山田の本棚

シンガポール在住のサラリーマンの体験型読書ブログです。書評の他に、子育て、シンガポール生活、英語学習についても発信しています。

まずは著者であるTestosterone氏のTwitterから幾つかのTweetを拝借します。

 この著者の雰囲気から感じられると思いますが、この本は『筋トレが世界を救う』という非常に明確なコンセプトに基づいた筋トレ人生哲学書です。

 「筋トレが世界を救う?何を馬鹿な事を言っているんだ?」という怪しさ満点の気持ちでこの本を読み始めるのが普通の反応だと思います(表紙がまた怪しい)。しかし読み終えた貴方は早速アマゾンでプロテインを購入し、早速最寄りのジムに体験予約をすることになります。それくらい貴方の行動を促してくれる、ムキムキに筋肉質な一冊です。

 『筋トレが最強のソリューションである』(Testosterone著)は筋トレ社長というこれまた怪しい肩書を有するTestosterone氏による筋トレや人生哲学に関するTweetのまとめ本です。一ページに一つ、筋トレの効果やその哲学をユーモラスかつ論理的にまとめており、非常に読みやすい一冊になっています。

『筋トレが最強のソリューションである』(Testosterone著)は全部で

第一章 メンタルがボロボロになったあなたへ
第二章 何度ダイエットしても痩せないあなたへ
第三章 いつも自分に負けてしまうあなたへ
第四章 どうしても仕事で成功したいあなたへ
第五章 異性との接し方が分からないあなたへ
第六章 そろそろ筋トレしたくなってきたあなたへ

という6つの章で構成されているのですが、内容は一貫して「筋トレは全てを解決する」です。

例えば、”自信がない”という課題については、

【筋トレをするともれなく自信がつきます】
自信がない人は筋トレをして下さい。①身体がカッコ良くなる ②異性にモテる ③テストステロンというホルモンがあふれて気分上々 ④上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れると思うと得られる謎の全能感 ⑤恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感 以上の理由から自信が付きます。

④がいいですね。他にも、何でも複雑に考えてしまう人については、

【最後は単細胞が勝つ】
「筋トレ筋トレお前は単細胞か!」って思うじゃん?その通りだよ。単細胞が勝つ世の中なんだよ。何でも複雑にし過ぎるのはよくない。仕事で複雑な事やんなきゃダメなんだから私生活でもウジウジ悩んでたら潰れちゃうだろ?テクノロジーもそうだけど複雑になればなるほど故障するし維持費もかかるんだよ

確かに。さらにグローバル市場で活躍するためには…

【ベンチ180㎏はTOEIC満点より価値がある】
肌感覚だけど、ベンチプレス180㎏、スクワット200㎏、デッドリフト220㎏はTOEIC満点より価値があるよ。グローバルに働きたいなら黙って筋トレ。アメリカの企業役員、筋トレ大好きなおっさんばかりなんだけど筋トレ好き同士で話し出すと誰もついてこれない。筋トレは一つの言語。

 これは実際に自分が外資系企業で働いていて、本当に感じます。やばい、英語の勉強をしている場合じゃない。筋トレしないと。…このように”筋トレが万能のソリューションであること”を作者の筋肉が直接あなたの筋肉に語りかけてきます。

 そもそも私がこの本を手に取ったきっかけとして、東京での単身赴任生活により身体に脂肪がついてきてやばいと感じていたこと、毎週の新幹線通勤で肩こりが酷かったこと、外資系で働くマッチョな白人達に負けたくないと思ったこと、の3つがありました。

 しかしこの本を読んで分かった事は、「筋トレが必要な理由はジムに行って筋肉痛になってから考えること」。そして「筋トレをすることに何一つ方向性として間違いは無い」ということでした。

 この本に後押しされた私は、早速市ヶ谷のメガロスに体験申し込みをし、アマゾンでホエイプロテインを購入しました。そしてジムのお姉さんに後押しされながらも、週に一度はジムに行く生活を始めました。また、昼飯にはコンビニのサラダチキン、おやつにスルメと、タンパク質重視の食事に切り替えました。

 それらを3か月程度つづけた頃から、まず肩凝りが劇的に緩和されました。ジムの前後で入念にストレッチをしていたことも効果の一つだったのでしょうが、肩凝りによる継続的な頭痛がかなり収まりました。

 また、白人マッチョに勝てるようにはなりませんでしたが、仕事をしている時や道を歩いている時の自分の姿勢が嬌声されました。元々猫背だったのですが、胸の筋肉を鍛えることで、普段から自然と胸が張った状態になるんですよね。これはかなり嬉しかったです。

