2005年10月30日

名作

しばらくぶりに床屋で散髪。うとうとしているスキをついて、また鬢をそられる。
急に冷えこんだ空気が耳の下を通りすぎ、肌寒さをいっそう感じさせる。

旅行用のボストンバッグがボロになっていたので、新たに購入すべく店をまわる。
ジャパンで二千円のを買おうとしたが、近所のホームセンターで千円で売っていた。
さっそくレジに持っていこうとすると、バーゲン用のカゴにDVDが数十枚あった。
見ると、ほとんどの作品がクラシックの名作。しかも値段が500円均一だ。

表ジャケットに水野晴郎監修と記載されていた。例の解説が聞けるかと思い、
すぐさま二点を手さげカゴに入れた。『赤ちゃん教育』と『オズの魔法使』だ。
その他、魅力的な作品が多数ライナップされていたが、まずは画質を確かめてからだ。

著作権切れによるクラシック作品の激安DVDを各メーカーが販売しているが、
そのほとんどがビデオテープをそのままキャプチャーしたような惨い画質だ。
だが、一流メーカー物でも期待する画質をもたらさないことが多いので、
本棚を飾るコレクション用と割り切って、激安物をそろえるのも一つの手だろう。

残念ながらハルヲ監修物は彼の解説がなく、製作会社のロゴもカットされている。
その意味ではコレクター魂を損なわせるが、画質はそこそこ見られる程度だった。
次シリーズからは、ハルヲ&ボンの掛け合い解説をヌード付きで入れてほしいよ。


水野晴郎のDVDで観る世界名作映画
ほとんどハズレなしの名作ばかり。全部そろえても五万円で済むとは。  

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2005年10月27日

吉野散策

平日休。朝から快晴で、絶好の外出日和。前から行きたかった吉野へ脚を運ぶ。
バス釣りでは津風呂湖へ何度も通ったが、吉野山散策は今回がはじめて。
帰郷中のM嬢を共にするつもりが、前日からまた体調不良とのこと。かわいそうに。

新大阪から地下鉄にのり天王寺で近鉄へ乗り換え。吉野まで急行で90分。遠い。
到着後、駅を出ると閑静な雰囲気が支配していた。観光客もほとんどいない。
下千本口までロープウェイが通るが、九十九折の舗装路を端折る七曲り坂へ。
早朝に雨でも降ったのか、丸太階段がすべり歩きづらい。しかもかなりの勾配。
およそ10分ほどで下千本へ着いたときは、早くも汗だく。今日は暑くなりそうだ。

吉野の観光ルートは、ほぼ一直線にのびた舗装路。左手に有名な吉野桜が見え、
道の端々に点在する寺社を詣でていく。今回は紅葉を狙ったが、まだ時期はずれ。
巨大な本堂をもつ金峯山寺へ着いたころには、すでに上半身はTシャツ一枚に。
本尊の前で合掌「どうか今日の散策でヒザが笑わないように」。上り坂が厳しい。

単独散策になったことで、今日の最終目的地は金峯神社に変更した。
途中、高城山をこえるハードな道。通常の観光では最終地になる上千本から、
かなり長めの上り坂を歩く。まわりを見ても、ところどころに地元民がいるだけ。
汗が玉のように噴きだし、何度もタオルで顔をぬぐう。本当に10月末の空か。

まず、吉野一の展望所と評される花矢倉で休憩。山々の見晴らしがかなり良い。
紅葉具合は、まだ三分程度といったところか。本格的な時期は、あと二週間ほどだ。
5分ほど体を休めて出発。また急勾配の坂をひたすら登る。息が切れそうだ。
二十分後に吉野水分神社へ到着。桃山様式の神殿造りが荘厳さを感じさせる。
境内に百円で柴を売る摂社があり、灰にして皮膚に付けるとアトピーが治るそうだ。

神社をでてさらに坂を登ると、ようやく高城山の展望台が見えた。そこで昼食。
オニギリを片手に、奈良を一望する頂上からの景色に感じ入る。金剛山や二上山、
高見山など奈良を取り囲む山が眼前にせまり、生駒山や桜井市街も遠くに見える。
疲れを癒す最高の眺めに、しばらく酔いしれる。ビールを持ってくればよかった。

