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リスナーインタビュー企画【17】Qさん(20代後半/福祉関連)の場合

「リスナーさんがいろんなネタを持ち込んで、
『こんなのもあるよ』『これもいいね』と
みんなで番組を作っている感じが楽しいなって思うんです」

女性
広島県在住
リスナー歴12年

■ラジオを聴き始めたキッカケは?
月刊ニュータイプのラジオ番組一覧表を見て

 高校生の時に、いとこがやっていたゲームの影響でガンダムのアニメを見るようになったんです。『SEED』や『SEED DESTINY』を好きになって。それで、月刊ニュータイプを買い始めたんですよ。誌面を読んでいたら、ラジオ番組一覧表があって、アニメ番組のラジオをやっていることを知り、凄い気になったんです。

 「文化放送ってどうやって聴くの?」みたいになってたんですけど、MDコンポを持っていたので、「アンテナがあるじゃん!? ラジオが聴けるのかも?」と思って。それで付けてみたら、なんと聴こえたんです。広島に住んでいるんで、かなり雑音混じりでしたし、電波がいい時と悪い時があって、雨の日は全然聴けなかったんですけど(笑)。それが聴き始めですね。文化放送とラジオ大阪をよく聴いてました。その後にインターネットの番組一覧表も見つけて、そこからは片っ端から聴いてましたね。高校の頃はずっとそうでした。

 今でも覚えているんですけど、初めて『水樹奈々 スマイルギャング』(文化放送)を聴いた時が、『ETERNAL BLAZE』という曲が初解禁になった回だったんですよ。当時、水樹さんの名前だけしか知らなかったんですけど、曲を初めて聴いて、メッチャいい曲だなって。それで初めてCDを買ったんです。田村ゆかりさんの『いたずら黒うさぎ』(文化放送)もよく聴いてました。

 高3の時に2回だけ投稿したことがあったんですよ。『森久保・朴のポケ声ナイト!』(文化放送)にエピソードを送るコーナーがあったんですけど、「確か番組の最後に宛先を言ってたなあ。よし送ってみよう」と思い立ってハガキで投稿したら、それが読まれて。たぶん初投稿・初採用だったと思います。その時の放送はMDに録画したはずなんですけど、今はどこにあるのやら・・・・・・。

 県外の大学に進学したんですが、今のようにスマホのアプリで超!A&G+は聴けなかったですし、コンポも実家に置いていったので、1回ラジオから離れたんです。でも、あるキッカケでまたラジオを聴くようになって。それがカラオケなんです(笑)。

 大学3年ぐらいの時にカラオケに行ったら、友人が宮野真守さんの曲を歌ったんです。「宮野真守・・・・・・? 知ってる! ニビョウマンの人じゃん!」って(笑)。森久保さんのあとに、朴さんと『ポケ声ファイト!』を担当されていて、それを聴いてたんですよね。「こんなにいい曲を歌ってたんだ!」と曲から入っていって、宮野さんのCDをいっぱい聴いてたら、公式サイトで『SMILY☆SPIKYの「なまはこっうぇ!」』(BBstation)を見つけたんです。

 生放送の『なまこ』(『なまはこっうぇ!』の略称)を見始めて、「宮野さんと高木(俊)さんの隣にいる人は誰だろう?」と気になって。それが伊福部崇さんで、実はニビョウマンの人なんだと繋がったんです。伊福部さんがプロデュースしたSMILY☆SPIKYの『それかおじゃん。』というコントDVDが大好きで、これまでに何度も何度も見ているんですけど、それで「構成作家さんなんだ」ということに気づき、今度は伊福部さんが担当されている番組を聴くようになったんです。それでまたラジオに戻ってきた感じですね。「懐かしい! この番組も聴いてたなあ」ってドンドン聴くようになりました。

