2016年07月01日

下北沢X物語(3068)〜会報第120号・北沢川文化遺産保存の会〜 

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「北沢川文化遺産保存の会」会報 第120号 
               2016年7月1日発行(毎月1回発行)
   東京荏原都市物語資料館:http://blog.livedoor.jp/rail777/
               会長 長井 邦雄(信濃屋)
 事務局:世田谷「邪宗門」(木曜定休) 155-0033世田谷区代田1-31-1 03-3410-7858
                 会報編集・発行人   きむらけん
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一、北沢川文化遺産保存の会第二回「研究大会」  

 大会テーマ 

シモキタらしさのDNAを語る 

 今年、一月、古老の話を聞く会を開いた。北沢在住の古老、九十三歳の三十尾生彦さんが下北沢が切り開かれたばかりのころの話をされた。話される昔、その多くは忘れ去っていたしまったことに気付いた。「街のベーシックな歴史をきちんと聞いて、遺そう」という声があがり、今回の研究大会のテーマは決まった。
消えゆく街の歴史を残そう

主催 北沢川文化遺産保存の会
共催 下北沢グリーンライン 協賛 世田谷ワイズメンズクラブ
後援 世田谷区教育委員会
開催期日 8月6日(土)北沢タウンホール、スカイサロン

第一部 午前十時から十二時まで
 シモキタの昔を古老に聞く
・戦前の下北沢       釣り名人    三十尾生彦さん(93歳)
・戦後の下北沢       元薔薇族編集長 伊藤文學さん (84歳)

第二部 午後十三時半から午後十六時半
 シモキタの歴史研究 前半
・下北沢を中心とする交通網の変遷(きむらたかし氏)
・報告:東京セロファン世田谷工場の歴史(木村康伸)
 シモキタの歴史研究 後半
〇シモキタの街を参加者で語る 司会石坂悦子さん
 街の歴史を参加者が語り、街の記憶を共有し、未来につなげる。
 問題提起に向けての資料提示
・下北沢文士町文化地図をもとに なぜ文化がこの街に集まってきたか?
・下北沢古写真大映写会(総数百三十三枚 一挙映写)
第三部 懇親会、納涼会 17時30分より
  会費3500円 豪華「シモキタらしさのDNA弁当」つき
 イベント プロの出演予定
  ・マジシャン 作道明・藤井理嗣さん
〇 懇親会参加者は必ず申し込んでください。お弁当を発注するので8月1日まで
 米沢邦頼 090−3501−7278 に連絡を。
 ・懇親会は夏恒例行事、できれば楽しい飲み物が食べ物を一品持参
 ・オークション 家にある物品で要らないものを これはオークションにかけて
  会の資金にしている。


各部のねらい
・第一部は 古老に聞く会だ。小田急地下化を契機に街が大きく変わりつつある。かつての街の姿が人々の記憶から消えつつある。過去を長く生きてきた古老たちの記憶からDNAを引き出し、これを後世に伝えたいというものである。

第二部は、「シモキタの歴史研究」である。交通網の整備がこの街を変えてきた。その基礎的な話を、きむらたかさんがしてくれる。これは貴重報告となるものだ。二番目の東京セロファン工場は、今年初めの古老の話を聴くで大きな話題となった。関係の人々からの資料、またきむらたかしさん提供の工場史をもとに報告をしてもらう。

二、『ミドリ楽団物語』〜戦火を潜り抜けた児童音楽隊〜完成記念販売

 私たちは、代田・北沢・代沢の歴史文化を掘り起こしこれを記録している。この過程において近代史に秘められた「鉛筆部隊の物語」がみつかった。昨年夏、戦後70周年の終戦記念特集のテレビ番組でこの一部が劇化されてテレビで放映された。
 今回の『ミドリ楽団物語』も鉛筆部隊の調査過程で発掘したものだ。今まで全く知られていなかった話である。
 昭和十四年に創部された代沢小のバンドは、戦争になって疎開するときに楽器を持参して技量を落とさなかった。これが功を奏し戦後、アニーパイル劇場で連続三日間の公演を行ったり、全米で活躍の様子がテレビ放送で流されるなどして華々しい活躍をした。これをもとに描いた物語だ。八日の研究会には間に合うとのこと、大長編物語の予価は2000円である。ぜひお買い求めください。当方への予約は大歓迎。

