2014年04月

第一回ゆるっとふらっと走行会
 
皆さんは最近、「スロープコースに慣れてしまっているなぁ」、なんて感じてはいませんか??
立体コースでもモーターを変えたりしてスピード調整はしますが、その時々のマシンの速さは比較しにくいと思います。
そんな皆さんにも、どれくらいの速度を出せるのか試してもらいたいということで、この走行会を企画しました!
もちろん、フラット大好きなレーサーさんも大歓迎です!
簡単なミニレースも行いますので、もしかすると豪華賞品も??(ナイ

◎日時・会場
5月18日(日) 2時30分~5時30分

トイズタウン(愛知県 名古屋市 南区港東通1-1)
※有志によるイベントですので、詳細のお店へのお問い合わせはご遠慮ください。

◎スケジュール
2:00 トイズタウン開店
2:30 走行会開始、フリー走行
4:00  ミニレース(終了次第再度フリー走行)
5:30  走行会終了、常設コースへ変更

◎ミニレースについて
ミニレースは参加人数によってレース形式を決定します。
また、ミニレースのみ使用可能モーターは★ゆるふらレギュに合わせてライトダッシュモーター以下とさせていただきます。

◎コースレイアウト(変更になる場合があります)

 yuruflat1kai
 
★ゆるふらとは??
 
現在のミニ四駆シーンでは、性能重視でクリアボディが主流になっていますが、昔使った思い入れのあるプラボディや好きだけどクリアボディが出ていない車種を使いたいこともあると思います。
ゆるふらは、好きなマシンを使ってフラットレースを楽しもうというゆる~いレースです。
ある程度性能差をなくすためにちょっと特殊な縛りもありますが、ぜひ1台作ってみてください!
ゆるふらマシンによるレースも企画中ですので、お楽しみに!!

簡単にではありますが、レギュを載せておきますので、作っていただければと思います。

◎車体規則
基本は田宮公認競技会規則に則るものとし、以下の特別規定を設けます。
 
(a)タイヤ径とギアについて。
・大径及び大径ローハイトサイズのホイールを使用する場合、タイヤ径は31mm、ギア比は4:1までとします。
・小径及び小径ローハイトサイズのホイールを使用する場合、タイヤ径26mm、ギア比は超速ギアまで使用可とします。
(タイヤ無加工の場合、タイヤサイズは厳密に計測しませんのでちょっとオーバーしていてもOKです。)
 
(b)ボディについて
・イケてるプラスチックボディを使用することとします。(判断は製作者に委ねます)
・ボディの固定は、シャーシにノーマル同様に固定してください。
・ミニ四駆として、また自動車としてのイメージを極端に逸脱しないことを推奨します。
・例外として、レイボルフなどクリアボディのみで発売された車種については使用できることとします。(細則を確認してください)
 
(c)ピン打ち制限について
・ローラー軸としてピン打ちできるのは2か所(2本)までとします。
 
(d)車体重量について
・電池のみを除いた状態で90g以上とします。
 
(e)モーター・電池について
・使用でいるモーターは、ノーマル、トルクチューン、アトミックチューン、レブチューン、ライトダッシュモーターとします。
・ミニ四駆PROシリーズでは、上記と同名称のPRO用モーターのみ使用できます。
※モーターの注油・洗浄はダメ、ゼッタイ
・電池は一般に販売されているアルカリ電池、ニッケル水素電池を使用できます。
 
(f)その他
その他の詳細な規則については、別途細則に記載するものとします。
 細則はこちらから!

 

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こんにちは。

今回は、 愛知の公式大会で使用したMSについてさらっと紹介したいと思います。
ちなみに私事なのですが、只今タイピングの練習をしておりまして、非常に拙い感じになっておりますはい。


さて、マシンですね。


DSC_0242
 
いたってふつうのMSです。

・・・嘘ですw

細かいスペックは省きますが、結構変なマシンになっている自信はあります。
パッと身でも変なところがいくつかありますね。

そのメインはここでしょう。

DSC_0243


実はサスペンションになっているのですが、いわゆるバネは使っていません。
実車などでいうところのリーフスプリングというやつです。
トラックなどで一般的だったりします(笑

