『ラジオの時間』ですよ

『声優ラジオの時間』&『お笑いラジオの時間』の編集人が綴るラジオな日々。

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Twitterのフォロワー2万人突破を記念しまして、この10年で年間100~250店舗ずつ食べてきた自称“中級マニア”の村上がオススメ都内カレー店を厳選して6店紹介します。

(3年前のオススメ店はこちら。潰れてしまったお店もありますが……)

「なぜラジオのアカウントなのにカレーを?」と疑問に感じている方もいるでしょうから、改めてご説明しましょう。『ラジオの時間編集部』のアカウントはそもそも本の宣伝のために立ち上がったものなんです。とはいえ、年に1~3冊程度のスパンでしか出版物を作っておらず、つぶやくことがないのが悩みどころでした。今でこそラジオのニュースなんかをたくさんツイートしていますが、初期はそれもしておらず、苦肉の策として、中の人である村上がカレーにハマったのを受けて、カレーの食べ歩きをつぶやくようになったんです。初期は「40日連続カレー」なんて意味不明なことまでしていました。このブログで公開しているリスナーインタビューもカレー屋で取材したことが何度もあるんですよ。

カレーに興味がない、それどころか嫌いな方もいらっしゃるでしょうし、「カレーのつぶやきがなければフォローしたのになあ」なんて意見もあるのは理解しています(カレーがなければ、2万人突破はもっと早かった気も……)。それがわかりつつも、一部のカレー好きの方の高評価と、「中の人の趣味がちょっと垣間見えるほうが親しみやすくなるのでは?」という勝手な理屈で、今後もカレーつぶやきは続けていこうと思います。今は食べたカレーを全て紹介しているわけでなく、実はかなり厳選しています。つまりつぶやいているのは、本当に美味しい店のみなんですよ。

前口上が長くなりましたが、それではお店紹介開始!


■スパイスバザール アチャカナ(新宿)
女性連れでも利用できるインド料理の新店!

https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13233798/

「今、打ち上げをやるとしたらここだろうなあ」というのがこのお店。実際に飲み会を過去に何度かやっていまして、もはやこの店で打ち上げをするために本を作っている、みたいな状況です。一番近い駅は大江戸線の新宿西口駅ですが、西武新宿駅や新宿駅からも近いです。2019年4月オープンですが、早くも人気店になっております。

カレー屋というよりも、お酒も飲めるインド料理屋というイメージ。シェフは日本人で、「本格的なインド料理を日本人向けにアレンジしている」という方向性なので、マニアもカレー初心者も楽しめます。お店はこぢんまりとしていて(定員15人)、雰囲気もよく、「異性と一緒にカレー」なんて考えられない方もいると思いますが、胸を張ってオススメできます(エレベーターが古いんですが、ある意味、それもアミューズメント要素)。

カレーは6種類程度あってどれもオススメ。ライスやナンは別に注文するスタイルなので、複数人で言って、シェアする形が一番楽しめるかと。お酒はラムチャイなんてメニューもあります。

ゴルゴンゾーラクルチャの魔力!

とにかく頼んでほしいのが「チーズクルチャ」。いろいろ違いはあるのですが、ザックリ言うと、丸形の小型ナンにチーズがタップリと入ったもの、と考えてもらえれば想像しやすいでしょう。ニンニクも効いていて、とにかく美味しく、お酒にも合います。

さらに、このお店は「ゴルゴンゾーラチーズクルチャ」があるんですよ。あのクセのあるゴルゴンゾーラチーズがクルチャに入っていて、ハチミツをかけて食べるという……。チーズ好きにはたまりませんね。

ランチタイムは日替わりのカレーを1種盛り、2種盛り、3種盛りで楽しめまして、ナンorライスを選べるのですが、追加料金でチーズクルチャも選べます。すでに人気店なので、夜は予約必須かと。

関連店のカッチャルバッチャル、ダバインディアもオススメ

ちなみに店主が以前務めていた新大塚・カッチャルバッチャル(方向性はアチャカナに近い)も超人気店でオススメですし、その源流にあたる東京・ダバ インディア(こちらはインド仕様)も無茶苦茶美味しいです。どちらでもチーズクルチャが食べられますよ。


<耳寄り情報>
西武新宿付近が熱い!

カレーと言えば神保町や下北沢を想像される方が多いんじゃないかと思いますが、個人的には新宿西口~西武新宿~大久保界隈のほうが熱い地域だと感じています。有吉弘行さんやアルコ&ピース・酒井さんが話題にしていたギャルカレーことSPICY CURRY魯珈は大久保寄りにあり、そこから徒歩圏内に人気店のFISHや中華系カレーが食べられるハナヤ、そしてアチャカナもあります。新宿駅方面まで足を伸ばせば、老舗の中村屋だってある。さらにさらに、大久保界隈はネパール人街になっていて、ネパール料理屋がたくさんありますから、本当に選択肢が無数にあるんですよ。この付近を重点的に攻めてもいいと思います。


■エリックサウスマサラダイナー(渋谷)
雰囲気は高級店! でも、お一人様でも可!

https://enso.ne.jp/erick-masala/

知り合いを連れていったら、「ここって本当にカレー屋?」と驚かれたぐらいの洒落た雰囲気です。だって、季節毎に変わるコースメニューがあるんですよ。2018年4月オープン。渋谷から原宿方面に少し歩いたところにあります。

ここまでの説明だと入店するハードルが高くなってしまうかもしれませんが、心配はご無用。テーブル席は予約必須ですが、お一人様でも対応できるように、カウンター席もあります。カウンター席用のお一人様限定メニューもあるんですよ。

このお店は僕のカレー歴において、もっとも1人で散財したことのあるところです。なんと1人で6000円使いました。しかも、お酒なしで。まあ、骨付きラム肉のステーキを思い切って頼んだからなんですが、それだけ使ったのも美味しい証拠。何を食べても美味しいです。

ビリヤニがオススメ! お一人様ならミールスを

個人的にオススメなのがビリヤニです。簡単に説明すると、ビリヤニ=インド風炊き込みご飯。店によってはチャーハン的なところもありますが、こちらは注文してから作り始めるので(ランチの場合はプレートとして提供するみたい)、少々お時間がかかりますが、それだけ満足できますよ。


お一人様なら南インド料理の定食であるミールスがオススメ。というか、どのカレー屋でも、メニューにミールスがあったら、まずはそこから攻めるのがよいと思います。いろいろと料理に名称がありますが、要は複数のカレーが付いたライスセットと考えてよいでしょう。このお店のミールスも美味しいです。

東京、永田町、高円寺、名古屋には系列店が!

