今日は春が来たような
桜が咲き出してしまいそうな
ポカポカ陽気
少しづつ家事を始めた
退院して2日目に洗濯
その日の午後
洗濯物を取り込んで左手に籠をもって
階段を降りた…
残り三段程の所で
一段を踏み外した
咄嗟に右手で持っていた手摺りにしがみついた
キャーと声が出た
落ちなくて良かった…
もし
落ちていたらと思うとぞっとする
また骨折間違いなく
あの病室に戻る羽目になって…
ゾッとする
くわばら
くわばら

冬咲きクレマチスがさいた
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仲良しのメジロの夫婦
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その病室で読んだ一冊
「君が最後に遺した歌」
帯に「この冬、最も泣ける感動ラブストーリー」の言葉に選んだ一冊

両親を早くに亡くした水嶋春人は祖父と祖母に育てられ三人で暮らしていた
の進路希望は決まっていた
それは地元の役所に勤めて
祖父母の老後を看取る事
そんな春人には詩を書く才能があった
進路に有利だと言う理由でコンクールに応募
一年生で入選している
そんな春人に同じクラスでも
人を寄せ付けない「鉄の女」と称される遠坂綾音から自分が作った曲に詩を書いて欲しいと声を掛けられる
その一生は平凡なものになるはずだった春人の人生が一変する事になる

二人は放課後の古い部室で曲作りを始めた
誰とも馴染まずにいる綾音が
その重い口を開き
自分が叔父さんのレストランで歌っている事
そして自分は「発達性ディスレクシア」という病である事を打ち明ける
それは「普通の人のように字を読んだり書いたり出来ない」と言う病だった
叔父さんのレストランで歌うバンドメンバーからオリジナルの曲と歌詞で歌を作る事を宿題にだされたのだ
綾音には歌の才能があり
二人で作ら出した歌はライブで歌われたのだ

春人は綾音の才能にプロになれると確信
オーディションに出る事を勧め
その未来に対して
自分は邪魔をしてはならないと思う
いつしか芽生えた恋心をひた隠し
綾音から遠ざかる

オーディションに合格した綾音は
卒業後東京へと向かい
プロ歌手となり
その人気は高まり
綾音はスキャンダルになってはと
男性との関わりを
止められるのだった

二人が離れ離れになって5年後
地元でのコンサートが開かれる
好意を持たれた女性からチケットを押し付けられた春人は
迷いながらも綾音のコンサート会場に居た

コンサートが終わった後に
二人は再会
綾音と春人は変わらない想いを伝え合い
それから春人は東京へ通い二人は密かに会うのだった

そしていつしか結ばれて
綾音は妊娠したのかもと
検査に行った綾音
妊娠と余命一年半を言い渡された難病も発覚した
産む事を選択した綾音は
最後のコンサートを開き引退した
そして故郷に戻り春人と結婚した

そして生まれた娘
そして綾音は夢の三人の生活を手に入れ
幸せの中 空の上の住人に…

やがて綾音と同じ年齢に育った二人の娘は
母綾音と同じくプロ歌手となりステージに立った…