 そして、『なまこ』で生メールを送る楽しさを覚えて。ずっとしゅんりー(高木)さんをいじってたんですよ(笑)。それが2014年ぐらいかな? そこからずっと投稿もしています。

 芸人さんのラジオを聴くようになったのは最近ですね。『ラジオの時間』さんのおかげです(笑)。『声優ラジオの時間』のほかに『お笑いラジオの時間』という本があるということを知って。同時期に知り合いからも「JUNKが面白いよ」って言われたので、それからちょっとずつ聴きだしたんです。今は25時台だけじゃなく、24時台にも手を出すようになりました。

■自分が思うラジオの魅力
声優さんが一個人として喋ってくれるところ

 昨日も『爆笑問題 カーボーイ』(TBSラジオ)を聴いてて思ったんですけど、パーソナリティさんの“テレビとは違う顔”っていうのを何となく感じてて。本当にパーソナルな部分をリスナーだけが知っている感覚がいいなって思います。あと“秘密基地”な雰囲気がいいなって。特にお笑い系のラジオだと、リスナーさんたちがみんなで集まって、「これも楽しいね。あれも楽しいね」ってネタを持ち寄っている感じが好きなんです。

 声優さんの番組の場合、パーソナリティさんを“一個人”としていいなと思える部分ですね。最近は全然アニメを見てないんです。なので、アニラジは聴けてないんですけど、それでも番組から感じられるパーソナリティの人間性が面白いなって。

 私がよく聴いている『ユニゾン!』(文化放送)は『ボーイフレンド(仮)』が提供ですけど、ゲームの話をガッツリするわけではないですし、田村ゆかりさんも仕事の話題はほとんどないですし、内山昂輝さんも映画の話が多いですし。本当に一個人として喋ってくれているじゃないですか。私はあんまり“声優さん”として捉えてないのかもしれないですね。

 声優さん同士の話も出てきますから、自分が知っている声優さんの話が別の番組に出てくるのも聴きたくなる点かもしれません。それはTBSラジオの24時台三兄弟(アルコ&ピース、うしろシティ、ハライチ)にも似たところがあって、面白いなと思います。

■一番好きな(好きだった)番組
『爆笑問題 カーボーイ』

 一番好きなのは『爆笑問題 カーボーイ』です。オンタイムでは2時からしか聴けてないんですけど、最近はお休みの日に最初からもう1回聴き直しているんです。2時台のコーナーはさっき言ったように、リスナーさんがいろんなネタを持ち込んで、「こんなのもあるよ」「これもいいね」ってみんなで作っている感が凄く楽しいなって思ってます。すっかりお笑いラジオ好きになっているんですけど、特にリスナーさんの投稿ネタが好きなんです。

 太田(光)さんのハガキ読みも素晴らしいんですよ。「ショートショートショート」や「怒りんぼ田中裕二」のコーナーも、あの読み方で引き寄せられるというか。普段、私はあんまりテレビを見ないので、世相に切り込む太田さんもいいなって思います。最近の話題を普通にしてくれるんですよね。

■ラジオで人生が変わった(心が震えた)瞬間
パーソナリティがラジオネームを覚えてくれていた時

 私のラジオネームをパーソナリティさんに覚えてもらえるという経験をした時のことが印象に残っていて。今までで2人、私のラジオネームを覚えてくれてたんです。

 サイン会やお渡し会に参加した時、「私のことを知らなかったら恥ずかしいなあ。でも、言ってみたい気持ちもあるしなあ。こんな機会はないしなあ」っていう誘惑に勝てず、思い切って言ってみたら・・・・・・。お世辞かもしれないですけど、向こうからメールを送った時のことを振ってくれて、凄く嬉しくなりました。自分を覚えてもらうために送っているわけではないんですけど、結果としてそういう言葉をいただくと、ますます送ってよかったなって思います。