これはカーボンのしなりを使うことで、ばねと同じ役割を持たせています。
カーボンの板自体は直カーボンを薄くかち割ったものを重ねてとりつけています。

アイデア自体は、某トントンに通っていた頃、見せていただいたマシンを参考にして、オリジナルの解釈をしつつ組み上げました。

DSC_0244

真正面から。
アームから伸びてる金属の棒によってカーボンを押し付けています。
ここは両ねじシャフトを加工したものを使い、車高を調整できるようにしています。

サスアーム自体も、コの字型の一体物にすることで走行中の歪みを減らしています。
精度を出すのが大変でした (汗


ニューイヤーの愛知では、残念ながら一次予選落ちでしたが、まだまだセッティングによる挙動の変化をつかみ切れていないといった状況です。
車高でジャンプの姿勢がどう変わるのかや、リーフの硬さでの違いなど、把握しなければいけないことがたくさんあります。

そういう意味では今後がとても楽しみな1台です。


さて、 次回からは皆さんお待ちかねの?ゆるふらマシンについて書きたいと思います。
お楽しみに!


是非、最後にぽちっとお願いしますです。 
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こんばんは。

前回のボールデフの記事ですが、非常に沢山の方に見ていただけたようで、嬉しい限りです。
今後もあれくらいのクオリティを維持してやっていきたいのはやまやまなのですが、中の人のスペックが非常に不足しておりまして、右肩下がりに衰退の一途を辿りそうです(白目

とりあえず、公式の愛知大会で使ったマシンを載せようかと思ったのですが、今回は見送り。
少し目先を変えて、僕の好きなパーツなどについてちょっとばかり語ろうと思います。


ではでは・・・
みなさんはローラーステーには何を使っているでしょう? 
FRP?カーボン??
最近はカーボンステーも様々な形状のものがありますし、そのままつけても加工するにしても便利になってきました。

しかし!
そんな時代にこそ差別化を図れるのが「金属パーツ」だと思うのです。
まずはこれを見てください。

DSC_0227

これはFRPワイドプレートのアルミ版です。
昔は限定商品で出ていましたが、最近だとタミヤフェアのアウトレットで販売されていたはず。

どうでしょう?
FRPではぱっとしないステー(失礼)もかっこよ く見えませんか??
カーボンとは違い、金属光沢の独特な感じも渋さがあり良いと思います。

見た目だけではなく、強度的にもスラスト保持力に優れていますし、意図的に曲げて使うという事もできます。
やればできる子なんです。

これと同じ形状でもカラーアルマイトのものやジュラルミンステーなどもありますが、地金色ってのが玄人感を演出してくれます(個人の意見ですw

ちなみに・・・

DSC_0228

次のゆるふらマシンでは、こんな感じに皿加工して使う予定ですよ。 


さてさて、お次はこの一品。

DSC_0231

そう、中空六角シャフトです。

皆さん当たり前のように使っていますが、あえて挙げさせてもらいました。
つまりは、ドライブシャフトとしては使わないわけです。

 中空シャフトは曲がりやすいですし、ちょっとカツイ人なら選別落ちのシャフトもいっぱいあることでしょう。
それを燃えないごみに・・・という方も多いはず。

僕はこんな風にいつも使っています。

DSC_0233

フラットマシンの左フロントローラー軸や・・・

DSC_0234

マスダンパー軸などなど。

どれもFRPorカーボンに1.8mmの下穴を空けて、モーターピンなどと同じように打ち込んでいます。
若干打ち込みが緩くなる感じもしますが、全く問題ないレベルだと思います。

メリットとしては、とにかく廃品を再利用できることと、ホイールスタビなどを完全に回らない状態で固定できる点でしょうか。
ギアから作ったスタビは使えないので、井桁の左フロントなどがベターな選択肢だと思っております。

2mmの中空プロペラシャフトなどを打ち込んでいる人も多いですが、要所的に六角というのもありだと思います!
ぜひ使ってみてください。


さて、次はパーツではなくて工具。
といっても、これ。


DSC_0229

GUPに付属しているスパナです。
普通のナットもロックナットも回せる。
でも薄くてあまり使いやすいとはいえない感じですよね。
昔は2枚重ねて使ったりしている人も多かった気がします。