さて、いよいよ金峯神社へむかう。中世以降は修験道の修行地として境内が使われ、
その名残を感じさせる石段が風情をかもしだす。しかも、なかなか勾配がある。
鳥居まで車できた老夫婦も上ってきたが途中、何度も足をとめる姿を見る。
彼らを横目で通りすぎ、本殿へ着いたのは上千本から約一時間半。疲れた。
簡素な本殿の前で拍手を打つ「明日の仕事まで足のつかれが取れますように」。

本殿から伸びるわき道をたどると、通称「隠れ塔」とよばれる蹴抜け塔へ出る。
その昔、義経と弁慶らが一時的に避難した塔だ。追っ手を確認するためだろうか、
そこからの見晴らしは高城山展望台同様に絶景だ。違った山麓が見えるのも良い。
遠くに、ちらほらと紅葉した木々が見える。桜の色づきがもっとも早そうだ。

最後に西行庵へむかう。奥の千本と呼ばれる地に、西行法師が三年暮らしたそうだ。
金峯神社の右手から15分ほど山道をすすむと、質素な小さい庵が見えてきた。
西行の像が飾られた庵のそばで腰をおろすと、目の前に侘び寂びの世界が広がった。
楓の大木を筆頭に色づく桜やブナの配置が見事で、静けさが木々に染み入るようだ。

ふと地面に目をやると、小さなカエルが飛び跳ねていた。後方にヘビが迫っている。
普通、人がいる場所では狩りは行われないが、ともあれしばらく眺めていた。
逃げるカエル、追いまわすヘビ。崖に追いつめられたカエルがピョンと一跳ね、
ヘビはそのまま奈落の底に。ここで一句「紅葉狩り 我もとヘビから 逃げカエル」。


吉野町 観光情報
女性と西行庵まで散策するなら、上千本からバスで。一時間に一本しか出ないが。

スカパー!が66チャンネル3,500円の新パックを12月開始
待ってましたの良パック。というより、これまでのパックセットがクソだった。

How Much Is My Blog Worth?
ブログ値段一発査定サイト。ツジログは"worth $0.00"でした。残念。

ヤフーがバレンタイン監督への暴言報道
いくらなんでも略しすぎ。  
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2005年10月26日

じゃかんだれ

日本シリーズがロッテのスイープで終わり、これで国内の野球シーズンが終了。
興味のない者にはともかく、今年のプレイオフからの流れは面白かった。

阪神の惨敗について試合間隔が空きすぎとの意見があるが、それはバカな言い訳。
もし逆スイープなら、おそらく休養期間たっぷりの余裕ある勝ちとの評価だるう。
緊張感の維持と体力的な疲れを考慮すると、どう考えても阪神のほうが有利。
事前に用意周到なシミュレーションを怠ったコーチ陣に、すべての責がある。

三日前から、nyで拾ったドカベン全巻を暇さえあればずっと読んでいる。面白い。
魔球を出さずに戦術のかけひきで試合を盛り上げる手法は、『キャプテン』とならび、
本格的な野球マンガの草分けだった。小学生時は試合展開の面白さに夢中だったが、
十数年ぶりに読むと、じつは古めのドタバタギャグを踏襲していることに気づいた。

なかでも岩鬼の存在は圧巻だ。その他のキャラが真面目な野球バカばかりのところを
彼が一手にツッコミだらけの発言をくり返して、物語の緩急をつけている。
それは、ある種形成されつつあった野球道という堅苦しいムードを破壊するように、
その精神を徹底的にバカにしている。全盛時の水島新司の真価は、ここにある。

 「おっよう、なんづらよ。じゃかんだれたあ」
 「アホウ。じゃかァしいとあほんだれを合わせた新しい言葉やんけ」
 「けっ、てめえよ。また流行さそうというつもりづらか」
 「なんやて。男・岩鬼、そないなケチくさいことせんでも人気あるんじゃい、
  このじゃかんだれが・・・といいながら場内をわかすスーパースター、
  男・岩鬼の今日このごろじゃい、じゃかんだれ!」

まったく、日本シリーズの阪神はじゃかんだれだったなあ。


渾身の力を込めてぼんちゃんが水野晴郎を掘る動画
はたして、ぼんちゃんの名を知る人が全国に何人いるのだろうか。

水野晴郎事務所黙認ホームページ素材集
ハルヲファンならずとも、ここの素材集はなかなか使い勝手がある。ウソ。

SマップのN居君とお友達
まったく素晴らしくさわやかな写真だ。  
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2005年10月23日