このお店、東京駅八重洲口、永田町(ガーデンテラス)、高円寺、名古屋(KITTE名古屋店)に系列店があります。当然(?)、僕は完全制覇しているのですが、どこも二重丸で美味しい! 八重洲口のお店なんて、出張帰りに毎回のように行ってますよ。


■カレーライス専門店 ブラザー(高田馬場)
駅前にあるカレースタンド いつもラジオが流れてます

https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13212319/

上記2店とは違い、皆さんがイメージするカレー店に近いのではないかと思います。客席は6席だけで、メニューも数種類のみ。長居するのではなく、サッと食べてサッと出るようなお店です。並んでいる時間帯もありますが、そんなに長時間待つことはないと思います。

高田馬場駅の早稲田口を出て、目の前の信号を渡り、ゴーゴーカレーは無視して、左側の脇道を曲がると入り口があります。以前は下落合にありましたが、数年前に移転してきました。お店に行くと、いつもラジオが流れているのもラジオ好きとしては好印象。文化放送orニッポン放送だと思います。

珍しい鯖キーマカレー! 他のメニューもうまし!

個人的にこのお店にハマったきっかけは、鯖キーマカレーからです。挽き肉のキーマに比べて、もっとトロリとしていて、オイリーな感じを想像してもらえればいいんじゃないでしょうか。僕はサバ好きなので、定期的に食べたくなります。エビのトッピングも合うんですよ。

それ以外のチキンカレー、エビカレー、野菜カレーはどれも美味しい。最近はチキン&野菜カレーにハマっています。野菜カレーはゴボウ、ピーマン、ブロッコリー、ヤングコーン、ナス、レンコンなど魅力的な面子が揃い踏み。チキン&野菜などの選択肢もあります。上記した2店がインド料理なら、こちらはもっとシンプル。もちろん一般的なカレーとは違いますが、取っつきやすいと思います。


<耳より情報>
高田馬場付近は意外と激戦区

高田馬場付近に行くと、いつもカレー屋選びに悩むんですよね。少し歩いて西早稲田方面に行くと、神保町に本店があるエチオピアの支店、スリランカ料理のアプサラ、定食スタイルの四次元食堂、復活したメーヤウがあります。さらに、高田馬場付近はミャンマー料理屋がたくさんありますから、ミャンマー系カレーも選択肢に入る。他にもいくつか気になる店があり、意外な激戦区なんです。


■カレーノトリコ(神田)
文字通りに“カレーのトリコ”になる人気店!

https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13224725/

ブラザーに続いて、こちらもカウンターのみのシンプルな作り。座席数も10席程度です。岩本町にあった時代から何度か行ったことがあったんですが、最近は月1~2回ペースになりました。まさにトリコになっているようです。

昨今流行りの“スパイスカレー”の範疇だと思いますが、スパイスを巧みに使い独自進化を遂げているお店です。店内にはエンドレスでウルフルズ(orヤバイTシャツ屋さん)の曲が流れているのも特徴的。「気難しいクソ店主」と書かれたTシャツを着た店長さんを見るとビビるかもしれませんが、店内で電話するなど行き過ぎたことをしない限りは何も問題ありません。

基本はあいがけで 通い詰めて辛さを上げよう

メニューはシャバシャバ系の「インド風カレー」と、それにドライカレーが乗った「あいがけカレー」がありますが、あいがけ以外頼んだことはありません。具材はチキン、野菜、エビ、牛すじ(追加料金あり)から選ぶスタイルで、さらに具材の追加もできます。辛さは10段階なのですが、ポイントカードを作ると、それ以上にできます。こう書くと、激辛店みたいですが、10辛でもそこまで辛くないので、常連は20辛、30辛と増していく場合が多いようですね。

トッピングもありますし、定期的に変わる気まぐれソースなどで味に変化が作れるのも嬉しいところ。鯖味噌やサーモンサグなど限定メニューがある時も……。僕としては、このカレーにかかっているカスメリティというスパイスが好きなんですよ。ああ、書いているだけでまた食べたくなってきた!


<耳寄り情報>
神保町でオススメはエチオピア、ボンディ、まんてん

神田は神田でも神田神保町で個人的にオススメなのは……スパイス系ならエチオピア、欧風ならボンディ、日本式のカツカレーならまんてんですね。どこも方向性がまったく違いますが、満足できるお店なんじゃないかと。特に「カレーは好きだけど、スパイスは苦手」という方は、ボンディに行っておけば最上級のカレーが食べられると思いますよ。

他に挙げるなら、辛党向けのべっぴん亭、老舗メーヤウの系譜を次ぐばんび、『孤独のグルメ』に登場した三燈舎あたりですかね。


■ゼロワンカレーA.o.D(三田)
見た目だけじゃなく味もよし! 大阪からやってきた名店

https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13239329/

最近ちょいちょい見かける地方(この店は大阪)から移転してきたお店です。2019年9月に移転してきました。大阪時代から人気店で、出張次いでに行ったことがあったんですが、三田に来てからも定期的に訪問しています。お店の外見はガラス張りになっていて解放的。個人的には大勢で行くよりも、2~3人で訪問するのがちょうどいいんじゃないかと思います。

売りはエリックサウスの欄で説明したミールスですが、このお店は見た目が特徴的。横長のお皿にライスと副菜、豆カレーなどが並んでいて、別皿にカレーという配置なんですが、とても彩り豊か。だからと言って、味も負けてなくて、本当に何を食べても美味しいお店。ラム肉のビンダルーが特に好きです。お酒もあるし、スイーツもあるし、言うことなしですね。女性を連れていっても満足してもらえること確実です。

夜はリニューアルしてビリヤニ中心に!

そして、最新情報を確認したところ、夜のメニューを大幅リニューアルし、ビリヤニ中心に変貌して、コースメニューもできるとか。このお店だったら、ビリヤニもムチャクチャ美味しいはず。定番メニューを変わらず出してくれる店もいいんですが、こうやってメニューが日に日に変わっていくお店も好きですね。


■スパイスカレー青藍(高円寺)
バランス抜群で毎日食べたい味!

https://seiran-curry.tokyo/

高円寺駅北口にある庚申通り商店街の一番奥にあるお店です。カウンター席のみのカレーに集中するスタイル。TBSラジオプレスが置いてあるというだけで、ラジオ好きとしては親近感を持たずにはいられません。

元サラリーマンだという店主の作るカレーはとにかくバランスがいいんです。「定食」というスタイルで、メニューの種類も少なく、初心者でも迷うことなし! ビジュアルもよく、副菜もついて栄養バランスもよく(脂少なめ、小麦粉不使用)、スパイスカレーと言ってもスパイスが強すぎず弱すぎず見事な塩梅で、毎日食べたくなる味なんですね。高円寺に住んでいたら、週2回ぐらい通うであろう名店です。


<耳寄り情報>
今や高円寺は東京最大のカレータウン!