それをですね・・・・


DSC_0230

こうやってオフセットレンチ風に軽く曲げます。
すると不思議!
かなり使いやすくなります。

もちろん、ナット用のしっかりとした工具があればそれがベターですが、ぜひ一度試してみてください。 
ツールボックスの隅に入れておいても損はないと思いますよ。


そんな感じで、オススメパーツ第一弾は以上になります。
参考にならなかったでしょうか?(笑
これ面白いなってのがあれば幸いです。

それでは、これの第二弾があるかは微妙ですが、次回更新もお楽しみに。 


最後にぽちっとお願いします 。

 

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今日は何の日、そうエイプリルフール。
とはいえ、エイプリルフールというのは午前しか嘘をついちゃいけないと聞いたことがあるので、割と真面目なお話。

前々からボールデフについて詳しく書きたいとは思っていました。
しかし、公式で使う新車を作ったり、体調が優れなかったりでノビノビになっていました。。。

そんなある日、というかニューイヤーGP愛知大会にて。
かの有名なミニ四ドクターにデフ車をお見せする機会がありました。

ワシ「ドクター!デフ車作りました!」
ドクター「面白いねぇ!でも、ギアをいじってるから車検は残念だけど・・・」

というわけで、デフ車は公式だと車検落ちするっぽいことが確定したわけです。
ぶっちゃけ、落ちるだろうとは思ってましたけど(汗
2012年のニューイヤー五反田でタスキ取ったけど時効ですよね・・・

そんなこんなで、誰も作らないと思うので、構造からちょっとしたノウハウまで載せちゃおうと思います!

では、最初に簡単に仕組みを説明したいと思います。
そもそもデフ(ディファレンシャル)というのは、左右の車輪の回転差を吸収するためのものです。
通常、ミニ四駆はシャフトで左右が直結されています。
しかし、コーナーでは内側のタイヤのほうが外側のタイヤよりも短い距離を進むため、理論上ではその分のロスが生じてしまいます。
ロスを無くすためには、内側のタイヤを遅く、外側のタイヤを速く回す必要があります。

ボールデフとは、その名の通りデフの作用をボールを使って行うものです。

まず、直線など、左右の車輪に均等に負荷がかかる場合、

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このクソ適当な図のように、モーターからの駆動がボールに伝わり、そのボールとプレッシャープレートの摩擦で回転が均等に左右に伝達されます。
この時、ボールそのものは自転していませんが、ギアと一緒に公転しています

ここで、どちらか一方に負荷がかかったとします。

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クソ適当な図は右に負荷がかかった場合です。
右側は左側より遅く回ろうとするため、速度差分ボールが自転をします。
この時、ボールはギアとともに公転しつつ、自転することで左右の回転差を吸収します。

以上がボールデフの仕組みです。
よくわからないという方はググることをオススメします。
これ以上はうまく説明できません・・・(むしろ間違っている気がします。


さて、次に必要な工具ですが






まず、旋盤を用意します。 





・・・嘘です。

できれば、そこそこのリューターがあるといいと思います。
僕はプロクソンのリューターを使用していますが、ワークマシンでもなんとかなるかも?
 

冗談はさておき、今回サンプルとして使うのは、ボールデフMS3号機です。
まずはボールデフユニット全体から見てみましょう。

DSC_0195
ギアまわりの構造は前後共通です。
センターシャーシ側は干渉部分を切り取っているだけで、カウンターギアに特殊な加工はしていません。

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 ユニットには軸受けを新設しています。
 左右でシャフトが分割されているので、支持するベアリングも片側2個ずつ要るわけです。
軸受けはMSのリアユニットから移植しています。
 
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シャフトはカーボンホイールの軸を短く切ったもので内側から固定しています。 
左右でスペーサーの有無が違うのは、カウンターの位置決めのためです。

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 軸はスプリングの内側にすっぽりハマるように直径を調整しています。
オレンジ部分は スプリング受けです。

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一番キモになるのがこの加工したギア一式です。
一番小さいものがスプリング受け。
穴が6つ空いたものがスパー、そして中くらいのがプレッシャープレートです。

