2005年02月06日

「永遠の語らい」

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「永遠の語らい」のサイト

監督・脚本・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ

出演:レオノール・シルヴェイラ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジョン・マルコヴィッチ、
   ステファニア・サンドレッリ、イレーネ・パパス

2003年/ポルトガル=フランス=イタリア合作

私の中でポルトガルといえば、フィーゴ、ルイ・コスタなどの
有能なサッカー選手を排出した国、
そして95歳の巨匠、マノエル・デ・オリヴェイラを生んだ国。
なんですが、昔からオリヴェイラ監督の作品を見たい見たいと思いつつ、
全然見ていなくて、これが初めて!どうにかしてたんです私!
でこの映画ですが、私にはどのように書けばいいか判らないです。
本当に言葉が出てきません。とてもシンプルで変な映画だなぁ〜ですかね。


おはなし
大学で歴史を教えるローザ・マリアは、夫の待つボンベイまで
娘のマリア=ジョアナと一緒に船で行くことに。
フランス、イタリア、ギリシャ、トルコ、エジプトなどの古代遺跡を
まわりながら娘に文明の歴史について娘に語り、教えながら船旅を楽しむ
。そんなふたりを船長が夕食に招き、人形までプレゼントするが、
最後、意外な展開を呼び、そして・・・
というような感じです。

この映画とてもシンプルな映画で、万人受けするような映画ではないでしょう。私はこの映画を見ててどういう風に文章を書けばいいのか悩みました。

見ていて思ったのは、エリック・ロメールみたいだな〜と
ちょっとホウ・シャオシェンも!などとバカみたいなことばかり考えながら見ておりました。
まあエリック・ロメールではなく、オリヴェイラはオリヴェイラなんですけどね。カメラはフィックス(固定)が多く、カット数も少なく淡々とした映画なのですが、画面上に広がる豊かさみたいなものを感じましたね。
例えば、アデンという街のシーンなんかワンシーンしかないんですが、
そのワンシーンが本当に美しいんです。光も何もかもすべて!
あそこは驚きました。

船のレストランでの船長がホストを務めるテーブルでの女性たちの会話が
あるのですが、そこではフランス語・イタリア語・ギリシャ語・英語・ポルトガル語を使ってしゃべるのですが、そこには通訳も何も要らずすべての会話が
スムーズに行われるのです。もう言語の壁や人種的な壁などなく人と人との
会話!国境なんて関係ないと!すべては人と人のコミュニケーションなんだという感じがよくでています。
それが最後の唐突としかいうことのできない出来事によって破壊されるのです。
彼らのコミュニケーションが破壊されるといっていいのでしょうか?
この最後のエピソードが私にはなじめませんでした。唐突過ぎます。
わからないことはないんですよ だけどわからない・・・
戸惑うばかりです。

正直、なんか良い映画なのか悪い映画なのかわからなくなりました。
判ったのは悪口を書くのは簡単だけど褒めるのは難しいということ。

最初にも書きましたが、退屈だと思う人が多いかもしれませんし、
見ない人も多いでしょう。それはそれでいいんです。
私も薦めるかと聞かれればお薦めしません。
それに私はオリヴェイラ監督の作品をこれしか見ていませんしね。
変な映画ですよ 変なことしますし でもなんか無視できないんですよねぇ〜
自分で書いていて訳がわからなくなりました。
変な魅力のある映画です。