八尾へ

おそらく、この秋一番の冷えこみ。すきま風がかなり入りこみ、早朝に目覚める。
寒くなると体的に辛くなるが、旬の味覚とゴキブリの出現率が低くなるのは良い。

先週末にヤフオクで落札したチケットを片手に、八尾の西武百貨店へむかう。
五木寛之の百寺巡礼展チケットが、わずか百円で仕入れることができたからだ。
八尾へは初の来訪で市の特色があまりつかめず、ひとまず百貨店の最上階へ。
レストラン街の一角に展示会場があり、すでに中高年の観覧客でいっぱいだった。

高野山をはじめとした関西や関東、東海の古刹に所蔵される寺宝が展示され、
それぞれになかなか見ごたえがあった。なかでも空海が唐から持ち帰った曼荼羅は、
花輪和一がそのままパクったようなキャラデザインの仏画ばかりで愉快だった。
胎蔵界の最外枠には象や馬などの動物も仏化され、おとぎ話を目で見るようだ。

帰りに近所の図書館へより、新刊本コーナーに目をひくゴキブリ本があった。
表紙の裏表に拡大版のクロゴキブリが数匹写され、なかなか手にとりにくい。
なかを開くとゴキブリ生態の詳細はもちろんのこと、飼育や料理法の記述もある。
著者が絶品と賞したゴキブリのかき揚げソバだが、見た目はグロそのもの。
米びつ利用のゴキブリ飼育セットをインテリアに最適と謳うのはいかがなものか。


ゴキブリだもん―美しきゴキブリの世界
これを図書館の貸出受付のお姉さんへ提示するのは、セクハラの一種になるのかな。

イラストで歩く 関西の山へ行こう!
初心者のハイカーには、目印がわかりやすい丁寧なイラストが豊富で良書。

かなりいい髪形
これでワールドシリーズ観戦もバッチリだ。  
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2005年10月22日

三時間待ち

一段と寒さが厳しくなった朝、出勤前にスカイプコールが。相手は14歳のドイツ女性。
"hello?" "hello...your picture is very nice!" "thank you"。
昨日に引き続き、どうやらプロフィール画像がなにげに人気を博している様子。
出勤時刻がせまっていたのでコールアウト。さあ、14歳をどうやって騙してやろうか。

残業を請け負わされそうなところを職場から逃げるように帰宅する。今日は奇祭、
鞍馬の火祭りを観覧するためだ。寒さで外出をたじろぐG氏をむりやり誘い、
京阪淀屋橋駅までバイクでむかう。夜風が身にしみ、手袋が外せない季節になった。
駅到着後、改札へむかうと立て看板に掲示された文章をG氏が読み上げる。
「現在、鞍馬の火祭りのため、叡山電鉄への乗車は三時間待ちとなっています」。

ニュースでは約一万二千人が観覧。しかたなく予定変更し、南森町の焼鳥屋で一献。
あまり濃くないタレであっさり目に仕上げた品々を口にしながら、ビールをあおる。
店内のテレビで日本シリーズ第一戦が放映されており、店主ともども観覧。
すこし値段が高めだが、なかなか美味だった。締めの焼鳥丼が一番のおすすめ。


e京都ねっと・京の歳時記「火祭」
確実に見たいのなら午前中に現地入りするのがベストらしい。来年は日曜日に開催。

由岐神社
火祭りは、この神社の例祭。ライブカメラが作動中。

ロッテ“コールド勝ち”/日本シリーズ
濃霧コールドにしたのは、惨敗に怒った阪神ファンの暴動を防ぐためかも。  
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2005年10月21日

シャブ

久しぶりの平日休。本来は寺社詣でをしたいところだが、体力が不十分。
休養をしっかり取る意味で、NFLや映画をテレビでずっと見ていた。

夕方、スカイプチャットにコンタクトが。プロフィールを見るとまたフィリピン人。
"KONNICHIWA""KOWAI""change the pic, please!!"と連続したメッセージ。
このブログと同じ画像をスカイプ用にも使っているせいだろうか、
なんども画像を変えるよう要請がくる。それにかまわず会話を続けると、
どうやら日本で仕事を探したい彼女。そのため、日本語を勉強中とのこと。

"ANATA WA KEKON SITE IMASU KA?"と突然聞いてきたので、"im single"と返答。
すると"me2, im single"と彼女が返したので、妻に迎えてもよいかなと妄想。
数フレーズの口説き文句をうまくかわされ、"then cu next time, pls"で締め。
最後に"please change da pic then!!"ときたので、よほどマズい画像なのか。

