2009年04月13日

『レッドクリフ PartII −未来への最終決戦−』

RED CLIFF: PART II


レッドクリフ公式サイト

監督・製作・脚本:ジョン・ウー

出演トニー・レオン、 金城武、 チャン・フォンイー、 チャン・チェン
  ヴィッキー・チャオ 、フー・ジュン、 中村獅童、 リン・チーリン

2009年/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/144分

おはなし Yahoo!映画

西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。

*******

『レッドクリフ Part機戮アジア映画としては歴代最高の大ヒットを記録したこともあって、
人が多いのはまあ、予測できますよね。だからいつ行けばいいかなと考えていたのですがシネコンを
スルーし、意外と初日に行けば そんなに多くもないかなと思ったので初日の夜に行ってみました。
すると それなりに人はいるものの そんなに多くもなかったのでこの作戦もまあよかったかなと。
だけどだ、あまり言いたくないけど 店員さんの手際の悪さがどうも よくないように私には見えました。
まあ、一生懸命仕事をしているんだろうし、人もそれなりにいたから 仕方がないとは思えなくはないん
だけど 好印象は持てませんでしたね。こう感じたのが私だけだということを祈るばかりです。

このままじゃシネコンに客を奪われっぱなしになってしまうんじゃないかと要らぬ心配までしつつ
注文したジュースを待っていると隣のストラップ売り場で女性二人が登場人物の名前を出して何を買うか
侃々諤々、話をしているのを見て三国志ファンの裾野の広さと女性の観客の多さに気付かされました。
どんな話かも知らない&三国志ファンではない私としては驚きでさえありましたよ。

そうこうしていると暗くなり映画が始まったのですが私にとって三国志は鬼門なのか普通のジュースを
頼んだつもりが独特な味のジュースだったことがいけなかったのか、私の健康管理が悪いのか わかり
ませんがお腹が痛くなり、なんとか我慢していたのですが 限界が来てトイレへ直行。
なのでこの映画をちゃんと見れた自信はあまりないです。

そんな私の感想ですが、ジョン・ウーは最初から最後までジョン・ウーだったな〜という感じでしょうかね。
原作知らない者でもわかるジョン・ウーの新しい解釈にケチをつけるつもりは全くありません。
映画はそういうものであり続けているわけですからね。それもまた香港だけでなく東アジアを巻き込んでの
映画なわけですから自然とそうなることぐらい見る側が覚悟しなければいけないでしょう。

でも若干、引いた部分があるということだけは事実であるわけです。ちょっと書いてみると。
これは『レッドクリフ Part機戮砲盍兇犬燭鵑世韻氷イな女優さんであるんだけどヴィッキー・チャオの
存在が私にはどうも微妙な存在でしかなかったんです。あのスパイみたいなことをして敵兵との心の
交流的なシーンが私には違和感を感じて引きました。そしてラストのジョン・ウーらし過ぎるアクションは
驚きつつ引きましたね。細かい所やリン・チーリンにも不満はあるのですが大きくはこの二つです。

だけど私はこの映画を嫌いだとはいいません。なんやかんや言いつつも楽しんでましたから。
楽しめた理由としては『レッドクリフ Part機戮了も書いたけど曹操のチャン・フォンイーの存在
が大きいですね。ラストのジョン・ウーらし過ぎるアクションにおいても髪を振り乱しながらも力強く
立っていた彼がいるから締まっていたと思いますし。

だってさ、いくら2000隻の戦艦と80万の兵士がいようと孫権軍と劉備軍はトニー・レオン、金城武、
チャン・チェンなどのスター俳優を擁しているわけですよ。そこにね、チャン・フォンイーひとりで
立ち向かい、受け止めていて、また負けていないわけですからね。
そんじょそこらの俳優じゃすぐ敗退してしまいますよ。素晴らしい俳優さんですな。