rabiovsky at 01:16 │Comments(8)TrackBack(8)この記事をクリップ!ヨーロッパ映画 

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1. 永遠の語らい  [ ネタバレ映画館 ]   2005年02月06日 08:16
 母は大学で歴史を教える教授であるため、遺跡や建造物を娘にレクチャーする。娘もまた聡明なので、よく理解し、的を得た難しい質問をしてくるのだ。この歴史問答だけでもかなりマニアックな内容であり、かなり勉強になる。  映像はポンペイ、アテネ、イスタンブール、エジ
2. 永遠の語らい  [ 大阪テンポラリーHomebodyの徒然の記 ]   2005年02月13日 19:16
ポルトガルのマノエル・ド・オリベイラ監督、95歳の時の作品。 英題の A Talking Picture が示すように、無骨なまでの長廻しと据え置かれたカメラのカットを多用して、延々とした”語り”が淡々と映し出される。BGMは一切無い。 2001年夏、リスボン大学の歴史の
3. 永遠の語らい  [ 大阪テンポラリーHomebodyの徒然の記 ]   2005年02月13日 19:16
ポルトガルのマノエル・ド・オリベイラ監督、95歳の時の作品。 英題の A Talking Picture が示すように、無骨なまでの長廻しと据え置かれたカメラのカットを多用して、延々とした”語り”が淡々と映し出される。BGMは一切無い。 2001年夏、リスボン大学の歴史の
4. 永遠の語らい  [ 秋日和のカロリー軒 ]   2005年02月14日 21:17
史上最強のアッカンベー 例えば、フェデリコ・フェリーニの『そして船は行く』をエリック・ロメールが撮っていたら・・・ジェームズ・キャメロンの『タイタニック』をジャック・リヴェットが撮っていたならば・・・いや、それでもこの『永遠の語らい』ほど、子供じみた.
5. 永遠(とわ)の語らい  [ be-in 別館 ]   2005年03月17日 10:08
マノエル・デ・オリヴェイラ監督の作品はあまり沢山観ているわけではないですが、この作品も本当に映像の美しい作品です。 歴史教授のマリアとその娘ジョアナは、パイロットの夫とボンベイで落ち合い家族でバカンスに出かけることにしていた。その機会を利用して、本の中で
6. 永遠の語らい  [ deux et deux ]   2005年03月29日 01:35
マノエル・ド・オリヴェイラ監督の衰えないバランス感覚というか、その感性の瑞々しさ、されど老獪な技も惜しまず魅せるこの作品には 全く驚いてしまうばかりです。     「永遠の語らい」の感想はコチラ      
7. 永遠の語らい(2003 ポルトガル/フランス/イタリア)  [ +propernoun+ ]   2005年04月13日 12:53
::Stuff:::監督: マノエル・デ・オリヴェイラ製作: パウロ・ブランコ...
8. 永遠の語らい  [   playt&cinemacoco+ 徳島トリエンナーレ2007 ]   2007年09月30日 20:41
永遠の語らい出演 カトリーヌ・ドヌーヴ/ジョン・マルコヴィッチ/レオノール・シルヴェイラほか監督 マノエル・ド・オリヴェイラ時間 95分story大学で歴史を教えるローザ・マリアは、娘のマリア=ジョアナを連れ、夫の待つインドへ船旅に出た。セウタを出港し、フラ...

この記事へのコメント

1. Posted by kossy    2005年02月06日 08:17
TBありがとうございます。
確かに変な映画です。
完成度を求めるよりもインパクトを求めた製作意図が見えますよね。
しかも、一生残ってしまいそうなほど強烈でした。
2. Posted by rabiovsky    2005年02月06日 15:42
>>kossyさん
こちらこそTBありがとうございます。
私も最後は呆然となりました。
だってねぇ〜 ありえます?
ぶっ飛びすぎです。
3. Posted by clint_columbo    2005年02月14日 12:19
はじめまして。

僕もトラックバックを二度打ちしてみたいですね。
申し訳ありませんが、削除をお願いできませんでしょうか。

これからも、よろしくお願いします。
4. Posted by rabiovsky    2005年02月14日 19:28
>>clint_columboさん
いい名前ですね〜
こちらこそご迷惑をおかけして
二度打ちちゃんと処理しますので大丈夫ですよ。
これからもよろしくお願いします。
5. Posted by REX    2005年03月17日 10:07
はじめまして♪
検索でたどり着いたのですが、私もつい最近見たんです。
オリヴェイラ監督の作品は前の『家路』もなかなかよかったです。

この作品は本当に美しい風景が印象的でしたよね。
そして衝撃のラスト。
これは9.11を念頭においているのでしょうね。

あのインパクトは、マルコヴィッチの表情とともに脳裏に焼きついています。

TBさせて下さいね。
6. Posted by rabiovsky    2005年03月17日 19:38
>>REXさん
こちらこそTBありがとうございます。
オリヴェイラ監督作品はこれしか見たことないんですよ。「家路」はTSUTAYAで見たことあったんですけどいつの間にやらなくなってました。もう一度探してみます。
美しい風景と親子ふたりがまたまたいいですね。
あの衝撃のラストはかなり驚きましたね。
やっぱり9.11ですかね。だけど唐突過ぎますよ〜!
これからもよろしくお願いします。
7. Posted by カポ    2005年03月29日 01:46
Rabiovskyさん、こんばんは、はじめまして♪
livedoorの検索からお邪魔しました。
よろしくお願いします。m(__)m
Rabiovskyさんの感想の中にロメール監督の名があがっていましたが
実は私もそう思っていたので とても嬉しかったです!
音響などは 特にその印象が強かったですね。
ノイズお構いなしで広範囲に音を拾う手法は どうしてもロメール監督作品を連想してしまいます。(^^ゞ)
映像部分も光を意識していながら とても自然な受け取り方で画面に収まっていて その空気や匂いをも感じさせる手法は素敵です。

ラストは本当にビックリ!
でも後から 何とも言えない悲しみが込み上げて来ました。

「ドリーマーズ」もTBさせて頂きました。
Rabiovskyさんの映画に対する造詣の深さに とても惹かれています。
これからもよろしくお願い致しますネ。(^^ゞ) 
8. Posted by rabiovsky    2005年03月30日 00:11
>>カポさん
こちらこそ初めまして!
全然映画に対する造詣の深さなんてありませんよ。
なんとなくエリック・ロメールみたいだなぁ〜と思ったんですよね。
空気感みたいなものが似てる感じが。
本音を言えば少し退屈かなぁ〜と思うところもあったんですよ。
でも惹かれるところがある映画でもあるし言葉で表現することが
難しい映画ではありました。光よかったですよね〜
ラストはほんとにビックリでした。

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