アチャカナの欄でもちょっと触れましたが、カレー好きと言うと「神保町で一番美味しい店は?」と聞かれることが多いんですけど、今、東京で熱いカレー激戦区は高円寺、下北沢、西武新宿付近の三強だと個人的には思います。

高円寺は青藍のほか、西所沢に本店があり、ラムキーマが個人的に大好きなnegombo33、一人飲みにも使えるインド富士子、ビリヤニ特化型のエリックサウスビリヤニセンター、月曜しかやっていない月曜スリランカカレー、さらにさらに、くじら、marusuke、ねぐらなど名店がひしめいているんです。「高円寺に引っ越して、カレー漬けの生活を送りたい。いや、それじゃ仕事が手につかない」という妄想すらしてしまうほど。近隣に住んでいる方はどれだけ自分が恵まれた環境に住んでいるのか今すぐ自覚してください!


■ビートイート(喜多見)
ツキノワグマ、蝦夷鹿、イノシシ…ジビエ店のランチカレー!

https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131814/13196455/

こちらのお店は厳密に言うとカレー店ではなく、今流行りのジビエ料理店になります。ジビエ=狩猟によって捕獲した野生の鳥獣。その肉を使った料理を出すお店で、夜は予約限定なんです。

そんなお店がランチタイムにカレーやビリヤニを出すんですよ。食材がジビエ系で、ツキノワグマ、蝦夷鹿、イノシシを使ったメニューが。そしてこれまた美味しいんです。ランチは週末中心の不定期で、なおかつお店もこぢんまりとしており、タイミングが合わないといけないんですけど、コロナ禍でも列ができるほど人気。珍しい、かつ、美味しいカレーを食べたら、誰かに自慢したくなります。ただ、フラッと行くのは避けて、必ずお店のSNSアカウントをチェックすることをオススメします。

夜には行ったことがないので、どんなメニューか詳細はわかりませんが、カレー系の料理が出ることもあるようです。喜多見駅にはこのお店を知るまで一度も降りたことなかったですし、存在すら知りませんでした。カレーを中心に据えて、降りたことのない駅に行く、行ったことのない街に行く。そんな活動も楽しいです。プロレス取材でたまに地方出張があるんですけど、原稿料度外視で、毎回それが目当てですからね。


6店舗を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? カレーマニアの人が読んだら結構ベタだと思われそうだなあ。他にも好きな店はたくさんあります。あくまで今現在のオススメで、自分の好みも流行りも変わりますから、日々ランキングは変動しています。また数年後にその時の鉄板店を紹介したいですね。

僕にとってカレーは仕事をほぼ絡めていない唯一の趣味で、カレー業界とも可能な限り、関わらないようにしています。あくまで個人的な楽しみ。最後にそういう趣味の大切さを強調して終わりにします。それでは、今日もカレーを食べに行きます!
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3月17日の著書発売に伴い、PR活動を行います。可能限り、取材などを受けたいと思います・・・・・・いや、どうか取材してください(熱望)。オファーするにも、詳細がわかっているほうがしやすいと思いますので、まとめてみました。

内容を確認後、Twitter(@time_of_radio)のDMでオファーしてくれれば対応します。あくまでも普段の取材活動の合間を縫ってという形になることをあらかじめご了承ください。

<話せる内容><ラジオ関連><文字関連><学生・若手ライター関連>にそれぞれ分けて書いています。取材時期は2018年夏頃までを一旦の区切りと考えています。


<取材を受けた際に話せること>
■『深夜のラジオっ子』について(これは必須)
本の宣伝のため、本についての話は必ずさせていただく形としてください。中身や制作秘話、制作にいたる経緯などについて話せます。

■ラジオについて
個人的なリスナー歴やラジオ観、好きだった番組、思い出の回などラジオ全般についてお話できます。

■『声優ラジオの時間』、『お笑いラジオの時間』について
僕が編集人を務める2つの雑誌についてもお話しできます。それに付随して、お笑い系のラジオ番組、声優・アニメ系のラジオ番組についてもお答えできると思います。

■編集者、ライターという仕事について
一応そこそこの経験があるので、編集業やライター業、それに伴うインタビューなどの方法についても話せると思います。

■プロレスについて
実は僕の本業はプロレス記者。15年のキャリアがあります。なので、プロレスに関する話ならいくらでもできます。ちなみにあえて専門を挙げるなら、90年代の全日本プロレスです。

■カレーについて
趣味がカレーの食べ歩きで、年間200軒ぐらいは食べています。あくまでも趣味の範疇ですが、カレーに関することも話せます。

※元ハガキ職人ではないため、大喜利などなどにはまったく対応できません。また、ラジオの本を作っていても、ラジオで喋った経験は少ししかないので、トークはたどたどしいです。ご了承ください。

<実際の取材詳細>
【ラジオ関連】
■想定する媒体
・AM局
・FM局
・コミュニティーFM
・WEBラジオ
・個人で運営するツイキャス、ニコニコ生放送などの音声(動画)配信

■条件
・現場にいる方のどなたかが『深夜のラジオっ子』をお持ちであること。そして中身を読んでいること。

・都内近郊での取材
※交通費が多額になる場合、それのみご負担をお願いすることがあります。
※地方での取材も可能なかぎりお受けしますが、その際は交通費や宿泊費等はご負担お願いします。
※電話での取材にも対応いたします

☆個人で運営する媒体の場合、これまでの継続的な活動実績、著作権侵害の有無などを確認させていただき、お断りする場合がございます。リスクを伴うことなので、あらかじめご了承くださいませ。


【文字媒体関連】
■想定する媒体
・新聞
・雑誌
・WEBニュースサイト

■条件
・現場にいる方のどなたかが『深夜のラジオっ子』をお持ちであること。そして、中身を読んでいること。

・都内近郊での取材
※交通費が多額になる場合、それのみご負担をお願いすることがあります。
※地方での取材も可能なかぎりお受けしますが、その際は交通費や宿泊費等はご負担お願いします。
※直接お会いすることを前提に考えていますが、電話での取材にも対応いたします。

・原稿確認
※事前に質問などをいただけるとありがたいです。

☆媒体に著作権・肖像権の侵害や公序良俗に反する行為がある場合、お断りする場合がございます。


【学生・若手ライター関連】
僕は高校時代に文芸部・放送委員会に所属しており、最終学歴は高卒(厳密には通信制大学中退)で、文筆業の始まりはプロレスの専門サイトの記者でした。記者になった直後も細かく書き方を教えてくれる先輩はおらず、かなり苦労した記憶があります。なので、経験のない学生さんや若手ライターさんにインタビューをする機会を作れたらと考えています。

