2009年03月

2009年03月27日

岡林信康、フレデリック、ジョイ・ディヴィジョン

これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願いします。それでは早速、番組の方進めていきたく思います。

先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんが、アト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。

さて今日は『音・映像・情報のスペシャリスト集団として、新たな価値創造と、可能な限りのオリジナリティーを発揮し文化に貢献する』ことをポリシーとし、ユニークな音源を世間に向けて提供し続けているディスクユニオンが、昨年の8月22日から、フォークの神様・岡林信康のデビュー40周年を記念して、今までCD化されていなかったURC時代の全音源を4回に分けて復刻している訳ですが、そのシリーズも今月20日に完結し、貴重な作品群が、今再び時を超え、嬉しいことにWebやCDShopで購入出来るようになったのですが、如何せん、それを声高にアピールするマスコミ報道も余り見当たらなければ、私自身、実に残念無念な気持ちで一杯ということで、今日はこのコーナーでは、そのことをご紹介しつつ、岡林さんの作品の中から何曲かピックアップして、リスナーの皆様方にお届けしたいと思います。

岡林信康さん。ご存じない若い世代の為に少しばかりその横顔をご紹介させて頂きますと、彼は1946年、滋賀県生まれの今年63歳になるフォークシンガーで、同志社大学神学科出身。というのも彼の父親は、メンソレータムで御馴染みの近江兄弟社の創業者でもあるウィリアム・メレル・ヴォーリズが創設したキリスト教会の牧師であった。しかし彼は学生時分に聴いていた「高石ともや」が歌うフォークソングに大いに影響を受けてギターを弾き始め、1968年には、東京都は台東区、荒川区に跨って在る日雇い労働者の寄せ場、所謂ドヤ街として知られている『山谷』をモチーフにして作った「山谷ブルース」を引っ提げてビクターからレコードデビューし、その後は放送禁止歌(だが実は1曲たりとも放送禁止措置は取られていない。全て放送局側の自主規制、自粛というのが真相だそうな)を連発する社会派フォークシンガーとして、また関西フォークシーンの旗手として注目を集めるも、70年からは、先頃、元メンバーが事件を起こした事により、少し許り不名誉なことながら、久方振りに一般の人々の口にその名前がのぼることにもなった「はっぴいえんど」をバックに従え、あのディランと同じくロック的な手法で楽曲を演奏。これ又、ディランと同じくファンの間で賛否両論を巻き起こす事になった。そして1971年に行われた第3回中津川フォークジャンボリーに出演した後に、第一線の音楽シーンから姿を消す。その後は京都府丹波地方で農業を営みながら、音楽生活を展開するも殆ど話題になることもなく、メジャーとの契約も切れてしまう。
しかし、1980年に、再びインディー界で狼煙を上げ、イギリスを訪れた際にあの「キング・クリムゾン」のロバート・フリップから「欧米の物真似でない独自の音楽をやれ」と言われたことにインスパイアされ、日本民謡のリズムをベースとした「エンヤトット」を確立、自らの苗字と引っかけた「御歌囃子(おかばやし)」と、そのサウンドを称して今日に至る迄、地道に活動を続けている。
今回、ディスクユニオンから発売された音源は、デビューから「はっぴいえんど」や「柳田ヒログループ」を従えて、ディランの如きロック的な音楽展開を見せるに至った頃までの、本当に初期の岡林氏の姿を記録した貴重な音源ばかりで、是非今日、岡林氏の歌声を聴いて興味を持った、特に若い世代の方々にはこの機会を逃さず、しっかりと岡林氏のCDをGETして、その世界にどっぷり浸かって頂きたく思いますね。
それではお待たせしました。下手な解説はこの辺で終わりにさせて頂きまして、それではじっくり岡林信康の曲を聴いて頂きたく思います。
今日、お届け致しますのは、1971年発表の「岡林信康自作自演コンサート・狂い咲き」から、一気に「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」、そして柳田ヒログループをバックに従えての「性と文化の革命」と「人間の条件」。以上の4曲をお届けしたいと思います。
それではどうぞ!

