須磨寺・綱敷天満宮

2005年02月24日

須磨詣で

今日の休日参詣は、須磨まで足を運んだ。

当初は大阪天満宮の盆梅会に行くつもりだったが、
先週行った柏原で似たようなものを見ていた。
NHKで告知された梅花祭を偶然見たこともあり、
須磨の綱敷天満宮まで行くことに。

祭というくらいだから盛況な活気があると思いきや、
テキ屋はたったの二軒で人もまばら。
梅木もそれほど数があるわけでなく、八分咲きがよいところ。
住宅街のど真ん中にあることから、あまり風情もなく、
すっかりうらぶれた気分になってしまった。

しかたなく本殿でのお参りや梅観賞をあっという間にすませて、
須磨寺駅の北にある須磨寺へ足を向けた。
桜の名所らしいが季節はまだ春にはほど遠く、
当然枯れ木ばかり。梅もほんの少ししか咲いていない。

ただ、さまざまな御堂や多数の観音・地蔵があり、
境内の敷地も広く、お参り甲斐はかなりあった。
なかでも本堂の裏手から入る「奥の院」までの参道は、
急勾配の山道で九十九折(つづらおり)になっている。

そのカーブポイントに七福神や十三佛が個々にあり、
もろもろの真言を唱えるよう記載があった。
奇妙な呪文を口にしながら手を合わせ、
息を荒くしながら参道を上っていく。ほとんど修行に近い。
ゴール地点の「奥の院」へ着いたときは、
自分で自分を慰め、もとい褒めたいほどだった。

しばらくそこで息をととのえているとき、
ふと目をやると百度石が。そばの札書きを読むと、
「この石を33回、88回、108回と回るごとに
 厄を払うことができ、功徳が増していく」とあった。
太さが20cmもない石だったので、108回まわっても
大して時間もかからないだろうと思い、さっそく実行。

ところが、ものの10回ほどで目が完全に回った。
九十九折の参道上り以上に苦行なことを知り、
初級の功徳レベルである33回で断念してしまった。
須磨寺の僧侶たちは、みな108回まわっても平然なのだろうか。

帰りにダルマおみくじを引く。
にこやかな観音顔を見せる売り子の婆さんが、印象的だった。

radio13 at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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