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スパーギアは、2mmの穴を6つ空けています。
そして、スパーギアそのものからシャフトへは駆動を伝達しないため、シャフト穴も丸穴にしています。

 DSC_0207

ギア自体は大体1.5mm以下に削っています。

DSC_0208
ボスの部分は3mm径くらい。
出っ張りは0.5mmくらいまで削っています。
ボスを完全になくしてしまうと、スパーが傾いてプレッシャープレートと擦れやすくなるので、実はボスを残すのが重要だったりします。 

DSC_0198
スパーは組み上がるとこの位置にきています。
シャフトに対してフリーに回るので潤滑が必要ですが 、飛び散るとプレッシャープレートの摩擦がなくなります。
僕は耐久性を無視してドライで組み付けています。

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次にプレッシャープレートです。
ラジコンのボールデフでは、金属製のプレッシャープレートでボールを挟み、ネジで閉めこむことで摩擦を調節するのが一般的です。
しかし、スペース的に厳しいミニ四駆で同様の構造を実現するのはハードルが高いと判断し、ゴムを摩擦材として使いました。
これをスプリングでボールに押し付けているわけです。

ちなみに、ゴム材はタイヤを加工して作成しています。 
色が白なのは、固さがちょうどいいのと色が目立つからです。
他の色でも問題はないと思います。

問題点としては、ゴムなので摩耗が早いことです。

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3レーンの店舗レース2レースとフリー走行半日×2でこれくらい摩耗します。
摩耗が進むとボールが点ではなく面で当たることになり、 ボールの自転が起きにくくなります。
そのため、デフとしてのスムーズさが失われてしまいます。
メンテナンス頻度はかなり高いのが現状です。

最後にボールです。

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勿論ミニ四駆のパーツ。
13mmボールベアリングの玉です。
直径はバッチリ2mm!!
(ベアリングの製造時期によって微妙に違うのもあった気がしますが)
 

ではでは、役に立たない作り方です!! 

 まずは、スパーギアから。

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まずはリューターで厚みとボスの径などを削って調整します。
ヤスリなどでガーっとやるとバリが出るので、綺麗に除去します。

次に自作SSTを使います。

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六角シャフトを挿して、穴を空けたFRPです。

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こいつをガイドにしながらスパーに穴を空けていきます。
六角をひとつずつ回しながら、均等に穴を空けます。 
ぶっちゃけ一発で2mmを空けていくとズレやすいので、賢い皆さんはSSTで1mmくらいの下穴を空けるようにするといいかもしれません(汗

最後に中心の六角穴も2mmの丸穴にして完成!!

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では、次にプレッシャープレート。

DSC_0210
同じくリューターにかませてガーッとやります。
ちなみに素材はオレンジクラウンです。
平らな面とボスを残した面を作ります。
平らな面がスパー側で、反対側のボスはスプリングにスポっとハマる径にするとばっちりです。

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形を整えたら、薄くしたタイヤ片を平らな面に接着します。
タイヤ片に2mmくらいの穴を空けてから接着すると次にリューターに噛ませやすい です。

んで、ゴム部をガーッとやって・・・

DSC_0212

こうなります!(途中撮り忘れ
軸穴辺りはスパーのボスの逃げのために削っています。
 
以上を全て組み込むと・・・

DSC_0193

完成ですw
ちなみに、組み込むのにもちょっと面倒事があったりします(笑
この段階でスムーズかつ滑らないようになっていればOKでしょう。

大雑把ではありますが、このような具合に作っています。

さて、 いかがだったでしょうか??
ギミックとしては、正直そこまでレベルは高くないと僕自身は思っていたりします。
こんな読みにくい記事を最後まで読んでいただけれたならば、嬉しい限りです。

公式大会ではNGという判断でしたが、これからもこっそり店舗大会では(許してもらえれば)使ったりしたいなぁと思ったりもしています。

もし、ここが気になる!や、わからない! なんてところがありましたら、コメントや僕のTwitterアカウントぐらほま先生までリプライなどをしていただければお答えしたいと思います。

では、読んでいただいた皆様、ありがとうございました!
新作もぼちぼち作っていきますので、お楽しみに!!


最後にぽちっとお願いします。

 
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