続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。

さて今週は、その頭文字にFの付くアーティストということで、1980年代後半から1990年代前半にかけて、フライング・キッズやBJC等の実力派バンドを輩出しては、プロを目指すアマチュアバンドの登竜門的な番組として高い視聴率を誇っていた「イカすバンド天国」等をきっかけとして巻き起こった『バンドブーム』の最中、ブリティッシュビートを基調にしたサウンドで、若干地味目に活動を続けていた「フレデリック」を取り上げて、その楽曲をお届けしたいと思います。
私がフレデリックを知ったのは音楽評論家・平山雄一氏が司会進行を務めていたTVK(テレビ神奈川)の「ライブY」という音楽番組で御座いまして、様々なバンドのライブの模様を放映しては、司会進行の平山氏がその合間、合間を縫うような形で、その回出演しているアーティストにインタヴューを試みるといった趣向の番組でして、丁度、放映の時期はまさにバンドブーム、「イカ天」の頃と同じ位の時期だったとは思うのですが。もう記憶もかなり朧げというか、いい加減なモンになってしまっていますが。
そこに結構な回数で出演していたように記憶しているのが、今日ご紹介する「フレデリック」で御座いまして、始めは何か下手っぴいなバンドで、見た目にも「いなたい」印象があって、正直好みではなかったんですが、何回かその姿、その音を繰り返し見聴きしている内に癖になって、1990年にエピックソニーから発売された1stアルバムを購入してしまったという次第で御座いまして。
フレデリックは「ロンドンタイムス」というバンドを母体に、ヴォーカルの片岡健一氏を中心として1990年に結成され、この1stを含め3枚のアルバムを残し、93年には早々解散してしまったという短命バンドで御座いました。
解散後、ヴォーカルの片岡氏は、フレデリックの元メンバー達と2005年に「テムズビート」なるバンドを結成していますが、HPは2006年以降更新されておらず、現在、活動を継続しているのかどうか確かめる術もない状態です。
それでは今日は、兎に角、アルファベットのFが頭文字に来るバンドということで、フレデリックの1990年に発表された1stアルバムから「つかれた空」と「ゴミ」を聞いてみたいと思います。
それではどうぞ。フレデリックです。
                                    

ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

それと、FMハイホー携帯サイトがオープン!
FMハイホーHP上のQRコードでアクセスいただくか、空メールを…
office@fm814.co.j p
に送信して頂ければプレゼントや地域に関する事柄など素敵な情報が満載のサイトとアクセスして頂けます!是非ご活用下さいね!

さて最後は「ノック・オン・ザ・ヘヴンズドア」のコーナー。蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は1976年6月4日、セックスピストルズのギグを観て猛烈な刺激を受け、ナチスドイツ時代の将校用慰安所の名称である『Joy Division(ジョイ・ディヴィジョン)』をグループ名としてバンド活動を始めるも、アメリカツアーを翌日に控えた1980年5月18日に、突如自宅で首吊り自殺を図り、他界してしまったヴォーカルのイアン・カーティスを偲んで、ジョイ・ディヴィジョンの「シャドウプレイ」を聞きながらお別れしたいと思います。それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
バイバイ!
(3・29オンエアー分)


radionowhere at 23:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ROCK 

2009年03月21日

フォリナー、ザ・クランプス!

