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リスナーインタビュー企画【36】Jさん(20代後半/会社員)の場合

「周りのハガキ職人さんたちはみんな
『ラジオの作家になりたい』って言うんですけど、
僕はまったく思ったことがないんです。
絶対にいいアイディアは思いつかないだろうし(笑)。
ただラジオをずっと聴いてたいって思います」

男性
千葉県在住
リスナー歴8年

■ラジオを聴き始めたキッカケは?
AKB48ファンとしてANNを聴き始めた

 もともとAKB48が好きだったんです。家にラジオがあったので、高校生の頃、金曜日に放送していた『AKB48のオールナイトニッポン』(現在は水曜日放送)を聴くようになって。最初はメンバーの名前もよくわかっていなかったので、声を聴いて「これは誰なんだろう?」と想像するのが面白かったですね。

 最初の頃はそれ以外聴いてなかったんですけど、『AKB48のANN』が終わった後の時間に、深夜3時から素人の大学生(本村康祐・西岡隼基)が『ANN0』がやるようになったじゃないですか。それをウトウトしながらたまたま聴いてみたら、「面白いなあ」と感じて、それからいろいろと他の番組を聴き始めました。『ナインティナインのANN』や『Hi-HiのANN0』、TBSラジオの『(山里亮太の)不毛な議論』などです。でも、毎週聴くというわけではなくて、起きていたらという感じです。録音機器も持ってなかったので。

『アルコ&ピースのANN』でラジオ好きになる

 いつの間にか、AKB好きからラジオ好きに変わっていたんですが、大きかったのは『アルコ&ピースのANN』の存在ですね。最初はアルピーさんのファンだったわけじゃなく、ネタ番組で見ても「変なネタをやってるなあ」という感じだったんです。『THE MANZAI』で最終決戦に残った年があったじゃないですか。あの忍者のネタもどうかなと思ったぐらいで(苦笑)。でも、その人たちがラジオをやると知り、Twitterで繋がっているリスナーさんもみんな聴くと言っていたので、試しに初回(2013年4月4日)を聴いてみたんです。そうしたら、平子(祐希)さんが無茶苦茶なことをやってて。スタッフ全員を集めて、何かを唱えていて、「なんだこのラジオは?」と。それからハマりましたね。芸人さんのラジオをがっつり聴くようになったのは初めてでした。

※注 『オールナイトニッポン0』では深夜4時で一部の局は放送終了となる。それを防ごうと、平子は酒井やスタッフと手を繋ぎ、祈りを捧げたものの、願いは届かずに終わった。

 投稿もたまにするようになりました。最初に投稿したのは『久保ミツロウ・能町みね子のANN0』の最終回。「この1年で何が変わった?」というメールテーマだったので、「付き合っていた子にフラれちゃいました」と話を送ったら、いきなり読まれたんです。凄いビックリしました。寝ながら聴いていたんですけど、飛び起きて正座して(笑)。夜中に汗だくになってました。「あっ、届いているんだ。読まれるんだ」と。それで、思いついたら時々投稿するようになりましたね。

会社の有休を取って最終回出待ちに参加

 今はTBSラジオの24時台三兄弟、『JUNK』だと『不毛な議論』、『ANN』だとオードリー、Creepy Nuts、三四郎、他にも欅坂46の『こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)も聴いてます。AKBから坂のほうにハマっちゃって・・・・・・(苦笑)。

 学生時代、周りにラジオ友達はいませんでした。僕は教室の隅っこにいるような存在でしたけど、それでも「俺は面白いコンテンツを知ってるぞ」という優越感がありましたね。ちょうど『モンスターハンター』が流行っている時期で、僕は持ってなかったんですけど、それで遊んでいる人たちを横目で見ながら、ラジオのことを考えつつ、ラジオのことを考えている毎日でした。まあ、「『モンハン』ほしいなあ」と思ってましたけど(笑)。

 今はTwitterでハガキ職人の人たちや出待ちで会った人たちと繋がっています。もちろん『アルコ&ピースのANN』の最終回も、1部から0に降格する時も出待ちしました。初めて出待ちしたのもアルピーさんの時なんです。秋から冬に変わるころで、知り合いのリスナーさんと一緒に行ったんですけど、深夜の有楽町は真っ暗で緊張しました。もう社会人だったんですけど、有休を取って行きましたよ(笑)。