学生や駆け出しライターだと、なかなかインタビューをする経験はないんじゃないかと思います。したくても、相手にオファーするのは勇気がいることですし、実際に取材することも慣れないと難しい。また、金銭面や条件面が合致しない場合も多くあります。

でも、このブログを読んでいるということは、「ラジオ」に少なからず興味のある方のはず。その時点で僕と共通項がありますし、僕のほうが「インタビューしてほしい」というスタンスなので、取材しやすいんじゃないでしょうか(自分で言うのもなんですが・笑)。有名人でもないですし。

もちろん原稿確認をさせていただきますが、問われれば、原稿を修正した具体的な理由や取材時に気になった部分などもお伝えできます。少しでも皆さんの経験値に繋がれば・・・・・・と思っています。

ライターの方は「取材が無料で確実に出来る」という条件で関わりのあるメディア(雑誌、WEB媒体など)に対して売り込んでいただき、それが決まったら、具体的な話に移る、という形にできればと思います。

ただ、「そういう媒体との繋がりがないが、どうしても取材を経験してみたい」という方がいらっしゃるようでしたら、普段定期的に更新している個人ブログでの公開、という形でもお受けできたらとは考えています。

■想定する媒体
・学生運営のWEBメディア
・中学、高校、大学で制作している新聞
・中学、高校、大学の文芸部が制作している文芸部誌、ほか

■条件
・現場にいる方のどなたかが『深夜のラジオっ子』をお持ちであること。そして、中身を読んでいること。

・都内近郊での取材
※交通費が多額になる場合、それのみご負担をお願いすることがあります。
※地方での取材も可能なかぎりお受けしますが、その際は交通費や宿泊費等はご負担お願いします。
※基本的に直接お会いする形を前提に考えております。

・原稿確認
※事前に質問などをいただけるとありがたいです。

☆媒体に著作権・肖像権の侵害や公序良俗に反する行為がある場合、お断りする場合がございます。

以上、よろしくお願いします!

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※12月18日11:50一部加筆、13:50さらに修正・加筆


 雑誌のグラビアをネットで無断転載することについてつぶやいたところ、本当にたくさんのリツイートをいただきました。本来なら、本誌の紹介などをRTしてもらえたほうが嬉しいんですが・・・・・・(苦笑)。とはいえ、せっかく声優ファンの方にたくさんの賛同をいただいたので、声優誌の編集長として、改めて著作権(厳密に言うと、権利意識)についてザックリと感じていることをまとめてみました。そもそもこのブログは「ラジオに関すること限定」のものなのですが、今回だけは別。ご了承ください。

 まったく気にされていない方も多いでしょうが、本当に根深い問題だと思います。なぜかというと、今回のつぶやきにRTした人の、少なくとも「2~3割」以上は明らかに著作権のことがわかっておらず、明確に侵害しているからです。

※注
この記事アップ後、権利関係に詳しい方に何件かありがたいご指摘をいただいております。権利については考え方が幅広く、ちょっと調べたぐらいでは全体像を掴むことは難しいです。僕自身、自分の仕事に関わる部分の、ほんの一部を数冊の本とネット上の知識で補完しているにすぎません。かなりザックリとした説明になっているので、実際はもっと複雑であることを念頭に置いていただけたらと思います。
 

■そもそも今回は何が起きた?

 今回、憤りを感じて思わずツイートしてしまった事態についてまず説明したいと思います。

 それを発見したのは、『声優ラジオの時間ユニゾン』発売日の深夜のことでした。「とある記事のグラビア全て」がTwitter上にアップされていたのです。驚いたことに、「声優ラジオの時間」という言葉も含めてアップされていたので、早い段階で発見し、即座にそのアカウントに削除するように警告。すぐに先方が気づき、削除してもらいました。たぶんグラビアを転載すること自体が問題だという認識がなかった方だったのだと思います。

 その方が画像BOTにもリプライを飛ばし、紐付けされていましたが、画像BOTもRTしているだけだったので、元のつぶやきが削除された時点で、RTも消えています。

これまで『声優ラジオの時間』が受けた被害

 過去にも、Tumblrである記事のグラビア全てが転載されていたことがありました。これもTwitterでそれをアップしている人がいて発覚。これに関しては、版元として正統な手続きを取って削除依頼を出し、数日後に削除されました。

 『声優ラジオの時間』の表紙画像をTwitterのアイコンにしている人もいました。なりすましと判断される可能性もあるだけに、直接警告し、アイコンを変更してもらいました。

 直接行動を取ったのは上記の3件だけですが、憤りや怒りを感じたことは多々あります。例えば、発売直後に本誌を購入した人に対し、Twitter上で鍵もかけず、「写真どんなのあった? 見せて」とお願い。それを受けて、アッサリとスキャンした画像をアップし、「ありがとう」「どういたしまして」とやりとりをしていたのを見たことがあるのです。この「他人のために善意としてアップした」というシチュエーションがクセモノ。本来の悪質性を覆い隠してしまうんですよね。

 その他、明らかに『声優ラジオの時間』から転載した写真をTwitterのプロフィール画像、ヘッダー画像にしている例は無数にあります。これまで5冊しか出していないムックでそうなのですから、月刊の声優誌、アニメ誌の被害は甚大でしょうね。

公式アカウント運営者として、どのぐらい注意しているのか?

 「偉そうなことを言ってるけど、お前はどのぐらい意識してるんだよ?」とツッコミを入れてくる人がいるかもしれません。そうではなくても、「このぐらいで問題ない」と思い込んでいる場合もあると思うので、例として、僕が普段考えている権利意識についてお話ししたいと思います。

 最初に言っておきたいのは、僕の意識も「不完全」だということ。もっと専門的に権利について学んでいる方からすると、「甘い」「お前も違反している」という声があると思いますし、自分自身も「これで大丈夫なのだろうか?」と不安を感じています。それを前提にして読んでみてください。

 公式アカウントで本誌の表紙画像は毎回アップしていますが、それ以外の記事に関してはまったくと言っていいほど上げたことがありません。なぜならそのたびに、写っているタレントさん側の許可が必要だと認識しているからです。他媒体の公式アカウントで誌面の一部をアップしていることがありますが、その際にはちゃんと許可取りをしているのではないかと考えられます。

 よく雑誌の公式アカウントなどで取材時のオフショットを掲載していることがありますが、それらは勝手に撮影してアップしているわけではなく、対象の許可を取り、画像確認を経てアップされているのが一般的だと思います。

 実際の誌面作りで言うと、90年代の女性声優ブームを検証した『声優Premium』では、当時の専門誌の表紙やCDのジャケットを掲載していますが、全て出版社やレコード会社、並びに声優さんサイドの許可を取っています。取れなかったものは掲載しませんでしたし、場合によっては使用料がかかる場合もあります。