三、第10回、「戦争経験を聴く会・語る会」(2017年)

 毎年行っているこの会は、五月に無事に終わった。戦争と音楽という新趣向で、代沢小学校の協力を得て、疎開学童歌を再現させる合唱を代沢小、五六年生の協力を得て開催した。学童が参加して会場である下北沢都民教会の会堂を歌で響かせた。非常に新鮮な思いを私たちはしたものである。
 このことを受けて、来年度もこれを継続して行うかということを話題にした。先だって関係者七名が集まって総括をしたが、やはり次年度は、大きな節目であることから実施したいということになった。会場は、今まで通り、下北沢都民教会である。
  日にちは 2017年5月27日(土) 午後一時半から

 内容については、早速に山小の長谷川直樹さんから提案があった。軍歌というのが戦中に流行ったがこれが戦意高揚、若者を戦争に駆り立てる役割を果たしていなかったかというものだ。実際の軍歌を聴いてこれについて詳しい人に解説をしてもらうというものだ。
 企画としてはCDで聞くということだが、ボランティア団体を募集して生を歌ってもらうというのもいいのではないか。
 総括ででた一つの案が出た。戦争ものの群読を行って、戦争を伝えるというもの。市民が協力して戦争の悲惨さをそれぞれが伝えるというもの。
 「群読」ということで言えば、我々は「代田のダイダラボッチ」を行なった。これを同じ形はできる。一番良かったのは参加した人がこれに意義を見出したことだ。
 私の作品に『広島にチンチン電車の鐘が鳴る』がある。これを十数年一人芝居として演じているのは女優の蒔村三枝子さんである。ふと思いついて今提案したことだ。
 第10回「戦争経験を聴く会・語る会」 市民朗読劇『広島にチンチン電車の鐘が鳴る』はどうかと。市民が参加して群読を行い、広島原爆の惨劇を訴えるというものだ。
 いかがか?

四、終戦記念日特別行事〜下北沢周辺の戦争痕跡を歩く(再提案)
 
 第九回戦争経験を聴く会・語る会で近隣の戦争遺跡を歩いてみたいとの声があった。思いついたのはどうせ行うのなら私個人は8月15日に歩いてみようと思った。が、この期間はお盆で多くの人が帰省していない。歩く会も八月だけは休みだ。それで思いついたのは企画に賛成して、静かに歩いてみたいという人がいればやってみたいと思った。
結論から先に言うと、これに応じたのは三名だった。当日が、月曜日ということもあるようだ。「十名と言わないで七八名も集まればやるべきです」と幹事の米沢邦頼さん。この行事は義務で行うのはつらい。気が向いたらのんびりと行きましょうよという程度だ。
それで曜日を変えて再度提案する。

 期日 8月14日(日) 新代田駅前 13時集合。案内者 きむらけん
 会費 500円(保険なし)資料なし プライバシーに関わる部分もあるので口頭のみ。
コース:戦時応急連絡線跡(代田連絡線)→戦時歌謡作曲者旧居→代田円乗院空襲記念碑→戦争物語の宝庫代沢小→大東亜戦争戦勝記念碑→開戦記念日の俳句「十二月八日の霜の屋根幾万」作句場所→陸軍獣医学校跡→開戦時首相旧邸→終戦時の某元帥邸跡→池の上駅
申し込みが10人いれば開催。締め切り7月20日まで。開催不開催は掲示板にて。

五、都市物語を旅する会 

 私たちは、毎月、歩く会を実施しています。個々の土地を実際に歩き、その土地の文化を発見して楽しみながらぶらぶら歩いています。参加は自由です。 基本原則は、第三土曜日午後としています。第二週には、会員の希望によって特番を設けることがあります。

