随分と暖かくなり
今日はこの辺りの染井吉野が
早くも開花した

我が家の“富士桜”も満開となった
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そして今日 配達先で見付けた枝垂桜
ストレスばかりの日々に
ひと時の安らぎを覚えた春の光景
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さていよいよ磐音シリーズ46巻目
この回でようやく事が動いた
佐野善左衛門政言がついに刃傷沙汰に及んだのだ

これは史実に基づいた話で
田沼意次により家系図を奪われ
その上 佐野家の財も吸い上げられていた佐野善左衛門政言は「家系図を返却するか それに見合う栄進」を願って来たが田沼親子はそれを無視
時にそれを虚仮にし願いを聞き入れなかった

田沼意次親子の独裁を許し難きと思う反田沼派である松平定信邸に匿われていた佐野善左衛門政言が
松平定信に借りた脇差を腰に差し
久々に登城した
知らせを受けた磐音は事が起こると予感し
速水左近に知らせを走らせる
左近は知らせを聞くや否や佐野の暴挙を阻止する為に即登城し下部屋に待機していた

そしてその日
事が起こった
本命の田沼意次をと向かうも
事を起こせなかった佐野は
ならば田沼意次の息子である若年寄「田沼意知」にとその刃を向けた
意知の肩口に一差し
逃げ惑う意知に迫る佐野
そして尻餅をつくように倒れ込んだ意知の股に二度の突きで致命傷となる深傷を与えたのだ
その刃傷騒ぎに周りに居た誰もが動けなかった
いや動かなかったのではないか…
その中でただ一人 反田沼派でもある大目付松平対馬守忠郷が佐野の背後から飛び掛かり
羽交い締めにし取り押さえた
この事件の後に
動かなかった21名が処罰を受ける事になるが
それだけの人数がその場に居合わせたと言うことなのだが故意にか驚きのあまりにか
逃げ惑ったり隠れたりと
誰もが佐野を止めなかった

怒号と悲鳴の騒ぎの中
佐野が事を犯した松平定信の刀を何者かが
佐野家の刀と交換し持ち去っていた…
殺傷事件の主犯者を探す手立てとして
その刀により
背後にいた松平定信に
田沼意次の力が向かう事を恐れた磐音の指図だったのだ
天明4年3月24日に起きたこの事件
その後の4月2日ついに力尽きた田沼意知が享年36歳で亡くなった
その翌日 
佐野善左衛門政言は切腹させられた

民衆からも悪評である田沼親子に対し
意知の葬列には石が投げられ罵声を浴びせられた

一方佐野が切腹後に
高騰していた米の価格が偶然下がり
民衆は佐野を「世直し大明神」と称え
佐野が葬られた徳本寺には参拝する人が絶えなかった

この事により
磐音は
西の丸家基や佐々木玲圜の敵討ちを断念したのか
利二郎と辰平にそれぞれに
祝言をあげ仕官し
道場を出るよう話を進める

一方
出羽国山形の紅花商前田屋に嫁いだ奈緒だが
亭主前田蔵之介が事故で倒れその後亡くなってしまう亭主の介護の為に店を人任せにしてしまい
蔵之介亡き後 
任せていた者に店の金全てと店自体も人手に売られてしまい
挙句に借金まで肩代わりする羽目になる
その借金取りに追われ
蔵之介の一周忌を待って江戸に戻るつもりだったが
もう一刻の猶予も無く
江戸の吉原の「一八」に助けの手紙を出した
一八からの返事は無く
もう限界と三人の子供達の手を取り
隠れ家から逃げ出す
そして蔵之介の墓に別れを告げに行った
そこに現れたのは返信のなかった一八だった
間に合った…
ホッとするも
無事に江戸へと辿り着くのか…
そして
いよいよ田沼意次の最期となるのか?