2006年11月03日

『父親たちの星条旗』

flagsofourfathers
『父親たちの星条旗』公式サイト

監督・音楽:クリント・イーストウッド

脚本:ポール・ハギス 、ウィリアム・ブロイルズ・Jr

出演:ライアン・フィリップ 、ジェシー・ブラッドフォード 、アダム・ビーチ 、
   ジェイミー・ベル 、バリー・ペッパー 、ポール・ウォーカー

2006年/アメリカ/132分

おはなし Yahoo!映画

第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。
*******

老人は半螺旋階段を登りきれず、島の斜面を登って行き下る、そして直線的な
階段を足早に下りていき、球場のグランドに出て行くとカメラのフラッシュなど
の光の洪水が待っていて、不意に声が聞こえ過去の記憶がフラッシュバックしてくる。
沈黙と暗闇の中を照明弾が頻繁に打ち上げられ、白いケーキにかけられる赤いソース
がまたもや戦場で散っていった戦友や敵兵の血の記憶に戻り、擂鉢山に立てられ、
安全地帯の国中にも掲げられる星条旗にある赤い色を思いだした。

ネタバレなわけのわからないことを書きましたがこれらのとても映画的な状況に包まれた
カットを積み重ね、時間の違うシーンをスムーズにつながれているのを見るとやはり素晴
らしいと無邪気に思うと共に突き刺さるような痛みを感じてしまう私にはそんな映画でありました。


あの有名な一枚の写真を巡る物語にすることによってただ単に戦争を描いているだけの映画
に収まっていないのが言葉は悪いかもしれないけど面白い。
この映画をサスペンス映画といっても違和感はないと思し、いろんな側面を見せてくれる映画
だと思う。こんなもん作れる監督なんてそんなにいないと思うし、脚本はかなり苦労したよう
に思えます。内容的に仕方がないとは思いますがもうちょっと時間を短くして欲しかったです。
と偉そうなことを言ってますが私は見ながら誰が誰だか名前と顔が一致しないところが多く
今、誰の事を呼んだのかわからなくなることが多々ありました。

この映画は“硫黄島プロジェクト”なるものの前半部分であって第二弾の12月に公開される
『硫黄島からの手紙』を見てから評価するべき映画だと思います。
このプロジェクトは2本で1本の映画だと思いますしね!
『父親たちの星条旗』は沢山の方が見るべき映画だと思うけど、興行的に難しいんじゃないかな。
好き嫌いは別れると思うしね。私はどちらかと言うとクリント・イーストウッドの作品だと前作
の方が好きなんだけど、この映画もいい映画であると思いますよ。まだ前半戦だし、個人的には
日本人だからかもしれませんが『硫黄島からの手紙』の方を期待してしまいます。

そういえば硫黄島での戦いから無事帰還した(呼び戻された)三人が国民に国債を買わせるために
あの有名な写真に写っている“英雄”としてプロパガンダに利用される話が劇中で重要なところ
ですが、エルンスト・ルビッチの『天国は待ってくれる』という作品の最初か最後か忘れましたが
国債の宣伝があったのを思い出しました。いろいろと手をつくしていたのだな〜と思いました。