夜、先週末に来版したM嬢と食事。某ビルの最上階で、しゃぶしゃぶをいただく。
病気療養で三週間ほど滞在する彼女は少しやつれ気味だが、食欲は戻りつつある。
夜景を見ながら、二時間制の食べ放題をじっくりと楽しんだ。なかなか美味。
飲み放題のビールがビンで出てきたのも良い。今度は焼肉食べ放題を利用しよう。


甘太郎 新大阪店
場所が新大阪駅から5分程度にあるので、ちょっとした宴会にも最適だ。

The 40-Year-Old Virgin
久しぶりに下品なコメディ大作。"pussy"を連呼するのが清々しい。秀作  
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2005年10月20日

yakuza

国保四日目、ようやく一段落ついた。今後は再配のピークをやりすごすのみ。
ここ数週間、平日休が取れなかったため、明日は静養用で休むことにする。
久しぶりにビールをあおって、早く寝るとするか。

夕食後、スカイプチャットにフィリピン人からアクセス。24歳の女性。
こちらが大阪在住の日本人と知るや否や、矢継ぎばやに質問が。

"many yakuza there right?" "yeah, they are good my friends!"
"are yakuza cut fingers?" "yeah, i've cut off many their fingers!"

われながら大したウソをつけたが、その後、ぱったりと質問が来なくなった。


萌えたら負けかなと思っている
あまりに純白がまぶしすぎて、妄想する余裕すら感じさせないよ。

PEZ MP3
ネコも杓子もipodな世の中に対抗するのは、もはやペッツしかない!

Inflatable Costume Adult Tricky Dick
ハロウィン用仮装グッズ。寝袋にしても気持ちよさそうだ。  
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2005年10月18日

パクリ

国保二日目、昨日に続き通配後に150本。足の裏と腰がかなり痛む。
およそ2/3をハケたので、あと二日ほどで全ての処理が終わるだろう。
あまりに疲れると、ビールでさえも飲めなくなる。早く、この繁忙を終えたい。

ネットでパクリ漫画家の処分がニュースで伝えられている。全作品の絶版だとか。
もっとも似た絵として、スラムダンクの数シーンをあげている。こりゃひどい。
厳重な処分は、同作品で総売上部数が一億部をこえた井上雅彦への配慮だろう。

だがNBAを見ている者からすれば、井上も名シーンをパクっていることは明らか。
ジョーダンやロッドマンをはじめとした名選手のおなじみの場面をなぞっており、
「これは1992ファイナル第一戦」「スト&マロのピックロールまんまだ」など、
もはや笑うしかないくらいトレースしまくっている。それがまた、面白くもある。

盗用された作者陣からのコメントを待たずに破門処分をした講談社は、
今後の彼らとの仕事の影響を考えてのことだろう。全編パクったのならともかく、
ほんの数コマ程度ならもう少し軽い処分にしてやればと思うが。
のまネコ問題もそうだが、2ちゃんねらーのムキになりすぎる追及には同意しかねる。


漫画家・末次由紀氏 盗用検証(ブログ)
「板住人なめてるのか?」という視点が、ネット依存症をかいま見るようで痛い。

漫画家・末次由紀氏 盗用(盗作)検証
ジャケットやモデル画像のトレスって江口寿史以降、確信犯なんだってば。

Vote: What do you think of the new Bond?
新ボンド役の彼は、刑事コロンボ役のほうが似合うんじゃないのか。やつれすぎ。

Flipping the Bird
中指突き立て画像サイト。この写真が秀逸。かっこいい。  
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2005年10月16日

二十五菩薩お練り供養

朝、起床時に感じる肌寒さは、すっかり秋めいたことを知らせる。暑がりのせいで、
ひっぱがした掛け布団が手足の冷えをさそう。夏の名残は、もう来ないだろう。

今日はしばらくぶりに伏見へ向かい、初の参詣となる泉涌寺へ。JR東福寺駅で降り、
そこから東へ徒歩10分ほどで寺の総門へつく。その手前にある即成院で、
今回の目的、二十五菩薩お練り供養が行われた。江戸期から続く寺最大の行事で、
本堂から地蔵堂にかけた橋を修験衆や稚児、そして二十五の菩薩が練り歩くもの。

お練りは三往復され、前半のメインは古代中国風の衣装をまとったお稚児たち。
小学校入学前後の子供たちが母親に手をひかれ、すまし顔で供え物を持ち歩く。
なかには途中で寝てしまう稚児もおり、橋の上はさながら幼稚園のコスプレショー。
正直、盛り上がれるのは子供の親類だけだろう。およそ仏教行事の厳かさはない。

