※2017年5月22日に新機種を追加。Amazonでの値段、一部表記を修正しました。

 さて、皆さんはラジオ番組がオンタイムで聴けない場合どうしていますか? WEBラジオであれば、少なくともある程度の期間配信されるので問題ありません。しかし、深夜ラジオの場合は一回きり。radikoのタイムフリー機能が始まって1週間という期限付きで聴き直すことができるようになり、相当便利にはなりましたが、それでも限界があります。過去のアーカイブがオフィシャルで出されることもほぼありません。某所でアレされたアレをアレするなんてことは嫌だし、ちゃんと安定して番組を録音したい! そんな方が多いんじゃないしょうか。そこで今回はそんな時に役立つラジオレコーダーの情報をまとめてみたいと思います。

 機種に関しては2017年5月現在のものを紹介していますが、ほとんど新機種は発売されていません。ラジオレコーダー自体がニッチなものなので、新機種を待つのはあまりオススメできません。

※諸注意※

 選択肢としてはradikoをPCで録音するというのがまずあるかと思います。こちらの方が音声はクリアーですしね。無料・有料のソフトがあるので、それを導入するのがよろしいかと。ちなみに、一般的には「radikoを録音するのは、個人的な使用に限り、普通のラジオと同様に認められている」と考えてよいと思います。ただ、録音方法などによっては違う考え方もあるようですし、WEBラジオになると捉え方も変わってくるので、その当たりは各自自己責任で調べてみてください。

 今回はあくまで「一台でラジオをデジタルデータにできる」ものをご紹介していきます。以下の3つに分類して紹介していきます。


(1)据え置き型
(2)ICレコーダー型
(3)ラジカセ型


 この記事とは別に「6,000円以内」で「ワイドFM」に対応した録音可能機種を別エントリーでまとめました。「安かろう悪かろう」に当てはまる可能性もかなりありますが、安い製品を希望される方はそちらもご確認ください。

※ワイドFMについて※

 音の良さにこだわりがない方を除いて、FM波でAMラジオが聴けるようになる、いわゆる「ワイドFM」対応機能が必須ではないかと思います。ワイドFMでステレオになって格段に音が良くなり、他のFM局と差がない状態に。音楽番組や野球中継などもワイドFMに準じた番組作りになるようです。2015年12月に首都圏のTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送でスタート。全国でも徐々に対応地域が広がっています(※ご自分の地域が対応しているか、ニッポン放送の特設ページで確認してみてください。ページ下部に対応地図があります)。

 ワイドFMはAMの難聴地域対策でもあります。これを機に完全にFMオンリーで聴く方法が一番ですが、電波が悪い地域では、通常のAM波と併用するなんて手もあるようです。電波状況が悪い方は試してみるのも手かと。また、最新機種ではなく、古いラジオ機(テレビの音声が聴けたもの)でもワイドFMを聴ける場合があるので、家にある場合はご確認ください。

 ワイドFMにも関係する部分ですが、何より重要なのが、いくら機種の能力が優秀でも、ラジオの電波が入らないところで使っても意味がないこと。機種のレビューを見ていても、そこがゴッチャになっている例が多々あります。事前に既存のラジオなどで電波の状況を調べてから購入することを推奨します。あくまでも個人的な主観で集めた情報なので、気になる機種があった場合はそれぞれ情報を調べてみてください。


<据え置き型>


 本体にメモリーが内蔵しており、そこに録音する形になります。USBで繋ぐなり、SDカードを別途用意するなりして、データを外に取り出せます。据え置き型とはいえ、そこまで大きくないので、選択肢としては一番に挙がるのではないかと思います。やはりICレコーダー型よりも電波は安定しますしね。


■ICZ-R250TV
SONY製/2014年10月発売
Amazonでの価格:20,300円(更新時点)


 私が2014年に購入し、未だに愛用している機種。AMラジオ、FMラジオ、ワンセグTV音声放送が受信/録音できて、ワイドFMにも対応しています。人気も高く、都内量販店では一時的に売り切れることもありました。値段もなかなか下がらず、時期によっては上がることもしばしば。「ポータブルプレイヤーとしても使いたい」「CDも聴きたい」という人以外にはかなりオススメの機種です。Amazonのレビューでも平均で☆4.5つと高評価です。


 録音機能は優秀で、最大20件の予約録音が可能。「文化放送の12~14時を毎日録音」、「ニッポン放送の月・火・木・金の1~3時を毎週録音」、「TBSラジオの土曜日4時からを今回だけ録音」など帯番組・単発番組なども気軽に予約録音できます。