■今後のラジオ界に向けて一言
「昔からあまり変わらないラジオ」を残してほしい

 私は「昔からあまり変わらないラジオ」が素敵だなと思っているんです。“陰に隠れている感”じゃないですけど、そういうところに救われる部分もあるので、ラジオを作っている皆さんに、そこは残してほしいなって思っています。

 リスナーという部分で言うと、『ユニゾン!』の動画配信が無くなった時の反応に驚いていて。最初はラジオだけだったところに動画配信が加わって、またラジオのみに戻るだけなのに、「動画が無くなったら聴かない」という反応もあって・・・・・・。もちろんいろんな事情があってのことだと思うんですけど、それが私にとって凄くカルチャーショックだったんです。「エッ!? 昔、アンテナを伸ばして、必死に聴いてたじゃん!」って(笑)。

 声優さんは声のお仕事をする方なのに、動いている姿が見たいと思っているファンがこんなにいたんだなって驚きました。時代にあったものをやっていかなきゃいけないんだろうなって改めて感じましたね。でも、私は「昔からあまり変わらないラジオ」が好きです。「私はアルピーの平子さんと酒井さん、どっちがどの顔かわからないけど聴いてるよ」って思いました(笑)。
(取材/構成:村上謙三久)

※過去のリスナーインタビュー※
【1】Aさん(20代後半/会社員)の場合
「なにがあっても『メガネびいき』は聴いていくし、僕の人生の一部になっていくんだろうなと思います」
【2】Bさん(20代前半/大学生)の場合
「冗談抜きでラジオと出会ってなければ、今頃、何をしていたんだろうって思うんですよ」
【3】Cさん(20代前半/大学生)の場合
「いろいろと技術が発達している中で、ラジオの発想が逆に古くさくてよかったんです」
【4】Dさん(20代後半/会社員)の場合
「僕が何となくつぶやいたことを、学校のヤツらは『何を言ってんだ?』って言うけども、パーソナリティは『面白い』と言ってくれたんです」
【5】Eさん(30代前半/大学院生)の場合
「ラジオを聴いたら、『もうちょっと生きてもいいかな?』って死にたいと考えている人でも思う気がするんです」
【6】Fさん(20代前半/大学生)の場合
「何にもなかった日でもラジオを聴いて笑うと、『ああ、今日もいい一日だったなあ』って思うんですよ」
【7】Gさん(30代前半/事務職)の場合
「山里さんが本音に近い話をしてくれて、弱っていた僕はシンパシーを感じたんです」
【8】Hさん(20代前半/会社員)の場合
「ラジオから秋元康さんの物語は始まっているんですよね。それを知った時、『俺もああいう風になれるんじゃないか?』って。これ、文字にされたら恥ずかしいなあ・・・・・・(笑)」
【9】Iさん(30代後半/会社員)の場合
「就職して仕事が忙しくなると、一旦ラジオから離れてしまったんですよね。また本格的に聴くようになったキッカケは中村繪里子さんなんです。不思議なもので、10代の頃は声優さんのラジオって嫌いだったんですよ」
【10】Jさん(30代前半/会社員)の場合
「投稿が読まれる喜びって凄いんですよ。たとえ何回も読まれていたとしても、そのドキドキは変わらないのかなと。決して当たり前にはならないですね」
【11】Kさん(20代後半/フリーター)の場合
【12】Lさん(20代後半/会社員)の場合
「山里さんに会うことができて、ラジオネームを名乗ったら、『おお、やっと会えたな』ってお約束の一言をもらったんです
【13】Mさん(20代前半/大学生)の場合
「AKB48もアルコ&ピースも山下健二郎さんもテレビだけを見ている時は大嫌いでした。でも、それって偏見で、ラジオを聴いたらみんな好きになりました」
14】Nさん(30代前半/会社員)の場合
「世界で一番好きな人がラジオで自分に『頑張ってきてください』と言ってくれて・・・・・・。ここで人生が変わってるんですよね、僕の中で」
【15】Oさん(20代前半/大学院生)の場合