8/24(土) 丸沼温泉-二俣-奥の二俣-ガレ場(引き返し)-奥の二俣-二俣-丸沼温泉
暑い、暑過ぎる。
少しでも標高の高い所に行きたくて、金精峠を超えて来た。

四郎沢は、四郎岳の登路にもなっている左俣と右俣がC1600mで二俣になっている。
あのウォーターウォーキングでも左俣が紹介されているが、そちらは滝らしい滝がないようなので、今回は右俣を詰め上がり、左俣を下降するプランだ。
丸沼温泉は、朝7時から釣り人とトレランレースに参加する人で混みあっていた。
幸いトレランのレースは、金精峠方面に向かうらしく、湯沢・四郎沢方面に行く人は、我が家と虫採りのオジサンだけだ。
下部は堰堤だらけなので、登山道が沢を渡渉するポイントまで歩く。
しかし、入山者が少ないためか踏み跡は薄く、数回登山道を外してしまった。
基本的に登山道は、四郎沢に沿っているので、むしろ沢装備なら沢を歩いたほうが快適そうだが、堰堤を越えるのが面倒だ。赤テープを探しながら忠実に登山道を行く。
しばらくして、ようやく渡渉点。
虫採りのオジサン曰く、今日は水が多いそうだ。この状態で水が多いなら、普段はほとんど水が流れていないようだ。
二俣手前まで、赤い岩の多い平凡な沢を登る。
本当にこの先に1kmにも及ぶナメがあるのか心配になったが、標高が1600mを超えるか超えないか辺りから急にナメが始まった。
信じられないほど長いナメだ。
しかも、それほど傾斜がないので、舗装道路のようだ。
左俣を分けて、右俣に入ると滝が目立つようになってくる。
最初に6m二段の滝。
奥の二俣の先に7mと、その奥に8m。
さらに進むと5m(倒木で埋まっていて、実際にはその高さは無い。)、5mを超えると急に藪っぽくなる。
水がチョロチョロになって、あとは詰めだけかと思ったら・・・なんと、急なスラブ帯が出てきた。
静止画を採り忘れたので、動画でご覧頂きたいが、急な上に滑っている。
登りは、左の笹を使ってなんとか登れたが、滑ったら下まで落ちそうだ。
スラブ帯が終わると猛烈なヤブコギ。
なるべくヤブが薄いところを狙って登るが、最後追い詰められて一度登路で使った沢の1つ隣の沢筋に下りた。
地形図によると、この沢を下っても右俣に出るようなので、そのまま下降した。
しかし、なんと先ほど見たスラブ帯の真上に飛び出てしまった・・・。
スラブ帯の上端部の笹だけを頼りにトラバース気味に標高を下げるが、1度脚を滑らせてしまい肝を冷やす場面も。(同時に脚が攣った。)
なんとか通過して、再び戻って、潅木と笹で支点を取りながらロープをセット。Soigaを通過させる。
あとは、沢を下降するだけと思ったら、soigaが膝をひねってしまった。
元々、靭帯を切ってしまっているので、心配したがなんとかビッコを引きながら歩けるようだ。
滝は、懸垂下降で下りてようやく登山道。
極めて短い沢なのに、6時間も経過していた。ヤブコギとスラブ帯で時間を使ったようだ。
沢は何があるか分からない不確定要素が多い登山であることを再認識した1日でした。
動画は、明るめに作ってますよ。
どうぞ~
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