・第119回 7月16日(土)午後1時 田園都市線三軒茶屋駅中央改札前
  第9回駒沢練兵場を歩く 案内者 世田谷道楽会 上田暁さん
  夏の恒例行事だ。当地戦跡に生きた人馬を偲んで歩くというものだ。
三軒茶屋駅→昭和女子大野砲兵碑→韓国会館(元兵営建物)→下馬馬魂碑→世田谷公園(駒沢練兵場跡など)→世田谷平和資料館→馬糧倉庫など


・第120回 9月17日(土)午後1時 田園都市線桜新町駅改札前
 駒沢給水塔の水道を歩く 案内者 駒沢給水塔保存会 新庄靖弘さん
 桜新町駅から多摩川の取水口まで歩く
・第121回 10月15日(土)午後1時 山の手線田端駅改札口前
田端文士村を歩く 案内者 原敏彦さん
・第122回 11月19日(土)午後1時 京浜東北線大森駅西口改札前
馬込文士村を歩く 案内者 松山信洋さん
・第123回 12月17日(土)午後1時 小田急線東北駅西口前
シモキタ猫町文学散歩(仮)     案内者 きむらけん

◎申し込み方法、参加希望、費用について 参加費は各回とも550円(資料代保険代)
 参加申し込みについて(必ず五日前まで連絡してください。資料部数と関連します)
  電話の場合、 米澤邦頼 090−3501−7278
  メールの場合 きむらけん aoisigunal@hotmail.com FAX3718-6498

■ 編集後記
▲保険について、このところ「行事保険」を掛けている。別途50円取っている。ここのところは承知されたい。保険はあらかじめ人数の点検をしてその実数に基づいて掛ける。しかし指定した日までの申し込みは集まらない。それで苦肉の策として予測して掛けている。これが20人である。この間は珍しく20人ピッタリだった。20名に達しない場合が多い。その穴埋め分は保険金を調整して行っている。よって50円まるまるを保険金に充てているわけではない。残余は不足分に充てている。交通経費も掛かるがこれは入れていない。保険はまず書類に記入し、つぎに掛け金を銀行に振り込む。そして社会福祉協議会に行って、加入手続きをする。保険を掛けるようになって事務負担が増えている。
▲松本博物館への寄贈。・武剋隊今野軍曹が本土最終寄港地健軍飛行場から実家宛に出した手紙。・武剋隊佐藤正さん関係、二子玉川小六年貴和子さんに揮ごうした布切れ。佐藤正さんの妹さんから手紙。佐藤正さんが貴和子さんに各務原から送ったハガキ。佐藤正さんが満州の飛行場で他の仲間と撮った写真。五点を会として寄贈した。今年も、博物館では「戦争と平和展」を行うとのこと。寄贈品の展示も考えているとのこと。
▲山梨市の矢花克己さんは、偶然鉛筆部隊の手紙の束を山梨護国神社で見つけられた。このことが契機になって「疎開学童史」の一端が明らかになった。家々で眠っている疎開学童の日記、手紙類、処分される場合には当方に連絡を。貴重なものは手続きを取って関係する博物館や資料館に寄贈手続きをしたい。
▲街歩きテーマは常に募集している。また他団体との共催街歩きも募集している。
▲会員は、会費をよろしくお願いします。邪宗門で受け付けています。銀行振り込みもできます。芝信用金庫代沢支店「北沢川文化遺産保存の会」代表、作道明。店番号22。口座番号9985506です。振り込み人の名前を忘れないように。
▲当、メール会報は会友に配信していますが、迷惑な場合連絡を。配信先から削除します。
◎当会への連絡、問い合わせ、また会報のメール無料配信は編集、発行者のきむらけんへaoisigunal@hotil.com 「北沢川文化遺産保存の会」は年会費1200円、入会金なし。会員へは会報を郵送している。事務局の世田谷「邪宗門」で常時入会を受け付けている。


rail777 at 00:00│Comments(0)││学術&芸術 | 都市文化

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