薬師沢左俣は、赤木沢の遡行から帰宅した直後から”今度、こちらだ”と思いつつなかなかチャンスが巡ってこなかった沢。
ちょうど、山の日と土日の間の金曜日に職場のビルの一斉電気工事が重なって4連休。
お盆で道路も山も混みそうだけど、いっちょ行ってみよう~。

8/11(木) 折立-太郎平小屋
水曜日の晩に千葉の自宅を出発して、圏央道の五霞ICから一路富山を目指す。
しかし、寝不足に弱い我が家にとって富山は絶望的に遠い・・・当初の予定では、妙高高原SAで仮眠をして登山口である折立に向かうつもりだったが、既に東部湯ノ丸SAで睡魔に勝てず車中泊。
翌朝、早朝から運転を再開したけど、結局折立に到着したのは10時。
お盆の繁忙期に折立登山口近くの駐車場が空いているわけもなく、1km戻った空き地にRacco号を駐車。なんだかんだ言って、登山口を出発したのは11時少し前となった。

こんな遅い時間でも、まだまだ沢山の入山者居て三角点まで10パーティーくらい追い越す。

三角点を過ぎると展望も風の通りもよくなって快適に登ることが出来る・・・しかし、日射しは強くとにかく汗が噴き出る。

遠くに剱・立山を、目の前に薬師岳を仰ぎ見ながらの尾根道。撮影スポット多数。



3時間半で太郎平に到着。

これまでの展望に加えて、黒部源流側の水晶、鷲羽、三俣蓮華、黒部五郎が一望のもとになった。(ドクターストップ中だけど、350ccだけビールも飲んだ。)




ちょっと花の季節は逃してしまった。うむー残念。


雲海に沈む夕日。明日もいい天気でありますように。


8/12(金) 太郎平小屋-第3渡渉点-(入渓)-最初の7m滝-ゴルジュ-二段30m大滝-10m滝-ヌメ滝-二俣-赤木平-奥の二俣-(脱渓)-稜線登山道-北ノ俣岳-太郎平小屋-折立
水晶~鷲羽の稜線が少し赤くなった(我が家にしては早めの)5時15分に小屋を出発。

まずは、薬師沢まで300m程高度を下げて左俣を渡渉する第3渡渉点へ。


第3渡渉点で装備を沢装備に変更。ついでに小屋で作ってもらった朝食を食べる。


食べ終わったら、いざ、左俣遡行開始。

水は、朝日を受けてエメラルドグリーンに輝きとても綺麗。それほど冷たさを感じない。
イワナも沢山居るようだ。

後にも、先にも、ナメはここだけ。同じ赤木平を源流とする赤木沢とは基本的な岩質が異なるようだ。

ぜいぜいさんが「ムンクの叫び岩」と名付けた岩かな?

大岩帯を越えていくと・・・


7mのトイ状の滝が出てくると滝地帯に突入。(人物が入らないと角度と高さがわかりにくいですね。)
この滝、簡単に登れそうに見えるでしょ?ところがドッコイ、ほとんどコレを登った記録はないんです。
少しヌメヌメがイヤらしいので、前例に従って左岸の草付で巻く。


5m滝・・・これも登れそうな感じだけど、シャワーを嫌って左岸から巻く。

小滝が幾つか続いて・・・

ゴルジュ帯に到着。
ここもみんな書いているけど、奥の滝が登れそうで登れない。右岸をヤブコギで突破。


ちょうど途中休憩中を追い越してきた富山パーティーの皆さんがヤブコギから出てきたところ。
もう少し踏まれているのかと思ったけど、ガッツリ藪だ。

その先の小滝をあーだ、こーだ越えて・・・


いきなり二段30m大滝が現れた。間違いなくこの沢の核心部の1つだろう。
その上の10m滝と併せて三段40mと呼んでもイイくらい接近している。
まずは、二段を右岸から。


中腹でSoigaを待ってから、二段目を登る。少しコケが滑るので、お助けロープ出す。

その上の滝。こちらは、右岸の乾いた岩の上をラバーのフリクションで。

富山パーティーの皆さんが二段の滝を登ってくるところを最上段から見下ろす。高度感があるなぁ。

谷の奥には、薬師岳がどっしりと構えていた。

ヌメ滝と命名した黒コケの滝。10mくらいだろうか?階段状なので、これこそ難なく登れそうだが、ラバーソールではフリクションゼロ!!

