師走20日
眩しかった太陽も
その役目を果たしたかのように 
紅く燃えて稜線の向こうに沈みかけている
また明日も姿を見せて下さいと祈る

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今年最後だろうと思う磐音シリーズ
21巻 鯖雲ノ城

磐音とおこんはついに
磐音の故郷である豊後関前へひと月余りの長い船旅を終えて到着した
坂崎家総出で出迎えた
磐音の母に認めてもらえるのかとの
おこんの心配をよそに
磐音の母「照埜」は黙って
その両腕におこんを抱きしめていた

嫡男でありながら
訳はともかく藩を出た身の磐音
やがて佐々木玲圓の養子となり
佐々木の苗字を名乗る事になり
坂崎家を去る事になる
その新たな出発の為の区切りを付ける為と思える今回の帰郷である

さて嫡男が居なくなった後
後継は…?
父の正睦の目に叶った人物
それは妹「伊予」の夫「井筒源太郎」の弟「井筒遼次郎」で 
正睦は 遼次郎をいずれ江戸に出し
佐々木玲圓の尚武館での修行をさせようと考えていた
江戸に戻り佐々木玲圓の養子になる磐音との接点が多い事を期待させる

豊後に入った磐音とおこんは
まずは父母の先祖の墓参りを済ませ
藩内の揉め事の犠牲になった幼馴染達 琴平 慎之介 そして舞達のお墓参りの長い石段を登った
そこにあった墓は
自然の石を置いていただけの質素な墓石だった


おこんは 大津屋の内儀「お佐紀」が持たせてくれた花嫁衣装を見て
お佐紀の思い掛けない行為に泣けた
そしてお佐紀の御厚意を汲んで
豊後で借り祝言を挙げる事を決めた

さて豊後藩内では
またまた騒動が起こっていた
豊後藩は一万六千両もの借金をしている
その相手が「中津屋文蔵」
この中津屋が近年力を増していて
浜奉行「山瀬金太夫」や
諸星道場を味方に引き入れ
私利私欲の悪業を為し
藩の人事にも入り込んで来ていた
そして磐音の父 家老正睦や東源之丞を刺客を使い暗殺未遂を引き起こす
刺客に襲われた東源之丞が
刺客の羽織の紐を掴み取ったその紐が証拠となり
中津屋の悪業を暴き藩を救った

一掃され落ち着きを取り戻した日
磐音とおこんは 仮祝言を挙げた

おこんはついに坂崎おこんとなる

続きは
新しい年2019年が始まってからにしよう