続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。

さて今週は、その頭文字にFの付くアーティストということで、1976年にアメリカはニューヨークで結成されるもアメリカ人とイギリス人からなる当時では珍しい混成部隊ということから「フォリナー=外国人」と名付けられた、元スプーキー・トゥースのギターであった英国人・ミック・ジョーンズがリーダーを務めるバンド『フォリナー』をご紹介したく思います。
 このバンドは、先に申し上げた通り1976年にNYで結成され、翌77年に1stアルバム「栄光の旅立ち」でデビュー。これがのっけから300万枚ものセールスを示し、一躍スーパーグループの誕生と各音楽誌から賛辞を集め、全世界の音楽ファンから注目されることとなる。翌年発表の「ダブル・ヴィジョン」は500万枚、またそれに続く3ndアルバム「ヘッド・ゲームス」も300万の売り上げを示し、当時ヒットチャートを賑わしていたドナ・サマーやホール&オーツ、オリビア・ニュートン・ジョン等と共に、アメリカントップ40のベスト10圏内を華麗に彩る常連客として活躍していた訳です。
1980年に、その名もズバリ「4」とタイトルされる4枚目のアルバムを制作している最中に音楽性の相違から、2人のメンバーが脱退、それまでの6人組から4人組へと編成を変え、活動することになるも、そういったゴタゴタの中で産まれたにも拘らずアルバム『4』は、「ガール・ライク・ユー」と言った珠玉の名曲にも恵まれ、今までにない1500万枚という怪物的な数字を叩き出し、バンドとしての、その足場を揺るぎ無いものとしたのです。
フォリナーは現在においても活動中ですが、ミック以外のオリジナルメンバー全て脱退。現在においてはミックのソロユニットとしての色合いが強いバンドと化しています。
今日はそんなフォリナーのベスト盤から、名ヴォーカリスト「ルー・グラム」の歌声がフューチャアされている、一番脂の乗り切った頃のフォリナーの演奏を紹介するべく「ダブル・ヴィジョン」「ダーティ・ホワイト・ボーイ」「アージェント」の3曲を続けて聴いて頂きたく思います。それではどうぞ!

ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

それと、FMハイホー携帯サイトがオープン!
FMハイホーHP上のQRコードでアクセスいただくか、空メールを…
office@fm814.co.j p
に送信して頂ければプレゼントや地域に関する事柄など素敵な情報が満載のサイトとアクセスして頂けます!是非ご活用下さいね!

さて最後は「ノック・オン・ザ・ヘヴンズドア」のコーナー。蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は、今年2月4日、米カリフォルニアの病院で心不全のために亡くなってしまった本名エリック・リー・パーカイザーという、御年62歳のザ・クランプスのヴォーカル、ラックス・インテリアを偲んで、彼が熱唱するクランプスの曲「クイーン・オブ・ペイン」を聴いてお別れしたいと思います。
それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
シーユーネクストウィーク!バイバイ!
(3・22オンエアー分)





radionowhere at 00:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ROCK 

2009年03月19日

セックスピストルズ、THECLASH、THE JAM

bcad3e9c.jpg皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願いします。それでは早速、番組の方進めていきたく思います。

先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんが、アト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。

さて、相変わらずの不景気に喘ぐ日本列島では御座いますが、政局は未だ混迷状態のダッチロール。自民党は失態、失言続きの麻生首相の立ち居振る舞いを巡り、第一線から離脱した筈の「ミスターXJAPAN」こと、グローバルスタンダードの名の下に規制緩和をやらかした小泉のオッチャンまでが怒りの赤いトランクスを身に纏い、スポットライトのあたる政界のリングに返り咲き、バトルロワイヤルに参戦。そんな下らない与党のお家騒動の間隙をついて、政権奪取に意欲満々だった民主側も西松建設からの献金問題で小沢党首の旗色がおかしくなってきたりと、本当に国民としては、一縷の望みも託せない蟻地獄のような絶望的な政治状況に陥っている今日この頃。(…とか言いながらも、この番組は録音なので、突然劇的に政局は変わっているかも知れませぬが〜)この番組をお聞きいただいているリスナーの方の中にも、不景気から職を失い、日毎ハローワークに顔を出しては、求人案内とにらめっこ。番号札片手にパソコンの前に座っている人もいることかとは存じます。そんな大変なご時世。暢気にロックを語るなんざ馬鹿も休み休みにしやがれ、このノンポリ野郎!と自分でも思わないでもないですが、逆にこういう時だからこそ、体勢を占める、昨今の去勢された下らないロックモドキとは違う、カウンター・カルチャー、反体制のフラグメントとして、血も飛び散らん許りの勢いで真摯に時代と対峙してきたモノホンのパンクに身を委ね、今再び暴力衝動、否定衝動の塊のような情念のシャワーを浴び、飽くなきチャレンジャーとしての活力を手にすると共に、革命の朝(あした)を迎えるべく、前向きに戦ってみるのもどうかと思ったりするのですが。

