夜でした。もしかすると吉宗に何か起きたことを教えてくれたのかもしれません。その日は朝から何も食べず飲まず。目の奥に見える吉宗も少し薄れていました。少しでも水分をと思いジュースとかポカリを薄めてあげても飲まず、すりおろしリンゴも飲み込むことなく残っていたので口から取り除きました。その時口の中がとても冷たかったのが印象に残っています。体温が下がっていたのでしょうね。フリースで包み、カイロで温めていたけれど、届かなかったのでしょう。お嬢に逢わせた時お嬢はすっと逃げていきました。いつもなら側にいるのに・・・。何かを悟っていたのでしょうか?
お尻が汚れているのが気になりササっと洗ってさっぱりと。連休中だったので急患へ行くかどうするか悩みましたが、殿に聞くと反応を示さなかったのでもう家でゆっくり過ごしたくて、行きたくなかったのだと思います。一緒にベッドでごろごろしたり抱っこしたりと、思い出話をして過ごしました。しばらく二人きりで穏やかな時間を過ごしました。
直前に呼吸が浅くなりました。この時間は長く感じましたが実際は数分だったのかもしれません。それだけは全く思い出せないのです。
殿を抱きかかえて見つめながら
「もう無理しなくていいよ。ありがとう。吉宗のペースでいいからね。
大好きだよ。かぁちゃんはここにいるからね。ずっとそばにいるからね。
愛してるよ。かわいいね。本当にいい子だね。
かぁちゃんのところに来てくれてありがとう。また会おうね。大好きだよ。」
いっぱいいっぱいありがとうと伝えました。
苦しむことなく、穏やかに安らかに本当に静かに静かに私の腕の中で吉宗は旅立ちました。
言葉はおかしいのですが、
「さすが吉宗、素晴らしい最後!」
殿「余は満足じゃ。わが兎生に悔いはなし!」
そう聞こえた気がしました。
※※号泣注意※※
とうとうこの日が来てしまいました。この日が来ることをお迎えしてからずっと考えない日はありませんでした。子供のころからそれはそれは日々心配でした。
殿はとても親孝行でかぁちゃんが家にいて一緒に過ごせる時を選びました。2日前から固形のペレットを食べなくなり、お湯でふやかしてあげました。それをゆっくり味わいながらもしっかりとした量を食べました。前日の夜ご飯もバナナを混ぜ込んだりヨーグルトを入れたり。食べれるものが多くてよかったと安堵したものです。
そして・・・・・日が変わった午前2時ごろ、お嬢が騒いだのです。いつもなら薄明るくなってからなのにその時はなぜか深夜でした。もしかすると吉宗に何か起きたことを教えてくれたのかもしれません。その日は朝から何も食べず飲まず。目の奥に見える吉宗も少し薄れていました。少しでも水分をと思いジュースとかポカリを薄めてあげても飲まず、すりおろしリンゴも飲み込むことなく残っていたので口から取り除きました。その時口の中がとても冷たかったのが印象に残っています。体温が下がっていたのでしょうね。フリースで包み、カイロで温めていたけれど、届かなかったのでしょう。お嬢に逢わせた時お嬢はすっと逃げていきました。いつもなら側にいるのに・・・。何かを悟っていたのでしょうか?
お尻が汚れているのが気になりササっと洗ってさっぱりと。連休中だったので急患へ行くかどうするか悩みましたが、殿に聞くと反応を示さなかったのでもう家でゆっくり過ごしたくて、行きたくなかったのだと思います。一緒にベッドでごろごろしたり抱っこしたりと、思い出話をして過ごしました。しばらく二人きりで穏やかな時間を過ごしました。
直前に呼吸が浅くなりました。この時間は長く感じましたが実際は数分だったのかもしれません。それだけは全く思い出せないのです。
殿を抱きかかえて見つめながら
「もう無理しなくていいよ。ありがとう。吉宗のペースでいいからね。
大好きだよ。かぁちゃんはここにいるからね。ずっとそばにいるからね。
愛してるよ。かわいいね。本当にいい子だね。
かぁちゃんのところに来てくれてありがとう。また会おうね。大好きだよ。」
いっぱいいっぱいありがとうと伝えました。
苦しむことなく、穏やかに安らかに本当に静かに静かに私の腕の中で吉宗は旅立ちました。
言葉はおかしいのですが、
「さすが吉宗、素晴らしい最後!」
殿「余は満足じゃ。わが兎生に悔いはなし!」
そう聞こえた気がしました。