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この記事へのコメント

1. Posted by jamsession123go   2006年11月04日 08:58
こんにちは、jamsession123goです。
クリント・イーストウッドの監督としての力をまたも思い知らされた映画だと思います。
12月公開の「手紙」の方も期待できますね。
2. Posted by rabiovsky   2006年11月04日 23:17
>>jamsession123goさん
こんばんは!
やはりクリント・イーストウッドはハリウッドでは別格ですね。
今回の映画も素晴らしいと思います。そしてアメリカ側からの硫黄島
だけでなくどのようなものになるかわかりませんが日本側からの硫黄島
を映画にするところが普通の映画監督には出来ない芸当でしょうね。
私は二本で1本の映画だと思っているので『硫黄島からの手紙』には
期待しております。
3. Posted by Hitomi   2006年11月05日 00:40
rabioさん、こんばんは。
あの写真は見たことあっても、その裏側でこんなことがあったんなてのは知りませんでした。
何よりもアメリカが資金難だったことに驚きました。
英雄に祭り上げられてしまったかれらの苦悩はてにとるようにわかり2部もかなり楽しみにしてます。
4. Posted by カヌ   2006年11月05日 01:08
こんばんは。
私も顔と名前は混乱しました。
現代のインタビュー受けてた人は今でも判りません(^^;
摺鉢山のケーキに赤いシロップはきつかったです。
『硫黄島からの手紙』が1ヵ月後にやってくれるのは嬉しいです。
5. Posted by rabiovsky   2006年11月05日 02:53
>>Hitomiさん
あの有名な写真は私も見たことがあって以前テレビで裏側について
やっていたのでわかってはいたのですがあのような英雄を担ぎ出し
プロパガンダに利用していたとは思いもよりませんでした。
戦争なので何があってもおかしくはないのでしょうが、あの恐怖と
隣り合わせな状況を味わった人たちにはあれほどツライことはなかった
でしょうね。私もアメリカの物量作戦とか言っていたのに資金難だった
というのは意外でした。
次の『硫黄島からの手紙』と二本で1本の映画だと思うので楽しみに
公開を待とうと思います。
6. Posted by rabiovsky   2006年11月05日 02:57
>>カヌさん
こんばんは!
ビッグネームの俳優が出ていないからか、どうかわかりませんが
どうも名前と顔が一致せず私も混乱してしまいました。
インタビューはお父さんと・・・。思い出せません(笑)
摺鉢山のケーキに赤いシロップのように戦場をフラッシュバック
させる物をうまくつかってリンクさせていますね。
それがまた辛いんですよね〜。『硫黄島からの手紙』もこのような
映画になるのでしょうか。公開まで静かに待っておこうと思います。
7. Posted by かのん   2006年11月05日 12:38
私はクリント・イーストウッド監督とあまり相性良くないんですけど、この作品は監督やスピルバーグの存在をあまり意識せずに素直は観れた気がしました。正直「硫黄島からの手紙」が無ければ積極的に観に行くことはなかったかもしれませんが、私も両者を比べるんじゃなく前編後編としてじっくり味わってみたいなと思ってます。
8. Posted by hoppen   2006年11月05日 23:06
こういう映画を見ると、つい、はまり込んでしまいます。
映画という感覚を超えてしまうというか。
『硫黄島からの手紙』もとても見たいのですが、反面、見るのが怖かったりします。
親友イギーがどんな最期を遂げたのか、映画の中では分かりませんでしたが、
パンフレットを読んで、その悲惨さに背筋が凍りました。
戦争は、いやですね。

9. Posted by rabiovsky   2006年11月06日 01:40
>>かのんさん
私はスピルバーグが関与していたと最近知りましたよ。
私はこの映画がクリント・イーストウッドが監督でなかったら見ていない
と思います。ある程度の水準はクリアした映画だと思いながら見ました。
素晴らしいと思いますがやはり『硫黄島からの手紙』と2本で1本の
映画だと思っているので、どのような映画に仕上がっているのかかなり
期待しています。
この時期に戦争映画が続きましたが描き方は違えども戦争による悲劇
は同じですね。このような時期に公開されているというのも何かの
めぐり合わせかも知れません。
10. Posted by rabiovsky   2006年11月06日 01:47
>>hoppenさん
私はこういう映画だと妙に客観的になれます。何でだろう・・・。
やはり戦争という恐怖と人間によって作り出される恐怖を戦闘シーン
だけでなくプロパガンダのために利用され振り回される怖さを丁寧に
描いているところが逆に怖さが伝わってきます。
>パンフレットを読んで、その悲惨さに背筋が凍りました。
私も読みましたが、戦争だからいろいろあるよ!という風に言う方も
いらっしゃいますがやはりそこまで割り切れないですね。
そこを『硫黄島からの手紙』で描いているのかどうかわかりませんが
こっちでは描かれていないのが逆に怖さがあります。
11. Posted by kazupon   2006年11月08日 19:13
ラビオさん、実はこの映画あまり期待して
なかったんです・・。アメリカの評判が悪そう
だったのが大きいんですけど、観て納得というか、
今まで以上にアメリカの保守的な方が気を悪く
してしまうような内容だったからなのかな?
と思いました。
直接的じゃないけど、大きなメッセージを
強烈に、そして時には詩的に描いた映画だなぁ
と、イーストウッドそんなに好きじゃない自分が
スゴイ!と思ってしまう作品でした。
二作で見事な対比になってそうで楽しみです。
12. Posted by rabiovsky   2006年11月09日 03:14
>>kazuponさん
TBありがとうございました。
この映画ってアメリカでは評判悪いんですか?
あら〜ほんと見て納得ですね。アメリカはもっと懐が大きくなきゃ
ダメですよ。これぐらいで保守的な方々も気を悪くするなんてダメですよ。
だけど、イーストウッドは年をとっても普通のことのようにして
いるのだろうけど攻撃的ですね〜。
直球で無い分、ジワジワ来る映画だと思います。それがまた強烈ですからね〜。
『硫黄島からの手紙』も同じような感じなのでしょうか。
二つで1本の映画という気持ちで見ようと思います。
13. Posted by カオリ   2006年11月09日 14:33
私は「ミリオンダラーベイビー」が好きなんですが・・・あの非情なラストも。この作品も非情だなあと思いました。やはりイーストウッド&ハギスとなるとこうなるのでしょうか。