真ん中まで登ってみたが、途中脚を置くと滑って立てそうにない場所があって、泣く泣くクライムダウン。最後、滑って釜に落ちちゃったよ。諦めて左岸から巻いた。


ここから再び小滝群・・・・とにかく乾いた岩を狙って登る。



どうしても越せない微妙な高さの岩があったので、カムでスリングアブミを作って突破。
(写真は、アブミを踏んだ後ですね。)

流れが緩やかになって滝もなくなってきた。

二俣。過去の記録では右に入っている人が多いようだが、赤木平に行きたいので左に入る。


赤木平の末端に出た。標高2400mを越える場所に、こんな草原があって、一本小川が流れているなんて・・・・天国のような場所。

ここは遅くまで雪が残っていたのだろうか?花が見事だ。





赤木平の少し上から見た水晶、鷲羽、そして手前に雲ノ平。

稜線へのツメの途中。遡行してきた薬師沢左俣が赤木平の中を白く蛇行している。

ようやく稜線の登山道に出た。雪も、藪もなく到着できた。

ここで装備を再び縦走用に変更して北ノ俣岳山頂へ。

赤牛を正面に見ながらのんびり下山しましょう~

よく、お隣さんの「赤木沢」と比較の対象になっていますね。私も一度だけですが、赤木沢に行ったことがありますので、比較してみたいと思います。
赤木沢の方が開放感があって、登れる滝も多いので登って楽しいのは赤木沢だと思います。
一方、あ~だ、こ~だ、しながら稜線へ詰め上がる魅力はこの薬師沢左俣の方が上じゃないかなと思います・・・・あと、赤木平の草原を独り占めするには、断然コチラでしょう。
ということで、優劣付けがたいので、次回は赤木沢を遡行して赤木平を横断、薬師沢左俣を下降してみたいな~と思うのであります。
では、今回も動画が有ります。
少し長いのですが、お時間があれば観てみてください。
ちょうど、山の日と土日の間の金曜日に職場のビルの一斉電気工事が重なって4連休。
お盆で道路も山も混みそうだけど、いっちょ行ってみよう~。

8/11(木) 折立-太郎平小屋
水曜日の晩に千葉の自宅を出発して、圏央道の五霞ICから一路富山を目指す。
しかし、寝不足に弱い我が家にとって富山は絶望的に遠い・・・当初の予定では、妙高高原SAで仮眠をして登山口である折立に向かうつもりだったが、既に東部湯ノ丸SAで睡魔に勝てず車中泊。
翌朝、早朝から運転を再開したけど、結局折立に到着したのは10時。
お盆の繁忙期に折立登山口近くの駐車場が空いているわけもなく、1km戻った空き地にRacco号を駐車。なんだかんだ言って、登山口を出発したのは11時少し前となった。

こんな遅い時間でも、まだまだ沢山の入山者居て三角点まで10パーティーくらい追い越す。

三角点を過ぎると展望も風の通りもよくなって快適に登ることが出来る・・・しかし、日射しは強くとにかく汗が噴き出る。

遠くに剱・立山を、目の前に薬師岳を仰ぎ見ながらの尾根道。撮影スポット多数。



3時間半で太郎平に到着。

これまでの展望に加えて、黒部源流側の水晶、鷲羽、三俣蓮華、黒部五郎が一望のもとになった。(ドクターストップ中だけど、350ccだけビールも飲んだ。)




ちょっと花の季節は逃してしまった。うむー残念。


雲海に沈む夕日。明日もいい天気でありますように。


8/12(金) 太郎平小屋-第3渡渉点-(入渓)-最初の7m滝-ゴルジュ-二段30m大滝-10m滝-ヌメ滝-二俣-赤木平-奥の二俣-(脱渓)-稜線登山道-北ノ俣岳-太郎平小屋-折立
水晶~鷲羽の稜線が少し赤くなった(我が家にしては早めの)5時15分に小屋を出発。

まずは、薬師沢まで300m程高度を下げて左俣を渡渉する第3渡渉点へ。


第3渡渉点で装備を沢装備に変更。ついでに小屋で作ってもらった朝食を食べる。


食べ終わったら、いざ、左俣遡行開始。

水は、朝日を受けてエメラルドグリーンに輝きとても綺麗。それほど冷たさを感じない。
イワナも沢山居るようだ。

後にも、先にも、ナメはここだけ。同じ赤木平を源流とする赤木沢とは基本的な岩質が異なるようだ。

ぜいぜいさんが「ムンクの叫び岩」と名付けた岩かな?

大岩帯を越えていくと・・・


7mのトイ状の滝が出てくると滝地帯に突入。(人物が入らないと角度と高さがわかりにくいですね。)
この滝、簡単に登れそうに見えるでしょ?ところがドッコイ、ほとんどコレを登った記録はないんです。
少しヌメヌメがイヤらしいので、前例に従って左岸の草付で巻く。


5m滝・・・これも登れそうな感じだけど、シャワーを嫌って左岸から巻く。

小滝が幾つか続いて・・・

ゴルジュ帯に到着。
ここもみんな書いているけど、奥の滝が登れそうで登れない。右岸をヤブコギで突破。


ちょうど途中休憩中を追い越してきた富山パーティーの皆さんがヤブコギから出てきたところ。
もう少し踏まれているのかと思ったけど、ガッツリ藪だ。

その先の小滝をあーだ、こーだ越えて・・・


いきなり二段30m大滝が現れた。間違いなくこの沢の核心部の1つだろう。
その上の10m滝と併せて三段40mと呼んでもイイくらい接近している。
まずは、二段を右岸から。


中腹でSoigaを待ってから、二段目を登る。少しコケが滑るので、お助けロープ出す。

その上の滝。こちらは、右岸の乾いた岩の上をラバーのフリクションで。

富山パーティーの皆さんが二段の滝を登ってくるところを最上段から見下ろす。高度感があるなぁ。

谷の奥には、薬師岳がどっしりと構えていた。

ヌメ滝と命名した黒コケの滝。10mくらいだろうか?階段状なので、これこそ難なく登れそうだが、ラバーソールではフリクションゼロ!!