 東京生活で身に付いた脂肪については、食事改善の効果も大きかったと思うのですが、スムーズにスリムな身体(笑)に戻りました。しかし、筋肉については中々付かないのが現状です。これについては引き続き継続的なトレーニングとプロテインの摂取が必要です。

 さらに私は、自分一人で筋トレに勤しむのではなく、社内に筋トレ部を作り、ライングループでその日の筋トレを報告し合う環境まで整備しました。

 特に筋トレグループについては、一緒にトレーニングをし合うという謎の連帯感まで生まれ、社内のコミュニケーション促進まで図ることまで出来ました。筋トレはなんでも解決する、というのは本当でした。

 その後私は大阪に帰り、現在はシンガポールの外資系企業で働いているのですが、こちらでもCEO等、上級幹部の方たちはしっかりと身体を作り込んでいます。Tシャツ、ジャケット姿が非常に似合い、素直に格好良いです。

 私自身も住んでいるコンドミニアムのジムやプールに週に数度は通うようにし、健康管理を続けております。そして、最近さぼっているなぁ、と思ったときに、この本を読み返してもう一度頑張ろう!と元気をもらっています。

 怪しさ満点の表紙ですが、内容は非常に分かりやすく、誰にでもお勧めできる一冊です。特に、その中でも、「筋トレなんて体育会系のマッチョがするもので、一般人は必要ない」「ジムに行ってみたいけどハードルが高いし時間もない」「最近お腹周りに肉が付いてきたけど、仕方がないと思う」と、身体に対して良い意味でも悪い意味でも何かしら感じることがある人は手にとってみて損はないと思います。

 仕事をする上で、内面・外面から溢れ出るようなオーラは非常に重要です。そのオーラを出すためにも、筋トレは非常に優れていると思います。是非手に取ってみてくださいね。



 魚釣りは面白いです。魚釣りを通して子どもの成長を肌で感じられますし、一緒にしていて親も楽しいです。数ある子どもとの遊びの中で、最も身軽で、最も優れているのではないかと思っています。

 私自身が魚釣りが好きなのもあり、子どもが2歳くらいの時から一緒に魚釣りに連れて行っていました。今でも、池川海、水があるところはどこでも問わずに魚釣りをして楽しい時間を過ごしています。

 ここでは、子どもと魚釣りをすることのおすすめの理由と、デビューにぴったりの二つの釣りを紹介したいと思います。

DSC_0972
3歳の頃の長男の写真。この頃から自分で釣り上げて自分で針を外すように…

DSC_1029
6歳になって、このサイズを自力で仕留めるようになりました。成長したものだ…

■魚釣りをおすすめする理由

・利点① 自分で考えて行動する力が付く

 魚がどうやったら釣れるのか、考える力が付きます。そして、それを実行して結果が出るか出ないかが即座に分かるのが釣りの魅力です。少し壮大な考え方をすれば、生きるために必要な仮説立案能力と、それを実行して検証する能力を手軽に鍛えることが出来るのが魚釣りの魅力です。

・利点② 世の中思い通りになることばかりではないのが分かる

 自然相手の遊びなので、親も含めて自分の思い通りになりません。釣れる時もあれば、釣れないときもある。子どもって願えば大抵何でも(親が)叶えられる環境にあると思うのですが、魚釣りだけはそうはいきません。あんなに頑張って準備したのに一匹も釣れなかった…という悔しい思いを出来るのも、釣りの魅力です。

・利点③ 自然に興味を持つようになる

 魚を釣るためには、魚自体の習性も知らなければなりませんし、潮の満ち引きや天気の関係、酸素や温度とは、のように自然の事を勉強する必要があります。魚釣りを通して、自然に対する興味を持つことが出来ます。図書館などで関連する本を読むのも良いですね。

・利点④ 手先が器用になる

 竿のガイドに糸を通したり、ハリに釣り糸を結んだり、餌を付けたり、釣った魚の針を外したりと、手先が器用になります。お父さんが手伝ったらダメですよ!。集中力も身に付くと思います。

・利点⑤ 料理が出来るようになる

 釣った魚を一緒に捌くことで、料理に興味を持ち始めます。釣った魚を美味しく食べるのは、実はそう簡単ではなく、奥が深いです。今ではYou tubeを見たら魚毎の卸し方も出てくるので、魚を捌くハードルはそこまで高くありません。料理を作ることで奥様も喜ぶはずです。ただ、キッチンは綺麗に使いましょう。慣れてきたら、現地で内臓とうろこ処理をして帰りましょう。

・利点⑥ 親子のコミュニケーションになる

 一緒に釣りに行く用意をしたり、一緒に自然の中で魚釣りをする時間はプライスレスです。きっと子どもの心に残ってくれるはず。また、釣りの記録をアルバム等で残すことで、釣りから帰った後も楽しむことが出来ます。


■初めての釣りにおすすめのターゲット

①海でのサビキ釣り アジ・イワシ・サバ

 夏から秋にかけて、日本には大量のアジ・イワシ・サバの群れが防波堤にやってきます。このシーズンはまさに釣りデビューにぴったりです。近くの釣り具屋をGoogleで検索して、HPで釣果情報と釣り場をチェックします。時間は夕方だけでも良いと思います。

 次に釣り具屋さんで売っている竿・リールが付いているサビキ用セットと、手が汚れないチューブタイプの餌を購入しましょう。さらに、クーラーボックス、無い場合は発泡スチロールを購入して、釣りに行く当日に、家で氷を作って持って行きましょう。全部で3000円もあれば十分です。安い!

