2009年12月04日

飛騨自慢 鬼ころし 本醸造 しぼりたて無濾過生原酒3

飛騨自慢 しぼりたて 池袋西武で試飲・購入。

 池袋西武で11月第3週の新酒といえば、ボジョレーヌーヴォーではなく、「飛騨自慢」でしょう。 コストパフォーマンスはこちらのほうが勝っていると思う。

 飛騨高山でしぼって、次の日に池袋西武に到着。 流通の発達はすごいものだなあ。

 蔵で飲むフレッシュな香味をそのまま、そして熟成によって変化する様子も楽しめる。 すぐに飲む、数か月して飲む、1年後に次の新酒と飲みくらべる、というように複数本買ってゆく人が多い。

 全部で500本製造のところ、300本を西武で発売。 毎年のことながら、数日間で完売してしまう。



 タンクで発酵を終えたもろみがしぼられて、このお酒が生まれたのは、ちょうど祖父が亡くなった日のこと。

「去る人があれば 来る人もあって」
さだまさし『防人の詩』

 古代、東国の農民から選ばれ、国を守るために3年間九州に赴任した防人。

 埼玉の農家から予科練に志願し3年間、土浦そして人吉に配属された祖父もまた、いわば防人だったのだろう。

 そんな、よっしんにとって大切な日に生まれてきたこのお酒を2本購入。 1本はすぐに開栓し、もう1本はまたいつの日にか開けよう。

 2008年はリンゴ・若いバナナのような香りだったが、今年は2006年のときと同じオレンジ様の鮮烈な香り。 みかんではなく、オレンジ。

 そうそう、こんな感じだった。 このお酒のイメージがよみがえってきた。

 生まれたてのお酒らしい硬めの飲み口で、原酒らしいギュッとつまった濃厚な味と、トロリとした感触が楽しめる。 後半の奔放な酸も存在感がある。

 旨味はこれから乗ってくる段階だが、強い酸と上品な甘味はさらなる飛躍を予感させる。

 個人的には、後口のアルコール添加でありがちな化学的な味が気になる。 ただ、このマイナス面をカバーしてありあまるプラス面、魅力的な味わいがある。

 空気に触れて味が乗り、落ち着きを増し、熟成してゆく。 生まれて翌日から成長を見まもれる、貴重なお酒だ。


【岐阜県高山市 老田酒造】 本醸造(無濾過、生、原酒)
 720ml:1400(1470)円
 アルコール度数:19.5   日本酒度:+3
 原料米:ふくひかり   精米歩合:58%
 酸度:1.9   アミノ酸度:1.5


「飛騨自慢」の過去の記事
「飛騨自慢 鬼ころし 純米酒」
 (↑2009年01月2007年06月2005年03月2004年04月
  2003年08月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米辛口原酒」(2009年06月
「飛騨自慢 鬼ころし 純米原酒 怒髪衝天辛口 ひやおろし (怒辛乃ひやおろし)」(2009年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて 本醸造無濾過生原酒」
 (↑2008年11月2006年11月
「飛騨自慢 鬼ころし しぼりたて生酒」(2004年04月

rain_of_tears at 22:01│Comments(0)TrackBack(0)clip!岐阜のお酒 | 好み度3★★★

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