ジョン・ウーの魅力と限界がつまった映画に仕上がったと思うけど三国志でここまで遊べるジョン・ウーの
勇気には拍手を送りたいですね。
映画としては傑作ではないと思うけどリラックスして見る分には充分楽しめる映画だとは思います。


rabiovsky at 23:36│Comments(12)TrackBack(6)中国の映画 | 香港の映画

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5. レッドクリフ Part ??―未来への最終決戦― −(映画:2009年)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2009年09月13日 00:34
監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン、金城武、フー・ジュン、中村獅童、ヴィッキー・チャオ、リン・チーリン 評価:86点 とっくにDVDになっていたPart2をようやく見た。 前作の最後で、今回はスケールのどでかい戦いが繰り広げられることはわかってはいた....
6. レッドクリフ Part ??―未来への最終決戦― −(映画:2009年)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2009年09月13日 00:35
監督:ジョン・ウー 出演:トニー・レオン、金城武、フー・ジュン、中村獅童、ヴィッキー・チャオ、リン・チーリン 評価:86点 とっくにDVDになっていたPart2をようやく見た。 前作の最後で、今回はスケールのどでかい戦いが繰り広げられることはわかってはいた....

この記事へのコメント

1. Posted by RIN   2009年04月14日 13:42
この映画、2部制に分けたことと、派手な宣伝のため、
三国志や普段の映画ファン以外の層も「スターウォーズ感覚」で観に来てる層があると思うんです。
そういう人たちは勿論トニーさんもチャンチェンも知らないんで、三国志人物というより、「キャラ名」として曹操とか名前を覚えてるんじゃないでしょうか。
だってさ、純粋三国志ファンがキューピー集めると思えないですよ(苦笑)
赤壁の爆弾(?)は長かったです。いい加減トイレ行きたかったので「まだやるのかー」と思いました。
ヴィッキー・チャオは最初ありえんやろと思ったんですが、なんか途中からいいや、と思いました。
>チャン・フォンイーひとりで
立ち向かい、受け止めていて、また負けていないわけですからね。
トニーさんなんか奥さんと手をつないで(つないでなかったかも)去って行きますしね。
そこらの普通の役者なら立っていられませんよね。
2. Posted by にこ   2009年04月14日 17:50
ラビオさん、こんばんは。
確かに、チャン・フォンイー一人で受けとめてました!
PartIIでは、PartIよりもかっこよかったと思います。
3. Posted by Hitomi   2009年04月14日 19:53
rabioさん、こんばんは。

私も途中トイレに立った口です。。。しまった出掛けに水分たっぷりとっちゃいました。

たぶんもう1回は絶対に見るのでそのときには水分調整もしていきたいと思います(笑)

気茲蠅皚兇里曚Δ面白かったですね。
とくに孔明が10万本の矢を集めるシーンは好きです。

チャン・フォンイー、確かに豪華若手俳優陣を1人で受け止めてましたね。さすがの大御所さんでした。
4. Posted by 丞相   2009年04月14日 20:38
TBありがとうございました。
パート1、パート2を通して見ると、伏線もそれなりに回収して
いましたね。ラストシーンで、お産を手伝った馬の名前が
「萌萌(モンモン)」だったことを、リン・チーリンの地声とともに
思い出しました。
それにしても、パート1とパート2でリン・チーリンの声を変えるのは
アリなのでしょうか? このあたりはさすが香港映画だと思います。
リン・チーリンの声もそうなのですが、中村獅童が演じたキャラクターも、
パート1と2で違っていませんでしたか?
パート1では見るからに鬼軍曹といった感じだったのに、
パート2になると丸くなったように思いました。

私は、パート2が「苦肉の策」をどう見せてくれるのかと楽しみにしていた
のですが、ヴィッキー・チャオ&リン・チーリンの敵地潜入のくだりが
あったおかげで、それを思いっきりスルーされてしまいました。
その点はちょっと残念だったりします。
ラストの「戦争に勝者はいない」や「家に帰ろう」といった強引なまとめっぷりは、
『父親たちの星条旗』と『ミュンヘン』に影響されてのことなのでしょうか。
史実完全無視のラストは、最近のアメリカ映画に近いテイストがあった
ようにも思います。
5. Posted by rabiovsky   2009年04月15日 00:04
>>RINさん