まぁ〜正直なところ、天国のジョンレノンは怒るかも知れませんが、確かに音楽ごときで世の中なんて変わらないでしょうが…。

それでは、1970年代後半から80年代前半にかけて、当時の若者のうち凡そ70万人が職もなく失業保険で食いつないでいたという悲惨なイギリスの経済事情を背景に人気を集めることになった、チョー有名なパンクバンド3組の、まさにアンセムと言うべき伝説的なナンバーをお掛けしたいと思います。まずはロンドンパンクと言えばこのバンド、永遠の悪ガキ・ジョニーロットンとシド・ヴィシャスの二枚看板でお馴染みのセックスピストルズで「神よ。女王様にご加護を。イギリスの夢に未来なんてあるものか!」とエリザベス女王の戴冠25周年の年である1977年に発表しては、皮肉たっぷりに毒づいて、当然のことながらBBCで放送禁止になったものの、逆にそれが話題を呼び、全英のヒットチャートでは皮肉にも見事第2位の栄冠に輝いてしまった『ゴッドセイブザクイーン』をお掛けして、次いで1978年2月17日に、イギリスで発表となったザ・クラッシュの3枚目のシングル曲『クラッシュ・シティ・ロッカーズ』、そして1977年・4月15日にポリドールからデビューシングル『イン・ザ・シティ』を発表した、当時まだ18歳という年齢だった若きキャプテン、ポール・ウェラーが率いていた「ザ・ジャム」の、そのナンバーをお掛けしたいと思います。
それではどうぞ!燃えるパンク3連発です!                                      



radionowhere at 00:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ROCK 

2009年03月10日

moja、フランク・ザッパ

ddb3ace7.bmp皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願いします。それでは早速、番組の方進めていきたく思います。

先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんが、アト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。

今日は久方振りに某大手のCD・SHOPをウロウロしていて、試聴盤のコーナーで見つけた元気一杯のニューカマーをご紹介させて頂きたく思います!
今月25日にはトリッピン・エレファント・レコーズの方からレックと元BJCのドラムス・中村達也の2人による新生フリクションの、待望のニューアルバム!「DEEPERS」が発売される訳ですが、そのフリクションと同じくベースとドラムだけといったユニークな演奏形態で、日本国内のみならずアメリカ、イギリス、カナダと世界のあちこちを舞台に、ハイスピードな轟音ロックを繰り出してはライブハウスに群がるオーディエンス達を魅了している若き男女のペアユニット『moja』。そんな彼らの記念すべき第1弾アルバムであります、その名も「moja」が先月18日に発売となっておりまして、今回はこちらの方をご紹介させて頂きたいなぁ〜思っております。
結成は今を遡ること4年前の2005年。ドラムのマサミさんとベース・ボーカルのハルヒコ君からなる、この尋常ではない破壊力を誇る2ピースバンド『moja』は今日に至るまでライブ一辺倒の姿勢を貫き、2007年に開催された世界最大のバンドバトル「GBOB」で国内優勝を収め、さらにはロンドンで行われた世界大会でも堂々3位に入賞する活躍を見せる。その後も日本のみならず海外にも積極的に進出。NY、ロンドン、トロントのライブハウスを精力的にサーキットしては、その圧倒的な演奏力とパワーで評判を集めてきた訳です。そしてこの度、漸くそのダイナミックで比類なき音の塊を見事に真空パックした迫力満点の1stCDを発表するに至った訳です。
それでは早速「百聞は一見にしかず」もとい、この場合は「一聴にしかず」という言い回しが正解ですかね。兎に角『moja』の、そのパワフルで攻撃的な、オリジナリティーに満ち溢れたサウンドを体感して頂きましょう。今日は1stアルバムから、「Mr」「hello」「12」の3曲を連発で存分にお届けしたいと思います。
それでは聴いて下さい。『moja』です。どうぞ!