後半のメインとなる三往復目からは、地蔵菩薩を先頭にした菩薩行列が登場。
先頭以外は小学校高学年くらいの女の子が菩薩面をかぶり、静かに練り歩く。
二番目の観世音菩薩と三番目の大勢至菩薩が橋の途中で、大きく舞う。
そのダイナミックな体の動かし方が、歌舞伎の見得をきるようで面白い。

地蔵堂から本堂へ戻る最後のお練りで、先頭を歩く老女たちが手に持つ鐘を鳴らす。
それに合わせて極楽浄土へ無事たどりつけるだろう内容の歌を民謡めいた節にのせ、
笙の音をバックにしながら歌い上げる。そのメロディーの哀愁が強く感じられ、
古来から伝承された庶民の極楽往生への願いに、すこし涙をさそわれた。

しばらく彼女らを眺めていると、腕組みをしたところに一枚の紙が舞いおりた。
お練り行列の僧侶が撒いたミニ涅槃絵図紙だ。拾うとご利益があるのだろう。
老若男女がこの紙を奪いあうなか、よそ見をしていたがゆえに飛びこんできた運。
良い意味での「犬も歩けば棒にあたる」が、身に起こることを願う。

お練り終了後、参道を進んで泉涌寺本院へ。大門をくぐると広大な庭が目を奪う。
まだ紅葉の時期ではないが、味のある境内は季節のあり方に関係ない。
仏殿に入り、明日からの仕事の繁忙を無事に過ごせることを祈願して合掌。
御座所で行幸の休所として使われる玉座を拝見。隙を見て座ろうと思うも、
いざ菊の御紋が縫われた座布団を目の前にすると尻がすくみ、あえなく断念。

帰りに、泉涌寺のそばにある今熊野観音寺へ寄る。楓などの木々の配置が見事で、
紅葉時期には泉涌寺より素晴らしい景色が見られるだろう。苔のむし具合もよく、
参詣客もあまり来ないので、ちょっとした紅葉狩りの穴場。頭の病に御利益があり、
ボケ封じや智恵授け用の枕カバーが売られていた。その名も枕宝布。愉快なり。


二十五菩薩お練り供養
お練り後、本堂内で菩薩による奉納の舞いがあったが、見物料千円は高いよ。

御寺泉涌寺
本来は皇室御用達の寺。楊貴妃観音像の美しさは一見の価値あり。

今熊野観音寺
ここの本尊、十一面観世音菩薩も目鼻立ちがスラリとした良いお顔だった。  
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2005年10月15日

プレイオフ

雨中での仕事で冷えた体を帰宅後、熱めの風呂で癒す。久々に疲れた。
職場ですこしイライラがつのっていたが、長めの湯はすべてを忘れさせる。
入浴後、冬季限定の発泡酒「白麒麟」を飲む。かなりの薄味で何が冬なのか。

パリーグのプレイオフ第三戦をスカパーで観戦。ホークス二連敗の戦犯・松中が、
今日もさっぱり打てず。首にジャラジャラつけるネックレスもどきを外してくれ。
マリーンズの投手陣にホークスのスイープがあっさり決まるかと思いきや、
久々に野球の神様がおりる瞬間を見た。まるで高校野球のような同点劇。

この一戦だけで、議論の激しいプレイオフ制度の是非は結果が出たはずだ。
負け試合をある程度勘定できるレギュラーシーズンのみの首位攻防は、
スポーツ観戦の最大の醍醐味である勝負の緊張感が、どうしても欠けてしまう。
五輪での体操やスケート競技のように、ミスの許されない試合が絶対的に必要だ。

欲をいえばMLBのようにレギュラーシーズン閉幕後、ただちに開始してほしい。
その意味ではプレイオフ後に間隔をおかず、日本シリーズが始まるのは好ましい。
先に優勝の決まった阪神は、そのムードが残念ながらいまでは終息している。
今日のような一戦を見せられた日には、パリーグチームを応援したくなるよ。


<パ優勝決定戦>ソフトバンクがロッテに逆転サヨナラ勝ち
ダラダラしたペナントは流すくせに、プレイオフを放映しない地上波には呆れる。

海を飛ぶ夢
なぜに欧米の安楽死映画は、主人公をエセ哲学者風に撮るのだろう。凡作。

性にまつわる珍奇な戒律/法律集
「熱帯魚店のトップレス販売員は合法」とはイカす。  
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