 よく「グレーゾーン」という言葉が使われますが、個人的にグレーゾーンだと考えているのは、「スマホで自分の作った雑誌の表紙を撮影し、それを公式アカウントでアップしていいものなのか?」ということです。

 突きつめて考えると、そのたびに表紙に載っているタレントさんの許可を取らなければならないと思いますし、出版社の法務などに毎回報告しなければならないんじゃないかと思うんです。あくまでも「阿吽の呼吸」や「業界の慣例」という意味で許されているだけなんですね。

 反対にタレントさんが「この本に自分のグラビアが載っています」と表紙をSNSなどでアップする場合も、突きつめていけば、出版社の確認を得る必要があるんじゃないかと。これも問題視されることはまずないですが。

 自分の携わった別の雑誌、いただいた本などの表紙をスマホで撮影してアップする場合もあります。表紙というのは言わば本の顔なので、出版業界的にそれをアップすることを否定する、という状況はまず考えられませんが、これも「暗黙の了解」みたいなもので、本質的に突きつめると、グレーゾーンだと思います。それこそ、一部の芸能事務所ではこれだけで大問題になりますからね。

 あと、取材したイベント、招待されたライブのポスターなども許可を取って掲載している場合もありますが、「業界の慣例」でサラッとやってしまっている時も。明確に繋がりのある相手だからこそやっていることで、この手のことは先方から「ありがとうございます」「アップしてください」と言われる時もあるのですが、この辺の意識は怖いところです。「メディアの人間はよくて、一般の人間はダメなのか?」と言われたら、何も言い返せませんから。ここは改めて意識しなければならないなと思います。

 あとは、よくカレーの画像をアップしていますが、これも事前にいろいろと調べて、「料理自体に著作権はない」という前提を理解した上で掲載しています。

 ちなみに、文章という部分で言えば、ラジオでパーソナリティが語った言葉をそのまま使う場合は、「」付けにするよう心がけています。ネットニュースの本文から引用する際も「」にしています。こうして、引用している部分を明らかにしているわけです。この「引用」というのは著作権の初歩の初歩なので、気になる方は調べてみてください。

 文章面で言えば、取材秘話などをどこまで書いていいのかなんて話もあります。自分の中では明確な基準はありますが、 その線引きを具体的に話せと言われたら表現が難しいんですよね。メディアに関わっていると、いろんな場で権利意識が問われ、自分でも自分に問いかけている感覚があります。

■声優・アニメ関連でよくあるパターンが○か×か。

(1)Twitterで勝手に画像を上げちゃいけないのはわかってます。でも、アイコンやヘッダーならOKですよね?

 ×です。つぶやきであろうと、アイコンであろうと同じです。たぶん3~5割ぐらいの人がアウトなのでは? トリミングしたり、一部修正したりしても「×」です。写真のみならず、イラスト、漫画、広告なども基本的にはダメです。

(2)公式サイトやブログに画像が上がっているんだから、これをスクショしたり、画像保存してアップするのは問題ないはず。

 ×です。これらも全て権利侵害の範疇となります。

(3)画像はNGですけど、動画からスクショするのは問題なし!

 ×です。声優ラジオでよく見かけますが、全て権利の侵害です。公式アカウントが権利関係をクリアしてやるのはOKですが、だからと言って、一般リスナーがやるのは×です。

(4)好きな声優さんがTwitterにアップしている写真がかわいい。よし、これを保存して、自分のアカウントでもアップしよう。

 ×です。もしそれを広めたい場合は公式からのリツイートで対応しましょう。リツイートは権利的に問題ありません。

(5)Amazonで今度買う声優雑誌の表紙がアップされている! この本、売れてほしいんだよなあ。よし、これをスクショしてつぶやこう!

 ×です。Amazonの画像をアップしたい場合は、URLで紐付けしましょう。Amazonに上がっている画像自体は著作権をクリアしています。

■雑誌編集長として考えたシビアな現状

 この手の無断転載でよく言われる言い訳として、「宣伝になるからいいんだ」という話がありますが、これは本末転倒です。宣伝する側は出版社や事務所であり、一般のファンが独自の判断でする「宣伝」は、もはや「宣伝」ではなく「妨害」です。例えば、雑誌側なり、タレントさんなりが「この画像は転載自由なのでドンドン利用してください。宣伝になるので」と明言されていればOKですが、そうではない限りは全てNGです。

 なぜそこまで無断転載を気にするのか。著作権云々もありますが、それ以上に売り上げの低下に繋がるからです。写真を目当てで買う方がいる以上、ネット上で手に入ったら、それで満足する人が少なからずいます。

 シビアな話、そういう読者が1000人ほどいたら、休刊・廃刊を余儀なくされる雑誌が多々あります(もちろん声優誌でもそうです)。極端に言えば、数人の読者が全てのグラビアをネット上に拡散したら、雑誌は立ちゆかなくなってしまうのです(まあ、その前に、それをした人が捕まると思いますが)。

 雑誌が廃刊になれば、自分が応援しているタレントさんが出る媒体が少なくなり、直接的な収入減に繋がります。例えば、声優雑誌が1つなくなれば、宣伝する場が減るわけですから、CDの売り上げにも、アニメの視聴率にも少なからず影響を与えますよね? それがジャンルの衰退にも繋がり、連鎖することで、場合によってはジャンル自体がなくなってしまう可能性すら出てくるんです。今はシビアな時代ですから、「好きで応援する」=「明確な数字になる形を取る」必要があるのかもしれません。

■権利意識は時代に沿って変化している

 雑誌作りの現場にいて感じるのは、権利意識の変化です。年齢の高いライターさんには「ネット上にある画像は勝手に使っていいんでしょ?」なんて感覚の人もいますし、テレビ関係者のブログで、テレビ映像をスマホで撮ってブログに上げているのを見たことがあります。明らかに権利を侵害しているであろう写真をアップしたつぶやきを漫画家さんがRTしたり、明らかに権利を侵害している情報サイトに、タレントさんが「取り上げていただいてありがとうございます」なんて感謝している例に遭遇したこともあります。メディアに関わっている人でもそういうことがあるのが現状です。

 ただ、年々厳しくなってきているんですよね。例えば、数年前まで「お宝画像掲載」なんて言ってテレビや映画からキャプチャーした写真を載せたような雑誌がコンビニに並んでいたと思うんですが、現状は激減しています。そんなこと、真っ当な出版社がやることではないんです。

 やりたい放題だったネットニュース内でも、無断転用・無断転載の意識が高まり、サイト閉鎖や会社倒産に繋がるケースも出てきました。なので、一般ユーザーも改めて自分の権利意識に疑問を持つタイミングが来ているのだと思います。