moja・「マイスペース」
http://www.myspace.com/moja777

moja website
http://web.mac.com/mojabass/moja/hello.html

続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。

さて今週は、その頭文字にFの付くアーティストということで、地球上に存在する種々様々な音楽的要素を自らの中に取り込んでは見事に咀嚼し、他のアーティスト達の追随を許さない孤高の前衛音楽家として活躍。大量の作品を制作しては世に問うて、ロック界に偉大なる金字塔を打ち立てました、奇人変人ミュージシャンの代表格ともいえる『フランク・ザッパ』にスポットを当ててご紹介したいと思います。
フランク・ザッパこと「フランク・ヴィンセント・ザッパ」は、1940年12月にアメリカはメリーランド州ボルティモアで産声を上げ、ハイスクール卒業と同時に映画の仕事をしながら、メンバーを集め音楽活動を開始する。
1965年に「マザーズ・オブ・インヴェンション」を結成し、66年にはドゥーワップにR&B、ブルースにジャズと様々な音楽的要素がごった煮となった、当時にしては、実にプログレッシヴで先鋭的だった歴史的名作「フリークアウト!」を発表し、その存在を大いにアピールしてみせた訳です。
マザーズ・オブ・インヴェンションでは7作品を発表、またその後のマザーズ名義で7作品を制作、またザッパ個人名義のものも合わせるとそのオリジナル作品の枚数は、およそ60枚近くにも上ると言われている。
しかし、そんな後光射す天才ミュージシャンも病魔には勝てず、1993年には前立腺癌でこの世を去っている。
と、いうところで今日は、そんなザッパが「フリークアウトとは直接的な環境や社会構造全体との自分の関わり合いを創造的に表現するために、時代遅れとなった基準を抜け出すプロセスだ!」と言って憚らない、正に時代を先取りしたような画期的なファーストアルバムでありました「フリークアウト!」から「ハングリー・フリークス、ダディ」「マザリーラヴ」、そして、あのパンタの頭脳警察というグループ名はここから取られたとされる「フー・アー・ザ・ブレイン・ポリス?」の計3曲を聴いてほしいと思います。
それではどうぞ。フランク・ザッパです!

ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

さて最後は、先々週特集でお届けしたThee Out Modsに沢山のリクエストを頂戴しましたので、ここで彼等の最新シングル「サクラ」をお届けしたいと思います。
それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!

(3・15オンエアー分)





radionowhere at 23:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ROCK 

2009年03月07日

シンリジィ(THINLIZZY)

fae5f6f8.jpg皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それでは早速、番組の方進めていきたく思います。

さて今日は、蘇る古のスーパースターのコーナー、ノック・オン・ザ・ヘブンズドアのコーナーの拡大版と言いますか…。そういう感じでお送りさせて頂こうと思っています。
昨今、レッド・ツェッペリンはじめポリスに、ジェネシス、ホワイトスネイクと一時代を築き、偉大なる足跡を、ロックの歴史に刻みつけた数々の大物バンドの再結成、又は、それに伴うリユニオンコンサートの開催など、40歳以降の中年及び熟年ロックファンにはたまらないイベントが目白押しと云った感じで、長きにわたり胸の奥底で眠り続けていたロック魂に火が点いて、山本リンダ(古!)では御座いませんが『もうどうにもとまらない』と、何か綾小路きみまろのような言い回しになってしまいましたが、正にあの頃、ロックと共に青春を謳歌していたあの若かりし季節のように、盛り上がっていらっしゃる紳士淑女の皆様も沢山いることかと存じますが〜。
事実、少し余談になりますが、簡単にパソコンなんかから最新ヒット曲などをダウンロードして、ipodなんかで手軽に音楽を楽しめるようになったこの御時勢。新手のアーティストのCDなどは年を追う毎にどんどんとその売り上げを下げて行き、例えばその昔なら頻繁に耳にした『ミリオンセラー』なんて言葉は今や夢のまた夢的な現象と化している次第でありますが、しかし、一方で30代後半から上の、所謂シニア、シルバー世代の、CDへの購買意欲は日毎高まってきている様子で、それが証拠に昔のアーティスト達の音源が紙ジャケで大量に再発になったりと、その辺りの音楽業界的な営業事情も含めて、昨今のバンド再結成ブームは加速度的に進んでいると指摘することも出来るのではないかと、私自身思ったりしておりますが〜。