 後は釣り場に行って仕掛けを作って釣るだけです。この釣りにはテクニックなんてありません。魚が回ってくる時間に魚がいる場所に行くことが重要です。そのため、釣り具屋で恥ずかしがらずに釣り場を確認しておきましょう。それでも不安という方は、下記で予習しておくことをお勧めします。 
 
 

 手軽に釣れる割に美味しいのがアジ・イワシです。から揚げにしても、南蛮漬けにしても、釣りたての魚は本当に美味しいです。是非試してみてください。

DSC_1613
夕日が沈む海も綺麗ですよ

②池・川での鯉釣り

 食べることは出来ないのですが、「大物を釣った!」という興奮を味わうには、鯉釣りが一番です。鯉はどこにでもいる魚で、身近な池や川で簡単に狙うことが出来ます。釣り禁止の池が多いので、川がお勧めですね。

 仕掛けは太めのライン(4号くらい)を巻いておけば、先ほどのサビキセットの竿とリールでも十分です。ただ、網は用意しておきましょう。魚とり網は他の遊び方も出来るので、一本購入しておいても損はありません。1000円もしません。

 鯉の釣り方も2種類あります。一つは吸い込み仕掛け。吸い込み針、吸い込み用おもり、吸い込み餌の3点を揃えます。個人的には、餌は「大ごい」をお勧めします。初心者でも固めやすいし、どこでも釣れます。これをテニスボールくらいの大きさに固めて、鯉がいそうな所に投げて、のんびりと待つ。釣り竿が持って行かれないように、ドラグを緩めたり鈴をつけたりしましょう。

 

DSC_7621
吸い込みだと簡単に大物が狙えます

 もう一つの釣り方が、パンぷか釣りです。ラインに直接針を結び(ブラックバス用のスプリットリグ用の針がおすすめ)、食パンの柔らかい所を付けて釣る釣り方です。

 目で見えて鯉がいるポイントはこれが簡単で最強です。巻き餌として細かくパンをちぎって投げて、そこに針が付いているパンも一緒に流します。目の前で食べる瞬間が見えるので、中々ドキドキします。雨上がりの日に、川の支流(川幅数メートルの)が本流に合流するところ所が狙い目です。

 

DSC_1071
ナマズも釣れますよ

 鯉は残念ながら食べることは出来ませんが、簡単に50㎝オーバーの鯉が狙えて、しかも引きが強いので釣っていて楽しいです。サビキ釣りは群れが入っているかどうかが唯一のポイントであり、正直腕は関係ありません。しかし、この鯉釣りはどこに鯉がいるかを考えたり、餌の硬さをどれくらいにするか、仕掛けの強度はどれくらい必要か、などを考えられる、非常に良いターゲットです。

 何より、魚を釣った!という気持ちを味わうことが出来るのが一番です。なお、ターゲットとして有名なブラックバスは初心者にはお勧めしません。そんなに簡単に釣れません。サビキと鯉で修行したら、池川だとブラックバス、ハゼ。海だと根魚(カサゴ)、太刀魚当たりが次のステップです。

 以上、子どもと釣りに行く利点とターゲットをまとめましたが、一点、怪我と事故には注意してくださいね。基本的に魚釣りは「自分で出来ることは自分でやる」が大切です。とはいえ、子どもが仕掛けを投げる時やハリを外すときなど、怪我をするリスクは多大にあるので、そこは親がきちんと見ておきましょう。特に仕掛けを投げる時には周囲に気を付けてください。通行人や兄弟の目に当たると洒落になりません。

 また、もし子どもが海や川で落ちてしまった場合にどう救出するかは、釣りの前に必ず話しておきましょう。親も一緒に飛び込んで亡くなる事故が多いので、魚とり網に捕まってもらうとか、クーラーを投げてそこに捕まって救助を待つなど、いざという時の対処を考えておくのは大切です。