確かにこれほどヒットした大きな要因は三国志ファン、映画ファン
以外の人、トニーさんもチャンチェンを知らない人などを巻き込まない
限りありえないでしょうね。それがこの映画の強さになっていると思い
ますし。
>純粋三国志ファンがキューピー集めると思えないですよ(苦笑)
私は前々から思っていたのですがなんで三国志でキューピーをもって
くるのかわからないんですよ。
最近、キューピーってやり過ぎ感と強引さばかりを感じてしまいます。
CMはオシャレなのに・・・。

>赤壁の爆弾(?)は長かったです。
私の場合腹痛だったので映画とはあまり関係ないのかもしれませんが
トイレへ駆け込み率が高いですよね。まあ私の周りだけかもしれないけど。
サブリミナルでも仕込んでいるのでしょうか(笑)
>トニーさんなんか奥さんと手をつないで
「三国志でそれかいっ!」と突っ込みを入れたくなる衝動をャン・フォンイー
の存在だけで回避させるのだから素晴らしいとしか言いようがないですね。
あの朗々と語っている姿はなんともいえない魅力を持っていますよね。
あんな風に語られると私なんぞは付いていきそうですよ(笑)
6. Posted by rabiovsky   2009年04月15日 00:09
>>にこさん

TB&コメントありがとうございました。
あのスター軍団にひとりで立ち向かいどちらかというと勝って
しまったように思えるんだからチャン・フォンイーさんはスゴイですよ。
あの語り口なんか たいしたこと言ってなくてもスゴイことを
語っているように思えますからね。
PartIIは心理戦が多かったし、兵士の士気を高める為に彼の存在に
クローズアップされていたのかもしれません。
見せ場も多かったですしね!
PartIよりはPartIIはヒットしないと思うんだけど、PartIIの方が
面白いかもしれないな〜。
7. Posted by rabiovsky   2009年04月15日 00:16
>>Hitomiさん

こんばんわ!
私の場合、予告編を見ているあたりからお腹がヤバイかなと思って
いたのですが我慢はしていたのですが耐えられずトイレに駆け込みました。
ジュースはラージじゃなくてレギュラーにするべきだったのかもしれません。
私も案外見れていない部分が多いのと記憶にないシーンがある程度
あるからもう1回みたいけど どうだろうな〜。

意外と気茲蠅皚兇里曚Δ面白かったという人多いですよ。
頭脳戦が多いので俳優の技量が試される映画だったのかもしれません。
そこにある程度成功しているのが功を奏したのかもとは思います。

チャン・フォンイーさん、スター軍団を前にしても臆することなく
存在感と魅力を存分に出してくれていましたね。さすがです!
8. Posted by rabiovsky   2009年04月15日 00:32
>>丞相さん

こちらこそTBありがとうございました。
伏線をあまり覚えていないんだけど(笑)「萌萌(モンモン)」は
覚えています。こういうことをジョン・ウーでもするんだな〜
ベタな回収の仕方が多かった感じはジョン・ウー好きそうだし。
>リン・チーリンの声を変えるのはアリなのでしょうか?
これは私、全然気がつきませんでした。リン・チーリンをあまり
重要視してなかったからな〜(笑)
それにしても臨機応変さはさすが華流ですな。

中村獅童、鬼軍曹っぽくなかったですか?火炎瓶の時の鬼軍曹
でありながらも笑いにもっていくのを思い出すと少々丸くなった
感じはしなくもないですけどね。

「苦肉の策」は知らなかったので調べてみたのですが完全スルー
されていましたね。入れたら面白いと思うんだけどジョン・ウーは
あまり興味がなかったんじゃないかな。自分のイメージと合わないと
スルーしてしまう人なんでしょう。この映画を見るとそう思えてなりません(笑)。