 内蔵メモリーは8GB。録音形式は複数選べますが、例えばMP3・ステレオの場合、192kbpsなら約89時間、128kbpsなら約134時間録音できます。1ヵ月ぐらい放置していても問題なし! USBで繋ぐ、またはSDカードでデータを移動する形になります。

 そして、大量のラジオ音声を管理する際にありがたいのが、ファイル名に日時と放送局名が自動的に付くところ。「151209_0100_TBSラジオ.mp3」といった感じで音声ファイルが作られ、放送局別にフォルダ分けされて本体内に記録されていきます。ワイドFMの放送局名は本体に記録されていませんが、付属ソフトを使えば放送局名を修正できるので問題なし(付属ソフトがMAC非対応なので、WINDOWSで設定しなければなりませんが)。


 AMラジオ用のループアンテナが付属しているので、他のラジオよりも音声は安定するんじゃないかと(アンテナを付けると、持ち運ぶ時に邪魔になりますが)。その他、自動時刻補正機能があったり、内蔵充電電池とだったりと、かゆいところまで手の届く機種だと思います。一代前のICZ-R51もネットなどでは販売されていますが、こちらはワイドFMに対応しておらず、値段も高いぐらいなので、無視していいでしょう。現状、この機種が一番だと思います。

※メーカーHP

http://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICZ-R250TV/


■RF-DR100
Panasonic製/2012年8月発売
Amazonでの価格:10,465円(更新時点/新品出品価格)


 古い機種(2012年発売)のため、ワイドFMには未対応。それでもAMラジオとFMラジオはちゃんと受信できます。内蔵メモリーは4GBなので、録音時間は上記のICZ-R250TVの半分ぐらい。こちらも20件の予約録音ができます。データはUSBもしくはSDカード経由で移動する形になります。


 特徴は上部のジャイロアンテナでしょうか。アンテナを回すだけで電波の入り方を調整できますし、かなり評判はいいようです。また、ラジオを生で聴く際には「ゆったりトークモード」を使うことができるんですが、この機能はトークの無音部分を利用して、全体を自然とゆったりした話し方に修正するというもの。早口なパーソナリティの番組には効果を発揮しそうです。


 その他の部分に関してはAmazonや価格.comのレビューをご参考ください。最低音声が意外に大きい、ノイズが入るという意見が一部ではあるようです。さすがに古いので、値崩れしつつあるようです。

※メーカーHP

http://panasonic.jp/radio/dr100/



<ICレコーダー型>


 ICレコーダーにラジオチューナーが付随した形です。内蔵メモリも付いていて、ポータブル音楽プレイヤーとしても使えます。「そのまま持ち運びたい」、「ICレコーダーとしても使用したい」という方はこちらもありじゃないかと思います。


■TY-RPR1
東芝製/2015年7月発売
Amazonでの価格:12,869円(更新時点)



 ラジオレコーダーを出していなかった東芝からの製品。当然、ワイドFMにも対応しています。予約録音数は20番組、付属のmicroSDHCカードは8GBと問題なし。アンテナ性能などが気になるところ。それなりに売れているようですが、Amazonのレビューなどではイマイチ。電池持ちが悪いようです。量販店などで実機を触ってみた方がいいかと思います。

※メーカーHP

http://tlet.co.jp/news/ty_rpr1.htm



■PJ-35
オリンパス製/2013年8月発売
Amazonでの価格:46,800円(更新時点/新品出品価格)


 ICレコーダーと言えばオリンパス。僕もラジオ機能はついていないものですが、長年オリンパスのICレコーダーを愛用しています。


 このPJ-35はAMラジオ、FMラジオ、ワンセグTVに対応。残念ながらワイドFMには対応していません…と書いていたんですが、なんとシステムのアップデートでワイドFMに対応できるようになりました!(アップデートに関する詳細はこちら!)

 ICレコーダー型といっても、スピーカー付きアンテナステーションを使用すればそのままラジオとして使えますし、充電器としても機能します。外部アンテナにも対応。もちろんUSB端子もあります。AMループアンテナは付属品としてついているようです。


 予約録音件数は充実の最大30番組。日付指定、曜日指定で一括予約もできます。さらに、パソコンから予約設定もできるので、録音する番組数が多い方は活用できそうですね。


 内蔵メモリーは4GBなのでちょっと不安ですが、microSDカードを使用すればさらに増やせます。自動フォルダ振り分け機能、自動時間補性機能も有り。語学学習用の機能が充実しているので、語学番組を聴いている方にはピッタリじゃないかと思います。評判もかなりよく、ワイドFM対応に合わせて販売価格もドンドン高騰中。以前はオススメしてたんですが、ちょっと高くなりすぎましたね・・・・・・。