真ん中まで登ってみたが、途中脚を置くと滑って立てそうにない場所があって、泣く泣くクライムダウン。最後、滑って釜に落ちちゃったよ。諦めて左岸から巻いた。


ここから再び小滝群・・・・とにかく乾いた岩を狙って登る。



どうしても越せない微妙な高さの岩があったので、カムでスリングアブミを作って突破。
(写真は、アブミを踏んだ後ですね。)

流れが緩やかになって滝もなくなってきた。

二俣。過去の記録では右に入っている人が多いようだが、赤木平に行きたいので左に入る。


赤木平の末端に出た。標高2400mを越える場所に、こんな草原があって、一本小川が流れているなんて・・・・天国のような場所。

ここは遅くまで雪が残っていたのだろうか?花が見事だ。





赤木平の少し上から見た水晶、鷲羽、そして手前に雲ノ平。

稜線へのツメの途中。遡行してきた薬師沢左俣が赤木平の中を白く蛇行している。

ようやく稜線の登山道に出た。雪も、藪もなく到着できた。

ここで装備を再び縦走用に変更して北ノ俣岳山頂へ。

赤牛を正面に見ながらのんびり下山しましょう~

よく、お隣さんの「赤木沢」と比較の対象になっていますね。私も一度だけですが、赤木沢に行ったことがありますので、比較してみたいと思います。
赤木沢の方が開放感があって、登れる滝も多いので登って楽しいのは赤木沢だと思います。
一方、あ~だ、こ~だ、しながら稜線へ詰め上がる魅力はこの薬師沢左俣の方が上じゃないかなと思います・・・・あと、赤木平の草原を独り占めするには、断然コチラでしょう。
ということで、優劣付けがたいので、次回は赤木沢を遡行して赤木平を横断、薬師沢左俣を下降してみたいな~と思うのであります。
では、今回も動画が有ります。
少し長いのですが、お時間があれば観てみてください。
コメント
コメント一覧 (6)
アルプスの沢の水って、冷たくないですか。私は13日蓮華沢の水を少し触りましたが、足尾あたりの水温と段違いに冷たかったです。
あと、沢を登って茶ノ木平程度でも結構長いのに、北アの高峰に沢でつめるとは私の想像外の行程です。滝超えも結構難度が要りそうで、見ていて感心しました。
動画もよかった、soigaさんが手を振っている映像もナイスです。NHKあたりの山番組よりずっと面白いです。奥様にもよろしくお伝えください。
お疲れ様です。
まだ、北アの沢は2度目なのでなんとも言えませんが、前回の赤木沢のときよりかなり水は温かったです。これが、デフォルトなのか小雪だった影響なのかは分かりません^^
今回も詰めは草原を登っていく感じでしたので、ときおり振り返って大展望を見ながらなので、あっという間です。
赤木沢とこの薬師沢左俣は、我が家のような初心者が足を踏み入れられる数少ない北アの沢です。9月の夏休みの前哨戦的に挑戦してみました!
「動画が面白かった」と言っていただけると励みになります。
ありがとうございました。
最終日、高瀬ダムからのタクシーで乗り合わせた方も
バスで折立から入山したそうで、『マイカーの方たちが
随分手前から歩かされて気の毒だった』と言ってましたが
山の日どこも混み混みでしたね~
七倉の駐車場も4時台で一杯でしたよ
折立の手前1kmくらいにトンネルがあるじゃないですか・・・あのトンネルより麓寄りまで戻りましたよ。私、滅多に人混みの時期に行かないので、ストレスフルでした。
唯一の救いは、折立のバス亭前にザックだけでも車から下ろせたことかな~管理人さんに怒られたけど。
むしろ、有峰口駅周辺(できれば温泉まで徒歩圏)に大きな駐車場を作って、シャトルバスを出した方がいいんじゃないかなと思いますね。その方が、立山からの縦走者にも便がいいし。
明るくて開放的で素晴らしいです。
ワタクシは昨日2時間のヤブこぎをいたしました(^^;)
登山道のある稜線は、既に森林限界を超えた2500m以上ですから草原とあってもハイマツでした。こえは、赤木沢も一緒ですね。
むしろ、お花畑を踏みながら登るのが忍びないくらいです。
白い岩とエメラルドグリーンの水は、青空にとても映えてとても綺麗でした。
周囲の山々の展望も最高です♪