友達の来なくなったライブハウスでのライブはとても刺激的でした。

というのも、友達は純粋なお客さんでは無くあくまで友達なので、僕らがいかにひどい内容のライブをしようとも、ある程度友達として盛り上がってくれました。そもそも音楽を聴きに来ているというよりか、友達に会いに来ている感覚だったと思うので、ライブの出来不出来なんて友達にはどうでもよかったのかも知れません。
ライブ中は良くも悪くも必ずと言っていいほど良い反応をしてくれるので、ありがたい限りではありますが、「今日のライブはどうだったか」という反省の物差しにはなり難いものがありました。


その点友達のいないライブでは、音楽を目的に来ている方が殆どなので、良くないライブをすれば勿論無反応。だがしかし、いいライブをすれば全く知らなかった方が僕達に興味を持ってくれるという、とてもスペシャルな事が起こるのでした。


今日の今日まで赤の他人、お互い音楽に興味が無ければ一生出会わなかったであろう人達と音楽を通して知り合うことができるのです!!
それはとても素敵な体験でしたし、毎回お客さんの反応を感じるのが楽しみにもなりました。

お客さんが無反応な日は、何がダメだったんだろうと考えたり、嬉しい感想を頂いてはやる気を出したりするようになっていきました。

それまでは只々バンドが楽しくてライブをしていたのですが、お客さんの反応を受け止めるようになってからは、「自分が音楽でやりたいこと」を考えるようになった気がします。



つづく