※この機種は生産終了となり、Amazonでもオフィシャルの新品販売が終了しました(出品としての新品はあり)。値上がり中です。

※メーカーHP

http://olympus-imaging.jp/product/audio/pj35/index.html


■PJ-30
オリンパス製/2013年8月発売
Amazonでの価格:48,000円(更新時点/新品出品価格)


 上記のPJ-35と同じ時期に発売した兄弟機種。違いと言えば、アンテナステーションにスピーカーがついていない部分で、他にも予約件数が20件だったり、語学学習用の機能がなくなったりしています。逆に言えば、それを利用しないのであれば、こちらで問題ないんじゃないかと思います。こちらもシステムのアップデートでワイドFM対応に! 値段も急騰中。


※この機種は生産終了となり、Amazonでもオフィシャルの新品販売が終了しました(出品としての新品はあり)。値上がり中です。

※メーカーHP

http://olympus-imaging.jp/product/audio/pj30/index.html


■ICZ-R100
SONY製/2014年1月発売
Amazonでの価格:16,600円(更新時点)


 こちらはSONY製で、AMラジオとFMラジオに対応。残念ながらワイドFMやワンセグTV音声には対応していません。スピーカーグレードルが付属しているので、そのまま音声を聴いたり、ラジオを聴いたりすることも可能です。

 機能的には上記したPJ-35と比較される機種かなと。違いを説明すると…こちらはメモリーが8GBと容量では勝っていますが、反対にタイマー予約は20件とちょっと少なくなります。本体自体はこちらの方が小さく、持ち運びに便利。とはいえ、ワイドFM対応の違いは大きいですね。やはりオリンパスに軍配。

※メーカーHP

http://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICZ-R100/


■ICD-UX560F

SONY製/2015年10月23日発売

Amazonでの価格:10,800円(更新時点)


 こちらはラジオレコーダーではなく、ICレコーダーが基本。上記の機種とは大きく用途が違います。AMラジオすら聴けないのですが、最新機種らしくワイドFMに対応。タイマーもオフタイマーのみなので、予約録音すらできませんが、そのぶん、金額はかなり安い。実際にラジオを聴きながら録音するという形であれば、選択肢に入れていいかもしれません。電池は充電式。

※メーカーHP
http://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICD-UX560F_series/



■ICD-UX533FA
SONY製/2015年6月
Amazonでの価格:8,410円(更新時点)



 上記したUX560の一代前の機種。単四電池が併用できます。


※メーカーHP
http://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICD-UX533FA/


■ICD-PX470F
SONY製/2016年9月28日発売
Amazonでの価格:7,448円(更新時点)
 SONY製ICレコーダーの廉価版。ワイドFMには対応していますが、スリープタイマーはありません。

※メーカーHP

■RR-XS460
Panasonic製/2015年8月2日発売
Amazonでの価格:8,481円(更新時点)
 こちらはPanasonic製のICレコーダー。ワイドFMに対応し、1件ながらタイマー録音もできるようです。

※メーカーHP


※その他※
 メジャーメーカー以外からもいくつかICレコーダー型が発売しています。マイナーなため、その性能などは何とも言えない部分がありますが、安く済ませたい方はこちらもチェックしてみてください。一部だけ紹介します。


■YVR-R304

山善製/2016年8月4日発売

Amazonでの価格:5,999円(更新時点)




■YVR-R510

山善製/2015年7月6日発売

Amazonでの価格:6,800円(更新時点)


<ラジカセ型>

 ラジオを録音しつつ、その機械でCDを再生したい…。カセットテープも使用できて、テープのデジタル化にも活用したい…。そんな特殊な使い方をする場合はラジカセ型がいいかもしれません。ただ、用途がラジオ録音に特化されているわけではないので、ここまで紹介した機種に比べて使い勝手は悪いと思います。

■ZS-RS81BT

SONY製/2017年5月発売
Amazonでの価格:13,480円(更新時点)



 CDだけでなく、USBやSDカード内の音楽ファイルが再生可能。また、Bluetoothを介してスマホやタブレッドなどの音楽も再生できるスピーカーとしても活用できます。

 ラジオは最新機種らしくワイドFMに対応。最大10件の予約録音ができ、SDカードやUSBメモリに録音できます。録音フォーマットは1つですね。


※メーカーHP
http://www.sony.jp/radio/products/ZS-RS81BT/

■ZS-RS80BT

SONY製/2015年11月発売
Amazonでの価格:13,516円(更新時点)

SONY CDラジオ Bluetooth対応 ZS-RS80BT

上記したRS80BTの一代前の機種。と言っても使用はほぼまったく同じです。

※メーカーHP
http://www.sony.jp/radio/products/ZS-RS80BT/

■CFD-RS501
SONY製/2015年7月発売
Amazonでの価格:16,488円(更新時点)