史実完全無視のラストとか孔明の矢のところもですが私はジョン・ウーが
敬愛する黒澤明の映画を意識しているように思えました。
矢のところは『蜘蛛巣城』、ラストの言葉は『七人の侍』に似てなくないようでしたから!
9. Posted by hoppen   2009年04月15日 17:03
久々におじゃましま〜す。
Part気任牢攅餮貉幕の上に爆睡し、
トイレに行っている間に終わってしまうという大失態だったにもかかわらず、
Part兇蓮⊇淑に楽しめました。
これも、ジョン・ウー・マジックなんでしょうか?
スター全員から敵視された揚句、
美人女優のお茶一杯でひどい目に合ってしまった曹操さん。
なんだか、ちょっとかわいそうだったわ…。
それと、心配だったのはエキストラの兵士たちです。
あんなに痛めつけられて、大丈夫だったんでしょうか?
トニーよりも金城君よりも、エキストラ兵士に何か賞を差し上げたくなっちゃいました。
やっぱ、中国のエキストラは凄いですね〜!
10. Posted by acine   2009年04月15日 19:50
rabioさん、こんばんは!
そーなんです。この映画、つっこみどころは
満載だし、
ジョン・ウーのクサい演出があちこちに
散りばめられてて、中盤辺りまでは
なかなか入り込めませんでした。
テンポがよく、展開にわくわくした1と比べると、
リズムも違うし、あんまりよいまとまり方では
なかったですよね〜。
趙雲や関羽とかすごく地味だったし、
トニーも剣舞まで舞った割には、終わってみれば、
記憶に残るのは豊穀さんがとにかくブラボー!な映画でしたね!
ほんと、彼の曹操は凄くよかった!
豊穀さん、またあちこちで見てみたいなぁ。
11. Posted by rabiovsky   2009年04月16日 00:25
>>hoppenさん

お久しぶりです。どうぞどうぞ!
強引過ぎるジョン・ウー・マジックもありますが、Part気
韓国語字幕で見るというのはhoppenさんマジックですよ(笑)
>スター全員から敵視された揚句、
>美人女優のお茶一杯でひどい目に合ってしまった曹操さん。
ひどい目にあったものの スター軍団に一歩も引くことなく大地に立っている
姿を見るとヒドイ目にあっても殺されなかったのは必然かなと思って
しまいます(笑)

確かにエキストラの兵士たちはかなりひどい目にあってましたね(笑)
訓練に次ぐ訓練の賜物もあるかもしれませんが 隠ぺい工作も
あったかもしれませんよ(笑)死人が出てもおかしくない様な現場だと
簡単に推測できますから!
そこでもうろたえないジョン・ウー!
アメリカでアクション映画を撮っただけありますよ。
監督が彼じゃなかったら危なかったかもしれませんよ(笑)
12. Posted by rabiovsky   2009年04月16日 00:37
>>acineさん
こんばんわ!
初めからしてサッカーしてましたからね(笑)
でも東アジア圏での映画としては突っ込みどころがないと寂しい
ものだと思いますよ(笑)
それをジョン・ウーの昔から変わらないあのベタな演出が拍車を
かけてしますしね。テンポはパート1とは違うものの見て行くと
力技でこちらを圧倒してくれますからね。でもひとりひとりのキャラを
確立できたかどうかは怪しいところですが、主要人物だけにターゲット
を絞った心理戦はなかなかのものだと思いますし、火だるまな
クライマックスもあのようにせねば収集不可能ですから まあアリかな
と私は思っております。

ジョン・ウーの勝手な解釈に若干引いてしまいましたけどね。
それを締めてくれたのがチャン・フォンイーさんだと思います。
彼が曹操じゃないとここまでの映画にはならなかったのではないかと
思いますね。ほんとブラボーです!
チャン・フォンイーさんのノワール映画とか見てみたいな〜。
『無間道』っぽい映画で悪役をお願いしたいものです。

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