 魚を釣る行為は、狩猟本能を刺激する、手軽にドキドキ出来る、非常に楽しい遊びです。楽しんでくださいね。

 最後に釣りに関するお勧めの本を紹介します。是非参考にしてみてください。


子どもの平日休みに合わせて、先日海外での釣り堀デビューを果たしてきました。場所はカーティブ駅近くのフィッシングパラダイス@ORTOです。最初はLower Seletar Reservoirでピーコックバスを釣りに行こうかと思っていたのですが、まずは一匹シンガポールで魚を釣りたいと思い、近くにあったこのフィッシングパラダイスに向かうことにしました。

 バスを使ってフィッシングパラダイスに着いたのが10時半頃。受付は釣り池真横にあるプレハブ小屋なので、少し分かりにくいです。ここは24時間営業らしく、ちょうど売り上げを清算しているところだったので、5分程度待たせてもらって、受付を実施します。

 日本人の客はそんなに多くないのか、日本メーカーのルアーや釣り具のトークで盛り上がりました。シマノやダイワの釣り具、特にリールが人気みたいですね。また、おすすめのピーコックバスのポイントや、マレーシアでのセイルフィッシングのツアーを紹介してもらったり、、、釣りの情報は現地の人に聞くのが一番です。

 料金は竿一本当たり一時間でS$12と言われたのですが、子どもの年齢がオーナーさん?のお子さんと同じ年齢だったからか、日本の釣り話で盛り上がったからか、平日で空いていたからかどうかは分かりませんでしたが、2本で半日S$60と大幅にまけてくれました。

 タイでメコンオオナマズが釣れる釣り堀は結構良い値段(数万円?)すると聞いていたので、物価の高いシンガポールにしては格安なのではないでしょうか。実際、平日にしても客足が途切れるようなことは無かったです。

 今回、何でも出来るように餌釣りとルアー釣りの両方、さらにはブリも狙えるショアジギングの竿と4000番台のPE(2.0号)を用意してきたのですが、結論から言うと完全な準備不足でした。仕掛けが甘くて大物を相当数逃がしてしまい、久しぶりに魚釣りで悔しい思いをしました(だから魚釣りは楽しいのですが…)

 釣り場は餌釣りの池が中心にあり、4隅の1画に小物用?の池と、ルアー用の池があります。といっても、ルアーで中心の池で釣りをしている人もいましたし、かなり緩い感じです。

DSC_8481
かなり広いです。日よけもあったのですが、メチャクチャ日焼けしました

DSC_8484
ルアー釣りコーナーはかなり狭いです

 餌釣りの場合、受付で餌を聞かれます。一つは聞き取れなかったのですが、○○とチキンリバーと、ソーセージです。大きいのが釣りたい!というと、チキンリバーが良いというのでチキンリバーにしました。お代わりは3ドルでした。

 仕掛けは、良く分からなかったで最初は飛ばし浮きに青物用の針を付けて、餌を付けてつりました。針が小さかったのか、フナみたいな魚がポコポコ釣れます。

DSC_8487

DSC_8500

DSC_8506


 最初はこれで楽しかったのですが、途中竿が持って行かれるような大きな当たりが来て、ハリスが一瞬で持って行かれてしまいました(ハリス6号)。一日を通して、メコンオオナマズの大物や、バラマンディを確実にしとめるには、フロロカーボンじゃきついということが分かりました。またフックもブラックバス用のワーム針が簡単に伸ばされます。海用の強めの針を用意したほうが無難そうです。

 結局、大物は5回以上バラしましたが、何とか中型くらいのメコンオオナマズも私と子どもで一匹ずつ釣り上げることが出来ました。

DSC_8551

DSC_8555


 しかし、周りで1m級のメコンオオナマズを釣っている人を見てしまったのと、最後までバラマンディを仕留めることが出来ませんでした。竿を持って行かれたり、ハリス切れが何度かあったので、心底悔しいです。

 以下、釣りのポイントです。

・ハリスは強めで。クリアワイヤーがあったら良いかも。パンみたいなのを浮かせて釣っていた人は、ハリスはほぼ紐だった。
・ハリも大き目が良い。小さすぎると小物が釣れてしまう。
・チキンリバーは餌を付けるのが難しい。柔らかい箇所の方が食いが良いが、直ぐに取れてしまう。固めの部分も、はさみで旨み?が出やすいようにした方が良い
・大物は遠投したほうが釣れる
・ドラグフリーでセットする。置き竿は一瞬で持って行かれる
・雨のタイミングと夕方のタイミングに当たりが集中した
・魚がいたら、投げ込んだ直後にもあたりがある
・近くでご飯を買えるところはある
・餌も作ってきた方がよさげ。メコン用なら、吸い込みでパン餌。バラマンディなら鳥の胸肉あたりがよさそう。

 金額と釣れる魚を考えたら、パラダイスの名前の通りだと感じました。次回リベンジです…!!

↑このページのトップヘ