 最終回の時はリスナーさんが席を取っていてくれたので、ジョナサンに入れて。店内には名だたる職人さんたちがいましたね。そこで最終回を聴きながら、ずっと「終わらないでくれ」と思ってました。ニッポン放送の裏口では、後ろのほうでアルピーさんたちが出てくるのを見てましたよ。


■自分が思うラジオの魅力
いろんな情報を知れること

 いろんな情報を知れるところだと思います。一番印象的な情報は「久保ミツロウさんが女性だったんだ」ということで(笑)。あと、miwaさんが『ANN』の最終回で泣きながら歌っていてビックリしたんですけど、それからいろいろ調べて、今やファンクラブに入って、ライブに行くようになりました。もう大ファンです(笑)。それも、ラジオでmiwaさんの存在や歌を知れたからなんですよね。学生の頃は全然テレビも見てなかったので、余計にラジオから知ることが多いんです。


■一番好きな(好きだった)番組
アルコ&ピースのラジオ全般、ラブレターズ、久保&能町、バカリズムのANN

 アルコ&ピースのラジオ全般、ラブレターズの『ANN0』、あと久保さんと能町さんやバカリズムさんの『ANN』も好きです。

 ラブレターズはお二人が本当に楽しそうだったんですよね。「カリスマラジオ」として立ち上げて・・・・・・でっち上げてじゃないですよ(笑)。初回に塚本(直毅)さんが好きな人に告白したじゃないですか。「ラジオでなにをやってるんだ」と思いましたけど、それで好きになりました。出待ちした時に「いつも楽しいラジオをありがとうございます」とお伝えしたら、変なファンみたいに思われたらしくて(笑)。でも、その後の放送で、僕のラジオネームが間違って紹介された時に訂正してくれたことがあって、それが嬉しかったです。

 バカリズムさんのことはもともと好きで、単独ライブにも毎年行っているんです。ネタメールが1回だけ採用されたのは嬉しかったですね。投稿にもダメ出しをしてくれるのもよかったし、フリートークも面白かったですね。


■ラジオで人生が変わった(心が震えた)瞬間
『アルコ&ピースのANN』が青春だった

 やっぱりアルコ&ピースのことが思い浮かびますね。『ANN』の初回や1部に昇格する時、初めてメールが読まれた時も全て印象に残ってます。『ANN0』時代は毎週22時に寝て、深夜2時50分に目覚ましをかけて起きて、5時まで聴いたらまた寝て、それから会社に行ってましたから。本当にその2時間のために生活しているみたいでした。絶対に聴き逃したくないから、目覚まし時計とスマホのタイマー、両方をセットしていて。あの番組が「青春」だったと思います。僕の中では構成作家の福田(卓也)さん最強説があるんですよ。福田さんが笑うと釣られて笑っちゃうんですよね。

 心が震えたとはちょっと違うんですけど、会社にCreepy Nutsが好きな人がいたんです。で、ラジオを勧めてみたら、次の週に「聴きましたよ!」と報告してくれて。それから毎週聴くようになってくれたんです。自分が言ったことでラジオを聴いてくれて、その後も時間を割いてくれているのは凄く嬉しかったですね。でも、その時、僕がたまたま聴いてない回だったので、ちゃんと聴いておけばよかったなと後悔しました(苦笑)。


■今後のラジオ界に向けて一言
みんなにラジオを聴いてほしい

 TBSラジオが「聴けば見えてくる」という言葉を使っていますけど、本当にみんなにラジオを聴いてほしいなって思います。聴かなかったら、こんな風にインタビューに参加することもなかったでしょうし、いろんな情報に触れられなかったと思うんですよね。アルピーさんキッカケで、映画の『クールランニング』を知り、わざわざTSUTAYAで店員さんに聞いてDVDを借りてきましたから。とりあえず聴いてほしいなって思います。

 周りのハガキ職人さんたちはみんな「ラジオの作家になりたい」って言うんですけど、僕はまったく思ったことがないんです。絶対にいいアイディアは思いつかないだろうし(笑)。ただラジオをずっと聴いていようかなって。ずっと聴いてたいって思います。30代になっても、40代になっても、ずっと聴いていると思いますよ。

(取材/構成:村上謙三久)

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