が、中には不幸なことに早々とこの世と別れを告げて、残念乍ら、再結成などは叶わぬ夢で終わってしまうアーティスト、バンドも沢山いる訳で御座いまして。

かなり前節が長くなってしまいましたが、今日は悲しいことながらも、そういったひとつに数えられるバンドということで、英国、厳密にいえばU2と同じ、アイルランドはダブリン出身のバンドでは御座いますが、その両国で国民的英雄として親しまれてきたバンド、私も熱狂的に支持して止まない、ギブソン・レスポールのツインリードがトレードマークのバンド、褐色の巨人「フィル・ライノット」が率いていた『シンリジィ』にスポットを当てて、そのベスト盤からガンガン彼らの曲を掛けて、ラジオの前の皆さんと興奮してみたいと思います。それでは先ずは1983年発表のアルバム「サンダー・アンド・ライトニング」から、ジョン・サイクスのギターが炸裂するナンバー「コールド・スウェット」と、アルバムタイトルチューンであります「サンダー・アンド・ライトニング」をお送りします!手に汗握るスリリングな演奏に酔ってください!それではどうぞ!シンリジィです。

英国や地元アイルランド程、熱狂的な支持を博している訳ではないですが、此処日本でも、その比率は少ないにせよ、コアなファンを獲得している『シンリジィ』。
それでは簡単に彼らのプロフィールをご紹介させて頂きますと…。
1969年、ベース奏者でボーカルを担当していたアイルランド人のフィル・ライノットが、後にディープ・パープルでギターを弾くことになるリッチーブラックモアと組んでいたバンド、スキッドロウを解散し、学生時代の仲間であったドラムのブライアン・ダウニーと元ゼムのエリックベルと結成したのがこの『シンリジィ』で、その名前の由来は、ジョン・メイオール・ブルースブレイカーズのセカンドアルバムで、かのエリック・クラプトンが手にしていた雑誌に載っていたロボットキャラクターがシンリジィと言い、ここから名前を拝借したとのことですが。
1971年4月に1stアルバム「シンリジィ」をUKデッカレコードから発売。
その後、結成当初からの盟友であったエリックベルが脱退し、ここからある意味シンリジィの名を知らしめることになる数々のギタリストの参加が始まる。まずベルの後釜として顔を見せたのがゲイリームーアで、彼が抜けた後は怪我っぽいアル中男、ブライアン・ロバートソン(後にワイルド・ホーセズ、モーターヘッドに参加)と、バンド解散まで付き合うことになるアメリカ人ギタリスト・スコット・ゴーハムが加わり、そしてブライアンの脱退後にはまたもゲイリームーアが返り咲き、さらにはピンクフロイドでギターを弾いていたスノーウィ・ホワイト、元タイガース・オブ・パン・タンのスーパーギタリスト、ジョン・サイクスなどが参加しては、シンリジィのバンドサウンドに華麗な彩りを添えることになる。しかし、1986年1月4日にバンドの中心たるフィルがヘロインの過剰摂取による内臓疾患、敗血症で36歳という若さながら逝去しては、その歴史を閉じることとなってしまう訳です。
それではここでシンリジィのナンバー続けて2曲行きましょう。まずはあのボンジョヴィやヒューイ・ルイスもカヴァーしている1976年発表の「ザ・ボーイズ・アー・バック・イン・タウン(ヤツらは町へ)」とスノーウィのギターリフが印象的な1980年発表の楽曲「チャイナタウン」を聴いて下さい!どうぞ!

ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

それと、FMハイホー携帯サイトがオープン!
FMハイホーHP上のQRコードでアクセスいただくか、空メールを…
office@fm814.co.j p
に送信して頂ければプレゼントや地域に関する事柄など素敵な情報が満載のサイトとアクセスして頂けます!是非ご活用下さいね!

さて最後も、今日はシンリジィでお別れしたいと思います。
曲はライヴメドレーで、「ロザリー〜カウガール・ソング」を聴いて下さい。
それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
シーユーネクストウィーク!バイバイ!
(3・8オンエアー分)




radionowhere at 21:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ROCK