■最後に~自己防衛のためにも権利意識を持つべし~

 知らない方も多いと思いますが、Twitterでは権利者がすぐに報告できるシステムが出来上がっています。誰が削除を依頼したのか相手に伝わってしまうシステムなので、そこで問題点もあるのですが、やろうと思えば、出版社や事務所が動けば、即座に画像を削除できる状況にあります。

 それこそアカウント凍結となることもありえますし、今のネット社会の流れを考えると、「この人、違法に画像をアップしてたことがあるのか。それなら就職試験に落とそう」なんていうように経歴に傷ができる可能性まであります。まあ、あまりにも多く、いくら削除してもいたちごっこなので、なかなか行動に移すことはないでしょうが、あまりにも悪質だと裁判沙汰になることもあります。

 ここまでは他人の権利を侵害する危険について書いてきましたが、今の時代、逆に一般人でも侵害されることも増えています。Twitterのつぶやきやブログを丸々転載されたり、自分の書いたイラストやSNSで撮影した写真を無断で使用され、大きな問題になることも多々あります。

 たぶんあなたの好きなタレントさんがTwitterを開けた時、自分の写真をアイコンにしている知らないアカウントを見て、嫌な気分になっていることでしょう。嬉しいなんて思うはずがありません。当たり前の話で、逆の立場になって考えてください。自分の写真を勝手にアイコンにしているアカウントがあったら、絶対に怒って抗議するだろうし、凄く怖いじゃないですか。なりすましの可能性も、そう周りに誤解させる可能性もあります。これは仮定の話じゃなく、本当にそうやって転載されることが今の時代は実際にあるわけなんです。

 これだけ権利関係を取り巻く状況が変化している以上、特に10代・20代の人はいわゆる「ネットリテラシー」を学んでいく必要があると思います。それは愛する対象の権利を侵害しないためでもあるし、自己防衛をするためでもあります。今後、社会に出て働いていくためには必須だと思いますね。

 著作権に関して言うと、あくまでも親告罪ですから、権利者が動かない限り、罰せられる可能性は低いです。だからといって、開き直って侵害するのではなく、ちゃんと一線を守って、問題ない形で応援してもらえたらと思います。

 と、ここまでいろいろと書いてきましたが・・・・・・本質的には少しの権利侵害も、大きな侵害も、ダメなことには違いないんですけれど、逆に言うと、今の時代、権利をまったく侵害しないことは現実的に不可能なことではあるんです。メディアだって、タレントだって、それは当てはまります。僕自身、清廉潔白とは言えませんし、周りの明らかに権利を侵害している人を注意しているかと言ったら、スルーしているのが現状です。また、実際の権利元が「表紙やジャケットぐらいだったら問題ない。ガンガンアップしてくれたらいいのに。権利って面倒だな」と思っている場合もあるでしょう。

 厳しく管理するなら、SNSの大半のアカウント、動画サイトにアップされている映像の大部分がアウトなわけで、突きつめて考え始めたらキリが無いんですよね。それこそ街中で写真を撮ることすら躊躇するようになってしまいます。そこまでがんじがらめになる必要はないかもしれませんが、行き過ぎたら、人を傷つけたり、利益を奪ってしまうこともありえるので、心の中にそういう意識を持ち、常にアップデートしていくことが大事なんじゃないでしょうか。

 最後に、ここで書いたことは、あくまで僕個人が何となく理解してきた内容をかいつまんでザックリと紹介しただけで、抜け落ちや事実誤認があると思います。「お前もこの時、権利を侵害してんじゃないか!」という話もあるでしょうし、また業界やジャンルによってもその意識や慣例に差があります。例えば、僕が関わっているプロレスで言えば、「動画はダメだけど、写真撮影はOK。SNSでドンドン上げてください」なんて状況ですからね。

 著作権に肖像権、パブリシティー権、プライバシー権、CDには原盤権なんてものまでありますが、正直、細かい部分まで僕は理解できていません。「不勉強な!」と失笑されるかもしれませんが、こんな僕でも意識が高いぐらいなのが現状でもありまして・・・・・・。カメラマンにもデザイナーにも権利は発生しますし、何を持って引用なのか、画像の引用とは、ネット上の権利侵害の定義とは・・・・・・なんて調べていくと、もはや泥沼。明確な線引きがあるわけではなく、わけがわからなくなります(苦笑)。危機意識がある方は、専門書などを読むのをオススメします。


※ちなみに数年前この本を読んだらとてもわかりやすかったです。この表紙画像もAmazonからのリンクなので、権利的にOKです。
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 togetterにある「ラジオ関連」のまとめから、番組関連や実況関連を除き、さらにつぶやき数が多いものを集めてみました。ご存知のまとめが多いかもしれませんが、読んだことのない方はチェックしてみてください。


<個人的な思い出系>
■ラジオをききはじめたきっかけは?(2011年6月)
http://togetter.com/li/148758
※構成作家のミラッキさんの呼びかけによって集まったつぶやきまとめ。270件近くのつぶやきが集まっています。


■ラジオをききはじめたきっかけは?2015年版(2015年7月)
http://togetter.com/li/851688
※上記したまとめの続編的企画。1000件近くのつぶやきが。


■ラジオを投稿しはじめたきっかけは?(2016年2月)
http://togetter.com/li/851694
※ハガキ職人・メール職人さんたちがつぶやいた投稿をし始めたきっかけ。つぶやき数は150件ほど。


■初めてラジオで読まれたハガキ/メールの思い出 (2015年7月)
http://togetter.com/li/851809
※投稿のキッカケに続いては、初めて読まれた時の思い出話。つぶやき数は270件ほど。


■ハガキ職人あるある(2011年4月)
http://togetter.com/li/127753
※これも職人さん関連。つぶやき数は150件ほど。

<ベスト番組系>
■#とにかく面白かったラジオ のまとめ(2015年7月)
http://togetter.com/li/845161
※『ラジオの時間』アカウントでつぶやいた『すぐに思いつく「あの番組のあの回は無茶苦茶面白かったなあ」という回』についてたくさんのラジオリスナーがつぶやいてくれました。800件近くの意見があつまりました。


■#ベストラジオ2012 のまとめ(2012年12月)
http://togetter.com/li/424580
■#ベストラジオ2013 のまとめ(2013年12月)
http://togetter.com/li/606184
■#ベストラジオ2014 のまとめ(2014年12月)
http://togetter.com/li/758486
※上記したまとめがリスナー歴全体ならば、こちらは年間表彰。RN「古都の侍」さんが中心に毎年集めている面白かった、印象に残った回のまとめです。


■今年のベストラジオ(2010年12月)
http://togetter.com/li/84106
※こちらは2010年に募集されたもの。物凄い昔に感じてしまいますねぇ。つぶやき数は80件ほど。

<その他>
■#ラジオを聴きたくなるコピー まとめ
(2012年8月)
http://togetter.com/li/354557
※呼びかけているのはいろいろと問題があるアカウントですが、内容は面白いです。つぶやき数は1200件ほど。


■#歴史上の人物のラジオ番組タイトル(2012年9月)
http://togetter.com/li/367056
※ラジオが絡んだ大喜利企画。1800件近くのつぶやきが!