「硫黄島からの手紙」が待たれますね。
14. Posted by rabiovsky   2006年11月10日 23:25
>>カオリさん
TBありがとうございました。
私も「ミリオンダラーベイビー」の方が好きです。
だけどこの映画はこの映画で素晴らしいと思います。
確かに両方ともラストは非情な感じですね。
今回の映画はシナリオがかなり難しかったのではないでしょうか。
「硫黄島からの手紙」をどのように仕上げたか気になりますね。
15. Posted by 丞相   2006年11月17日 21:32
遅ればせながら先週末に見てきました。
どうも私はスピルバーグ&イーストウッド作品は遅れて見てしまうのですが、
『硫黄島からの手紙』こそ、ぬかりなく公開直後に見ることにします。
それにしても、冒頭の360度回転するカメラだけで、
この作品がただならぬ雰囲気をたたえているのをひしひしと感じました。
今年は『ブロークン・フラワーズ』といい『アメリカ、家族のいる風景』といい、
同じように印象的なシーンがありましたね。
奇しくもどの作品も「アメリカ」を背景にしていたのが面白くもあります。
さすがに『父親たちの星条旗』は何度も見るのはつらいのですが、
素晴らしい作品なのは間違いありません。
見ていて顔と名前が一致しなくなるのも意図的であったと私は思いますね。
16. Posted by rabiovsky   2006年11月18日 02:24
>>丞相さん
TBありがとうございます。
イーストウッドはやはり今回も素晴らしい作品を作ってしまいますね〜。
私は硫黄島での夜の照明弾が上がる中、塹壕の中で味わう恐怖感が
印象に残っています。そして本国で英雄として扱われることに違和感を
感じつつ英雄を演じてしまうが故に何かが崩壊寸前な精神状態を見せる
というベタな戦争映画にしないセンスが素晴らしいですね。
いい映画には素晴らしいシーンがありますね。
アメリカの象徴である星条旗をめぐる話というのも面白いです。
顔と名前が一致しなくなるのは言われてみれば意図的かもしれませんね。
じゃないと無名の役者を起用しないでしょうし。
『硫黄島からの手紙』は初日に見たいとは思うのですが無理かもしれないな〜。
17. Posted by ゆっこ   2006年11月18日 02:45
遅ればせながら、こちらにもTBさせていただきます。(^^ゞ
>直球で無い分、ジワジワ来る映画だと
そうそう、同感です。
制作者から声高に一方的に「反戦」を訴えられても、
「そんなの当たり前だろっ!」と反発を感じ、かえって興ざめするだろうと思います。
現に、そういう芝居を最近見ちゃったんですよ〜(-_-;)
説明過剰な作品は基本的に観客を信頼してない、と私は感じちゃうなぁ。
なので、イーストウッドのストイックな寡黙さに
改めて尊敬を覚えました。
18. Posted by rabiovsky   2006年11月18日 03:09
>>ゆっこさん
いえいえ私もTBさせてもらいますね!
押し付けがましい「反戦映画」は見ていて恥ずかしくなるし、思春期
でなくても反発してしまいますよね。それを回避したイーストウッドは
素晴らしいと思います。
どんなメディアであろうが取って付けた様な言葉にはなんの力もないと
思います。ほんと「当たり前のこと」ですからね!
多少の説明は必要なのかもしれませんがそれが過剰になると製作者
サイドの作品に対する自信がないのかと思ってしまいます。
イーストウッドには無意識的な自信があるのだと思いますね。
ほんと尊敬に値する監督であり俳優であり人間だと思います。
褒めすぎ?(笑)
19. Posted by 健太郎   2006年12月30日 23:27
こんばんは。
硫黄島の激戦はある程度は知っていたし、あの星条旗は最初に揚がったものではないとは聞いていましたが、こんなドラマがあったとは知りませんでした。
日本から見ればアメリカは「楽して戦争に勝った」ように見えるのですが、実際に戦場で銃火をかいくぐっていた兵士達は常に死と隣りあわせだったんですね。
映画の中で、「英雄」扱いされる事の受け止め方が三者三様でしたが、ネイティブの兵士のやさぐれぶりが印象的でした。
国民が団結している戦時中でさえ差別は無くならなかったんですね。
戦後は最後まで黙して語らなかったドクの心境が答えのように感じました。
『硫黄島からの手紙』も楽しみです。
20. Posted by rabiovsky   2006年12月31日 23:46
>>健太郎さん
こんばんは。TBありがとうございます。
硫黄島での激戦にこのような複雑なドラマがあるとは思いもよりませんでした。
戦場での物資の補給もない日本を物量作戦で追い詰めていくアメリカ
にとっても戦争ではどちらも死と背中合わせというのは変わりないですね。
ネイティブアメリカンの兵士の微妙な立場は唯一平等に死を与えかねない
戦場というものが特別な空間だったのでしょうね。
まあそれは誰においてもそうなんだろうけど・・・。
趣きは違いますが『硫黄島からの手紙』もなかなか面白い映画でしたよ。

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