「平ケ岳」は、阿賀野川と利根川の源流域にある山で、あの日本百名山の1つにも数えられている超メジャー級な山である。
一般的な夏山の登路は新潟県魚沼市の鷹ノ巣登山口1本であり、往復に12~13時間要する。
場所的にも時間的にも非常に登りにくい山の1つである。

しかし、残雪期は尾瀬ヶ原から登ることが可能となり、その行程上の稜線上区間は非常に展望がよいらしい。
2002年にテレマークスキーを始めた当初から、スキーの機動力を使って尾瀬から平ケ岳に登りたいと考えつつもなかなか実行に移せなかった。(何回か計画したが、天候や残雪量不足で断念した。)
今年は、尾瀬で例年の2倍近く残雪があるという。絶好のチャンスである。
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4/29(土) 鳩待峠-山の鼻-猫又川二俣-中間尾根C1640mBC

黄金週間初日、天気予報によれば午後から雷雨もあるという。
関越道・赤城高原SAで車中泊していたが混み始めた帰省客に起こされて5時に起床。
予定より早いが、沼田ICから戸倉駐車場を目指す。
本来であれば、鳩待峠駐車場がよいのだが、満車で戸倉まで引き返すくらいなら始めから戸倉駐車場に停めた方が気分がよい。
戸倉駐車場も満車かと思ったら、意外とガラガラ?
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シャトル乗合タクシーで鳩待峠に向かう。やはり、道中も「今年は雪が多い」と話題になる。
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鳩待峠は大賑わいだが、山スキーの90%以上は至仏山方面であり、山の鼻に向かう山スキーは皆無である。
鳩待山荘に登山計画書を預けて出発。
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重いザックに四苦八苦しながら川上川までトラバース気味に標高を下げる。
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川上川沿いの登山道は、ツボ足やスノーシューの踏み跡多数で滑りにくいが、雪が緩んでいてウロコが良く効いた。通常、歩行でもスキーでも60分程度かかるらしいが、ウロコ板なのでシールを貼ることなく進むことが出来、鳩待峠から山の鼻20分で到着。
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予定より全然早かったので、山小屋でカレーライスを食べる。美味かった!
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山の鼻から観た至仏山。ムジナ沢も完全に埋まっている。
以前ムジナ沢を滑ったときは非常に楽しかった思い出があるので、こんなに早く着くなら至仏山をいっちょ滑ってからでも良かったと少し後悔する。
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尾瀬植物研究見本園(湿原)方面に目を向けると、遠くの方に3~4人パーティーが歩いている。
先行パーティーのようだ。
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のんびり流れる猫又川を見ながら右岸を追いかける。
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このような水平移動は、ウロコ板のテレマークの独壇場で、あっという間に追いついた。
聞けば、京都の某山岳会の皆さんで、やはり平ケ岳を目指しているという。
先に行かせていただいた。
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二俣まで2回ほど高巻き気味の場所もあったが、特に問題なくウロコで登れた。
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当初の予定では、二俣付近にベースキャンプ(BC)を置くつもりだったが、山の鼻から40分しかかからなかったので、登路予定の中間尾根の適当な場所まで登る予定に変更。
運良く、左俣を僅かに進むとスノーブリッジがあり、そこを渡ることが出来た。
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ガスを無駄に使いたくないため、ここで水を3.5Lほど補給。シールも貼って一気に重くなった脚とザックで本格的な登に入る。細い中間尾根からは、右に景鶴山、左に至仏山がよく見えている。
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ちょうど12時。ここまでは非常に良く晴れていたのだが、急に雲行きが怪しくなってきて小雪も舞いだした。
天気予報はアタルものだ。尾根上に1張りできそうなスペースを見つけたので、すぐさま新調した自立ツエルトを設営。
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しかし、中で昼寝を始めたら今度は陽が射し込み始めるじゃないか!!
ちょうど、某山岳会の皆さんも通過している。急きょ、設営したばかりのBCを撤収して再び歩き始める。
20分ほど登るとBCに適した広い台地を発見。某山岳会の皆さんもBC設営中だったので、同じ場所にBCを設営させていただく。(意外と寂しがり屋なので。)
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設営が終わるか終わらないかのタイミングで再び雲行きが怪しくなってきて、雷まで鳴り出した。
とても運がよい。尾根上の先ほどの場所だとモロに風を受けるが、ここなら安心だ。
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明るい時間の内に夕飯を済ませて、早々にシュラフに潜り込んだ。
夜半に吹雪気味になったものの、深夜にはそれも止んで星空になった。
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2~3日目に続く