■初心者にやさしいメール投稿講座
(2010年10月)
http://togetter.com/li/63945
■「メールがラジオに採用されるコツ」講座(2010年10月)
http://togetter.com/li/63636
■「メール投稿講座~中級編~」(2010年11月)
http://togetter.com/li/65237
※構成作家の田原弘毅さんのつぶやきをまとめたもの。かなり参考になるはず。

■「声優ラジオ」と「お笑いラジオ」の違いについて考える
(2013年8月)
http://togetter.com/li/553864
※『ラジオの時間』アカウントが投げかけた問いに、フォロワーさんが返答してくれて、活発な議論になった時のまとめです。つぶやき数は80件程度。

■過去に放送されていた声優ラジオで面白かった番組、ハマッた番組
(2013年8月)
http://togetter.com/li/556573
※『ラジオの時間』アカウントから生まれたまとめ。この中から企画にしたい番組がまだまだあります。つぶやき数は70件ほど。


■予備知識がなくても楽しめる声優ラジオ
(2013年8月)
http://togetter.com/li/553524
※『ラジオの時間』アカウントで呼びかけたご意見をまとめました。つぶやき数は50件ほど。

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 皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


 昨年は本当に「ラジオを聴いててよかったなあ」と何度も思った1年でした。


 ちょっと振り返ると……厳密に言うと、一昨年になるんですが、2014年の年末に『伊福部崇のラジオのラジオ』のイベントに出演した時からその感覚が始まっています。ラジオ好きばかりが集まったイベントで、打ち合わせ、イベント中、休憩中、イベント後、打ち上げまでずっとラジオのことを話しっぱなしの1日でした。この時の楽しさ・嬉しさはその後もずっと自分の中で活きていると思います。


 3月には『新 お笑いラジオの時間』が発売に。過去2冊で一通り番組を取材した分、この号では企画や切り口をいろいろと試行錯誤して、納得の出来映えになったかなと思っています。


 3月末には『ラブレターズのオールナイトニッポン0』の最終回に合わせて、ニッポン放送で出待ちを体験。思い入れのあった番組が終了することは悲しかったですが、打ち上げにはパーソナリティ、スタッフ、関係者、リスナーが50人以上集結し、朝6時からどんちゃん騒ぎ。各テーブルで熱いラジオ談義に花が咲きましたが、参加していたリスナーさんがみんな『新 お笑いラジオの時間』を持っていて、それにサインを求めている姿を見た時に泣きそうになりました。心の中ではフラワーカンパニーズの『深夜高速』が鳴り響いていましたよ。この時以外にも去年はラジオリスナーさんと話をする機会が何度もあって、とても楽しかったです。


 8月にはアイドル雑誌・BRODYで山里亮太さんと松井咲子さんの対談記事を担当。この他にも僕の作った本、書いた記事を評価していただいて、いくつか仕事をいただくことがありました。振ってくれた編集者さんも総じてみんなラジオ好きで、そういう気持ちは伝染するんだなあと嬉しく思いました。


 春から夏にかけて事前準備を進めて、10月には『声優ラジオの時間ゴールデン』が発売に。『新 お笑いラジオの時間』と同じく、4冊目にして自分なりにやりたいことが表現できた一冊になりました。僕は「ラジオに特化した声優本」ではなく、「声優に特化したラジオ本」が作りたいだなと改めて実感。宮野真守さんの記事が載ったこの本を、実は山里さんにもお送りしたんですが、読んでいただけたみたいでそれも嬉しかったです。


 そして年越しはまたまた『ラジオのラジオ』のイベントで。放送局内で年を越すなんて、ラジオを聴きながら年越しをしていた学生時代の自分を思うとまるで夢のようです。再びラジオ好きの方々の話をたくさん聞けて、本当に刺激になりました。


 正直、仕事上で嫌なこともあったんですが、そういう時もちゃんと理解してくれる人、応援してくれる人がいて、心強かったです。さっき書いたように「ラジオを好きな気持ちがちゃんと伝染しているんだなあ」と思いました。


 そして迎えた2016年。今のところ、4冊ほど企画が進んでいます。


 まずは3月末に『声優PREMIUM』を発売。これは90年代の女性声優ブームを振り返る企画なんですが、当然、ラジオの話も出てくる予定です。僕は編集に専念する予定。そして、春先には『お笑いラジオの時間』第4弾を発売できればと考えています。まだ正式決定には至っていませんが、内容はいろいろと考えていますよ。


 続いて、夏には『声優ラジオの時間』第5弾を計画中。これもどうなるかわかりませんが、コンテンツはボンヤリと固まりつつあります。同じく夏場には僕自身の著書として構成作家さんのインタビュー本を発刊予定。まだほとんど取材はしていないんですが、不安と期待が半々という感じです。


 その他にもお声がけいただいている仕事もありますし、後半にはもう1冊ぐらい新たな企画を立てたいなと思っています。


 一昨年がラジオ本を作る作業に慣れた「ホップ」、去年がそれまで積み重ねてきたことが形になった「ステップ」なら、今年はさらに新しいものに挑戦する「ジャンプ」だと考えています。言わば勝負の年。今から気を引き締めています。


 でも、忙しいからといって、これまでのスタンスは変えたくないなと。よく森三中・黒沢かずこさんがインタビュー中に言っていたこんな言葉を思い出すんです。


「ラジオのリスナーに会うと『なんかこの人、時間を無駄に生きてるな』って親近感が湧くんです。その無駄が楽しいんですよね」


 この言葉にあるように、無駄な時間を楽しむ姿勢を崩さずにラジオ本を作りたいなと思っています。周りが呆れるほどに過去の音声を聴き込んで。仕事は仕事なんですけど、ニヤニヤしながら、半分は趣味みたいな感覚で本を作っていきたいと思います。学生時代から変わらずラジオリスナーの感覚のままで、でも冷静な編集者目線も忘れずにやっていきたいなと。


 ダラダラと思うがままに書いてしまいましたが、今年も『声優ラジオの時間』、『お笑いラジオの時間』ともどもよろしくお願いします。

2016年1月2日
村上謙三久

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※今回はラジオのことはほとんど関係ありません。ご了承を。