 名称は「CDラジオカセット メモリーレコーダー」。この機種の特徴は、ラジオを録音したり、CDを聴くだけでなく、今時珍しくカセットも再生できます。過去にカセットテープに録音したラジオ音声をSDカードやメモリースティック経由でMP3化することが可能。ラジオチューナーはワイドFM対応で、予約録音は10件できます。過去に録音したカセットをデジタル化したい場合はもってこいの機種かもしれませんね。

※メーカーHP

http://www.sony.jp/radio/products/CFD-RS501/

■TY-CWX90

東芝製/2017年4月発売

Amazonでの価格:12,990円(更新時点)




名称は「SD/USB/CDラジオ」。ワイドFM対応で、USBやSDを経由してラジオを録音できることができます。Bluetoothスピーカーとしても使用可能。録音フォーマットは1つですが、ラジオのタイマー予約が10件できるので、便利ではないでしょうか。

※メーカーHP
http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_cwx90/

■TY-CWX81

東芝製/2015年4月発売

Amazonでの価格:12,900円(更新時点)





 上記したCWX90の一代前の機種。SDカードとUSBメモリの双方向録音、漢字対応の液晶などがこちらにはないです。

※メーカーHP
http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_cwx81/index_j.htm

■TY-CR110
東芝製/2015年5月15日発売
Amazonでの価格:23,712円(更新時点)


 名称は「SD/USB/CDラジオ」。CDやラジオの音声をSDカードやUSBメモリーに録音するのが用途です。最新機種のため、ワイドFMにも対応。予約録音は10件までできます。録音フォーマットは1つのみ。特徴としてはBluetooth搭載なので、iPod&iPhoneのスピーカー代わりに使用できます。USBからスマートフォンの充電もできるとか。上記したSONYのZS-RS80BTに近い機種ですね。

※メーカーHP

http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_cr110/index_j.htm


■TY-CRX71
東芝製/2015年3月4日発売
Amazonでの価格:8,985円(更新時点)


 こちらは上記したCR110の廉価版。ワイドFMに対応していますが、Bluetoothはついておらず、タイマー録音もありません。その分、かなりお手軽な値段です。


※メーカーHP
http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_crx71/index_j.htm

■TY-CDX9

東芝製/2016年11月23日発売

Amazonでの価格:11,800円(更新時点)



 USBメモリやSDカードにラジオを録音することができます。カセットデッキも付いているので、過去のラジオが録音されたカセットテープをデジタル化することも可能。ワイドFMにも対応しています。

※メーカーHP 


■TY-CDX7
東芝製/2015年6月発売
Amazonでの販売価格:9,290円(更新時点)


 こちらもカセット付き。SDカードなどに録音でき、ワイドFMに対応していますが、予約録音などはできません。


※メーカーHP
http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_cdx7/index_j.htm

■TY-AH1000

東芝製/2016年3月発売

Amazonでの価格:25,800円(更新時点)

 

 USBメモリやSDカードにラジオを録音することができます。ワイドFM対応。ハイレゾ対応機なので、ラジオ以外の音声にこだわりのある方にはいいのではないかと。ラジオのタイマー録音も2件だけできます。


※メーカーHP
http://tlet.co.jp/pro_radicase/ty_ah1000/index_j.htm

■Superior LP

ION Audio製/2016年3月8日発売

Amazonでの価格:19,800円(更新時点)




 かなり変わった機種なのでご紹介。レコード、カセットテープ、CDなどが全て再生できるのですが、ワイドFM対応で、USB経由で録音もできます。同様の機種が他社からもいくつか出ているので、興味のある方はご確認ください。


※メーカーHP
http://ionaudio.jp/superior-lp/

 その他、KENWOODからは「パーソナルオーディオシステム」の名称で、CD付きでSDカードやUSBで録音できる機器が販売されています。ラジオ特化型ではないんですが、こちらもワイドFM対応機や予約を複数できる機械などがあるようです。


 以上、いろいろと紹介してきましたが、どうでしたでしょうか?基本的には据え置き型がオススメで、現在の品揃えなら、ワイドFMに対応しているICZ-R250TV一択ではなかなと。あとはCDラジオでタイマー録音が10件できるものか。

※録音機能に限定せず、どのラジオがワイドFMに対応しているのか知りたい方は、ニッポン放送の特設HPが便利です。
http://www.1242.com/info/jolf_fm/top.php

 ラジオの音声が常に録音される状況にしておけば、寝落ちしても後悔せずに済みます。ヘビーリスナー的に言えば、持っているラジオの音声量=老後の資産でもありますから、今のうちから安定した資産運用を始めましょう!