■記者として


 記者・ライターという仕事を一言で表現するなら、「人と会って文章を書く」。だから、必然的にいろんな人と会うことになる。ほとんどの場合、相手は有名人。この仕事をするようになったばかりの頃は、いつも高揚した気持ちだった。


 しかし、長い期間続けてくると、同時に逆の意味合いも出てくる。取材した人が増えれば増えるほど、そういう方々の訃報に触れる機会も増えるのだ。一般の人が「へぇ、あのタレントさん亡くなったのか」とサラッと流せるようなことでも、数時間、顔を突き合わせて話をした相手だといろんな感情が湧き出てくる。人と人との繋がりなのだから、仕事が手につかなくなることもある。


 ましてや私の専門はプロレス・格闘技のジャンルだから、余計にシビアな出来事が多い。特に衝撃が大きかったのは、三沢光晴さんがプロレスの試合中に不慮の事故で亡くなったこと。数年間、毎日のように取材してきた相手だったから、余計にどうしていいかわからない気持ちになり、呆然とするしかなかった。


(その時の気持ちは当時、こちらのコラムで書いています)


 三沢さんが亡くなるなんて思ったこともなくて、「自分がもっと歳を取ったら、90年代のことを根掘り葉掘り聞きたいなあ」と気長に考えていたこともあり、「取り返しのつかないことをした」という後悔に駆られたのをハッキリと覚えている。この「いつか取材したいと思っていた人」への思い入れは、この仕事特有の感覚なのかもしれない。そして松来未祐さんもそういう相手の1人だった。


 これまで何度も書いてきたので言い繕う必要はないのだけれど、私の声優とそのラジオの知識は完全なる後付けで、『声優ラジオの時間』の制作過程で培ってきたものだ。だから、松来さんの出演していたアニメを明確に意識したことはないし、聴いていたラジオも『さよなら絶望放送』のゲスト回や、新谷良子さんのラジオを抑えておこうと思って聴いていた『おしゃべりやってま~す第3放送』、一時的にハマっていた『寝起きにポテトチップス』ぐらい。もちろん面識はまったくない。


 ただ、これまで本誌で取材してきた方々……金田朋子さん、阿澄佳奈さん、新谷良子さん、鈴村健一さん、櫻井孝宏さんはみんな松来さんとラジオでガッチリと絡んでいるという共通点があった。まるで外堀を埋めるように本誌の取材は続いていて、真ん中に空いているピースを埋めるように、いつしか「松来さんを取材したいなあ」と思うようになっていた。


「結婚問題に触れないわけにはいかないけど、未婚で同世代とはいえ、男から質問されるのは抵抗あるかもしれないな。女性ライターを探した方がいいかも。知り合いの店で撮影できそうなところはあったかな?」


「スイーツを食べて微笑む松来さんの写真を載せれば、ご本人も楽しめるだろうし、読者も喜ぶだろうなあ」


 実際に取材が実現する前段階の、オファー前の段階でこんな風に妄想を重ねて企画を練り込んでいくのはいつものことなのだけれど、私の中ではそのぐらい具体的に考えていた。


 先日発売した『声優ラジオの時間ゴールデン』での取材も考えたのだけれど、取材する声優の性別や世代のバランスを考えて、「次号にすればいいか」と気長にとらえて、後回しにすることにした。それが今の後悔に繋がっている。


 「あの時、取材しておけばよかった」。故人に対するそういう気持ちは記者のエゴが混ざっている。たとえその取材が実現し、良質な記事ができていたとしても、現実が変わるわけではない。だけれども、やはり「あの人の気持ちをちゃんと聞き出しておきたかった。形にしたかった」という引っかかりは一生消えない。松来さんだけでなく、もう会えないいろんな人たちへのそういう気持ちを忘れずに仕事をしていきたいと思う。


■30代半ばの年齢で


 もっと近くで接していた声優の皆さん、スタッフの皆さん、そしてずっと応援してきたファンの皆さんの気持ちを考えると、本当につらくなる。私も直接的な繋がりがないのに、その情報を聞いた瞬間、しばらく呆然としてしまった。ショックを受けた理由のひとつは、自分と同世代だからだと思う。松来さんは私と同じ9月生まれでちょうど松来さんが1歳上にあたる。


 37~38歳は私にとって特別な年齢だ。なぜなら、私の父も兄もこの年齢で急逝しているからである。兄は3年前、脳幹出血でいきなり倒れ、2週間後に息を引き取ったが、倒れた直後に兄を発見したのが私だった。あの時の兄の体をさすった感覚や救急車で運ばれていくのを見守っている不安な気持ちはとても生々しく、3年が経っても自分の心の中にベッタリとへばりついている。


 それだけではない。その後の自分の気持ちの揺らぎや、母親の心理状態もあまりにリアルすぎた。こういう時に人は「自分が悪かったのではないか」という方向に気持ちが動いてしまう。それをこまめに自分から、もしくは周りから軌道修正し、「やりたいことをやっていたし、あれはあれで楽しい人生だったんじゃないか」と気持ちを納得させるのには長い時間はかかるものだ。母親の気持ちが立ち直るのを見守りながら、「子供は親より早く死んではいけない」という言葉をシミジミと実感した。


 兄のことは『お笑いラジオの時間』のコラムでも書かせてもらったのでそちらを読んでもらいたい。いろいろあった兄だけれど、亡くなった直後に思ったのは、「人は死ぬんだ」という当たり前のことだった。


 10~20代の時にはそんな実感はなかったけれど、30代半ばを過ぎると、自分の健康や親の介護問題が宴席での話題にあがるようになり、同世代で急逝する人も出てくるようになる。不摂生でも健康体であり続けるには、才能が要るということを知るようになる。兄という身近な存在が亡くなった時、そういう状況がグッと自分に迫ってきて、だからこそ「やりたいことをやろう」「会いたい人に会おう」と強く思った。


 でも、えてして人間は忘れてしまうもので、日々の忙しさに追われ、いつしかそういう思いが弱くなってしまう。いつのまにか、何となく先送りで考えるようになってしまう。松来さんの訃報を知った後、いろんなことに考えを巡らして、やっぱりまた「やりたいことをやろう」「会いたい人に会おう」と思った。「松来さんを取材できなかった」という引っかかりを忘れずに、いろんな人を取材して、いい本を作りたい。楽しくラジオを聴いて、美味しいものを食べて、楽しく生きていきたい。そして、『声優ラジオの時間』をまた作れるなら、その中で松来さんの話にも触れていきたい。今はそんな気持ちです。

※すぐに文章にするのはどうかと自分でも思いましたが、文章を書くのが僕の生業なので、素直な気持ちを形にさせてもらいました。最後に、改めて松来未祐さんのご冥福をお祈りいたします。

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